新型GR が昨日から“出荷準備中”になったまま未だ発送されないままで、見事に konozama(Amazon に注文して発売日に到着しなくてやられた状態の隠語)されてモヤモヤしてる本日の私でごさいます。

こんな時に「もう手に入れるのでしょうね」などと言われると、さすがにイラッとしますね(笑)。悪気がないと判ってても、イラチな私は「くそー、一応発表日夜に予約入れておいたのに、アマゾンめ…」と当たるに当たれないもどかしい思いを抱きつつ、明日朝までに発送されなかったらキャンセルしてやる…と思っております。

ってか、GR 買うのを決めて両方買うのは無理だからと、明日発売の XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS をキャンセルしたのになぁ…

PowerShotN_01


さて、発売からちょうど1ヶ月が経った PowerShot N。

参考出品の時から「これは買う!」と心に決めて、第1回予約開始と同時に 500台限定セットを注文した PowerShot N。

だけど、発売前にはすっかりテンションが落ちて、

キャンセルしたかったけどキヤノン・オンラインショップはキャンセル不可
だから仕方なく買ってしまった PowerShot N


第1回予約開始と同時に注文したから発売日には届いていたものの、その週はずっと西表島にいたのでしばらくパッケージすら見なかった PowerShot N。

帰宅して届いているのを見ても、全く開けるテンションが起きずにしばらく放置プレイだった PowerShot N。

このまま未開封のまま売っちゃおうかな…と思っていた PowerShot N


そんな風に思っていたPowerShot N ですが、1週間少々放置プレイした後、ゴールデンウィークの終わりになってようやく開封し、使い始めました。

実際に開けて使ってみると、それなりに楽しめるカメラであり、と同時にキヤノンらしく「普通のコンパクトデジカメとしても無難な造り」になっていますので、

使う前は色々と迷ったが、今は愛用中


であります。

ただ、正直なところ

飽きるまでのネタカメラ、という思いは開封前から変わらず


です。まぁだいたいからして、ファッションデジカメではあります。

それに PowerShot N 自体はそれなりに良いカメラだとは思いますが、

抱き合わせ販売も含めて無駄に高いので、人には勧める気が起きない


というのが私の評価です。

まー、なんというか、キヤノンの釣り針に引っかかっても良いユーザー向け、というと誤解を招きまくりですが、今から買おうと思う人がいるなら、そういう覚悟で買った方がいいと思います。いや、カメラ自体はそれなりに良いカメラなんですけどね。


最初に言っておくと、限定 500セットのストライプジャケットセットを買った私が言うのもおかしな話ですが、

ジャケット&ストラップセットの強制抱き合わせ販売は酷い


と言っておきたい。

これでナンボ価格上乗せしてるのか判らないけれど、通常版なら本体2万5千円のところにこのセットで+5千円というところだろうか。ストライプジャケットセットはレザーストラップ仕様で+8千円かな。

これで PowerShot N の魅力が増すのなら全然問題なかったけれど、実際に使ってみると正反対。誰が考えたか知らないけれど、抱き合わせ販売のジャケットもストラップも PowerShot N の良さをスポイルするだけとしか感じませんでした。

PowerShotN_02
(キヤノンから送付されてきたパッケージは1つだが…)

PowerShotN_03
(中身は本体とジャケット&ストラップセットで別パッケージ。
明らかに別商品を抱きあわせて売ってる形態)

PowerShotN_09AddPackage
(ジャケット&ストラップセットのパッケージ内)

PowerShotN_10
(ストライプジャケットとレザーストラップ)


実際にはレザーストラップはなかなか良いもので、PowerShot N 以外の別のカメラで使えるなら使いたい、と思わせる良い感触です。ただ、

意外と幅広のストラップは PowerShot N には似合わない


と感じるし、実際に装着して2日ほど使っていたけれど、どうも収まりが悪い。ミラーレス機に使うならともかく、小さなコンパクトデジカメにはとてもじゃないが合わない。

レザーストラップ自体は良い物だと思うけれど、コンパクトデジカメの PowerShot N で使うには嵩張り過ぎる。コンパクトデジカメなのだからストラップも、もっとコンパクトにしたい。

PowerShotN_25Strap1B


PowerShot N 本体パッケージの中にはハンドストラップが同梱されています。ということは、PowerShot N は両吊りのストラップ穴があるけれど、本来コンパクトデジカメらしくハンドストラップも想定しているということです。

私自身はハンドストラップ、フィンガーストラップなど色々な形態を試して、PowerShot N を使うには片吊りのネックストラップが一番しっくりと感じたので、それを使っていますが、このあたりは人それぞれでしょう。

ただ、少なくとも、私は強制抱き合わせ販売のストラップは PowerShot N に合ってるとは思えません。友人が買った通常版のストラップも見せてもらったが同様の印象です。

PowerShotN_26Strap2A


そして何よりも「これは酷い!」と思ったのが、ジャケット。もうこれについては「ナニコレ…」でしかない。

とりあえず、ストライプジャケットのデザインはさておき、

ジャケットを装着すると自立しなくなる


って、アホか馬鹿かと…

PowerShot N をそうそう立てておくものではないかもしれないが、それでもジャケット無しなら自立するし、デジカメならそれが当然。それがジャケットを付けたら不安定になってすぐ倒れるようになるのは、間抜けとしか言えない。

あまりに実用性を無視したアクセサリーも大概だが、それを強制抱き合わせするというのが信じられない。

おまけに素材は本体と同じ素材。これがせめてレザーだったら傷よけにもなるのだろうけど、同じ素材じゃ本体の代わりにジャケットに傷が付くだけじゃないのかねぇ…。全く使いにくくなっても使いやすくならないアクセサリーです。

そういうわけで、ジャケットもストラップも速攻お蔵入り。本当なら開封即、封印したかったのですが、1〜2日は使ってみないとわからないと思って我慢して使ってみましたが、やっぱり糞すぎでした。

いま PowerShot N をそれなりに愛用していますが、それでも

ジャケット&ストラップの抱き合わせ販売がなくならない限り、人に勧められない


と思っています。ブラックボディを国内販売しないことといい、舐められた話です。

PowerShotN_12


また、PowerShot N 本体に関して言えば、基本的に

クリエイティブショットとバリアングルモニターだけが存在価値


と言っても良いと思います。あと、左利きの人はレンズ部でのレリーズが普通のデジカメより使いやすいと感じるかもしれません。

もちろん、普通のコンパクトデジカメとして使っても PowerShot N は過不足なく使えますし、そのあたりキヤノンのコンパクトは一番無難であり、上手い作りになっていますから、クリエイティブショットに飽きても十分使っていけます。

しかし、逆に言えば

クリエイティブショットとバリアングルモニターを除けば、ただの廉価デジカメ


でしかなく、1万円台で売られている IXY / PowerShot と基本機能は変わらないか、できることはそちらの方が多いでしょう。

CANON デジタルカメラ IXY 3 光学12倍ズーム高感度CMOSセンサー IXY3
CANON デジタルカメラ IXY 3 光学12倍ズーム高感度CMOSセンサー IXY3

(質感などは IXY の方が良いし、使い勝手も癖なく使える)


それに、もっと言うと

クリエイティブショットが特別なのも、きっと今だけ


でしょう。今ではどのカメラにも搭載されているアートフィルター機能と同じく、どんどん他のカメラにも入ってくるでしょう。

「PowerShot N で大好評のクリエイティブショットを搭載!」なんてキャッチコピーがカタログに書かれたコンパクトデジカメが秋くらいには出てきても不思議じゃないと思っています。

クリエイティブフィルターは面白いというか、個人的には有用に感じることもあるのだけれども、結局はソフトウェア処理だから簡単に他のカメラには搭載されていくでしょうし、キヤノンだけの機能というわけでもない。だから、独自なのは今だけ。

そういう意味では

PowerShot N の真の特長はコンパクトには珍しいバリアングルモニター


じゃないかな…と感じていますし、実際それなりに重宝しています。

PowerShotN_19OpenLCD


ただ、頭上にカメラを上げて撮る時に N 本体をひっくり返すと液晶が反転するので、本体を逆にして撮るのもできる、というのは、実際にやってみると便利なのかどうか微妙です。素直にモニターが下側に開いてもらった方が 100倍使いやすい(NEX と比較しての印象)。

少なくとも抱き合わせ販売のストラップのように両吊りストラップを使っている時には、PowerShot N をひっくり返して頭上に持ち上げる…なんてことはやりにくい(その時のことを考えて片吊りのネックストラップを使っています)。

加えて、液晶が 90度しか開かず、180度開いて自分撮りができない仕様というのは、キヤノンらしいといえばらしいが、残念仕様です。私は自分撮りなんてしませんが、スマートフォンを意識してファッションデジカメを作っているならここは妥協してはいけないところだろう、と感じます。

PowerShotN_04
(本体パッケージ外装には使い方が絵で描かれている。これは面白いし良い感じ)

PowerShotN_05
(本体パッケージを開けたところ、保証書とCDと簡単なマニュアルが上部に)

PowerShotN_06
(本体パッケージ中身。廉価デジカメらしいグチャグチャ感)

PowerShotN_07
(バッテリー充電器の代わりに USB 充電器。出力 0.55A だが BC 1.1 規格がポイント)

PowerShotN_08
(USB 充電器以外の本体パッケージ中身一式)


いずれにせよ、

基本的な部分では1万円台が相応の廉価デジカメに、バリアングルモニターとクリエイティブショットという付加価値を付け、抱き合わせ販売で3万円に納得できるかどうか

というのがポイントだろうと思います。クリエイティブショットもそのうち飽きてくるかもしれませんし、そう大したことでもありません(ある意味アートフィルターの一種)。

個人的には

コストパフォーマンス的にはかなり微妙


と思っています。いまは楽しんで使っているにしても、そして今は only one かもしれないけれど、それでもちょっとねぇ…です。

ジャケット&ストラップセットの抱き合わせ販売がなくて 24,800円だったらまた印象は違ったかもしれないけれど、いずれにせよ、抱き合わせ商法で直販だけなのは「キヤノン、どんだけ儲けたいねん」って感じですね。

まぁ、いずれにしてもキヤノンの実験機。それに金出して乗っかるかどうか、でしょう。それが PowerShot N を使ってきての率直な印象ですね。

細かい使い勝手その他については、今後不定期に触れていこうかと思います。色々とメモはしてありますし、書き殴った草稿はあるのですが、全くまとまってないし、なんか今さらあまり書く気力が起きないので…(^_^;)

キヤノン:PowerShot N

『残量表示付』 Canon キャノン NB-9L 互換 バッテリー PowerShot N / IXY 1 / IXY 3 / IXY 51S / IXY 50S 対応
『残量表示付』 Canon キャノン NB-9L 互換 バッテリー PowerShot N / IXY 1 / IXY 3 / IXY 51S / IXY 50S 対応

(USB 充電ですが、丸一日使うには心もとないので、予備バッテリーは買いました)