今週発売された、値段も大きさもお手頃サイズの「cheero Power Plus 2 mini」。最近 cheero の新製品発売時には限定個数の発売記念価格が設定され、若干安い価格で手に入れることができました(発売記念価格は20分前後で売り切れたらしい)。



発売翌日に到着してから今日まで3日間使っていますが、

手頃なサイズながら 2.1A 出力も 6,000mAh の容量も安心仕様


なのは、なかなか具合良いです。サイズの割には少々重めですが、愛用することになりそうです。

また、比較的小型のモバイルバッテリーでありながら 2.1A 出力ですので、スマートフォンだけでなく iPad / iPad mini / Nexus 7 / dtab といったタブレットを含め、

どんな端末に繋いでもキッチリしっかり充電


できるというのは安心です。「モバイルバッテリーだと充電遅いんだよなぁ」ということが少ないのは心丈夫です。

それに 6,000mAh もあると、普段使いではそうそう使い切ることはありません。6,000mAh は iPhone や Xperia A/Z を2回以上ゼロから満充電を繰り返せますし、iPad mini や Nexus 7 などの小型タブレットでも 0→100% のフル充電が可能です。

丸一日スマートフォンを使いまくっても余裕の容量


であり、出力と合わせて本当に安心して使えます。

そして、それくらいの容量・出力仕様がある割には(実際にはそれなりの厚みと重さはありますが)形状・デザインがスマートで使い勝手が良いです。

例えば、モバイルバッテリーのスタンダードだった eneloop mobile booster の直系とも言えるパナソニック製品と比較してみると、cheero Power Plus 2 mini の良さがよく見えてきます(欠点もだけど)。



昔の大定番 eneloop mobile booster 後継製品の現行タイプ 2013年モデルと言えば、



この製品で、5,800mAh とほぼ同レベルの容量で直接的な比較対象になるかと思います。値段的に国内大手ブランドでお値段少々高めと言うことを除いても

 cheero PowerPlus 2 miniPanasonic QE-PL203
サイズ99×46×22mm90×64×24mm
重さ160g165g
容量6,000mAh5,800mAh
最大供給電流2.1A(2端子合計で) 1.5A
出力端子数12


という具合に、出力端子の数以外では負けていません。

後述の比較写真を見ても判るように「cheero Power Plus 2 mini」と体積的にはそう変わりなくても、形状のおかげで、

cheero Power Plus 2 mini の方がカバンへの収まりが良い


と感じます。

(パナソニックはサンヨーを購入解体して eneloop ブランドを潰した割には、このシリーズも全く進歩がないんですよね。ちょっと容量増やして自社ワイヤレス充電に対応したくらい。いつになったら 2.1A 出力になるのやら…)

手持ちのバッテリーでは上記製品はありませんが、これの2世代前の製品「QE-QL201-W」を持っていますので(ただし現行 PL203 より少し小さい)、

を並べてみて、サイズを以下に比較してみます。

CheeroPowerPlus2mini_09Batteries
(上からフットプリントの比較)

CheeroPowerPlus2mini_10Batteries2
(横から厚みの比較)


パナソニックの現行製品の QE-PL203 は上記写真で比較している QE-QL201 よりサイズアップして、その分容量も増えたので、長さは cheero PowerPlus 2 mini に近いサイズになっています。

上記写真を見ても判るように cheero Power Plus 2 mini は厚みはあるものの、ほどほどの長さ、幅で、それでいて 6,000mAh というのはサイズパフォーマンスが優秀に見えます。

隣りの 10,000mAh の大容量モバイルバッテリーのサイズからすると、(厚みは多少あるものの)このサイズで半分以上カバーできるのか〜!と感心するサイズ感です。

この3日間使っていても、ちょっとやそっとでは3段階のバッテリーランプの1つも消えないくらいで、普段使いには余裕ありすぎるくらいです。

CheeroPowerPlus2mini_11withGR
(手持ちの USB 充電デジカメでは問題なく使えている)


もっとも、何度も書いているようにそれなりの太さ、重さはあるので、気軽に持ち歩けるかどうかはその人次第でしょうし、私自身も圧倒的に軽く薄い 3,000mAh クラスのモバイルバッテリー(上記写真の製品以外にもう一つある)と使い分けていくことになるでしょう。

というか、個人的には

2,000〜3,000mAh クラスのバッテリーと
5,000〜6,000mAh クラスを TPO で使い分けるのが一番楽


ですね。

あまり容量が必要ない日常用途には軽い 2,000〜3,000mAh のモバイルバッテリー、丸一日ガッツリ使ったり出張・旅なら容量多めの 5,000〜6,000mAh のバッテリーを選択すれば、日頃から無駄に重い製品を持ち歩くこともなく、必要な時に容量不足を心配することもありません。

むしろ

値段容量比で割安に見える 10,000mAh クラスは
日常利用には無駄に重すぎることが多い


ので、容量だけで選ばない方がいいように感じています。

私も色々な容量を持ってますが、10,000mAh の大容量タイプを使うのは、青春18きっぷなど丸一日鉄道旅をする時くらいしか出番はありません。殆どの場合、3,000ないし5〜6,000mAh タイプで賄えています。

それに 3,000mAh クラスと 5,000〜6,000mAh クラスの2製品があれば、両方合わせれば 10,000mAh に近くなりますから、いざという時にはその2つを持って行く手もあります。

そういう意味では 5,000〜6,000mAh クラスというのは重さ・サイズと容量的に良いバランスですし、その中でも今回の

cheero Power Plus 2 miniは容量とサイズ感のバランスが良い


と感じます。

CheeroPowerPlus2mini_14
(LED ランプなんてスマートフォンにあるから要らないけどね)


というわけで、容量がある割には出力端子が1つしかない、ちょっと厚めなサイズ感という欠点はあるものの、それ以外はなかなか素晴らしい「cheero Power Plus 2 mini」。

デザイン・質感も悪くないですし(中華っぽさはあるけど)、2.1A 出力というのはタブレットユーザーとして安心できますから、iPad mini や Nexus を持ち歩く時には今後コレがお供になりますね。気に入りました ;-)。

ちなみに、個人的な好みを言えば、電源スイッチはなくて(LED ライトも不要)スマートフォンやタブレットを接続すると自動的に電流供給されるタイプの方が好きなので、次はそういう製品を出して欲しいですね。

最近スイッチ不要の製品も使っているのですが、便利すぎるというか理に適ってるというか、逆にそうじゃない製品で電源スイッチを入れ忘れるんですよねぇ…(^_^;)

cheero の新作モバイルバッテリー「Power Plus 2 mini」を早速使ってみた【前編】 〜 2.1A出力&6000mAhの安心容量でお手頃サイズ



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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. ani
    • August 17, 2013 19:02
    • 5 とても参考になりました。
      次はコンセント付きのモバイルバッテリーのレビューもお願いします。
      コンセント付きは荷物が減って便利ですので。
    • 2. だぶる☆えっち
    • August 17, 2013 20:38
    • aniさん、こんばんは。

      コンセント付きモバイルバッテリーですか…昔ソニーが出していて、今だとZAGGも出していましたか。JTTあたりも扱ってたのがあったかと思いますが…
      申し訳ないですが、買うつもりは全くないです。

      理由の一番大きな点は、コンセントが必要になる出張先、旅先では多くのUSB機器充電が必要になるので、私の場合は以前の記事で取り上げたバッファローの 4A出力4ポートUSB充電アダプターじゃないと用を足さないことです。
      中途半端な充電器がバッテリーに付いていても、2ポート、2.1A出力程度ではもう1つ充電器が必要になるので、余計に荷物が増えるので考慮外ですね。

      うあと、モバイルバッテリーも USB充電アダプターも既に幾つも持ってるので(記事中の写真に載せたのが全てではありません)、これ以上はちょっと要らないですねぇ。
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