単なる戯言記事ですが、とにかく最近円安になりすぎまして、まぁ日本経済的にはよろしいことだと判っていても、海外の製品を直接買うことが少なくない私としては「高くなったなぁ…」と思うことが多いわけです。

その一例として VMware Fusion でも、円安がゆえに本国のストアよりも国内代理店パッケージ品を買う方が断然安くなってしまった、ということがあったので簡単に。



β版のころから長年愛用している、というか仕事的にも必須の VMware。Mac でも VMware Fusion 初期バージョンから使い続けているわけですが、最近ようやく手元の Mac も順次 10.8 系にアップデートしていることもあって、VMware Fusion も 5 へ更新することになりました。

従来から VMware 本家のストアで購入していて、VMware Fusion 5 ではアップグレード版も単体版も同価格で $49.99 USD。

日本の代理店 act2 では5千円弱で売っていますから、円高の折りならカードの為替手数料を考えても圧倒的に本家ストアで買った方が安かったわけです。数カ月前までは。

ところが昨今の円安ですので、ちょっと価格を確認してみよう…と思いましたら、以下のとおり。

まず、本家ストアで VMware Fusion 5 をダウンロード版ライセンスを見てみると

VMwareFusion5Buy1
本家ストアで普通に日本円で買おうとすると、今や 6,015円


いくら円安とはいえ、1$ = 120円というのは為替レートをボリすぎです(記事執筆現在 1$ = 95円程度)。VMware 本家ストアも日本円で買うことができなかった時はむしろ簡単だったのですが、日本円換算で変えるようになってから罠が多くなりました。

ただ、本家ストアでもカートに VMware Fusion 5 を1個入れた後、支払いを USD に変更すると、本家価格の $49.99 USD になります。

VMwareFusion5Buy2


それでもクレジットカードの手数料込みの為替レートを考えると5千円前後になってしまう昨今です。今後どう変動するか判りませんが。


で、国内代理店の act2 での販売価格を見てみると act2 ストア直販では

VMwareFusion5Buy3
すぐに利用可能なダウンロード版も 4,900円

VMwareFusion5Buy4
パッケージ版も 4,900円


となっていまして、手数料込みの為替レートを考慮すると「こりゃ国内扱いを買った方が安いかもしれんなぁ」という状況になっています。

海外製品、特にソフトウェア・プロダクトは国内代理店を通して販売されると、大した付加価値もなく値段だけはやたら高くなる、というのが相場でしたが、最近は少々違う状況でもあり、そのせいか今回は

円安になったタイミングがゆえに、国内代理店版の方が安い


という状況が生まれています。もちろん、円安が進めば、価格改定が行われる可能性は小さくありません(iTunes Store の 1$ = 85円設定も、いつ値上げされてもおかしくない)。

また、VMware Fusion 5 でいえば、直販ストア(4,900円)で買うよりも



と、かなり安くなっています(記事執筆現在の価格)。円安になった今、本家ストアで買うよりずっと安い値段になっています。

もちろん、Amazon の価格もいつ変わるわかりません。数日前の Amazon 商品の大量値上げ時に VMware Fusion 5 も5千円近く上がり、翌日元の価格に戻りましたが、今後はどうなるやらです。

いずれにしても、円安になった今、個人輸入するより国内代理店製品の方が安いこともあるので、買う前にはチェックを怠らないようにせねば…という戯言でした :-)


ドンケ F-2 サンド
DOMKE ドンケ F-2 サンド

(カメラバッグの類も輸入品が多いから、早めに手を打たないといけないのだが…)