今晩の iOS 7 リリース、明後日の iPhone 5s/5c 発売で、スマートフォン/タブレット方面の話題は Apple 系一色ですが、スマートフォン、大型タブレットに続き、7インチクラスの持ち出し用タブレットまで iOS → Android を完了した私であります(^_^;)

そうはいっても iPhone 4S のサイズ感は捨てられずに現役ですし、iOS 7 への更新は様子見の 4S に代わって iPad mini を当面 iOS 7 テスト機にする予定で、今晩の iOS 7 リリースを待っております。

ちなみに iOS 7 では認証関係のルールが変わっているので、ウェブサービスにログインするアプリは事前に iOS 7 対応のアプリに更新しておかないと不具合が出る可能性があります。アプリを更新せずに iOS 7 にすると使えなかったり、再ログイン・コンテンツの再ダウンロードが必要になる場合もありますので、ご注意を。



さて、初代 Nexus 7 ユーザーが新型 Nexus 7 に触れた時に感じるのは、

薄く、(幅が)細く、少し軽くなって、そして画面が綺麗だなぁ


ということだと思いますし、ぶっちゃけ言えば、新型 Nexus 7 の改善点はそれらとメモリ倍増、背面カメラ追加が全てと言っても良いでしょう。

Nexus 7 は初代モデルの時点で機能的には完成されていましたので、機能面で 2013年モデルになって大きく変わったところはありません。処理速度的にも大きく変わった印象はありません

そういう意味では

使い勝手の改善はあっても、できることは初代モデルと同じ


です。メモリーカードスロットは Nexus シリーズらしく相変わらずありませんしね(最大の欠点)。

Nexus7_2013LTE21Nexus7Compare


ただ、初代 Nexus 7 はコストパフォーマンス最重視だった分、野暮ったさも存分にありました。中華Pad(激安の中国製タブレット)みたいな安物感満載というわけではありませんが、やや厚めで重量も少々重め。

特に、直後に iPad mini が出てきてしまっては、価格レンジがいささか違うとは言え、

「Nexus 7 は安くて使える良いタブレットだけど、iPad mini とは質感やデザインが天地の差だなぁ」

というのが正直なところでした。IT製品とは言え、商品はスペックだけで買うものではなく、特に持ち歩くモノとなればデザインや質感は(時にスペックよりも)重要なポイントです。

(安いだけの Kindle Fire / Fire HD よりマシ、というのは下を見すぎな話 ;-)

そんな野暮ったい初代 Nexus 7 に比べると

二代目は洗練された印象


です。iPad mini の質感・デザインにはまだまだ追いついてはいませんが(後述)、初代に比べれば随分と垢抜けました。

「価格が高くなってしまったので、これくらい良くなっても当たり前」というのは正直な思いですが、いずれにせよ、初代に比べれば良くなりました。店頭でちょっと比べるくらいでは大きな差はないように感じても、毎日使っていれば、その差は歴然です(もっとも見た目で一番の差は画面の綺麗さですが)。

Nexus7_2013LTE23
(側面から見ると、上の新型が薄く長くなっているがよく判る)

Nexus7_2013LTE24
(10.45mm → 8.65mm の薄型化は並べても差がある)

Nexus7_2013LTE25
(初代の microUSB 端子は差し込みづらかったが新型は若干マシ)


薄さ的には、極薄の iPad mini とは数字的にも実際に持った感じでもまだ差がありますが、初代 Nexus 7 からは随分と印象が変わって、そこそこ「薄い板」になりました。某国内製タブレットと違って剛性感も問題なく、薄くなったことと合わせて

カバンの隙間に入れていけるタブレット


になったと思います。

初代/新型の両 Nexus 7、iPad mini とも手元にあるので判りますが、個人的な感覚としては、新型 Nexus 7 の持った感じは初代 Nexus 7 より iPad mini に近い印象の薄さになっています。

厚みのあるタブレットは見た目も使った感じも野暮ったく、軽量化とともに使いやすさ、持ち出しやすさは改善されています。いくら高精細液晶になったとはいえ、軽量薄型化がなければ私は買ってなかったでしょうから、この点は大歓迎です。

Nexus 7 (2012)198.5×120×10.45 mm340g
Nexus 7 (2013)200×114×8.65 mm290g
iPad mini200×134.7×7.2 mm308g


ただ、そうはいってもまだ iPad mini の極薄さとは差がありますし、質感という点でも追いついたとは言えません。そして何よりも

新型 Nexus 7 は、見た目や片手で持った時のバランスが悪い


のは微妙な点、数少ない欠点の一つです。

Nexus7_2013LTE04
(見た目にもちょっと縦長すぎな感じで微妙)


「てめー、前回記事で持ちやすくなった、とか言ってたじゃないか!?」と言われそうですが、そこが微妙なところで、

薄く、幅が狭くなって片手でガッシリ握りやすくなったが
縦長になりすぎて端末の端を片手で持って使うにはバランスが悪くなった


ということです。

要は

Nexus7_2013LTE43


こんな感じでガッシリと掴むのには掴みやすくなったので、新型 Nexus 7 をパッと掴んで持ち運ぶ、車内で立ちながら見る、なんていう時には安心して持てます。手が比較的小さな私でも十分掴むことができるので、一般的な男性の手ならしっかり握れるでしょう。

短時間ならこういう掴み方で端末を見るのも悪くありませんし、こういう掴み方ができる7インチタブレットも少ないので、これは新型 Nexus 7 の大きな長所の一つだと思っています。幅広の iPad mini では無理な芸当ですし、初代でも少々厳しかったですから。

ところが、新型 Nexus 7 では薄く、幅が細く(狭く)なった反面、縦に少し長くなりました。

Nexus7_2013LTE22
(背面を向けて並べてみると、左の新型が細く長くなっているのが一目瞭然)


これによって重量バランスが少し変わり、以下のように新型 Nexus 7 ではよくある端末下部を片手で持つと上側の重量が従来以上に感じられ、少し手に負担がかかってしまいます。

Nexus7_2013LTE42


はっきり言ってしまうと、せっかく軽くなったのに、

重量バランスが微妙で実際以上に重く感じる時がある


わけです。先のようにガッシリ片手で握るのには握りやすくなりましたし、両手で持つ分には軽く薄くなって随分持ちやすくなったのですが、タブレットで良くある片手持ちではバランスが微妙です。

液晶上下端から筐体端まで適当に計ってみると、液晶より下側は 20mm、液晶より上は 28mm ほどの長さがあります。明らかに

液晶の上下では、液晶の上の方が大きい


わけですから、重量バランスがイマイチ良くないのも当然でしょう。背面カメラが付いたとはいえ、液晶の上下は同じ幅にしていれば、もう少し重量バランスがマシになったのではないかなぁ…と思います。

重量バランスが微妙なことは大きな欠点ではないものの、筐体幅が細くなったことは歓迎できるだけに、もう少し頑張って欲しかったなぁ…と感じる点です。来年モデルではより薄くなるでしょうが、このあたりも配慮して欲しいものです。

Nexus7_2013LTE27


ちなみに、先に掲げた初代/新型 Nexus 7 と iPad mini の外寸比較の数字で見ても判るように、縦に伸びた新型 Nexus 7 と iPad mini の縦サイズは 200mm でピッタリ同じです。

画面比率 4:3 の 7.9インチ液晶を使っている iPad mini の方が幅が 20mm 広い反面、厚みが 1.45mm 薄くなっています。iPad mini の 7.2mm という極薄さとエッジ処理の丁寧さは、それだけで付加価値を感じさせるものですが、

iPad mini は端末左下を片手で持っても重量バランスは悪くない


のです。新型 Nexus 7 より幅広で大きい画面・ボディサイズを持ちながらも、です。

新型 Nexus 7 と iPad mini では若干 iPad mini の方が重いのですが、

端末左下を片手持ちすると、若干重い iPad mini の方が手の負荷が少ない


と感じられます。これは新型 Nexus 7 が細長形状になったことでの重量バランスの問題だと思いますが、この点は新型 Nexus 7 の筐体幅を細くしたことの副作用でしょう。

Nexus7_2013LTE29
(Nexus 7 初代と新型の差ほどではないが、厚みの差は持った瞬間に実感できる)

Nexus7_2013LTE30
(独自のLightning端子はマイナス面も多いが、挿しやすさはダントツで便利なのも事実)


また、側面のエッジ処理もまだ iPad mini に及ばないと感じる部分です。単に iPad mini の方が丁寧だとかそういうことではなく、

新型 Nexus 7 の側面形状は、あまり手に優しくない


と感じられます。

端末下部を片手持ちしているとあまり不満はないのですが、ガシッと端末を握ると角が当たるわけです。その角というのが、側面形状処理でわざと作られた角ですから微妙です。

Nexus7_2013LTE41SideEdgeiPadmini
(iPad mini は元々のエッジ部だけ角を削っているデザイン)

Nexus7_2013LTE40SideEdgeNexus7
(新型 Nexus 7 は側面が△形状になっていて、側面を握ると角が当たる)


なぜこういう形状にしたのか判りませんが、

「ボディ幅を細くして握れるタブレットにしたのに、側面処理がこれでは矛盾してるなぁ」

というのが正直な思いです。

何でもかんでも Apple 製品が良いとは思いませんが、ハードウェア・デザインにおいては細かいところまでよくできている iOS デバイスを使っているだけに、こういったところは残念に感じます。



とまぁ、細かいところに文句を付けた形になりましたが、

殆どが良くできている新型 Nexus 7 だけに、惜しい部分も目に付く


わけです。それに値段が上がった分だけ、求められるモノも当然高くなります

初代 Nexus 7 はアレコレ文句があったところで「これだけ安いんだから文句は言えないわ」で済みましたが、新型はそれなりの値段になりましたから細かいところまで気になります。

とはいえ、概ね満足できる薄さと軽さになったから購入に踏み切ったわけですし、その結果としてはパーフェクトではないものの十分満足しています。

それに5日間使ってきて

薄く軽くなったけれど、バッテリーの保ちは初代と変わらず


というのは、これまた満足できる要因の一つです。ほぼ一日使える端末です。LTE版ならテザリングしっぱなしにもできるバッテリー容量です。

もちろん、先に指摘した重量バランスや側面処理に加え、もう一声薄く軽く、というのはありますけど、初代 Nexus 7 で最も不満に感じていた点が改善され、重量バランスや側面処理など細かい部分以外は悪いところがないのは高く評価しています。

そして何よりも、薄く軽くなったのにも関わらず高精細な液晶ディスプレイを載せてきたことは素晴らしいことであり、この液晶画面については文句の付けようがありません。

次回インプレ記事はそのあたりを実際の使用状況も含めて諸々と。

新型 Nexus 7 (2013) LTE版 ファーストインプレ【1】値上がりしたけれど、ほぼ全てが良くなった一品


Google Nexus 7 (2013) TABLET/ブラック(Android/7inch/APQ8064/2G/16G/BT4) ME571-16G
Google Nexus 7 (2013) ME571-16G

(自宅利用メイン、持ち出しでもライトな使い方なら安い Wi-Fi版でも十分)