本は好きだし、それなりに読むけれど、乱読だし書評を書くような柄でもなければ文章力もないので、普段は書籍紹介なんてしないのですが、思わず買ってしまった昨日発売のこの小説。
いやー、なんというか時流ネタに乗っかっただけと判っていても
ですし、サッカー好きじゃなくても、“なでしこジャパン”の知名度浸透度からすれば、思わず買ってしまう人は多数じゃないかと思います。
それに、西村京太郎の十津川警部シリーズと言えば、小説を読んだことがなくても2時間ドラマなどで盛んにテレビ化されたシリーズですから、十津川警部の存在も知名度は高く、十津川警部×なでしこ、とくれば、否が応にも興味を惹かれてしまいます。
帯も
こんな感じで
的なオーラが出ていて、
「流行作家が流行に乗って、またこんな題材で書いて、釣られるもんか、釣られやしないぞ、釣られ…」
「え?十津川警部と澤さんの組み合わせ? ど、どんなんだろ…」
「うー、くそー、買ったるわー」
という感じ。
ラノベ表紙の可愛い女の子に釣られても、流行小説や安易な企画・題材に釣られる私ではなく、むしろ天邪鬼を本領発揮して完全スルーなのですが、サッカー日本代表とくれば…抑えきれませんでした(^_^;)
流行りモノを前提に書かれた小説に乗せられて、ちょっとならず悔しいけど、買ってしまった。読んでしまいました。
いやー、なんというか時流ネタに乗っかっただけと判っていても
サッカー好きなら思わず買わずにはいられない
ですし、サッカー好きじゃなくても、“なでしこジャパン”の知名度浸透度からすれば、思わず買ってしまう人は多数じゃないかと思います。
それに、西村京太郎の十津川警部シリーズと言えば、小説を読んだことがなくても2時間ドラマなどで盛んにテレビ化されたシリーズですから、十津川警部の存在も知名度は高く、十津川警部×なでしこ、とくれば、否が応にも興味を惹かれてしまいます。
帯も
こんな感じで
ほらほら、興味惹かれるでしょ?
買えよ?
買ってみろよ?
ちょっと読んでみたいんだろ?
的なオーラが出ていて、
「流行作家が流行に乗って、またこんな題材で書いて、釣られるもんか、釣られやしないぞ、釣られ…」
「え?十津川警部と澤さんの組み合わせ? ど、どんなんだろ…」
「うー、くそー、買ったるわー」
という感じ。
ラノベ表紙の可愛い女の子に釣られても、流行小説や安易な企画・題材に釣られる私ではなく、むしろ天邪鬼を本領発揮して完全スルーなのですが、サッカー日本代表とくれば…抑えきれませんでした(^_^;)
流行りモノを前提に書かれた小説に乗せられて、ちょっとならず悔しいけど、買ってしまった。読んでしまいました。
とりあえず、と言うと超有名作家様に怒られてしまいますが、一応推理小説か刑事小説かのカテゴリーには入ると思うので、ネタバレは勿論、あらすじにも特に触れません。
最近は新書もええ値段するわけですが(そのうち千円超えてきそう)、1時間半ほどで読んでみて、
と思います。
正直いって、推理小説とか刑事小説とかと思って読むと色々とアレだし、リアルのなでしこ選手、澤選手のイメージとの違和感も多少あったりはしますが、
そう割り切れるなら悪くないと思いますし、少しニヤッとするところもありつつ、私は楽しめました。
途中かなりあっさり味な部分もありますし、伏線が云々とか、自分で推理する云々的なものは皆無ですが、とりあえずの一捻りはありますし、それなりにまとまった印象でもあります。
なんというか、映画館でハリウッド様式美なエンタメ映画を2時間弱見た後の、そんな読後感。それを思えば、映画代の半分で楽しめた、という気はしますね。
もちろん、ハリウッドアクション映画と違って本作にはアクションとかハードボイルドとか、そういう要素は皆無ですが、西村京太郎作品の、十津川警部シリーズの、流れとか様式というのは変わらないんだなぁ、と。
私自身、久しぶりに西村京太郎作品を読むましたが、昔はかなり多くの十津川警部シリーズ作品を読んでいましたので(家族が好きでいつも買っていた)、良くも悪くも今なお変わらないなー、という懐かしさもありました。
しかし、西村京太郎といえばトラベルミステリーが有名であり、特に鉄道を舞台にした作品を量産しまくっていたわけですが、今回の「消えた なでしこ」の大元になるような作品として
こんな小説がありました。かなり有名な作品なので読んだことのある人も少なくないと思いますが、同時にかなり古い作品なので、若い人は知らないと思います(私も発行時リアルタイムでは読んでない)。
なにせ、題材となる巨人軍は長島(監督)がいて、王がいて、張本がいて、高田がいて、柴田がいて、堀内がいて…の時代の巨人ですからね。推理する方も十津川警部ではなく、その前の左文字進シリーズ。
と書いていて、思わず読み返したくなりましたが、文庫本も絶版、電子書籍化もされていないようです。こういう時こそ、電子書籍化して便乗商法でしょう!>徳間書店
ちなみに、この「消えた巨人軍」はテレビドラマ化もされています。
主人公が藤岡弘、ヒロインが水沢アキですからね。時代が伺えます(1970年代、30年以上前ですから!)。
それにしても、この「消えた なでしこ」もテレビドラマ化とか映画化とかしちゃうんですかねぇ…。タイトルだけで視聴率取れそうですもんね。私も簡単に釣られちゃうタイトル。
「消えた巨人軍」と違って、内容的に澤さんが出てくれないことには全く無理がある内容で、一見難しいとは思うのですが、なにせ原作を塵程度にしか思わず改変改悪しまくるのが、今どきのテレビドラマ化ですからね…
いずれにしても「消えたなでしこ」、過剰に期待し過ぎるとどうかと思いますが、細かいこと言わずに読めば十分楽しめるひと時でした。
最近は新書もええ値段するわけですが(そのうち千円超えてきそう)、1時間半ほどで読んでみて、
エンターテイメントとして値段分くらいには楽しめた
と思います。
正直いって、推理小説とか刑事小説とかと思って読むと色々とアレだし、リアルのなでしこ選手、澤選手のイメージとの違和感も多少あったりはしますが、
細けえこと言わずに、架空&現実のミックスを楽しむ
そう割り切れるなら悪くないと思いますし、少しニヤッとするところもありつつ、私は楽しめました。
途中かなりあっさり味な部分もありますし、伏線が云々とか、自分で推理する云々的なものは皆無ですが、とりあえずの一捻りはありますし、それなりにまとまった印象でもあります。
なんというか、映画館でハリウッド様式美なエンタメ映画を2時間弱見た後の、そんな読後感。それを思えば、映画代の半分で楽しめた、という気はしますね。
もちろん、ハリウッドアクション映画と違って本作にはアクションとかハードボイルドとか、そういう要素は皆無ですが、西村京太郎作品の、十津川警部シリーズの、流れとか様式というのは変わらないんだなぁ、と。
私自身、久しぶりに西村京太郎作品を読むましたが、昔はかなり多くの十津川警部シリーズ作品を読んでいましたので(家族が好きでいつも買っていた)、良くも悪くも今なお変わらないなー、という懐かしさもありました。
しかし、西村京太郎といえばトラベルミステリーが有名であり、特に鉄道を舞台にした作品を量産しまくっていたわけですが、今回の「消えた なでしこ」の大元になるような作品として
こんな小説がありました。かなり有名な作品なので読んだことのある人も少なくないと思いますが、同時にかなり古い作品なので、若い人は知らないと思います(私も発行時リアルタイムでは読んでない)。
なにせ、題材となる巨人軍は長島(監督)がいて、王がいて、張本がいて、高田がいて、柴田がいて、堀内がいて…の時代の巨人ですからね。推理する方も十津川警部ではなく、その前の左文字進シリーズ。
と書いていて、思わず読み返したくなりましたが、文庫本も絶版、電子書籍化もされていないようです。こういう時こそ、電子書籍化して便乗商法でしょう!>徳間書店
ちなみに、この「消えた巨人軍」はテレビドラマ化もされています。
主人公が藤岡弘、ヒロインが水沢アキですからね。時代が伺えます(1970年代、30年以上前ですから!)。
それにしても、この「消えた なでしこ」もテレビドラマ化とか映画化とかしちゃうんですかねぇ…。タイトルだけで視聴率取れそうですもんね。私も簡単に釣られちゃうタイトル。
「消えた巨人軍」と違って、内容的に澤さんが出てくれないことには全く無理がある内容で、一見難しいとは思うのですが、なにせ原作を塵程度にしか思わず改変改悪しまくるのが、今どきのテレビドラマ化ですからね…
いずれにしても「消えたなでしこ」、過剰に期待し過ぎるとどうかと思いますが、細かいこと言わずに読めば十分楽しめるひと時でした。
コメント
コメント一覧 (2)
参考になる情報ありがとうございます.
今回の記事に関係なくて申し訳無いのですが,
過去記事を検索しようとして「ブログ内検索」を
使ってみたのですが全くヒットしない旨のメッセージが出ます.
なぜなんでしょう?
そして、バグレポートありがとうございます。
ライブドアの提供するブログパーツを使っていたのですが、確かに上手く動かないようですね。
取り急ぎ、Google が直接提供するカスタム検索のフォームに切り替えてみました。
ご指摘に感謝します。