前回記事で書いたように au INFOBAR A02 / HTX21 のようやく発売された《AOAO》 を昨日契約購入しました。

本ブログ記事でも何度か書いてきたように、今年はスマートフォンのメイン端末を iPhone から Android へ一時的にでも移してみようかと考えていましたので、今回の INFOBAR A02 は早速 iPhone を置き換えられるか?という感じで持ち歩き始めています。

過去にない本気度ですし、だからこそ今回は「本気で自分が使いたくなる Android スマートフォン選び」でした。サブ機だからネタ的なことも含めて適当に、ではなく、本当に自分がメインで使っていくのに相応しい端末選びの結果として INFOBAR A02 を選択しました。

InfoBarA02_14
なかなか発売されなかった AOAO の色にこだわったのも、本気で選んだ故です :-)


もっとも、前回記事に書いたように au の毎月割がショボすぎて iPhone 5 と2台を LTE フラットで使うようなお大尽モードは不可能ですので、毎月割の少ない INFOBAR A02 の SIM は3円運用で眠らせる予定です。

どちらをメイン端末にするかは決めてませんが、au の 800MHz 帯 LTE のエリアの広さを考えると INFOBAR A02 に SIM を挿して運用し、iPhone 5 を Wi-Fi でぶら下げた方が電波状況的には良いだろうと思ってますが、使い慣れた iPhone の呪縛からどこまで脱出できるかどうか。

おまけに Google Reader 廃止という状況を鑑みて、今後は Google 依存率を下げたいと思っているところですから、Android にメイン端末を移行するのは逆ですし、セキュリティソフト必需品のケータイなんて使いたくないなぁ…なんていう気持ちも変わらないわけで。

InfoBarA02_SS6
(本日リリースの A02 向け2つ目の追加テーマ「Park」 春らしくて良いね


というようなことがあるにせよ、今回メイン利用を念頭に置いた Android スマートフォン選びで何故 INFOBAR A02 を選んだか?ですが、

iPhone も iPhone だが、Android も金太郎飴化が進んでいて
買い換えたい、買い増したいと思わせるスマートフォンがなくなってきた


状況にあって、

独自の世界観を持つ INFOBAR の魅力


は、「ちょっと使ってみようかな」と思わせる訴求力がありました。

いや、そんな格好いい言葉ではないですね。もっとハッキリ言うと

もう Android のカスタマイズごっこは飽きた


わけで、

初期状態が一番クールで使いやすい Android 端末が欲しい
という思いの結果が INFOBAR A02 だった


と。


INFOBAR A02 は、昨今のトレンドである「5インチ液晶、フルHD解像度 (1980x1020)、全部入り」のハイエンド機とは違い、スペック的にはミドルレンジ機であり、

  • LTE & テザリング対応

  • クアッドコア CPU (1.5GHz)

  • 防水・防塵

  • おサイフケータイ、NFC、ワンセグ、赤外線通信、


あたりは押さえていますが、これらはもはや Android スマートフォンの最低限スペック。

その反面、

  • 液晶サイズはハイエンド機のトレンド 5インチではなく 4.7インチ

  • 液晶解像度も HTC J Butterfly 以降、ハイエンド機の定番フルHD (1920x1080 pixels) ではなく、ミドルレンジ機スペックの 1280x720 pixels

  • メモリ (RAM) もハイエンド機の 2GB ではなく 1GB しか搭載していない
    (現在の Android で 1GB は必要条件は満たしているけど将来込みの十分条件ではない感じる)

  • 外部カメラは 800万画素 F2.0 と今どき何も珍しくない仕様(iPhone 4S と同じ)

  • Android のバージョンも 4.1 と、やや古い

  • 液晶サイズの分だけ5インチ機より小ぶりだが、5インチ機と比べて薄くも軽くもない

  • 高級感や質感とは無縁のボディ


なわけで、ぶっちゃけ言えば

スペック的には特に見るべき点のない平凡な Android スマートフォン


です。

ただ、将来的な部分で懸念はなくはないものの(後述)、旧来の Android INFOBAR を触った時のように「んー、UI は面白そうだけど、このレスポンスではなぁ」(同時期 iPhone 比)というようなことが今回の INFOBAR A02 ではないですし、実機を触ってレスポンスや挙動に納得できるものがありました。

この冬春モデルの Android ではレスポンスや使い勝手の感触も随分と満足できるようになり、まだちょっとした部分のレスポンスやタッチ具合は iPhone の方が良いと感じるものの、ハイエンド機ではない INFOBAR A02 でも十分使っていけるかな、という印象でした。

もちろん、INFOBAR A02 実機を使ってみて使い勝手や UI デザインにはすこぶる良い印象がありましたし、なにより

iida UI 2.0 のこのウネウネ感のあるインターフェースを
心ゆくまで使ってみたい!


という気持ちに抗しきれなかったとも言えます。

従来機ではここまでウネウネ、ヌルヌルじゃなかったので、正直使っていて気持ち良いです :-D

InfoBarA02_04
(発売後に追加テーマとしてリリースされた chocolate)


反面、INFOBAR A02 を買うにあたって躊躇した点、懸念もありました。

一番気になったのは HTC J Butterfly で問題になっている充電用 microUSB 端子の蓋(キャップ)のこと。

防水対応の HTC J Butterfly では microUSB 端子が蓋付きでしたが、使っているとすぐに千切れるという有名な問題がありました。INFOBAR A02 も全く同じです。

InfoBarA02_11


同じ HTC 製で平行して開発が進んでいたせいなのか、昨秋発売以降さんざん言われているのに何も対処はされておらず、置くだけで充電可能な充電スタンドも発売されていません。

下記写真右側のとおり、INFOBAR A02 にはボディに充電用の接点がありますので、充電スタンドが発売されたら microUSB 端子のキャップを毎日開閉して充電しなくても済むはずです。

InfoBarA02_12


が、INFOBAR A02 発売時にも、その後1ヶ月経った今も音沙汰なし。

au & HTC 製端末の場合、HTC J Butterfly にもボディに充電用接点はあるのですが、半年近く経っても充電スタンドは用意されておらず、発売するというアナウンスもなし、という直近の事例があります。

INFOBAR A02 の場合は

右側面には卓上ホルダ用の充電端子が用意されている。INFOBAR A02に同梱はされないが、卓上ホルダは「なるべく早く発売できるよう検討している」(KDDI)とのこと。

HTC J butterflyとの違いもチェック:写真で解説する「INFOBAR A02」(外観編) - ITmedia Mobile

という記事もありますが、どこまで信用できるやら…です。

もちろん、このキャップが取れたら防塵防水にも対応できなくなるのは言うまでもありませんし、修理している間は手元に端末がなくなることになります。

この点は買う前から一番の懸念であり、買うのを思いとどまらせる要素でしたが、結局魅力が勝って購入してしまいましたが、大きな不安要素です。一刻も早い充電スタンドの発売をお願いしたいものです。



また、先ほど述べたようにスペック的にはミドルレンジ機です。液晶画面のサイズは 5インチでも 4.7インチでも大差ないし、液晶解像度がフルHD であって欲しいとは全く思わないので、そのあたりは問題ないのですが、

今年発売なのにメモリ 1GB というのは将来の禍根になるかもなぁ


と思っています。特に過去の Android 機でアップデート不可にされた経験が何度もあるだけに、ちょっと気になっています。

特に、似たようなスペックである Nexus 7 を半年使ってきて「メモリ 1GB は Android 4.x での快適なギリギリ条件に近い」印象があり、メモリ 2GB 機なら印象が違うかもなぁ(iPhone 4S と iPhone 5 の差のような)と感じています。

INFOBAR はスペック的なことを問うスマートフォンではないと判っていますが、そういった経験から INFOBAR A02 のスペックではメモリ搭載量だけが残念だったな、と感じています。

現時点ではストレスを感じるようなことはないのですが、昨今発売されているモデルの中では決して性能が高いとは言い切れない INFOBAR A02 ですから2年後までストレスなく使えるのでしょうか…

もっとも、iida UI に飽きたら INFOBAR そのものの存在価値がなくなりそうですから、私の場合、2年後まで手元にあるかどうか判りませんけどね(^_^;)

InfoBarA02_SS1
(宣伝でよく見るこのタイル画面もいいけれど…)

InfoBarA02_SS2
(階層化っぽい List View も意外と良かったり)


そんな多少の懸念はあるものの、元々 INFOBAR は使ってみたいけど使う機会がなかったところへ

ようやく納得して買える INFOBAR が出てきた


という感じだったので、INFOBAR A02 へ落ちてしまいました。

Android OS はホーム画面ですら多様な選択が可能なように、自由なカスタマイズが売りです。出てくる端末の使い勝手もデザインも雑多。そのことは大変なメリットで自分自身も楽しんできているわけですが、ただ何年も、何度もやってたら飽きるわけです。

パソコンのデスクトップその他のカスタマイズと同じで、やっていたらキリがない。カスタマイズには正解がないだけに終わりがありません。そして、どこでキリを付けるかといえば、飽きるしかない。

けれど、旧来の Android 機では出荷状態のままで、UI デザインで使おうと思わせるものが少なかったのも事実。

面倒くさいからそのまま、ということはありますし、Xperia mini pro のように端末自体のスペックが極端すぎて、一般的なホームアプリでは逆に使いづらくなって「メーカーデフォルトが一番じゃね?」ということもありましたが、店頭でデフォルト UI を触っていても魅力を感じないものが多かったと思います。

ただ、最近の Android 端末では(性能的に余裕が出てきたせいもあるのか)どの端末メーカーも工夫した UI を載せようとしているようです。

ソニーなんかは顕著ですし、個人的には ELUGA X のように「片手操作がしやすいようなハード&ソフトウェア UI の提示」「長年のガラケー P ユーザーのためのメニュー」あたりには興味を惹かれています(今のドコモ端末で買うなら私は ELUGA X 一択)。

金太郎飴化しているスマートフォンにおける特徴づけ、という点も含めて

Android らしいカスタマイズは、どの機種でもできるのだから
逆に初期状態やメーカー/キャリアが提供する内容にどこまで魅力を感じられるか?


はポイントだと思っています。

そして、

メーカーお仕着せの良さを一番知っているのが iOS ユーザー


でもあります。

だからこそ、Apple & iOS ほどでなくても統一された INFOBAR のコンセプト、世界観の存在は iPhone ユーザーだからこそ琴線に触れる、気になる部分があると感じています(少なくとも自分はそう)。


INFOBAR も今や Android スマートフォンであり、ガラケー時代の INFOBAR に比べると尖った部分は減ってきていますし、アプリ画面になれば、ただの Android でしかありません。また、A02 の製品デザインは従来ユーザーからあまり評判良くないとも聞きます。

率直に言えば、私もINFOBAR A02 の外装デザインはさほど良いとは思わないですし、質感という点は全くないボディではありますが、iida UI 込みのハード&ソフト両方込みのバランスとしては悪くないと判断して購入に至りました。

(そういう意味でも、iida UI から別のホーム画面に買えると、途端にハードウェア部分とのデザイン整合性が取れなくなりそうではあります)

また、iida UI 2.0 のデザインやアニメーションの動きは、ぱっと見に目につく分、お遊び的で飽きるかもなぁ…という懸念はありますが、実用性に問題があるような UI ではなく、楽しく心地よく使っていけそうでしたし、少なくとも今のところはそうです。

少なくとも現時点では、Android 端末においてキャリア or メーカーから遊び心を感じさせる UI を提示し、ハード&ソフトに統一したデザインコンセプトを持つのは INFOBAR 以外にないですし、何よりも

理屈よりも実機に触れて「一度ちゃんと使ってみたい」と思えた


のが決定打でした。

ウネウネ、ヌルヌル iida UI、いいね :-)


INFOBAR A02 《AOAO》ファースト・インプレッション【前編】