ワイドショーのトップでも au の iPhone 5 エリアカバー率の詐欺虚偽広告問題が扱われていた朝ですが、数字の一人歩きも自業自得ですし、MNP ウハウハで調子ぶっこいている au は少し痛い目に遭えば…と思っているゲスい人間ですが何か?

ま、ここしばらく au シリーズ?が続いていましたが、もう当分は何もないと思います。たぶん。


さて、そんな au はさておき、新しい廉価データー通信サービスとして4月に登場するや否や、旋風を巻き起こした NTT コミュニケーションの「OCN モバイル エントリー d LTE 980」。

月額980円ながら 1日30MB までは高速通信可能という今までにないサービス体系になっており、月額千円以下は最大 100〜200Kbps の低速通信のみ、という業界基準を打破して、かなり売れてるようです。

おかげで IIJmio が対抗措置を打ち出してきたりして、なかなか良い競争になっていて、月980円の SIM の利便性が大きく向上する今年になりそうです。

OCNモバイル LTE 980 対抗? IIJmio 945円のミニマムスタートプランに月500MBの高速通信クーポン追加&その他サービス拡充!

その「OCN モバイル エントリー d LTE 980」については発表直後に申し込み、ほぼ毎日のように使ってきていますが、1ヶ月半経って、ユーザー数が多くなってきた今も、まずまず問題なく、急激な速度低下で困るようなこともなく使えています。

OCNモバイル エントリーd LTE 980 サービス開始から1ヶ月 〜若干速度変化はあるかもだが、相変わらずの安定&快適

さて、そんな「OCN モバイル エントリー d LTE 980」ですが、欠点の一つとして、iPhone / iPad 向けの nano SIM が提供されていない、という問題がありましたが、どうやら

OCN モバイル エントリー d LTE 980 で nanoSIM も提供される


ことになりそうです。



今朝の日経新聞の記事によれば、

4月に始めたスマホ向けの高速データ通信サービス(月額980円)が対象。通信に必要な「SIMカード」でiPhoneなどに対応する小型品を用意する。

NTTコムの格安LTE、iPhoneにも対応

とのことですので、近いうちに nanoSIM 対応の発表、提供があるものと思われます。日経のこういう記事は、だいたい事前発表みたいなもんですしね(笑)

なお、現状では

OCN モバイル エントリー d LTE 980 は SIM サイズ変更は不可


ですので、nanoSIM を使いたい場合は再度の契約が必要になると思われます。

また、現在の iPhone / iPad で使う場合は SIM ロックフリー機に限られますので、ご注意を(au / ソフトバンクで利用不可)。



それから、すっかり忘れそうになっていましたが、OCN モバイル エントリー d LTE 980 の当初から指摘されていた欠点であった「LTE 対応端末のみでしか利用できない」問題も明日改善される予定のはずです。

4月8日(月)からAmazon.co.jpにて販売を開始しております「OCN モバイル エントリー d LTE 980」につきまして、従来はLTE端末のみでしたが、5月23日(木)より3G端末でもご利用が可能となる予定です。

「OCN モバイル エントリー d LTE 980」における3G端末対応予定日について | OCN


私も GPP SIMロック解除アダプターを噛ましてドコモ MVNO の安い SIM で使っている(元 au の)iPhone 4S で試しましたが、LTE 専用の状態では利用ができませんでした。

Tedious Days More×3 : OCNモバイル エントリーd LTE 980 は GPP SIMロック解除アダプター+ iPhone 4S では使えず。しかし…【追記あり】

が、明日から 3G 端末にも開放されるようであれば、この組み合わせで利用できる可能性がありますので、早速試してレポートはしたいと思っています。

NTTコミュニケーションズ OCN モバイル エントリー d LTE 980 マイクロSIM
NTTコミュニケーションズ OCNモバイル エントリーd LTE 980 マイクロSIM

(Android 機や iPhone 4S 以前や第三世代 iPad 以前なら microSIM が使える)


安価で使い出のある「OCN モバイル エントリー d LTE 980」ですが、当初から欠点としては以下の3点が挙げられました。

  • LTE 対応端末のみでしか利用できない
    (3G 端末での利用不可)

  • iPhone / iPad 向けの nano SIM が提供されていない
    (標準SIM と microSIM のみ)

  • 追加チャージ(有料で追加の高速通信分を買う)ができない


このうち、最初の2点については解消される方向のようですから、残るは1点。

あとは追加チャージができたら完璧なのになぁ…


と。

1日30MB は確かにそれなりに使い出はありますが、使いきって低速通信モードへ落ちてしまうこともしばしば。低速通信モードでも文字情報のやり取りなら使えなくはないのですが、時には追加料金を払っても…と思うことがあります。

その点、IIJmio は月額980円で高速通信分が 500MB/月ですが、追加チャージがあります。両方使っている身として、安心度は IIJmio に軍配があがると感じています(低速モードの通信速度も IIJmio の方が2倍ほど速いし)。

ユーザーが金を出して帯域を買うわけで OCN にデメリットはないはずですし、今後は追加チャージをできるだけ早く可能にしてもらいたいところです。