昨年末、NEX-7 を興味持っていた友人に売って(像面位相差AF 搭載の)NEX-6 でも買おうと思っていたのに、なんか面白みを感じなくて少し悩んで購入した X-E1。
NEX と比べると色々とモッサリしているのは十分判って買ったけれども、
のも、また事実。
バリアングルモニターのような判りやすい差だけではなく、X-E1 には少なくとも2つ、根本的な問題があると感じています。
もちろん、X-E1 はそういったところを目をつぶっても使いたくなる良さもあるわけですが、NEX-7 同様にコンパクトデジカメより使いやすいとは感じられない点、ボディサイズの余裕はあるけれど工夫の無さを感じるのです。
NEX と比べると色々とモッサリしているのは十分判って買ったけれども、
X-E1 を使い始めて NEX の良さを再認識することも多々ある
のも、また事実。
バリアングルモニターのような判りやすい差だけではなく、X-E1 には少なくとも2つ、根本的な問題があると感じています。
- シングルタスクのような内部処理で、ユーザビリティが一昔前のデジタルカメラであること。機能的にシンプルとかそういった次元ではない。
- ハードウェア・ボタンの配置を含めて、ファインダーを覗きながら設定を変更する、ということに全く考慮していない UI 設計。
もちろん、X-E1 はそういったところを目をつぶっても使いたくなる良さもあるわけですが、NEX-7 同様にコンパクトデジカメより使いやすいとは感じられない点、ボディサイズの余裕はあるけれど工夫の無さを感じるのです。
NEX-7 は7割?満足しつつも色々と文句言ってきましたし、実際(発売当初の1年前に)十万円を超える“中級機”として発売されたわりには物足りないところはありました。
昨年前の「お買いものベスト 2012」記事で、どちらかと言えばダメ的な評価をしたのも、せっかく良さげなハードに使い勝手がついてこなかった点が主でした(機能的にも同クラスのライバル機 OM-D に比べて残念な点が目立つしね…)。
NEX-7 の UI はハード的な部分や使い始めはかなり良さそうに見えつつも、使い続けると細かい点で微妙なところがあったり、「なんでこれができないの?」というのが出てきましたが(それはどのカメラにもあるけど)、
わけです。
X-E1 は「自分が基本に立ち返って撮るために買ったカメラ」であり、「できるだけキチンと考えて撮るために買ったカメラ」で、操作レスポンスが酷いおかげで「嫌でも考えて撮る余裕ができてしまう」というところもあって、適当にレリーズを切ってしまうことの多い私には、良い矯正道具かもしれません。
でも、前回記事でも触れたように
といったあたりは、ホント今どきの10万クラスのカメラとしては本当にどうかと思う仕様、レスポンスです。何年前のカメラなのかと。
とにかくサッと撮ることには向かない。ブラケット設定していると一発撮って「あ、ちょっとミスった」と思っても、次を撮るまでに時間がかかりすぎる。
でもあるし
でもあります。とにかく手順や待ちの多いカメラです。
以前、もっさりカメラの代表みたいに思っていたシグマ DP シリーズも、現在の Merrill 系は決してレスポンスが良いとは言わないけれど、ストレスを感じることは少なくなっています。
RAW 撮影必須のカメラであり、RAW の書き込みには「どんだけ時間がかかるねん〜」な感じではありますが(1枚 50MB もあるから仕方ないけど)、書き込みの間に撮影も可能です。ちょっと反応が鈍くなる部分もありますが、何もできないよりは1億倍マシです。
また、メニュー項目がそれなりの数があるのに、背面ダイアルでグルグルと回して項目選択できないのも不便ですね。
と言い切りたい。
背面ダイアルでグルグル回してメニューを素早く選ぶことができれば、今どきの大量のメニュー項目へのアクセスも多少はストレス軽減できます。でも上下左右ボタンでちまちまやるのは、ホント面倒くさい。
X-E1 にも背面ダイアルはあるのですが、ちょっと外れた上の方に小さなジョグダイアルがあって、あまり使いやすいとは私は思いません。
このジョグダイアルだと回してメニュー項目を選べたとしても使いやすいとは言えないでしょうし、そういった使い方では決定ボタンとダイアルが離れてると使いづらいですからね…
そういう意味ではクイックメニューも項目数が多いだけに上下左右ボタンで変更したい項目へ行く手間・時間を考えると、あまり“クイック”ではないように感じています。
確かにズラッとメニュー項目が4列4行に整然と並んではいますが、ただそれだけ。
ドライブモードの設定や AE の設定は別途独立ボタンを押して行わなければならず、クイックメニューの中に16個もの項目が並んでいる割には、主要な設定が完結するものでもありません。
おまけにクイックメニューからドライブモードの設定や AE の設定を行おうとすれば、一度レリーズ半押しするかQボタンを押してクイックメニューを抜けてから DRIVE ボタンや AE ボタンを押さなければならない糞な操作性は前述のとおり。
正直なところ、あまり使い勝手の良いクイックメニューと感じないんですよね…
上下左右ボタンで選んでいかなきゃならない通常メニューを使うよりはマシですけれど、クイックメニューはなくても背面ダイアルでダダっとメニュー項目を選んでいける機種(Nikon 1 とか)と、どこまで差があるかなぁ…なんて思ってしまうくらいなんですよね。
もうちょっと“クイック”メニューである意味を考えてもらいたいものです。
そして、大きな問題のもう一つが、液晶の左右にあるボタンの機能配置。
私も一眼レフを使ってきているので、液晶の左側に数個ボタンが有るのは慣れていますし、最初はそれが X-E1 の魅力だと思っていました。ただ、今は果たして、それは決して良いことではなかったと感じています。
少なくともファインダーを内蔵しているカメラにおいては
が求められていると思います。
レンズ交換式カメラの撮影時には左手はレンズ側にあることが殆どですから、ファインダーを覗きながら設定変更するような項目を、カメラを持ち替えなければ設定変更できないというのは、カメラのユーザーインターフェースとして根本的に失格でしょう。
液晶左側にボタン類が並んでいても良いのですが、それはファインダーから主に目を離した時に使うボタンであるべきのはずです。
Nikon 1 も V1 → V2 のモデルチェンジで液晶左側にボタンを新設しましたが、そのボタンの機能を見れば、そういったことをきちんと考えて作っているのは明らかです。
富士フィルムがカメラの操作性、ユーザーインターフェースを判ってないとは思えませんから確信犯なのでしょう。また、X100 → X100S でもそのあたりの改善がないのを見ると、ますますそういう気がします。
今後富士フィルムが改善したモデルを出してくれればいいのですが、
という気がしていますし、このあたりが改善されたモデルが出たら速攻買い替えだろうな、と思っています。
いずれにしても、X-E1 の操作性を鑑みるに、ぶっちゃけ NEX-7 どころか
と思っています。少なくともストレスなくサクサクと設定変更できる、サクサクと撮れる、という点では足元にも及ばないレベル。
このことは CyberShot RX100 と比べると痛切に感じます。
両者を比べると、RX100 が限られたリソースで頑張ってるのを感じるのに対して、X-E1 は工夫も考えも足りないように感じられます。
これは NEX-7 を使っていて何かしらのもどかしさを感じていた時に、RX100 を購入して使い始めて気づいたことと同じです。
NEX-7 も X-E1 も RX100 や PowerShot S100/110 のようなコンパクトデジカメと比べると色々な点で余裕があるのに、何故か生かしきれてないと感じる。コンパクトの精一杯の工夫に遠く及ばない感を抱くのです。
特に X-E1 に関しては、図体(ボディサイズ)がミラーレス機の中でもかなりデカいにも関わらず、操作性という点ではどこまで生かされているのか疑問を感じざるを得ません。上下左右ボタンも他社に比べて使い良いでわけでもなく、ダイアルはむしろ小さく貧弱。
これで出力画像に大きな魅力がなければ、「デザインだけのファッションカメラ」呼ばわりしていたかもしれません(さすがにそれは酷すぎるけど :-)。
ただ、矛盾したことを書くようですが、操作性という点では X-E1 より NEX-7 の方がずっとマシ、と思いつつも、X-E1 は許せて NEX-7 は許せない的なところがあるわけです。
もちろん、出力画像への魅力の差もそう感じる理由でもあるのですが、なんというか一番思うのは
なわけです。
NEX-7 への不満は「ちょっとしたことへの手抜き」だったりするわけです。「ここまでやっていて、なんで、それができないのかなぁ…!」という思いが NEX-7 には強かったのです。個人的な好みも多分にありますが、主にそのストレス。
また、NEX-6 に買い換えるかどうか迷って、実機を触ってみて不満解消どころか、カスタマイズ性ではより酷くなってる部分もあって、NEX-7 と同じような思いをすぐに感じたので買いませんでした。
ところが X-E1 を使っていると
そんな気になるわけです。できるのにやらない奴には色々言いたくなるけど、話にならないレベルの奴には何も言えないのに近い。まぁ私は敢えて言うんですけど X-)
今どき、シングルタスク的な待たされ方を頻繁に感じるレンズ交換式カメラも珍しく、それは今後改善されるべきものですが、あまりにもレベルが低すぎて文句を言いつつも諦めてしまう感じなのです。
もちろん、そのダメさ加減を許容できる魅力(画質)があるのが前提なわけですが、NEX-7 ではどうしても気になって仕方ないことがあっても、X-E1 はあまりにもダメな点が多くて、そこに自分が合わすしかないな、と。
そういう意味では NEX-7 と X-E1 で同じように文句をつけていてもレベルも違うし、それでも
と思わせるわけです。結局そこに行き着くのですが。
自分にとって理想のカメラなんて、あるもんじゃないわけで、あちらを立てればこちらが立たず、機械なんて、どこか妥協して使っていくしかないのは重々承知です。
でも、
なので、内部処理も含めて使い勝手は根本的に改善してほしいものです。
さすがにこの待たされ感が将来も治らないようならば、この画質をもってしても使い続けていけるかどうかは悩んでしまうかもしれません…
とまぁ、ここまで書いてしまうと富士フィルム大好きな方々から怒られてしまいそうですが、2ヶ月近く使ってきての本音を書くと、こうなります。一個人の意見をオブラートに包んでも仕方ないし、参考にするのもしないのも受け手次第ですから、私は自分の思ったことを書くまでです。
それに、何度も書いているように
なわけです。気に入ってるからこそ言いたくなる、そういうところもあります。どうしようもなければ、ブログにも書かずにそっと売却していたでしょう(全く合わなくてそうなる危惧は少なからず感じていた)。
ボディサイズがデカくてカバンへの収まりは決して良くないのに、購入後2ヶ月経ってもファーストチョイスなカメラ。これは自分でも意外でした。
新しいカメラですから最初は出かける度に持ち出していても、このサイズを考えればそのうち持ち出し率は下がるだろうなぁ、と。そう思っていたのですが、なかなか下がらない。むしろ、X-E1 以後に買ったカメラの方が(特定用途として買ったとはいえ)持ち出さない。
「わざわざ、デカい X-E1 を持ち出したくなる理由は何なのだろう?」
このところ、ずっと疑問だったのですが、“X-E1 の煽りを食って撮影枚数が一番減ったのが RX100” ということを考えていって、ようやく回答を得た気がします。それについては、次回記事にでも。
■ モッサリニモマケズ、CBキャンペーンニモマケズ 〜 X-E1 と二ヶ月 セカンドインプレ【前編】
P.S.
上記文章の中に組み入れるのを忘れましたが、パノラマ写真撮影は本家とも言える SONY NEX より X-E1 の方が使いやすいです。
SONY のスイングパノラマ機能は画期的で便利に使ってきたのですが、カメラをパンする時に結構シビアさを要求します。途中でスイングパノラマが終わってしまうことも多々あります。
それに比べると X-E1 のパノラマ写真撮影機能は、最初の動き出しこそタイミングが遅くて判りづらいですが(これもまたレスポンスの悪い部分の一つ)、その後のカメラを動かし方の余裕さはソニー機以上、合成した写真の出来栄えもなかなか良いと思います。
お遊び機能が全くといっていいほどない X-E1 なのにパノラマ合成撮影機能だけがあって不思議な感じがしましたが、これはかなり使えますね。

(パノラマ合成撮影例 / X-E1)

(パノラマ合成撮影例 / CyberShot RX100)

(パノラマ合成撮影の楽ちんさでは随一の iPhone 5 の例。画質は低くても撮りやすさは上)

(iPhone 5 ではミスしても頑張って合成してくれる。こういう余裕がカメラにも欲しいね)

(パノラマ合成撮影例その2 / X-E1)

(パノラマ合成撮影例その3 / X-E1)
昨年前の「お買いものベスト 2012」記事で、どちらかと言えばダメ的な評価をしたのも、せっかく良さげなハードに使い勝手がついてこなかった点が主でした(機能的にも同クラスのライバル機 OM-D に比べて残念な点が目立つしね…)。
NEX-7 の UI はハード的な部分や使い始めはかなり良さそうに見えつつも、使い続けると細かい点で微妙なところがあったり、「なんでこれができないの?」というのが出てきましたが(それはどのカメラにもあるけど)、
文句つけてた NEX-7 が素晴らしく思えるほど、X-E1 の操作性は悪すぎる(酷すぎる)
わけです。
X-E1 は「自分が基本に立ち返って撮るために買ったカメラ」であり、「できるだけキチンと考えて撮るために買ったカメラ」で、操作レスポンスが酷いおかげで「嫌でも考えて撮る余裕ができてしまう」というところもあって、適当にレリーズを切ってしまうことの多い私には、良い矯正道具かもしれません。
でも、前回記事でも触れたように
- JPEG 3枚ブラケットで撮って数秒待たされる
- 書き込みで待たされる間、何もできない
- ある設定から別の設定へ行くのに一度その設定画面から抜けないと移動できない
といったあたりは、ホント今どきの10万クラスのカメラとしては本当にどうかと思う仕様、レスポンスです。何年前のカメラなのかと。
とにかくサッと撮ることには向かない。ブラケット設定していると一発撮って「あ、ちょっとミスった」と思っても、次を撮るまでに時間がかかりすぎる。
マルチタスクOS (Windows) が常識の時代に
20年前のシングルタスクOS (MS-DOS) を使っているような感覚
20年前のシングルタスクOS (MS-DOS) を使っているような感覚
でもあるし
スマートフォン全盛時代に i-mode 以前の、20世紀のガラケーが出てきたようなカメラ
でもあります。とにかく手順や待ちの多いカメラです。
以前、もっさりカメラの代表みたいに思っていたシグマ DP シリーズも、現在の Merrill 系は決してレスポンスが良いとは言わないけれど、ストレスを感じることは少なくなっています。
RAW 撮影必須のカメラであり、RAW の書き込みには「どんだけ時間がかかるねん〜」な感じではありますが(1枚 50MB もあるから仕方ないけど)、書き込みの間に撮影も可能です。ちょっと反応が鈍くなる部分もありますが、何もできないよりは1億倍マシです。
また、メニュー項目がそれなりの数があるのに、背面ダイアルでグルグルと回して項目選択できないのも不便ですね。
上下左右ボタンだけで多数のメニュー項目を選ばせるなんて時代遅れ
と言い切りたい。
背面ダイアルでグルグル回してメニューを素早く選ぶことができれば、今どきの大量のメニュー項目へのアクセスも多少はストレス軽減できます。でも上下左右ボタンでちまちまやるのは、ホント面倒くさい。
X-E1 にも背面ダイアルはあるのですが、ちょっと外れた上の方に小さなジョグダイアルがあって、あまり使いやすいとは私は思いません。
このジョグダイアルだと回してメニュー項目を選べたとしても使いやすいとは言えないでしょうし、そういった使い方では決定ボタンとダイアルが離れてると使いづらいですからね…
そういう意味ではクイックメニューも項目数が多いだけに上下左右ボタンで変更したい項目へ行く手間・時間を考えると、あまり“クイック”ではないように感じています。
確かにズラッとメニュー項目が4列4行に整然と並んではいますが、ただそれだけ。
ドライブモードの設定や AE の設定は別途独立ボタンを押して行わなければならず、クイックメニューの中に16個もの項目が並んでいる割には、主要な設定が完結するものでもありません。
おまけにクイックメニューからドライブモードの設定や AE の設定を行おうとすれば、一度レリーズ半押しするかQボタンを押してクイックメニューを抜けてから DRIVE ボタンや AE ボタンを押さなければならない糞な操作性は前述のとおり。
X-E1 のクイックメニューはクイックでもないし
そこで全部できない分だけ使い勝手も微妙
そこで全部できない分だけ使い勝手も微妙
正直なところ、あまり使い勝手の良いクイックメニューと感じないんですよね…
上下左右ボタンで選んでいかなきゃならない通常メニューを使うよりはマシですけれど、クイックメニューはなくても背面ダイアルでダダっとメニュー項目を選んでいける機種(Nikon 1 とか)と、どこまで差があるかなぁ…なんて思ってしまうくらいなんですよね。
もうちょっと“クイック”メニューである意味を考えてもらいたいものです。
そして、大きな問題のもう一つが、液晶の左右にあるボタンの機能配置。
私も一眼レフを使ってきているので、液晶の左側に数個ボタンが有るのは慣れていますし、最初はそれが X-E1 の魅力だと思っていました。ただ、今は果たして、それは決して良いことではなかったと感じています。
少なくともファインダーを内蔵しているカメラにおいては
ファインダーを覗いている間の設定変更を右手で完結できる操作性
が求められていると思います。
レンズ交換式カメラの撮影時には左手はレンズ側にあることが殆どですから、ファインダーを覗きながら設定変更するような項目を、カメラを持ち替えなければ設定変更できないというのは、カメラのユーザーインターフェースとして根本的に失格でしょう。
液晶左側にボタン類が並んでいても良いのですが、それはファインダーから主に目を離した時に使うボタンであるべきのはずです。
Nikon 1 も V1 → V2 のモデルチェンジで液晶左側にボタンを新設しましたが、そのボタンの機能を見れば、そういったことをきちんと考えて作っているのは明らかです。
富士フィルムがカメラの操作性、ユーザーインターフェースを判ってないとは思えませんから確信犯なのでしょう。また、X100 → X100S でもそのあたりの改善がないのを見ると、ますますそういう気がします。
今後富士フィルムが改善したモデルを出してくれればいいのですが、
もし自分が X-E1 に耐えられなくなるとすれば、このあたりの操作性だろうなぁ
という気がしていますし、このあたりが改善されたモデルが出たら速攻買い替えだろうな、と思っています。
いずれにしても、X-E1 の操作性を鑑みるに、ぶっちゃけ NEX-7 どころか
コンパクトの RX100 より使いづらい
と思っています。少なくともストレスなくサクサクと設定変更できる、サクサクと撮れる、という点では足元にも及ばないレベル。
- ハードボタンが多数あるだけでは使いやすいとは言えず、撮影時の設定を右手だけで完結できる操作性の方が良い。
- クイックメニューも項目が多数並んでいるだけより、自分がよく使う設定を選んで並んでいる方がずっと“クイック”で使いやすい。
このことは CyberShot RX100 と比べると痛切に感じます。
両者を比べると、RX100 が限られたリソースで頑張ってるのを感じるのに対して、X-E1 は工夫も考えも足りないように感じられます。
これは NEX-7 を使っていて何かしらのもどかしさを感じていた時に、RX100 を購入して使い始めて気づいたことと同じです。
NEX-7 も X-E1 も RX100 や PowerShot S100/110 のようなコンパクトデジカメと比べると色々な点で余裕があるのに、何故か生かしきれてないと感じる。コンパクトの精一杯の工夫に遠く及ばない感を抱くのです。
特に X-E1 に関しては、図体(ボディサイズ)がミラーレス機の中でもかなりデカいにも関わらず、操作性という点ではどこまで生かされているのか疑問を感じざるを得ません。上下左右ボタンも他社に比べて使い良いでわけでもなく、ダイアルはむしろ小さく貧弱。
これで出力画像に大きな魅力がなければ、「デザインだけのファッションカメラ」呼ばわりしていたかもしれません(さすがにそれは酷すぎるけど :-)。
ただ、矛盾したことを書くようですが、操作性という点では X-E1 より NEX-7 の方がずっとマシ、と思いつつも、X-E1 は許せて NEX-7 は許せない的なところがあるわけです。
もちろん、出力画像への魅力の差もそう感じる理由でもあるのですが、なんというか一番思うのは
できない子(X-E1)ができないのと、できるくせに手を抜いてやらない子(NEX)
どちらが腹が立つと言えば、それはもう圧倒的に後者
どちらが腹が立つと言えば、それはもう圧倒的に後者
なわけです。
NEX-7 への不満は「ちょっとしたことへの手抜き」だったりするわけです。「ここまでやっていて、なんで、それができないのかなぁ…!」という思いが NEX-7 には強かったのです。個人的な好みも多分にありますが、主にそのストレス。
また、NEX-6 に買い換えるかどうか迷って、実機を触ってみて不満解消どころか、カスタマイズ性ではより酷くなってる部分もあって、NEX-7 と同じような思いをすぐに感じたので買いませんでした。
ところが X-E1 を使っていると
コイツはどうしようもないレベルだから無理を言えない
そんな気になるわけです。できるのにやらない奴には色々言いたくなるけど、話にならないレベルの奴には何も言えないのに近い。まぁ私は敢えて言うんですけど X-)
今どき、シングルタスク的な待たされ方を頻繁に感じるレンズ交換式カメラも珍しく、それは今後改善されるべきものですが、あまりにもレベルが低すぎて文句を言いつつも諦めてしまう感じなのです。
もちろん、そのダメさ加減を許容できる魅力(画質)があるのが前提なわけですが、NEX-7 ではどうしても気になって仕方ないことがあっても、X-E1 はあまりにもダメな点が多くて、そこに自分が合わすしかないな、と。
そういう意味では NEX-7 と X-E1 で同じように文句をつけていてもレベルも違うし、それでも
X-E1 の吐き出す絵が欲しかったら我慢して使うしかない
と思わせるわけです。結局そこに行き着くのですが。
自分にとって理想のカメラなんて、あるもんじゃないわけで、あちらを立てればこちらが立たず、機械なんて、どこか妥協して使っていくしかないのは重々承知です。
でも、
レトロなのはデザインだけで十分
なので、内部処理も含めて使い勝手は根本的に改善してほしいものです。
さすがにこの待たされ感が将来も治らないようならば、この画質をもってしても使い続けていけるかどうかは悩んでしまうかもしれません…
とまぁ、ここまで書いてしまうと富士フィルム大好きな方々から怒られてしまいそうですが、2ヶ月近く使ってきての本音を書くと、こうなります。一個人の意見をオブラートに包んでも仕方ないし、参考にするのもしないのも受け手次第ですから、私は自分の思ったことを書くまでです。
それに、何度も書いているように
これだけクダクダと文句言いつつも使ってしまう X-E1
なわけです。気に入ってるからこそ言いたくなる、そういうところもあります。どうしようもなければ、ブログにも書かずにそっと売却していたでしょう(全く合わなくてそうなる危惧は少なからず感じていた)。
ボディサイズがデカくてカバンへの収まりは決して良くないのに、購入後2ヶ月経ってもファーストチョイスなカメラ。これは自分でも意外でした。
新しいカメラですから最初は出かける度に持ち出していても、このサイズを考えればそのうち持ち出し率は下がるだろうなぁ、と。そう思っていたのですが、なかなか下がらない。むしろ、X-E1 以後に買ったカメラの方が(特定用途として買ったとはいえ)持ち出さない。
「わざわざ、デカい X-E1 を持ち出したくなる理由は何なのだろう?」
このところ、ずっと疑問だったのですが、“X-E1 の煽りを食って撮影枚数が一番減ったのが RX100” ということを考えていって、ようやく回答を得た気がします。それについては、次回記事にでも。
■ モッサリニモマケズ、CBキャンペーンニモマケズ 〜 X-E1 と二ヶ月 セカンドインプレ【前編】
P.S.
上記文章の中に組み入れるのを忘れましたが、パノラマ写真撮影は本家とも言える SONY NEX より X-E1 の方が使いやすいです。
SONY のスイングパノラマ機能は画期的で便利に使ってきたのですが、カメラをパンする時に結構シビアさを要求します。途中でスイングパノラマが終わってしまうことも多々あります。
それに比べると X-E1 のパノラマ写真撮影機能は、最初の動き出しこそタイミングが遅くて判りづらいですが(これもまたレスポンスの悪い部分の一つ)、その後のカメラを動かし方の余裕さはソニー機以上、合成した写真の出来栄えもなかなか良いと思います。
お遊び機能が全くといっていいほどない X-E1 なのにパノラマ合成撮影機能だけがあって不思議な感じがしましたが、これはかなり使えますね。

(パノラマ合成撮影例 / X-E1)

(パノラマ合成撮影例 / CyberShot RX100)

(パノラマ合成撮影の楽ちんさでは随一の iPhone 5 の例。画質は低くても撮りやすさは上)

(iPhone 5 ではミスしても頑張って合成してくれる。こういう余裕がカメラにも欲しいね)

(パノラマ合成撮影例その2 / X-E1)

(パノラマ合成撮影例その3 / X-E1)







コメント