ドコモのコンテンツ・物販販促用激安タブレット「dtab」。10インチタブレットが 1万円弱ですから売れないわけがなく、それを見越してか、既に多くの関連アクセサリーは発売されているようです。

液晶保護フィルムは貼らない派ですので不要なのですが、背面 iPad などと同じくツルツルで、自宅内用途の大型タブレットでは立て掛けて使うことが多いので、滑り止めのケースは欲しいなと思っています。が、

ELECOM Huawei dtab シリコンケース クリア TBD-HW01ASCCR
ELECOM Huawei dtab シリコンケース クリア TBD-HW01ASCCR

何の変哲もないシリコンケースで3千円以上もするのかよ!


というのを見て「ないわー、これはないわー」と代替策を思案している次第。

せっかく安く買ったタブレットですからアクセサリーにあまりお金をかけていては本末転倒ですし、しかし国内専用製品ですから中華アイテム輸入ショップに安いアクセサリーが入ってくるのもあまり期待はできませんので、悩ましいところです。



dtab と iPad は液晶サイズも液晶画面の縦横比も違いますから、ボディも dtab の方がやや縦長になっています。ということで、当然ながら iPad 用の製品は寸法が合いません。手元にあるモノをアレコレ試したところ、唯一こんな

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縦長の封筒風ケースだけが dtab にギリギリ合ったので、持ち出す時はこれで良いかと思ってます。持ち出し用タブレットは通常(Android の Nexus 7 ではなく)iPad mini ですので、あまり持ち出すこともないでしょうしね。



さて、前回記事でも書いたように dtab は、デフォルトのホーム画面がドコモのコンテンツ・物販宣伝ページになっているのを除けば、ごくごく普通の、普通に使える Android 4.1 タブレットです。

内蔵ストレージの空きは初期状態で 5GB 程度ですが、Nexus と違って microSDHC カードスロットがありますし、10インチの Wi-Fi タブレットとしてはそこそこ快適に使える性能でもあります。

特に癖のない端末だけに普通に使えすぎて面白みはない


とも言えますし、特筆することもないのですが、前回に続いて使ってみて適当に気がついたことなどを少し触れてみます。


感じ方は人に依ると思いますが、やはり 10インチクラスの端末は 7インチに比べて見やすいのは確か。楽です。その分、重いわけですが、モバイルやベッドサイドでは 7インチ、自宅で座ってゆっくり見る時は 10インチという使い分けはあって良いかな、と感じます。

私の場合、従来その位置には歴代の iPad が鎮座しておったわけですが、今回初めて Android の 10インチクラスタブレットを買って使い始めましたが、iOS → Android の移行も問題なく快適に使えております。

スマートフォンや 7インチタブレットと違って、自宅内でしか使わない 10インチ端末は iOS に依存したアプリを使っていなかったので、未だに困ることや不便さもある iPhone 5 → INFOBAR A02 と違ってスムースな移行でしたね。

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(Gmail ですらも 10インチだと余裕持って使える。年齢が上がれば上がるほど実感 :-)

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(縦画面の Gmail。Retina のような超高解像度ではないが、見づらくはない)

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(10インチクラス端末の一番の良さは、横画面なら仮想キーボードが割と実用になること)


特に、諸事情からここ2ヶ月ほどは初代 iPad を使う機会が多かっただけに快適性は大きな差がありますし、iPad 2 と比べてもレスポンスは良いと感じます(初代ならともかく iPad 2 ならあまり不満を感じないけれど)。

メモリも Nexus 7 や INFOBAR A02 と同じ 1GB。何度も書いていますが、Android 4.x 系では、余裕もないけど不足もないメモリ量

dtab でも Twonky Beam でネット越しで HD ビデオ再生などをするとバッググラウンドにいたタスクが一気に終わったりして決して余裕はありませんが、CPU パワーも含めてゲームでもしない限り十分というのは一日半使って感じています。

ま、Vista あたりまでの Windows 機と同じで、時々再起動させてやった方が良いとは思いますけど X-)

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動画といえば、dtab の強制オプションともいえる「dビデオ」。それなりに配信コンテンツ量はあって、殆どテレビを見ない私でも、

「これだけあって月額 525円なら、とりあえず半年は我慢できなくもないか…」

と思えるわけですが(端末代金が激安でしたからね)、Wi-Fi 経由だとログイン関係が面倒ですね。ドコモに限りませんが、こういうところはちょっと鬱陶しいですね(ソニーもそうだけど)。

安全を優先しているのかもしれませんが、最初に dビデオの機器認証を行なっているのに…と思ってしまいます。dビデオのアプリを作ってログイン済みならサクッと再生、として欲しいものです。

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コンテンツ再生に辿り着くまで、どれだけ短縮できるかは使い勝手に大きく影響するし、私みたいに使っても使わなくてもいいレベルなら尚さら。これでは半年後(正確には契約から8ヶ月後)には解約コースですねぇ。dアニメは別料金だし(←そこかよ ^^;)



このところ、INFOBAR A02 の購入 → iPhone 5 からのメイン端末移行に伴う環境構築やら、サブ機 Xperia mini pro の環境再構築などをやっていたところもあって、dtab は届いたものの、また環境構築をやるのは面倒で、今後ゆっくり…という感じです。

と言いながらも、とりあえず Google Play から日頃使っているアプリを dtab に流しこんだこともあって、

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(購入直後のホーム画面2面目。1面目はドコモ宣伝ページ)

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(常用アプリ 50個以上を流しこんで、あっという間にアプリまみれ。全部で4面に…)


という状態になっています。

初期状態の dtab には Google から強制されている Google 用アプリ各種とドコモサービス用アプリ各種くらいしか入ってませんし、さらに Google のアプリは Gmail も含めてホーム画面には置かれていない状態なのですが、アプリ一覧を見てみると

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こんなファイラーアプリがあったりして興味深いところでした。ファイラーアプリの存在は Android と iOS の一番の違いですし、Android があくまでパソコンの延長であることの象徴ですからね。



また、dtab デフォルトのホーム画面では常に右側にドコモコンテンツへのリンクが表示されています。dtab が赤字大出血販促商品ですから止むを得ないのですが、ホーム画面を自由に差し替えられるのが Android の良いところです。

ですので、サクッと、タブレット向けのランチャーアプリ「GO Launcher HD for Pad」に差し替えました。

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GO Launcher HD for Pad - Google Play の Android アプリ

というのも、殆ど使うこともないドコモコンテンツのリンクが目障りなだけでなく、私の場合、タブレットを縦置き、縦持ちで使うことが多いのですが、ドコモのデフォルトホーム画面は横前提になっていたので使いにくすぎました。

(10インチクラスの端末でも普段から縦で使うことが多いことが、従来 Android の大画面端末を買わなかった理由の一つ。3.x の頃は OS レベルで横固定でしたからね)

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アイコンの並びとかウィジェットとかは、おいおい使いながら整理という感じであります。Android で初めての 10インチ端末ですので、7インチクラスとはまた色々と使い勝手に差があって、ホーム画面の構成やアプリの選択も変わってくるでしょう。

そうそう、今回 Google Play からアプリを 50個強 dtab に流し込んだのですが、いい加減 Google Play もアプリを1個1個インストールさせるだけでなく、チェックボックス形式のマイアプリ一覧からチェックしたアプリを一括で流し込めるようにしてもらえませんかねぇ。

iTunes に相当する管理ソフトがないだけに、ウェブでそういう機能を持って欲しいですね。マイアプリ一覧からアプリを消せる機能も欲しい。無料版を試してから Pro版(有料版)を買ったら、いつまでも両方が見えてるのは鬱陶しいです。

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(Google Play では dtab は HUAWEI Dtab01 と表示される。そのうち 02 も…!?)


自宅内専用と言いながら、昨日今日と試しに持ちだして軽く使ってみたりしています。Retina iPad と大差ない厚みや重さですから、気軽に持ち出せるとは言いませんが、そう悪くもありません。なんか実際に手に取ると Retina iPad より軽い気がしたりするのは質感の違いでしょうか…

ただ、液晶面の反射はかなりあり、また指紋もかなり付きやすく残る感じはしますね(dtab だけが特に酷いというわけではないけれど)。

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1万円弱の端末ですから気軽に使えるのは良いですね。まぁ落として壊したりしたら、その時の修理代はきっと購入金額の倍以上しそうですが…(^_^;)

10インチクラスの Android タブレットを本気で持ち歩く人なら間違いなく「Xperia Tablet Z」にすべきでしょうし、あらゆる面で違うものを比較するのもどうかと思うのですが、実際 dtab がそれなりに十分な使い勝手を提供し、持ち歩くのもそう悪くない(iPad 並み)であることを思うと、色々思ってしまいますね。

Xperia Tablet Z の4〜5分の1の価格で dtab を出してしまったことは、国内メーカーの気合入りまくり端末の邪魔をしてるのでは…と心配にもなります。それくらい dtab は価格の割りには過不足なく使えます。

他社ライバル機と比較しても Retina iPad の4分の1以下、Kindle Fire HD 8.9 の半額であり、そうとは思えない超お買い得感のあるタブレットですから、今回ばかりは docomo グッジョブ!であり、

15年以上継続のドコモ養分ユーザーだし、たまにはこれくらい良いことがないとね


そんな感じでもあります。つーか、プレミアユーザーには2台くらい売ってくれても罰は当たらないかと(笑)

ということで、昨日今日と dtab を使ってみての取り留めのない雑感を書き連ねてきましたが、ひとまずこの辺で。

まぁ、個人的には端末台数がむやみに増えすぎて、あちこちのサービスで

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というアラートが出て、困りまくりですね(^_^;)

専用端末など多様に使える Kindle やKinoppy、iOS と両用で使える Book☆Walker などはもちろん、SONY Reader と Android でしか使えない Reader Store ですら上限に達しているってどういうことよ…と。

各社にメールで頼んで認証リセット→各デバイスで再認証→書籍を各デバイスで再ダウンロード…面倒くさすぎますね。本気で利用機器の整理をしないと、という感じです(^_^;)

ドコモ格安タブレット dtab オンライン販売開始 〜FOMA ガラケーユーザーでも 9,975円で購入可能
激安でも快適性能、ドコモユーザーなら買って損なし 〜「dtab」ファースト・インプレッション【前編】


ELECOM Huawei dtab レザーカバー フラップ付 ブラック TBD-HW01APLFBK
ELECOM Huawei dtab レザーカバー フラップ付 ブラック TBD-HW01APLFBK

(持ち歩くならフラップ付きのカバーケースと思うけど…5千円…)