本格的にお盆の期間に入って、都市部では少し人の数、車の台数が減ったような感じでありますが、この酷暑続きでは、帰省で田舎に逃げられる人が少し羨ましかったり…都市部は昼間暑いだけではなく、夜も気温が下がらず、朝起きてからウンザリですからねえ。

とまぁ、鬱陶しいことを言うのは置いといて、昨日の記事に続いて ICONIA W3-810 絡みで色々買ってみた経験からの「買ってはいけないアクセサリ、買っても良い製品」の後編をば。




【5】Bluetooth キーボード


ICONIA W3-810 は 8.1インチと小型の液晶ですし、解像度的にも 1280x720 pixels ということもあって、仮想キーボードを使うと極端に画面が狭くなりますし、Windows 8 の仮想キーボードは記号数字モードの配列が独特すぎて使い勝手も微妙です。

何よりも従来型 Windows デスクトップアプリは仮想キーボードの利用を想定していませんから、あくまで使えたらラッキーな非常用です。少しでもタイピング作業を行うなら外部キーボードは必須と言えるでしょう。

そして、外部キーボードに関しては何度も書いているように純正キーボードだけは買ってはいけない周辺アクセサリーの筆頭です。

公式サイトやショップの写真とは異なる酷いキー配列の ICONIA W3-810用キーボードは色々と要注意

キーボードというユーザーインターフェイスに直結するモノですから、個々人それぞれの好みがあるので、どれが良いとは言い切るのは無理ですが、純正キーボードだけは日本仕様にするにあたって改悪されて良いところなしです。

Bluetooth キーボードは昔と違って国内でも色々と売られていますが、よくある iPhone / iPad 向けに作られたキーボードは Windows 8 端末には向かないので止めた方が良いです。私自身、iOS 向けをたくさん持っていて色々試しましたが、イマイチで買い直しました。



私が出先で ICONIA W3-810 とともに使っているのは先日の記事でも紹介した↑の折り畳み式モバイルキーボードです。この手のキーボードの国内製品としては珍しく Windows 向けですし、日本語キー配列なので好む人も多いかと思います。

RBK-3000BT25


詳しくは以下の記事を参照してもらうとして、マルチペアリングで複数端末で使用できたり、iPhone/iPad のような英語キーボード固定の端末でも日本語キー配列のまま使えるメリットもあって、色々買ってきた私も折り畳み式モバイルキーボードはコレに決まり!って感じです。

ICONIA W3とベストマッチの折り畳みモバイルキーボードを探して辿り着いた リュウド RBK-3000BT は満足の一品【前編】
日本語配列のモバイル折りたたみキーボードの決定版と言っちゃう?理由をまとめてみる リュウド RBK-3000BT【中編】
Windows 8 にも Android にも、そして iOS でも便利! Android と iOS で試す リュウド RBK-3000BT【後編】

折り畳み式ではない Bluetooth キーボードでは、意外と汎用キーボードとして使える



このニンテンドーDS 向けゲームパッケージに同梱されているポケモンキーボードを愛用しています。ポケモンキーボードといってもポケモンの絵も文字も一切ないシンプルかつ小型の Bluetooth キーボードで、大人が普通に使えるものです。

ICONIA-W3_21PokemonKey


打鍵感は少々独特ですが、子供が手荒に扱っても壊れないように作られているので(そのあたり任天堂はしっかりしている)、出張や旅の時に預け入れ荷物のスーツケースに入れておいても大丈夫かな、という感じです(今まで数回の経験では無問題)。

私の場合は出先よりも、このところ暑くなって自宅作業する時にデスクトップ機を使わなくなり、ICONIA W3-810 も時々使うようになってきたので、自宅での ICONIA W3-810 用キーボードとして使うことが多いですね。

本当は、ボタン一発で複数デバイスを切り替えて使うことのできる



コレが欲しいとは思っているのですが、サブのキーボードはそう頻繁に使うわけでもないし、ポケモンキーボード以外にも Windows 向け Bluetooth キーボードの手持ちはあるので、我慢がまがまです。




【6】マウス


以前の記事でも書いたように、Windows 8 のタブレット端末で快適に使えるように設計されたストアアプリは全く不十分で、従来型 Windows デスクトップアプリに頼る場面もしばしばです(それが Windows 8 タブレットの強みでもありますが)。

そして、従来の Windows デスクトップアプリを ICONIA W3-810 の 8.1インチ液晶で使うのは、ギリギリ何とかなるか?というレベルです。タッチパネル操作を全く考慮していないアプリを、小さな画面でタッチして操作するのですから当然です。

そういったこともあって、使い方によってはマウスが欲しくなる、時にはマウス必須な状況が生まれます。ですから ICONIA W3-810 を使っていくにあたり、滅多に使わなくてもマウスは用意しておいた方が良いアイテムであります。

ただ、マウスも人それぞれの好みの強いジャンルですし、どのような状況で使うかによって最適なマウスも異なります。

先日の記事では、



このサイズ最優先の超小型マウスを購入して使っていることを紹介しましたが、これはあくまで「使うかどうかも判らないけど念のために持って出かけるマウス」として、私個人がベターかなぁ、と思って選択したものです。

以下の記事に書いたように、決して使い良いマウスではありませんが、とにかく嵩張らないので持ち出すのに抵抗がないという点はモバイルマウスとして大きな美点だと思っています。

モバイル完全特化の超小型マウス「マイクロソフト Wedge Touch Mouse」 〜タブレット機のちょい使い用マウス

実際のところ、私が ICONIA W3-810 で行う作業の多くはキーボードは必要でもマウスはあれば便利程度なことが多く、Windows の場合はメニュー操作もキーボードでほぼできますから、正直言ってマウスを使う機会はあまりありません。

が、それだけに上記のようなマウスは重宝しています。念のための小さな折り畳み傘を持っていくようなものですね。

WedgeTouchMouse10


逆に、出先/出張先でがっつりマウスを使いそうな時や自宅で使う時には、もっと普通のマウスを使っています。Bluetooth キーボード同様、Bluetooth マウスもいつしか何個も使ってないのがゴロゴロしていますしね…

最近はロジクールですらモバイル向けの小型マウスをなかなか出さなくなりましたが、



とか

マイクロソフト ブルートゥース レーザー マウス Blutooth Notebook Mouse 5000 ホワイト 69R-00004
マイクロソフト Blutooth Notebook Mouse 5000 ホワイト 69R-00004

(後継モデルはボタン感触が悪化しすぎなので、多少高くても旧モデルお薦め)


あたりでしょうか。ICONIA W3-810 自体が小型なので、自宅で使う時のマウスも小型にしていますね。なんとなくですけど。

(上記マウスは両方持っていますが、主に ICONIA W3-810 で使ってるのは後者。これもなんとなく)

なお、Bluetooth より独自の無線規格を使ったワイヤレスキーボード/マウスの方が確実接続でレスポンスも安定しているのですが、ICONIA W3-810 は USB が通常の USB 端子ではなく Android などに有りがちな USB micro B 端子ですので、Bluetooth 接続に限定しています。

キーボードやマウスを使うたびに ICONIA W3 本体から USB micro B → USB A の変換アダプタと独自規格の無線アダプタをぶらさげるのは微妙ですし、USB 端子は一つしかないのでキーボード/マウスで塞いでしまうのも避けたいところです。




【7】その他


前回記事の ICONIA W3-810 用純正ケースを紹介した時に、併せて書くのを忘れましたが、

純正ケースの蓋を閉じるのはダイアリーベルト


がちょうど良いです。ダイアリーベルトとは、厚めのダイアリー手帳やシステム手帳が鞄の中で開かないようにゴムベルトで閉じておくものです。

ICONIA-W3_36


純正ケースの蓋はマグネットやベルクロその他で閉じるような仕組みがないため、純正ケースに入れて鞄に入れておくとケースの液晶面側の蓋が開いて気になることもあるでしょうが、それを防ぐためにはダイアリーベルトがピッタリです。

あまり目立った商品ではありませんが、文具屋、文具コーナーに行けば幾つかは置いてあるでしょうし、大きな書店・文具店なら色々なデザインのものがあると思います。数百円〜千円といったところでしょうか。

ベルト自体は色々なサイズに合うように調整できるものが多いと思います。本来はケースにベルトがあったり、ボタン留めできる機構があるべきだと思うのですが、しょせん中華メーカーの純正ケースですからそこまで気は回らないのも仕方ありません。



それから以前紹介しましたが、セキュリティソフト。ICONIA W3-810 は Windows 8 タブレットと言っても立派な Windows マシンですからセキュリティ対策は必須です。

先日の記事で ICONIA W3-810 に対して「非力なはずの Atom の割には普通に使える」と書きましたが、そうは言っても非力なモノは非力です。

今やセキュリティソフトはやたら機能満載で肥大化して、「セキュリティソフトを入れると途端に遅くなる」というソフトもあります。よくプリインストールされてる奴なんかは有名ですね。無駄な機能が多いわりにはアレで、マシンを遅くするばかり。

だからといって、自分が使っているモノを特に勧めるわけでもないですが(他人の好き好きだから勝手にすれば良い)、ESET は動作が軽く、こういった非力なパソコンにはピッタリなのは事実。

ESET ファミリー セキュリティ 3年版 10万本限定
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VAIO P を愛用していた頃も NOD32(ESET の前身)を愛用していましたが、どこぞのプリインストール・セキュリティソフトとは明らかな体感差があって驚きました。それ以来ずっと私はコレですね。非力じゃないマシンでも無駄にパワーを食われるのは許せませんし。



そして最後に、ICONIA W3-810 をデスクトップ的に使う場合は外部ディスプレイに接続して使いたいこともあるだろうということで、コレ↓



元々別製品で使うために持っている microHDMI - HDMI ケーブルですが、ICONIA W3-810 を自宅のサブ・ディスプレイに繋ぐ、客先や宿などで液晶テレビに映して使う用であります。

といっても、今のところは ICONIA W3 にそこまでの作業をやらせることはそうないのですけれど、PowerPoint などのソフトがそのまま使えたり、動画再生にいつも使ってるソフトが使えるのは、Android / iPad ではなく純粋な Windows パソコンが便利だと感じることの一つですね。

iPad のように専用の高い変換アダプターを買わなくても良いし、Android で採用例の多い MHL アダプターも必要がないのは、意外とコストがかからなくて済みます。



とまぁ、このくらいでしょうかね、ICONIA W3-810 関連で使っているモノと言えば。まぁ大した話でなくて申し訳ないですけど、クソ暑すぎる世の中なので、とりあえずこの辺で。

ICONA W3 に関しては、もう一回だらだら駄文を垂れ流す予定…


Acer ICONIA W3-810 購入から一ヶ月【1】 〜ネタ製品として買ったけれど、すっかり実用の愛機
Acer ICONIA W3-810 購入から一ヶ月【2】 〜買ってはいけないアクセサリ、買っても良い製品(前編)