INFOBAR A02 のファースト・インプレッション記事ですが、前編、中編、後編の3回の予定でしたが、色々と書きたいことも多くなっているので、あまり長文記事になるのを避けるべく4〜5回の記事に分けたいと思います。

ということで、Part 3。

ファーストインプレ Part 2 の記事 では“ダメ出し回”として色々不満を書きましたが、トータルとしては INFOBAR A02 / HTX21 をかなり気に入っています。少なくとも、今のところは。

ただ、iida UI 2.0 を使わなければ、単なる安っぽいスマートフォンになり兼ねない筐体デザイン&質感だけに、正直なところ自分でも「いつ飽きるのか?」は買う前から心配でした…

と思ってはいるものの、使い始めてみるとそう簡単に飽きが来るような UI でもないかな、と感じているので、購入直後のテンションの高さが通りすぎても、それなりに飽きずに愛用している気がします。

このあたりはまた1ヶ月、2ヶ月…半年後に、その都度の印象を記していこうと思っています。少なくとも、すぐにヤフオクへ流したくなるような端末ではなく、購入前にじっくり選んだとおり、

少なくともしばらくは使い続けたくなる端末


であり、買って良かったと思っています。値段的にもハイエンド機より安く、懐には優しかったですしね :-)

というわけで今回は、まだ5日間ですが iPhone 5 に代わって “ほぼメイン端末” として使い倒してきての速度感、バッテリーの保ちその他、褒めたい点を色々と列挙していきます。


◯ au 800MHz LTE は建物内での強さを感じる


今回 au へ MNP して、INFOBAR A02 を買った理由の一つでもあった au 800MHz LTE エリアの広さは、少しずつ実感し始めています。本当なら昨日、熊本から九州内を移動して、

「おお、au Android の LTE は、こんな地方の郊外でもバリバリ入るぜ! 地方では 3G ばかりの au iPhone 5 とはエラい違いだな!」

という感じになる予定だったのですが、直前に熊本行きがキャンセルになったので体験することはなく、相変わらず大阪近辺を中心とする関西エリアのみでの体験でありますが、

建物内ではやっぱり 800MHz 帯の LTE は粘るなぁ


というのは、既に何度か経験しています。

屋外では au iPhone 5 も INFOBAR A02 もバリ5な状態であったとしても、屋内に入るとどちらも弱くなりますが、iPhone 5 が 3G に落ちても INFOBAR A02 は LTE のまま粘ることは、ちょくちょくあります。

InfoBarA02_25


もちろん、もっと奥の方へ行くと INFOBAR も 3G に落ちてしまうことはあるわけですが、それなりに粘るのは浸透力の高い 800MHz 帯利用のおかげであり、iPhone 5 だけでなく現時点では ドコモ Xi やソフトバンク&イー・モバイル LTE に対してもアドバンテージでしょう。

なにせ、多少電波状況が弱々しくなったとしても LTE が入れば、やはり 3G とは速度が違います。

InfoBarA02_26SpeedCompare1_iPhone5
(au iPhone 5 / 2GHz帯 LTE が届かず 3G 状態)

InfoBarA02_27SpeedCompare1_A02
(INFOBAR A02 / 同じ場所で 800MHz帯 LTE を拾う状態)


au の 3G が時間帯によってはやたら遅いことがあるので、少しでも LTE が入る時間が長いのは助かるし、精神安定上もよろしいですね(笑)。3G が厳しいなは au だけじゃなく、他社も都市部では同じような状況のようですが…

au iPhone 5 の LTE エリアの狭さも昨年末にはボロカスに言ってましたが、LTE から 3G に落ちていたところが落ちなくなっている場所が増えてきて、大阪圏では徐々に穴が塞がっていってるのを実感します。

とはいえ、関西でも都市部エリアを離れると au iPhone 5 の LTE はお手上げで(大津あたりでも中心部以外はまだ全然)、今後は 800MHz LTE との差を実感するだろうと思います :-)




◯ まだ利用者が多くない au 800MHz LTE、今のところは速い


au 800MHz LTE は昨秋からサービスインされたばかりで利用するユーザーもまだまだ多くないと思われますので、現時点ではかなりスピードが出ます。夕方の通勤時間タイムでも

InfoBarA02_28SpeedCompare2_iPhone5
(au iPhone 5 / 2GHz帯 LTE)

InfoBarA02_29SpeedCompare2_A02
(INFOBAR A02 / 800MHz帯 LTE)


と、同じ LTE でも差があります(どちらもバリ5の場所で計測)。

ただ、au iPhone 5 のこの速度でも不満があるわけでもないですし、何よりも

au 800MHz LTE も速いのは今のうちだけ


であり、利用者が増えてきたら必ず遅くなるのは WiMAX でも Xi でも au iPhone 5 でも繰り返されたこと、経験してきたことです。

昨年 9〜10月頃の au iPhone 5 でも、電波状況の良いところに行けば 20Mbps くらいは出ていましたからね。それから速度低下していったのはあっという間ですが、iPhone 5 でも現状は不満を感じる速度ということでもありません。不満はエリアのみ!

特に au の場合、今は WiMAX と分散しているから空いているのであって、WiMAX スマートフォンのユーザーが LTE 機種に買い換える時期になれば、どんどん LTE ユーザーが増えて遅くなるのは自明です(その頃には WiMAX 2 が出てるかな…厳しいか)。

それにもし、次期 iPhone で 2GHz に加えて 800MHz LTE にも対応してきたら、あっという間に現在の 2GHz LTE と同じ状況になるでしょうから、速度に関しては今のうちだけ、の話ですね。




◯ 「現時点」では殆どストレスなく快適に利用できる処理速度


昨秋〜冬モデルくらいからは本当にストレスなく利用できる Android 機が増えてきて、この新しい INFOBAR もその一つ。同じクワッドコア 1.5GHz 機でもフルHD ではなく画面解像度が低い分、有利な点もあるかもしれません。

既に40個ほどアプリを追加して、幾つかのアプリを常駐させつつ使っていますが、さほどパフォーマンスの落ちもなく、待たされ感も少なく、スムースに使うことができています。

iida UI 以外の、一般アプリにおける操作感触の滑らかさはまだ iPhone に及びないところはありますが、普通に使う分には何ら不満のないレベルです。

また、

同じようなスペックの Nexus 7 よりレスポンスや操作感は確実に上


ですね。サクサクと言うよりはヌルヌルって感じですが。

トレンドの5インチ液晶ハイエンド機と比べても、フルHD液晶に拘らない人なら現状十分満足できる端末であると思います。フルHD の精細な画面、フォントにこだわるるなら別ですが、キビキビ感サクサク感は INFOBAR A02 でも問題ありません。




□ メモリ 1GB で不足を感じることはない、が…


前項で書いたとおり、現時点で INFOBAR A02 が速度面で不満を感じることは、殆どないと思います。少なくとも私はありません。

ただ、購入する理由と懸念を書いた記事でも触れたように、搭載メモリ 1GB という点は将来において少々不安要素ではありますし、

アプリ切り替えやブラウザの複数タブ切り替え時のリロードは多め


かなぁ…と思います。何を基準に多めなのか?といえば、Android のメモリ 2GB 機(HTC J Butterfly)や iPhone 5 と比べて、の話ですけれど。

友達の Butterfly をしばらく弄っていた時の体験からすると、Android のメモリ 2GB と 1GB の差は(現時点では)使い勝手に大きな影響を与えるわけではないと感じますが、再読み込みの頻度には差がある印象です(iOS デバイスで言うと iPhone 4S と iPhone 5 の差と似ている)。

InfoBarA02_SS12
(普通に使っている、ある瞬間でのメモリ使用状況。余裕はある)


あまり細かくは追ってないのですが、メモリの使用状況を見ていていると空きメモリがあまり減らないうちから裏に回ったプロセスをメモリから追い出してる感じで、

メモリ 1GB で不足を感じることはない


ですが、反面、アプリやブラウザタブを切り替えた時に再読み込みが少々多めになってしまうかな、と。

Wi-Fi や LTE のような高速通信環境では気にならないでしょうが、3G 低速通信環境で多くのアプリやブラウザタブを切り替えて使っていると、ちょっと差は感じるかもしれません。

ま、そうは言っても、現時点での通常利用時のパフォーマンスは十分良好ですし、多少再読み込みが多かろうと概ね快適に使えるのは変わりませんから、この項は半分戯言みたいなものです(将来的な話は別)。




◯ バッテリーの保ちは満足


購入から5日間フルに使っているというか、環境構築途中ということもあって、通常以上に使っていると思いますが、

個人的にバッテリーの保ちは満足


しています。

十分実用的と言いましょうか、

au iPhone 5 と比べてもバッテリーの保ちに遜色はない


ですね。旧来使ってきた Android 機の印象とは随分違います。

(従来のメイン機が iPhone ですから、どうしてもそこが基準になってしまいますし、スマートフォンのバッテリーの保ちに関しては iPhone を基準しても良いと考えてます)

購入前にスペックで見ていた時も連続待受や連続通話時間の公称値も HTC J Butterfly より上(バッテリーもちょっとだけ多い)だし、同じ土俵では比較できませんがドコモなどの新製品端末よりは公称スペックのバッテリーの保ちが良かったので、少しは期待していましたが、十分満足できるレベルです。

また、

バッテリー交換可能


というのも、最近では好感可能な端末が少なくなってきただけに魅力です。

InfoBarA02_21


電池パックは au 直販で 2,310円。ただ最近は、バッテリー交換可能な端末では予備バッテリーを買うものの、最近はモバイルバッテリーで充電することが多くて、予備バッテリーを殆ど使ってないので、買うかどうか悩ましいところです。

電池パック(HTX21UAA)| au Online Shop

microUSB 端子の蓋があんな感じであまり使いたくないので、出先では予備バッテリーを交換という前世紀的な方法に戻る方が良いですかねぇ…

なお、充電に関しては、「もうちょっと充電は速くてもいいんじゃないかなぁ」という気はしますが、困るほど遅いわけではないので、可もなく不可もなし、ですね。




というわけで、今回は電波状況や端末の処理速度、バッテリーの保ちと言った、実用的には最も重要な点についての第一印象を書いてみました。上記の通り、これら

スマートフォンの一番基本的な部分については、満足のひと言


です。安心して使えます。

ファーストインプレ Part 1 の記事冒頭にも書きましたが、メイン端末を仮にでも iPhone 5 から INFOBAR A02 へ移してみるのに当たって一番重要な部分、使ってる時のサクサク感やバッテリーの保ちについては心配要らないとの判断ができています。

とはいえ、メイン端末を本気で移行するには幾つかのハードルがあるわけですが、それについては尚、模索中です。

最初に書いたとおり、3回で終わる予定だった INFOBAR A02 のファーストインプレ記事ですが、もう少し続きます。次回はちょっと細かい点をつらつらと書いてみます。

INFOBAR A02 《AOAO》ファースト・インプレッション【1】
INFOBAR A02 《AOAO》ファースト・インプレッション【2】ちょっとダメ出し回