au が iPhone 5 の下り 75Mbps 高速通信可能なエリアのカバー率を昨年度末に 96%まで拡大すると言っておきながら、「96%ってのは Android のエリアと間違ってたわー」と開き直った件が、消費者庁から是正命令を受けて、本日その旨が au から発表された。

そこで発表された iPhone 5 でエリアカバー率は

下り 75Mbps 通信可能エリアは実人口カバー率 96% 予定を謳っていたが
実際はたった 14% だった


ことが明らかになった(後述するように au iPhone 5 の LTEエリアはもっと広い。が、未だ非公表なので他社に負けまくりの狭さだろう)。

当社に対する措置命令に関するお詫びとお知らせ (KDDI 公式 / PDF)
iPhone 5の4G LTE人口カバー率誤記、KDDIに消費者庁から措置命令
KDDIが景表法違反、iPhoneのLTEサービスに不当表示

はっきり言って

誤記? 詐欺じゃなくて?


と思うくらい。広告ミスねぇ…あれだけ大々的にうたっていて、そりゃないでしょ。au 信者以外の誰が信じるっての。ソフトバンクに対抗するための確信犯と考えた方が極めて自然に受け止められる。

だいたい、昨日大勢の記者を集めての発表会を行っておきながら、その時には何も一切触れず、その翌日にこういう発表をする。そのこと自体が au の体質を如実に顕しているし、

文章で謝りつつも、全く反省の見られない態度丸出し


と、誰の目にも映る。ますますあの一件は確信犯的な誤記だったのでは…と感じられてしまう。

昨日の発表会の冒頭で一言謝っておけば印象も違ったのに、発表会が終わった翌日のコレでは逃げただけ。あの社長も去年は散々偉そうなことを言っておきながら、今年は障害連発だしねぇ。

ちなみに

発表されたエリアカバー率 14% は、あくまで下り 75Mbps のエリア
32.5Mbps を含む iPhone 5 用 LTE エリアはもっと広い


のだけど、まとめサイトやら GIGAZINE などの屑なニュースサイトを中心に「iPhone 5 のエリアカバー率 14%」という“誤記”の数字ばかりが先行してしまっている(しれっと訂正なしに修正してるところも多い)。

けれど、

この期に及んでも iPhone 5 のエリアマップを発表しないし
下り 32.5Mbps を含めた全 LTE エリアカバー率を発表しない au


の自業自得で、同情は一切できない。いっそ、もっと 14%という数字が独り歩きして、ソフトバンクが妙な数値で勝負してきたら面白いのに…と思うくらいだ。


ともあれ、「広告チェック体制を強化」とか「関係部門の内部監査と教育・研修」とか「経営陣の報酬を一部返上」とか言ってるが、そんなものは au iPhone 5 を買ってしまった人間には何の意味もないことだ。

結局、au は今回の詐欺みたいな一件で、au iPhone 5 購入者に何ら悪いと思ってないことだ。それはプレスリリースを見ればよくわかるし、ケータイwatch の記事で「32.5Mbps 対応のエリアがあるし、売れ行きは未だ好調」などと言ってるのを見れば明らかだ。

もし、少しでも悪いと思ってるなら、iPhone 5S でトリプル LTE に対応したら、iPhone 5 利用者の端末を高値で下取って 5S への移行を促すとともに、毎月割を従来通りの額のまま更に2年間利用できるようにすべきだろう。

(LTEエリアに業を煮やして Android に移った私はもう関係なくなってしまったが、だからこそ敢えてそう言いたい)

もっとも、今の au の釣った魚は放置プレイっぷりな状況を見れば、ソフトバンクに追従して iPhone 下取りサービスをしても全く反省の態度が見られない施策になるだろうな、と思うけど。


いずれにしても、au の糞っぷりが酷すぎるので、以前はどうでも良いと思っていたドコモの iPhone 参入を願うようになってきた昨今である。

ホント、普段からボロ儲けしていて、こんなことやっても「ごめんねー」で許されるのだから、全く羨ましいほどの仕事ですな。