月曜日に発表になり、火曜日から使い始めている低価格データー通信サービスのニューフェース「OCN モバイル エントリー d LTE 980」。



月額千円弱のホットスポットへ NTT 自ら殴りこみをかけてくるだけではなく

「追加料金なしに 1日 30MB は高速通信が可能。これを超えると当日内は最高 100Kbps に制限」

というもので、今までにないユニークな料金体系です。

発表後すぐさま注文して、翌日夜に試してみたところ、ping値もイマイチだし、速度もサービスイン初日にしては…と印象を以前の記事では書きましたが、4日間使ってきての感想は

「こりゃなかなか良いんじゃないか?」


という感じ。もちろん、今後利用者が増えても今の状況が維持できれば、の条件付きながらではありますが。

1日30MB の高速通信可能な状態では 2〜5Mbps 程度出ており、ドコモ MVNO の LTE としては上々の速度。先ほどラッシュアワーでごった返している大阪駅で計っても下り 3〜4Mbps 出ておりました。

また、最大 100Kbps の制限状態に陥っても、テキスト中心ならそれなりに実用的に使えていて、高速通信の 30MB 分が終わったら全く使いものにならない、という印象はありません。

今後利用者が増えてもこれに近い状態が維持されれば、「低価格データー通信サービスは色々あれど、やっぱり IIJmio でしょ!」から「使い方で IIJmio か OCNモバイル LTE 980 かの二択」になりそうですが、どうなりますやら。

ともあれ、毎日あちこちで色んなタイミングで速度計測していますので、1週間ほど使った段階でまた計測結果を示しつつ感想を書くつもりです。

OCNmobileEntry_d_LTE_Speed23
(初日はあまり速くなかったものの、その後は大阪でもかなりの速度が出ることも)


さて、以前の記事でコメント欄でリクエストもいただきました

iPhone 4S + GPP SIMロックフリーアダプター + OCNモバイル エントリーd LTE 980 SIM


の組み合わせをようやく試す暇ができましたので、やってみました。

結論は表題にあるとおりで、過程は以下に示していますが、昨日 OCN から発表された嬉しい情報もありました。

とりあえず iPhone 4S + GPP の SIMロックフリー下駄に OCNモバイル エントリーd LTE 980(以下 OCNモバイル980)の SIM を試した結果ですが、

OCNmobileEntry_d_LTE07GPPStart
既に GPP の下駄で IIJmio や DTI 3G 100 の SIM を使えている状態の iPhone 4S に
今回の OCNモバイル980 の SIM を挿してしばらくすると、ドコモの電波は掴む。

OCNmobileEntry_d_LTE08
もちろん、データーローミングはオンに。

OCNmobileEntry_d_LTE09
慌ててアクセスしても APN 設定を忘れていたので PDP 認証エラー

OCNmobileEntry_d_LTE11
OCNモバイル980 の APN 設定を入れる
(ユーザー毎にIDとパスワードが違って長いので面倒すぎる…)

OCNmobileEntry_d_LTE12
ところが APN 設定を入れても、この表示で使えない。

OCNmobileEntry_d_LTE13
DTI Serversman 3G 100 の SIM に入れ替えて APN を入れ直すと…

OCNmobileEntry_d_LTE14GPPEnd
問題なく使えるので、やはり OCNモバイル980 は現状使えない


という感じでした。

単に SIM を入れ替えるだけではなく、

iPhone の「ネットワークの設定リセット」を行なってネットワーク設定を初期状態に戻す
→ au SIM でアクティベーション
→GPP 下駄で再度ロック解除
→OCN モバイル980 の SIM に差し替え

という作業を二度やってみましたが、結果は全て同じでした。

PDP 認証は通っているので、SIM ロックフリー iPad 2 や Xperia mini pro、ポータブル Wi-Fi などの 3G端末で試した時と同様、

OCN 側で 3G 端末からのアクセスを弾いている


だろう壁に、GPP 下駄を履かした iPhone 4S もぶち当たってしまっているようです。



というわけで、IIJmio や bモバイルの LTE 対応 SIM と異なり、

「現状は iPhone 4S の GPP の SIMロックフリーアダプタを使っても、LTE 端末専用の OCN モバイル エントリーd LTE 980 の SIM は使えない」

のですが、昨日 OCN から

4月8日からAmazon.co.jpにて販売を開始した「OCN モバイル エントリー d LTE 980」につきまして、多くのお客さまからご要望をいただいております3G端末でもご利用いただけるように検討を進めております。*1

対応時期につきましては、近日中にご案内させていただきます。

*1対応後は、現在「OCN モバイル エントリー d LTE 980」で提供しているSIMカードにつきましても3G端末でのご利用が可能となります。


という発表がありました\(^o^)/

「OCN モバイル エントリー d LTE 980」における3G端末対応について | OCN

(記事コメントで情報をいただきました。ありがとうございます)

いつ対応するのか判りませんが、全くもって意味不明の LTE 端末縛りでしたので、これが 3G 端末も使えるようになると一気に利用者も増えそうですし、私としても使える端末が増えて大歓迎です。

【2013/4/20 追記】4月19日にOCN より「5月23日より3G端末でも利用可能となる予定」というアナウンスがありました。
「OCN モバイル エントリー d LTE 980」における3G端末対応予定日について | OCN

OCNモバイル 980 が 3G 端末解禁になれば、今回の iPhone 4S + GPP SIMロックフリーアダプターでも使えるようになる可能性は大きいでしょう。IIJmio や bモバイルが使えているのですから。

L-04D(レッド)
L-04D (レッド)

(手持ちの LTE ルーター L-09C は重く大きいので、小さな L-04D 白ロム購入を迷い中…)


とはいえ、この4日間使ってきた実感として

追加チャージなしに 1日30MB の高速通信分が付いてくるだけに
OCN モバイル LTE 980 の SIM は、できるだけ LTE 端末で使いたい


と思います。

今の都市部のドコモ 3G 回線では朝晩中心に激混みで全然速度が出ませんし、3〜5Mbps レベルの速度なんて望むべくもありません。そう思うと、3G 端末で使えるようになるのは朗報だけど、LTE らしい速度が出る SIM は LTE端末で使いたい気はします。

IIJmio のスタートプランのように普段から 200Kbps で安定して使えている回線なら 3G 端末でも十分でしょうけれど(それでも LTE と 3G回線の ping値の違いはかなり体感速度に影響することもあります)、この OCN モバイル 980 は毎日の高速通信分があるだけ、方向性も少し違う気がします。

そういうことも含め、

OCNモバイル LTE 980 は従来の「低速モード+追加料金で高速」とは違う良さ


があって、なかなか面白いですね。何度も書きますが、とにかく現状に近い環境をできるだけ維持してもらえれば、と思います :-)


月額980円の廉価データー通信SIMのニュータイプ「OCNモバイル エントリーd LTE 980」を早速使ってみた
OCNモバイル エントリーd LTE 980 色々速度測定と、1日30MB使いきった後の低速モード感想