日帰り九州から午前様で戻ってきて眠気を我慢しつつ、ちょいと作業しながらニュースをチェックしていたら、開発中の手書きメモに特化したタブレットデバイス「enchantMOON」が正式発表され、以下のとおりにオンライン予約販売を開始するそうです。

  • 4月23日正午からオンライン予約受付開始(直販限定)

  • 初回出荷分の値段は 39,800円

  • 5月下旬から順次出荷予定

  • 初回限定特典として、初回出荷分の筐体にはシリアル番号をレーザー印刷、専用ペンホルダー付き本牛革ストラップが付属


8インチ液晶(1024x768)にメモリ 1GB、ストレージ 16GB、イン/アウトカメラで通信は Wi-Fi 限定。といった仕様だけを見ると、よくあるタブレットのように見えますが、OS はAndroid ベースとはいえ、ほぼ独自の「MOONPhase」。

そして、徹底して手書きに特化され、手書きのスムースさの追求だけでなく、

検索も手書き文字、
カメラの起動は「カメラ」または「camera」と手書き(マジかw)、
表示されたウェブページもペンで切り取って保存、
手書きしたページ同士をハイパーリンク貼れる(これが魅力!)
小学生でも使える簡単なプログラミング言語「MOONBlock」内蔵…

といった、汎用性はない代わりに徹底した手書き特化というタブレット。

一部好事家には知られていて期待もされていましたが、ガジェット好きならばかなりそそられる仕様。古くからの Mac ユーザーとしては、HyperCard っぽい機能があるのも魅力的過ぎます。

enchantMOON の詳しい内容は、下記記事を参照。

【西田宗千佳のRandomTracking】UEIが仕掛ける「enchantMOON」の正体 -AV Watch

ともあれ、思ったより早く発売されただけでなく、

少量生産の超ニッチな製品なのに 39,800円は安いだろ…


という感じで、「どうせ 10万くらいするだろうから興味あるけどスルー」と思っていた私は、この価格発表にただいま戸惑っております。

買っても実際に愛用するほど使うかは判らないし、ちょっと試して捨て置かれる可能性も決して小さくないのですが、しかし、

前例だけでなく、もしかするとこの先もないかもしれないデバイス


ですから、買える値段なら買ってみたい…そういう気持ちも正直かなり強いです。



まぁこう言っちゃなんですが、

使ってみないと判らないモノ


でもありますし、もはや進化が停止しつつあるスマートフォンやタブレットの怠さを打ち破ってくれる新鮮さがあるように思えるわけです。

もちろん、これが 10万近い値段、そうでなくても5万を超えてくるようなら余裕でスルーできました。でもこの価格なら、試しに使ってみても良いかもしれない…ような気がする…たぶん…

開発者側から




こんなツイートもあると、余計に買ってみたい、と思う。日本のベンチャー企業が出してくるもので、ここまで買いたいと思わせるモノはなかったしね。


ただまぁ、一昨日は一昨日で、XF55-200mm レンズに新型 GR の2つも発表があり、どちらも欲しくて、どちらも5月下旬発売。

そこにまた、この enchantMOON…無理でしょ!

でも、使ってみたい。他にない only one。

従来からあるデジタル手書きメモデバイスの類には全く興味も出なかったし、検討すらしたこともなかったけれど、コイツは違う。欲しいね。

それに最近、漢字が書けなくなってるから、その訓練にも良いかもしれない(笑)人間やっぱりペンを持って書かないとねぇ…

いずれにせよ、23日の予約開始までちょっと悩みたいと思います…

enchantMOON ; The Hypertext Authoring Tablet
究極の手書き入力タブレット enchant MOONが価格決定!4/23から予約開始


西田宗千佳のRandom Analysis 第021号[2013年1月9日発行] (MAGon) [Kindle版]
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(enchantMOON に関する特集が組まれています。興味ある人は必読)