先週初めに発表され、すぐにスタートした新しい低価格モバイルデーター通信サービス「OCN モバイル エントリーd LTE 980」。
NTT 自ら月額 980円という激戦になってきた低価格モバイル通信サービスに参入するということで、私も興味津々、すぐに Amazon でスタートパッケージを購入し、先週火曜日から使ってきました。
サービスを利用するパッケージは用意された分が即日完売し、いま増産中で4月末にはまた再入荷するという状況のようです。
■ NTTコムの“980円SIM”、品切れに増産体制で対応―3G端末への対応も検討中 - ITmedia Mobile
また、先日の記事「OCNモバイル エントリーd LTE 980 は GPP SIMロック解除アダプター+ iPhone 4S では使えず。しかし…」で少し触れた、現在 LTE 対応端末でしか使えず FOMA / 3G 端末では使えない件も、来月5月23日から利用可能になるとの発表がありました。
■ 「OCN モバイル エントリー d LTE 980」における3G端末対応予定日について | OCN
現在は商品パッケージが売り切れ状態で利用者がまだまだ少ない段階ですし、上記のように古い FOMA / 3G 端末で使えるようになれば、さらに利用者が増えることが確実ですので、現時点でこのサービスの良し悪しを断定するのは早計です。
しかし、そうと判っていても、サービスイン直後から10日間自分自身が使ってきて感じるのは
ということ。なかなか良い。不満がないどころか、超満足。
もっと率直に言えば、
と。今後利用者が増えればどうなるか不透明と判っていても、現状ではすこぶる満足で、速攻買って良かった、と思います。
以下に、先週の記事「OCNモバイル エントリーd LTE 980 色々速度測定と、1日30MB使いきった後の低速モード感想」以降に、あちこちで計った速度計測結果を以下に貼っておきます。
高速通信分は 1日たった 30MB とはいえ、これだけの速度を月額 980円で使えていれば文句どころか満足しかないわけで…(あくまで現状は、ですが)

(大阪市内・郊外でも平日昼間ならこれくらい出ている)

(平日夕ラッシュ時、大阪郊外駅にて)

(その後、最大100Kbps の制限モードに落ちてから。100Kbps 超えはたまたま)

(平日夕ラッシュ直前の大阪駅構内)

(平日夕ラッシュ時、人でごった返している大阪駅中央改札付近)

(同じく大阪駅ホームに出ると速度改善)

(土曜日夕刻、大阪郊外。この時間帯は多少遅くなるのはいつも)

(日曜日夕刻はそこそこ速かった)

(月曜日夕刻。土曜から月曜は、ほぼ同じ地点で同じような時間で計測してみた)

(LTE エリアで 3G に落ちていたので、3G で計測)

(同じ場所・時間で LTE 接続に戻して LTE で計測。やっぱり Xi 端末で使ってこそ)

(朝晩ラッシュのターミナル駅以上のパケ詰まりになるサッカーのハーフタイム時。
この計測の前はパケ詰まりで計れず、ハーフタイム後半でようやく真っ当な速度に)

(ハーフタイムと違い、試合中はサクサクである。
この日は平日夜で9千人だから良かったが、数万人だとハーフタイムは通信不可)

(朝ラッシュ時、大阪近郊駅から大阪へ向かう車中にて)

(お昼タイムの博多駅前)

(平日夜の速度制限なし状態)

(前計測の後、最高100Kbps の制限状態での計測。上りは誤差みたいなもの)
計測は Xi モバイルルーター L-09C に本 SIM を挿して、その Wi-Fi にぶら下げた Xperia で計測した結果です。
現状、1日 30MB の高速通信が使える状況では Xi LTE のフルスピードとは言わないものの、それに近い速度が出ていますし、実用上は全く不満のない速度です(激混みの環境では速度低下が著しいですが、それはドコモ本体契約 SIM を使っても同じ)。
また、1日 30MB の高速通信分を使い切った後の最大 100Kbps に制約された環境でも、今のところは 80〜90Kbps がコンスタントに出ていて LTE の ping値の低さも相まって “テキストデーター利用なら” さほどストレスがありません(多少の待たされ時間はありますが)。
30MB は決して多くないものの、通勤通学の行き帰りに1時間ほど Twitter だの Facebook だのを読んだり、LINE でメッセージをやり取りしたり、スマートフォン版のウェブをちょこちょこ見るくらいなら賄える分量でしょう。
動画を見たり、写真てんこ盛りサイトを見まくったり、朝から晩まで使い続ける人が 30MB に収まらないのは当然であり、そんな人が月額 980円で満足を得ようというのが間違ってるわけで、逆にこいつは、
だとおもいます。
何度も言うように「今後利用者が増えればどうなるか不透明」ではありますが、増えるまでは快適でもあります(どうせ使うなら最初の美味しい部分を持って行こう論理)。
今後利用者が増えても今の状況が維持できれば、の条件付きながらではありますが、
になる可能性は秘めていると思います。
3G 端末利用者 or 1日にそれなりのデーター量を使う → IIJmio
1日で使う時間、使い方が限られている → OCNモバイル
といった感じでしょうか。
IIJmio の方が低速制限時の速度は上ですし、必要な時に高速通信に(追加チャージで)切り替えられる安心感がありますが、1日30MB とはいえ、高速通信が月額 980円の中に含まれてるのは超お得だと思います。
まぁ、数カ月後に「OCN モバイルも最初だけだったよねー」と言ってる可能性がなくもないので、くれぐれも私は全く責任を持てませんので悪しからず。
過去の経験からも、各社の低価格データー通信サービスだけではなく、au 3G も iPhone 4S が出た頃は快適でもその後はあっという間に速度低下をして行きましたし、イー・モバイルも WiMAX も LTE も同じ。あらゆる通信サービスで、快適なのは最初だけ、ですからね…
そういう意味では IIJmio は安定と信頼を勝ち取っているわけですが、この OCN モバイル エントリーd LTE 980 はどうなっていくのか楽しみです。
たった月 980円のサービスですから、今と同じ状況とは言いません。せめて、高速通信状態では 2Mbps、低速制限時も 80〜90Kbps くらい出て、ping値がいずれの場合にも 100ms 以下にして貰いたいものです。
それなら長く契約していける気がしますし、鉄板 IIJmio に対抗できる良質サービスの評判を取れると思います。期待したいですね。
さすがにもう、毎日のように定点観測的に速度計測をすることはありませんが、今後もちょくちょく確かめて、しばらく経って変化があればまた経過観察の記事は書くつもりです。
(FOMA / 3G 端末対応開始時には 4S + 下駄も改めて確かめる予定)
ということで〆る予定だったのですが、思い出したので、もう一点。
この「OCNモバイル エントリー d LTE 980」は Amazon からパッケージを購入して、到着後ネットで開通手続と個人情報登録をすると利用可能になるわけですが、数日後に登録内容が書かれた書類が普通郵便で来ます…

ふつー、ID やらパスワードが書かれた書類を普通郵便で送ってくるかぁ?
いやホント、これだけはどうかと思いますね。だったら、わざわざ紙書類で送ってこない方が良いです。セキュリティはネットの上だけじゃないと思うんですけどね。
■ LTE高速通信を1日30MB利用可、低価格データー通信SIMの新しい形「OCN モバイル エントリー d LTE 980」
■ 月額980円の廉価データー通信SIMのニュータイプ「OCNモバイル エントリーd LTE 980」を早速使ってみた
■ OCNモバイル エントリーd LTE 980 色々速度測定と、1日30MB使いきった後の低速モード感想
■ OCNモバイル エントリーd LTE 980 は GPP SIMロック解除アダプター+ iPhone 4S では使えず。しかし…
NTT 自ら月額 980円という激戦になってきた低価格モバイル通信サービスに参入するということで、私も興味津々、すぐに Amazon でスタートパッケージを購入し、先週火曜日から使ってきました。
サービスを利用するパッケージは用意された分が即日完売し、いま増産中で4月末にはまた再入荷するという状況のようです。
■ NTTコムの“980円SIM”、品切れに増産体制で対応―3G端末への対応も検討中 - ITmedia Mobile
また、先日の記事「OCNモバイル エントリーd LTE 980 は GPP SIMロック解除アダプター+ iPhone 4S では使えず。しかし…」で少し触れた、現在 LTE 対応端末でしか使えず FOMA / 3G 端末では使えない件も、来月5月23日から利用可能になるとの発表がありました。
■ 「OCN モバイル エントリー d LTE 980」における3G端末対応予定日について | OCN
現在は商品パッケージが売り切れ状態で利用者がまだまだ少ない段階ですし、上記のように古い FOMA / 3G 端末で使えるようになれば、さらに利用者が増えることが確実ですので、現時点でこのサービスの良し悪しを断定するのは早計です。
しかし、そうと判っていても、サービスイン直後から10日間自分自身が使ってきて感じるのは
まだ利用者が少ないとはいえ、980円 SIM では一番使い出があるのでは?
ということ。なかなか良い。不満がないどころか、超満足。
もっと率直に言えば、
1日30MB とはいえ、これだけの速度を月980円で利用できるのは超お得じゃね?
と。今後利用者が増えればどうなるか不透明と判っていても、現状ではすこぶる満足で、速攻買って良かった、と思います。
以下に、先週の記事「OCNモバイル エントリーd LTE 980 色々速度測定と、1日30MB使いきった後の低速モード感想」以降に、あちこちで計った速度計測結果を以下に貼っておきます。
高速通信分は 1日たった 30MB とはいえ、これだけの速度を月額 980円で使えていれば文句どころか満足しかないわけで…(あくまで現状は、ですが)

(大阪市内・郊外でも平日昼間ならこれくらい出ている)

(平日夕ラッシュ時、大阪郊外駅にて)

(その後、最大100Kbps の制限モードに落ちてから。100Kbps 超えはたまたま)

(平日夕ラッシュ直前の大阪駅構内)

(平日夕ラッシュ時、人でごった返している大阪駅中央改札付近)

(同じく大阪駅ホームに出ると速度改善)

(土曜日夕刻、大阪郊外。この時間帯は多少遅くなるのはいつも)

(日曜日夕刻はそこそこ速かった)

(月曜日夕刻。土曜から月曜は、ほぼ同じ地点で同じような時間で計測してみた)

(LTE エリアで 3G に落ちていたので、3G で計測)

(同じ場所・時間で LTE 接続に戻して LTE で計測。やっぱり Xi 端末で使ってこそ)

(朝晩ラッシュのターミナル駅以上のパケ詰まりになるサッカーのハーフタイム時。
この計測の前はパケ詰まりで計れず、ハーフタイム後半でようやく真っ当な速度に)

(ハーフタイムと違い、試合中はサクサクである。
この日は平日夜で9千人だから良かったが、数万人だとハーフタイムは通信不可)

(朝ラッシュ時、大阪近郊駅から大阪へ向かう車中にて)

(お昼タイムの博多駅前)

(平日夜の速度制限なし状態)

(前計測の後、最高100Kbps の制限状態での計測。上りは誤差みたいなもの)
計測は Xi モバイルルーター L-09C に本 SIM を挿して、その Wi-Fi にぶら下げた Xperia で計測した結果です。
現状、1日 30MB の高速通信が使える状況では Xi LTE のフルスピードとは言わないものの、それに近い速度が出ていますし、実用上は全く不満のない速度です(激混みの環境では速度低下が著しいですが、それはドコモ本体契約 SIM を使っても同じ)。
また、1日 30MB の高速通信分を使い切った後の最大 100Kbps に制約された環境でも、今のところは 80〜90Kbps がコンスタントに出ていて LTE の ping値の低さも相まって “テキストデーター利用なら” さほどストレスがありません(多少の待たされ時間はありますが)。
30MB は決して多くないものの、通勤通学の行き帰りに1時間ほど Twitter だの Facebook だのを読んだり、LINE でメッセージをやり取りしたり、スマートフォン版のウェブをちょこちょこ見るくらいなら賄える分量でしょう。
動画を見たり、写真てんこ盛りサイトを見まくったり、朝から晩まで使い続ける人が 30MB に収まらないのは当然であり、そんな人が月額 980円で満足を得ようというのが間違ってるわけで、逆にこいつは、
ライトな使い方をする人には、かなり満足感を与えられるサービス
だとおもいます。
何度も言うように「今後利用者が増えればどうなるか不透明」ではありますが、増えるまでは快適でもあります(どうせ使うなら最初の美味しい部分を持って行こう論理)。
今後利用者が増えても今の状況が維持できれば、の条件付きながらではありますが、
低価格データー通信サービスは色々あれど IIJmio 安定
↓
使い方で IIJmio か OCNモバイル LTE 980 かの二択
↓
使い方で IIJmio か OCNモバイル LTE 980 かの二択
になる可能性は秘めていると思います。
3G 端末利用者 or 1日にそれなりのデーター量を使う → IIJmio
1日で使う時間、使い方が限られている → OCNモバイル
といった感じでしょうか。
IIJmio の方が低速制限時の速度は上ですし、必要な時に高速通信に(追加チャージで)切り替えられる安心感がありますが、1日30MB とはいえ、高速通信が月額 980円の中に含まれてるのは超お得だと思います。
まぁ、数カ月後に「OCN モバイルも最初だけだったよねー」と言ってる可能性がなくもないので、くれぐれも私は全く責任を持てませんので悪しからず。
過去の経験からも、各社の低価格データー通信サービスだけではなく、au 3G も iPhone 4S が出た頃は快適でもその後はあっという間に速度低下をして行きましたし、イー・モバイルも WiMAX も LTE も同じ。あらゆる通信サービスで、快適なのは最初だけ、ですからね…
そういう意味では IIJmio は安定と信頼を勝ち取っているわけですが、この OCN モバイル エントリーd LTE 980 はどうなっていくのか楽しみです。
たった月 980円のサービスですから、今と同じ状況とは言いません。せめて、高速通信状態では 2Mbps、低速制限時も 80〜90Kbps くらい出て、ping値がいずれの場合にも 100ms 以下にして貰いたいものです。
それなら長く契約していける気がしますし、鉄板 IIJmio に対抗できる良質サービスの評判を取れると思います。期待したいですね。
さすがにもう、毎日のように定点観測的に速度計測をすることはありませんが、今後もちょくちょく確かめて、しばらく経って変化があればまた経過観察の記事は書くつもりです。
(FOMA / 3G 端末対応開始時には 4S + 下駄も改めて確かめる予定)
☆
ということで〆る予定だったのですが、思い出したので、もう一点。
この「OCNモバイル エントリー d LTE 980」は Amazon からパッケージを購入して、到着後ネットで開通手続と個人情報登録をすると利用可能になるわけですが、数日後に登録内容が書かれた書類が普通郵便で来ます…

ふつー、ID やらパスワードが書かれた書類を普通郵便で送ってくるかぁ?
いやホント、これだけはどうかと思いますね。だったら、わざわざ紙書類で送ってこない方が良いです。セキュリティはネットの上だけじゃないと思うんですけどね。
■ LTE高速通信を1日30MB利用可、低価格データー通信SIMの新しい形「OCN モバイル エントリー d LTE 980」
■ 月額980円の廉価データー通信SIMのニュータイプ「OCNモバイル エントリーd LTE 980」を早速使ってみた
■ OCNモバイル エントリーd LTE 980 色々速度測定と、1日30MB使いきった後の低速モード感想
■ OCNモバイル エントリーd LTE 980 は GPP SIMロック解除アダプター+ iPhone 4S では使えず。しかし…
コメント
コメント一覧 (6)
実験記事ありがとうございます。
IIJmioの通常200kbpsのライトスタートプランは、3日で120MB以上で規制がかかるそうです。
(この春変わった)
他の類似サービスでは、数百kbps状態の通信が3日300MB程度のようで、IIJはすごく少なく感じます。
IIJの規制後の速度がどれくらいか分かりませんが、
100k規制の次段階がないのもOCNの利点かと思います。
IIJmio の高速モバイル/D の「ライトスタートプラン」(月2千円弱で1GB分の高速通信分がある)は、昨秋のプラン追加提供開始時からその仕様(3日で120MB制限)になっていました。
いわゆる月千円弱の競争価格帯での「ミニマムスタートプラン」については以前と変わらず、今も3日で360MBほどの制限のようです。
「ライトスタートプラン」はかなり基準が厳しいと感じますが、他では制限するけど基準非公開というところもありますから、なかなか判断は難しいですね。
というか、IIJmio はファミリーシェアプランかミニマムスタートプランかの二択に尽きると思います。
http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2013/0426.html
バンドル容量は、楽天LTEより多いので、OCNかIIJか。。
OCNの3G対応が始まるまで、モンモンと悩んでみますw
情報ありがとうございます!
ひと足早いゴールデンウイークで、日本の西の端で惚けているので、全然情報をチェックできていませんでした。
RSSリーダーもTwitterも殆ど読めてない状況なので、助かりました。ありがとうございます。
ライトとミニマムを勘違いしいました。(汗
なぜ1つだけ基準が異なるのか、どういう事情なのか気になります。
IIJmioのクーポン増量のニュース見ました。
僕の中ではOCNに決まりつつあったのですが、これでまた悩みなおしです。。。
IIJミニマム 通常時の速度が上 クーポンON/OFF可能
OCN 高速通信の合計量が多い 低速時のさらなる規制がない(ソース不信)
といった具合でしょうかね
高速通信したいのは夕方だ、みたいな場合はIIJですね
IIJmio と OCNモバイルはどちらを使うか迷う人も多かろうと思います。
当方は家族の iPad も含めて、毎日通勤で使うという形ではなく、使わない日は全く使わない、使う時はそこそこ使う、というタイプなので、IIJmio が基本になっています。
反面、毎日通勤で使う、という人は OCN の方がメリットがありそうですね。
OCN も早く追加チャージが可能になると、また展開は変わってきそうですが…