CF カードは高い。SDHC カードに比べると、同容量同クラスで倍くらいの値段がする。こんなことは今さら声高に言うことではなく、デジタル一眼レフ初期の頃からずっとそうでした。

今ではコンパクトデジカメやミラーレス機だけでなく、中級機以上を除けば一眼レフも SDカードが主流になりつつあるのも、ボディサイズを小さくするという大きな理由だけでなく、そういった事情もあるように思います。

ただ、個人的には CF カードの方が安心して使える部分が大きいので、EOS 7D Mark II が出たとしても CF カードを採用するか、CF / SD の両スロットを採用して欲しいと思っています。EOS 6D を見る限り微妙ですが、ちまちま撮るカメラではなく、野外で高速連写の多いモデルはカード交換時の利便性を重んじて CF であって欲しいとも思います。

とはいうものの、昔から差のある SDカードと CFカードの価格差はますます広がり、その点では CF カード使いとしてはなかなか辛い日々であります。

サンディスク Sandisk コンパクトフラッシュ 32GB 90MB/秒 UDMA6対応 Extreme 並行輸入品 海外パッケージ品
Sandisk コンパクトフラッシュ 32GB 90MB/秒 UDMA6対応 Extreme 海外パッケージ品

(Extreme Pro の 32GB CF は並行輸入品でも1万4千円弱)

SANDISK フラッシュカード SDSDXPA-032G-X46
SANDISK フラッシュカード SDSDXPA-032G-X46

(同じ Extreme Pro 32GB でも SDHC なら半額以下の6千円台)


特に 1D系や EOS 7D、D一桁や三桁機を使うユーザーなら尚更。バッファ開放のタイミングの差がシーンを撮りきれるかどうかの差を分ける時もありますから、価格差がどうだろうが、普段使う CF カードはそのカメラの最高能力を発揮するカードにしたいものです。

信頼性の差は、万が一の時に自分を納得させるハードルの差、後悔レベルの差にもなりますから、

カメラにお金をかけてメモリーカードをケチるなんて本末転倒


だと思っております。思っていますが、しかし、それでもやっぱり CF カードが高いのは変えようも無い事実。

普段使う分はそれなりの質のカードを揃えられても、もしかして足りないかも?な場合など

普段使わないであろう分まで高いカードを買うのは躊躇われるし
かと言って、安かろうなブランドのカードを買うのも躊躇われる


というのはあると思います。

また、昨今はCFカードの一眼レフと SDカードのミラーレス機の併用も多いと思いますし、一眼レフ2台でメイン機は CF、サブ機は SD ということも多いでしょう。一眼レフとコンパクトデジカメの場合でも CF & SD になることもあると思います。

そういった状況になると

サブ機に用意した SDカードを
万が一の時には CF利用のメイン機に使い回せたなぁ…


と思う人は少なくないように思います。

更に言えば

Eye-Fi や FlashAir のような無線LAN 内蔵の CF カードが欲しい


という人もいるかもしれません。

そこで登場するのが SD→CF 変換アダプター。最近出てきたものではなく、歴史はかなり古く(昔から SD と CF の価格差はありましたからね)、私もメディアボックスの奥底にあった変換アダプターを試すと 4GB までしか対応してない時代の製品も出てきました :-)

そして今回購入したのが、コレ↓



今でも幾つかの SD → CF 変換アダプター製品が出ている中で、無線LAN 内蔵 SDカードも使えて評判もよさそうだったこの製品を選んで購入してみました。

特に新製品ではありませんが、自分が使っていく上で色々とチェックしたことを本ブログにも書いておこうと思います。特に

変換アダプターを通すと、転送速度が激落ちする


のは昔の製品からの常でしたから、使う前に性能を把握しておく必要はあります。

今回は本製品の機能的な面と使用感を記すことにして、まず機能面の特長と制限を以下に列挙しておきます。



当方の環境である EOS 7D Ver.2.0 で試した限りの話ですが、

  • とりあえず 32GB SDHC カードまでは何の問題もなく動作するし、SDXC カードまで動作対応になっている

  • Eye-Fi カードを変換アダプターに入れても動作する
    (他の SDHC→CF 変換アダプターでは動作しないモノもある。FlashAir など他の無線LAN 内蔵 SDカードの動作報告例もあり)

  • 変換アダプターのサイズが CF Type II 準拠で通常の CFカードより分厚いので、Type II 対応の CF スロットでないカメラは使えない
    (ニコンユーザーの中には厚みを削って使っている人もいますが…)

  • 変換アダプターを噛ませることで転送速度は低下するが、UltraDMA モード対応ということもあって、マトモな SDHC カードを使えば予備用としては十分我慢できるレベル
    (詳しい速度比較は次回記事で)


といったところでしょうか。注意点は

CF Type II サイズなので、ニコンのデジタル一眼レフでは使えないものが多い


ということですね。ニコン以外でも、購入前には自身のカメラの CF スロット仕様を要確認です(キヤノンは概ね大丈夫のはず)。

昔と違って、CF Type II 仕様のカードというのが今はなかなかありませんので、ふだん気にされることもないと思いますし、その点だけは注意が必要です(MicroDrive とかの時代ではないですしねぇ)。

ExtremeCFAdapter01
(商品パッケージ。説明書も何もありません。が、問題ないでしょう)

ExtremeCFAdapter02
(右側が CF スロットへの挿入側、左側に SDカードを入れる部分があります)

ExtremeCFAdapter03
(表面積は一般的な CF カードと全く一緒ですが…)

ExtremeCFAdapter04
(厚みは通常の CF カードとは、かなり違います)

ExtremeCFAdapter05
(SD カードを変換アダプターに挿入するところ)

ExtremeCFAdapter06
(押し込むと一旦ココで止まりますが、これは完全に刺さってません)

ExtremeCFAdapter07
(SDカードのラベル部分が完全に見えなくなるまで、しっかり押しこむ必要があります)

ExtremeCFAdapter08
(しっかり押し込まないままで使おうとすると、カードエラーになります)

ExtremeCFAdapter09
(Eye-Fi カードも問題なく差し込めます)

ExtremeCFAdapter10
(CF カードの一眼レフは Eye-Fi 対応仕様ではないので、推奨はできないかと。ムチャ遅いし)


無線LAN カードを変換アダプターに入れても使えるのは使えるのですが、Eye-Fi に関してはカメラ側で Eye-Fi 対応仕様になっていませんから、転送途中でカメラ側のスリープ設定が働いてしまいます(Eye-Fi 対応仕様のカメラだと転送中はスリープしない)。

また、EOS 7D で試す限りは撮影後のファイル転送がなかなか始まらなかったりと、正直あまり使い勝手は良くありません。それに今回 Eye-Fi カードをテストして

Eye-Fi カードはメモリーカードとしての性能が凄く低い


ことを実感しました。少なくとも高速連写機では使えたものじゃありません。

もっとも、変換アダプターを通すことでの性能ロスは絶対あるので、Eye-Fi カードみたいな低速カードではなく Extreme Pro (45MB/s) レベルの SDHC カードを利用しても、二昔前の高速 CFカードの速度レベル(Extreme III 程度)になるのですが、それにしても Eye-Fi カードは「これを 7D で使うのは無理」でした(^_^;)

それでも、予備用にいつまでも古いカードを利用するくらいなら、それなりの SDHC カードとこの変換アダプターでも速度的には大差なかったのも事実で、次回記事では CF カードを直利用した場合と変換アダプターを通した場合の速度差を検証してみます。

→ ■ 変換アダプター利用時の速度差を検証する 〜 SD→CF 変換アダプター「Extreme CF Adapter」を試してみた【後編】


EXTREME CF アダプター UDMA TYPE II SD / SDHC から CF 変換 アダプター パッケージ品
EXTREME CF アダプター UDMA TYPE II SD / SDHC から CF 変換 アダプター


PhotoFast Micro SDHC >> CF変換アダプタ CR-7100
PhotoFast Micro SDHC >> CF変換アダプタ CR-7100

(転送速度が遅くても良いなら microSDHC → CF 変換アダプターというのもある)