先週は X-E1 に関する記事を連続で書いていましたが、少し間が開いてしまうとともに、そろそろ購入直後のテンションも抜けてきて

「とりあえず自分が気に入って使ってるんだから、あーだこーだというのも面倒になってきたわ…」

という感じですが、気を取り直してもう少しだけ書いておきたいと思います。

X-E1 Sample01


今回は、購入直後から今まで X-E1 を使っていて気づいた点をメモしてきた点を列挙しておこうと思います。あくまで私個人の感じ方で、好き嫌いも含めてですので、賛否その他色々あると思いますがご了承ください。



【デザイン・外装】



  • デジタルなのにレトロデザインの無意味さは基本的に好きではない私だが、単にデザインだけ懐古趣味というだけではなく、シャッター速度ダイアルその他まで徹底して20世紀風にしている点は◯

  • 特にミラーがないのに超無意味な軍艦部デザインがないのは◯
    (あったら買ってない)

  • 質感は◎。上位機 X-Pro1 と比べると落ちているところも少なくないのだろうが、値段なりの質感はある。
    (クラシックデザインでも質感が安っぽいと台無しだからねぇ)

  • 他社ミラーレス機に比べるとボディサイズはデカいが、重さは意外と軽く◯
    (本体重量 300g で NEX-7 と変わらないし OM-D よりは随分軽い)

  • ホールディングに不安があるという声も聞いたし、そのために後付グリップも用意されているが、私個人はそう悪いとは感じなかった。全く平らでもなく、ツルピカ仕上げでもなく、ある程度軽く握ってもホールドするので、この程度で不安を感じることはない。が、良いとも全く言えないので△

  • EVF 内蔵は本気で使うミラーレス機に個人的に必須なので、廉価機だからと取り払わなかったのは◎
    (EVF なかったら購入候補にもなってない)

  • 三脚穴が光軸とズレてるカメラは、どう考えても×

  • 三脚穴が光軸からズレてるだけでなく、バッテリーボックス側に寄せられてるので、三脚/一脚+小さめ自由雲台程度でもバッテリー/SDカード交換時に干渉するので、三脚/一脚を外す必要があるのは×

  • SDカードの出し入れがしにくいという話もあったが、今どきのミラーレス機はこんなもんだろうと思う。
    (それを言うならバッテリーと同じところにするな、メモリカードスロットは側面に付けてくれ、と思うが、サイズダウンが必要なミラーレス機では無理なのは承知。X-E1 は他と比較すれば全然小さくないけど)




【スイッチ・ダイアルまわり】



  • モードダイアルがなく、シャッタースピードダイアルとレンズ側絞り環による独特の、でも納得できる操作体系は◎
    (慣れが必要という声も見たけれど、むしろモードダイアルを設定してから絞りや SS を設定するより論理的)

  • レンズ側の絞りリングにF値の指標がないことは×××。言動不一致。片手落ち。意味分からない。

  • 電源がカバンの中で勝手に ON になりやすいのは××。SS や露出補正ダイアル同様か、それ以上にもっと重くすべき。
    (買う前にそんな話を目にしていて本当かな…と最初は思ったけれど、確かにそうだった。毎回とは言わないが、そう言いたくなるくらいに頻繁にある)

  • 露出補正がダイアルなのは良いが ±2EV のみ。せめてダイアルで ±3EV は欲しい。廉価機じゃないんだから。

  • フォーカスリングの回転方向を設定できるのは素晴らしい◎。各メーカー違うからね。

  • MFアシスト(ピントチェック表示拡大)が小さな背面コマンドダイアル押し込みなのは仕方ないが、拡大倍率変更が再プッシュじゃなく小さなダイアルを左右というのが使いにくくて×。おまけに左→左または右→右で倍率がローテートしないのも×

  • なんにせよ、設定変更その他で背面コマンドダイアルが多用される割には、コマンドダイアルが小さく使いづらいのは××

  • 現行NEX を使っていると Fn ボタンに割り当てる機能が1つしかないのが勿体無い気がするが、むしろシンプルで良いとも思えるので◯

  • ただし、Fn ボタンに割り当てる機能が1つだけな分、もう1つ EVF を覗いたまま使えるボタンがあっても良かった気がする
    (というか、RAW ボタンがもう1つ欲しかっただけ)

  • DRIVE/AE/AF が独立したボタンなのは使いやすくて◯
    (サイズが大きいから配置する余裕があるのだろうけれど、位置は微妙)

  • ただし、DRIVE 設定、AE 設定、AF 設定に入っている時に別のボタンを押しても無反応で、一度その設定画面を抜けてからでないと別の設定ボタンが反応しないのは最低な UI で×××
    (X-E1 にはこの部分だけでなく、ある状態から抜けて別へ移行するのに、いったん抜ける作業をしなければならないことが多く並行する。全く無意味で使いづらいだけ。それでなくても操作レスポンスが悪いのに、余計にイラっとする。強く改善を要求したい点)

  • 悪評高い AF ボタンの位置と操作性は×××

  • というか、上下左右4方向独立ボタンは一見いいように思えたけれど、最近使用例の多いホイール付き上下左右ボタンの方が遥かに使いやすい。
    (左端にある EVF 覗きながらの操作は右手に集中していた方が良い。そこの UI デザイン設計は破綻している)

  • AF ボタンだけではなく EVF 覗きながら快適に操作、設定変更できるように意思統一されてない×な UI 設計
    (図体はデカいし、ボタンも多いが、メニュー周りおよび設定のボタンコントロール部分の操作性としては RX100 や S100 にも劣る)

  • 個人的には AE/AF Lock ボタンが大きいのは微妙。小さすぎるより良いが、結構大きくて EVF 覗きながら Q ボタンを押す時によく間違えるので×と△の中間

  • レリーズの感触は最近の一眼レフ、ミラーレス機に慣れているとちょっと違和感があるが、悪くない。が、やや重めな感触は良いとも思わないので△
    (このあたりはかなり個人的な好みが入ってます。NEX-7 の軽いレリーズは好みだった。1D系のようにサービスへ調整に出せるレリーズはストロークを半分程度にしてるスポーツ設定なので)

  • シャッター音が比較的静か。しかし心地良い音。撮る気にさせるので◎




【EVF・背面液晶】



  • EVF は NEX などと同じ現行最高解像度の有機EL タイプだが、NEX-7 みたいなウンザリするほど彩度の高い色のこってり感がないのは◯
    (NEX-7 の EVF は色やコントラストという点だけは全く当てにならず、撮影時に困らせるだけだった)

  • ただし、NEX-7 と比べるとカメラを振った時の残像が残りやすく、追従も遅いのは×

  • 連写時の EVF 消失時間の長さも×。動くものの連写は、一発目以外はノーファインダー状態。

  • EVF としてのピントの山の見やすさは、まずまず◯

  • 明示的なピーキング機能はないが、合焦部分に軽い縁取りのピーキング処理がされているのも◯
    (派手なピーキング機能は見づらくなることも多々あるので万能ではない。もちろん機能としてあって欲しいが)

  • 暗所撮影時にシャッター半押ししないと EVF が増感されないのは×××。暗いと何も見えないまま、フレーミングする羽目に。アホか。何のための EVF やねん。

  • マニュアル露出だと、露出が EVF、背面液晶に反映されないのは呆れるしかないレベルの×××。何のためのミラーレス機やねん。
    (露出が EVF、背面液晶に反映されるか、それとも反映されないかを選べるようにしてくれれば良いのに)

  • EVF アイピースが短いせいで横から光が入りこみすぎて、晴天日中では左手で陰を作らないと構図や露出を決められないことも多い点も××
    (これはかなり真剣に困っている)

  • EVF と背面液晶の切り替えのアイセンサーが敏感すぎるというか、ファインダーから離れた位置でも手やストラップがあると反応して EVF に切り替わってしまうのは×。もう少し低い位置で切り替えて欲しい。

  • 背面液晶は時代遅れな仕様、見え味で ××

  • というか、この低解像度液晶なら再生時の拡大率がもう1段欲しい

  • EVF も背面液晶も情報表示できる項目が自分で自由にカスタマイズできるのは◯

  • ただし、カスタマイズ表示が1つなのは残念。2種類くらいは欲しかった。

  • 距離指標とかを表示すると構図の一定部分が見切れてしまうので、プレビューは一回り小さくして情報表示とかぶらないモードが欲しかった。

  • 電子水準器は◯。あるのは当たり前だが、ソニーのなんちゃって精度の水準器とは違うので安心して使える。




【AF・AE・WB】



  • AF はお世辞にも速いとは言えないが、そういうカメラじゃないと思って買ったので問題はないし、実用的にあまり問題になってないので×とは言わない。宣伝文句からすると×だけど。

  • ただし少しでも照度が下がったり、コントラストが低くなると、途端に合焦しなくなるのは×
    (NEX-7 もイマイチだったが、それより合焦条件を選ぶ)

  • AF-C だとフォーカスポイントが中央一点のみになるのは、さすがに×××。コントラスト式なのに固定する意味が判らん。
    (AF-C は最初から諦めていたので事前に調べてなくて、使ってみて初めて「マジで!?信じられない…」状態だった ^_^;)

  • 連写は 3/6fps を選べるが、連写モードは全て合焦と露出が最初のコマで固定…この手の機能は期待してなかったとはいえ、さすがに酷すぎて笑うしかなかった。
    (せめて 3fps は追従頑張れよ…次の像面位相差採用素子で付くのかもしれないが、この手は期待できないメーカーというのはよく判った)

  • おまけに通常撮影時のファイル名は DSCF で始まるが、連写した写真は S… で始まるファイル名になる頭がオカシイ仕様は×××。
    (ファイル名ソートで全部の写真ファイルが撮影順にならないのは困る。ファイル名の下4桁を通常撮影と連写で連番にするくらいなら、ファイル名もそのままにしろ。分ける意味が心底判らない)

  • いずれにせよ、再生画面の件(後述)といい、開発者が AF-C とか連写を普段使うことがないんだろうな、というのが良く判る糞仕様ばかり。期待とかアテにしてないけれど、これは酷いと言っておく。酷すぎる。
    (ミラーレス初期のオリンパスと同じレベルだが、オリンパスは3年かけて見違えるように良くなった)

  • 露出補正も今どき±2EV はないだろ…×××。±3EV は最低限欲しい。
    (ISO 調整のようにダイアルで ±3EV、メニュー側調整で±5EV で良いくらい。5EV 幅は今どき珍しくない調整幅だし、廉価機ではないのだから)

  • RAW 撮影にすると露出補正が -1EV〜+3EV になるのは××。なぜ? -1EV は厳しすぎる…
    (マニュアル露出だと EVF に露出が反映されないし…)

  • スポット測光に疑問があるが、まだ使いこなせてないのかもしれないので、現時点では何とも。

  • それ以外の AE については無難に◯

  • ダイナミックレンジの自動設定もあまり意図に反する感じにはならなくて◎
    (もちろん、必要に応じて手動で設定しているが)

  • AWB は無難に◯。NEX のように、なんじゃこりゃ!となるようなシーンには今のところ出くわしていない。
    (キヤノンと同じくらいには安心して使えるかな…と現時点では思っている)

  • WB 設定に日陰モードがない。別に困らないが、ないのが初めてだったので意外だった。

  • WB 設定の順番が AWB の次に晴天ではなく、カスタム→色温度設定→晴天という順序が多くのメーカーとは違うので戸惑った。メーカーとして、カメラとしての主張かもしれないが、ここは合わせて欲しかった。×とは言わないが…
    (個人的にはカスタムホワイトバランスも色温度設定も使うけど、今でも順番は戸惑う)




【撮影機能】



  • エフェクト系の機能がないばかりか、シーン認識ナニソレ?以前にシーンモードすらない潔さは◎。その方向性は高く評価したい。

  • プログラムAE はあっても、いわゆる全自動(オート)モードすらない割り切りようには驚いたが、これがこのカメラのコンセプトを強く表していると感じて好感して◎
    (下手に迎合せず、この方向性がブレないで欲しい)

  • 今どき動画すらおまけレベルで、動画を撮りたい人からすると酷いカメラだが、それもまた◎。最近、カメラなのに動画撮影に配慮しすぎたカメラが少なくないからね。

  • 無駄な機能がなく、本来の静止画撮影に必要な機能に絞られているので、無駄に迷うこともなく、撮影に集中させるカメラという感じで◯

  • 機能的に唯一、他ミラーレス機より優位麺があるブラケット機能の種類が豊富なのは◎。特にフィルムシミュレーションブラケットは重宝する。

  • ただし、フィルムシミュレーションブラケット使用時に同時 RAW 撮影ができないのは×
    (1回のシャッターで RAW から3種類の現像をしてるのだから RAW も同時記録しても良いはず。全く納得できない)

  • というか、RAW撮影すると使えない機能が多いのが×

  • ハイライトトーン、シャドウトーンを調整できるのは◯。こだわりを感じるが、まだ使いこなせてないし、撮影時の機能としては多分使いきれない気がする(^_^;)

  • エフェクト系の撮影は勿論シーンモードすらないのに、ぐるっとパノラマモード撮影だけあるのはなんか不思議だが、なかなか使い良くて◯
    (使いやすさでは元祖 SONY のスイングパノラマより上。iPhone のパノラマの撮りやすさには負けるけど)

  • レンズ交換式カメラでマナーモードって新鮮だが、良い機能◯
    (最近は一眼でも EOS 5D Mark III のような結構優秀な静音モードはあるけど)

  • マウントアダプターで各種補正が可能だが、純正マウントアダプターしか有効にならない。純正マウントアダプターは電子設定があるために使えないレンズもある。純正 or サードパーティ製のどちらにすべきか悩んで、まだ買えない…
    (単なる愚痴です ^^;)




【写真再生画面】



  • 画像削除で範囲指定ができないのは×
    (フォーマット or 全削除忘れて撮り始めて、カード容量が足りなくなった時に不要なものを範囲削除したい時には泣ける仕様)

  • 画像プロテクト時は範囲指定ができないだけでなく、複数指定もできないのは××
    (Eye-Fi でプロテクトした写真だけ転送する設定を使ってると厳しい)

  • 連写で撮ると再生画面で、連写した分がひと固まりにまとまったグループになっている点は最低最悪すぎ×××。
    (連写したカットを拡大ピントチェックするのに、連写カットのグループを選択→下ボタン→左右ボタンでグループ内のチェックカットを見る→小さな背面ダイアルをプッシュ、とかなり手間。無駄な階層化は最低の UI なのが開発者には判らんのか)

  • 連写時のファイル名の件といい、連写機能がミラーレス機でも最低なくせに、無駄な、邪魔にしかならないお節介ばかりしやがるね、ホント。

  • カメラ内 RAW 現像機能は良いのだけど、この背面液晶ではキチンと確認もしにくいので、調整を入れにくい…




【メニューまわり・カスタマイズ】



  • 色々と機能的に物足りなく感じる部分もあるが、これはこういうカメラだと思って納得している(全部じゃないけど)

  • ただし、操作レスポンスがかなり悪いのは××。他社2〜3年前レベル。あちこちに間がある。スローカメラでしかないので、スナップカメラの謳い文句は返上すべき。
    (AF 速度の改善とかもいいけど、まずこの操作レスポンスを何とかしろよ…)

  • クイックメニューで項目選択時に MENU/OK ボタンを押したら無反応で、メニューのその項目へ飛ばないのは×

  • クイックメニューで各項目の詳細設定が不可能なのも×
    (WB で色温度指定を選んだら、そこから色温度を設定できるようにして欲しい。だからこそ前項の MENU/OK ボタンを押したらメニュー画面の当該項目へジャンプして欲しい)

  • カスタム設定の保存が7個もあるのは◯

  • しかし、カスタム設定で保存される項目がかなり少なく、画質モード、画像サイズ、ドライブ設定、AE設定、AF設定が保存されないというのは××
    (保存したい設定が保存できないので、個人的にはかなり使いどころが限られる微妙すぎるカスタム設定。何故ここまでケチるのか?)




【キットレンズ (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)】



  • キットレンズにしてはややデカいが、F値は通常のキットレンズより1段から1段半明るいし、写りもまずまずで◯
    (デカさも含めて納得せざるを得ない感じ)

  • フロントレンズキャップが外れやすい話を聞いていたが、本当に外れやすくて×
    (交換した→「X-E1 購入に伴って買った/買わざるを得なかった諸々のモノ」)

  • 逆にリアキャップは、やたら固かった…

  • 先にも書いたが絞りリングに指標がないのは台無しで×

  • ついでに距離指標もあれば良かったのに。やるならトコトンやって欲しい気がするねぇ。

  • 絞りリングで先行の単焦点レンズは F22 まで回した先に Auto 設定があったが、XF18-55mm は絞りオート/マニュアル設定のスイッチが別途ある。どちらでもいいけど、なぜレンズによって変えるのかは疑問で△

  • 買ってきた時から手ブレ補正 ON &長めのシャッター速度でキーンという結構目立つ音がする。
    → ファームウェア・アップデートで対策されていた。




【画質】



  • 画質は良し悪しよりも好みの方が大きいと思うが、何度も書いているように画質で選んで買って、間違いなかった。好みであり、色に関しては過去に使ってきたカメラの中で一番思ったイメージが一番出やすくて◎
    (個人的には PRO Neg.Hi が結構お気に入り…)

  • 今まで3年半前に発売された EOS 7D にそれなりのレンズをつけたものと比較して、多少の差はあっても決定的に 7D の画質が見劣りすると感じたミラーレス機はなかったが、X-E1 では隔世の感レベルの差を感じて◎

  • ただ、細かい部分のある遠景の風景は意外と解像感が良くないのは×
    (モアレ除去処理のせい?とか思っていたら以下のリンク先の記事で納得。いずれにせよ、設定をもう少し詰めていく必要がある
    「FUJIFILM X-E1」第2回 ローパスフィルターレスの解像感を味わう試行錯誤 - ITmedia デジカメプラス

  • 噂通りノイズリダクションが強めにかかることが多いようなので、-1 / -2 に設定

  • 高感度も事前情報どおり強く、進化を感じる◎。ISO 12800/25600 は非常用だけど、7D の ISO 6400 に比べればマシで実用的。
    (ただし暗所だと EVF も背面液晶もレリーズ半押しまで増感せず AF でも MF でも暗所向きカメラじゃないので、この高感度耐性も半分くらい宝の持ち腐れ)




【その他】



  • SDHC カードへの書き込みが遅い。これも他社に比べて周回遅れ。
    (本当にこれでスナップシューター的な謳い文句を出せるよなぁ、と思う)

  • 撮影ファイルが 1,000 単位で次フォルダというのは××。昔から富士フィルムはこれだったかもしれないが、コンパクトのままの感覚でやられても困る。

  • フォーマットが異様に速いことから、簡易フォーマットしているだけと見受けられる。バッドセクタをチェックできるくらいのフォーマットとまでは言わないが、もう少しローレベルなフォーマットをして欲しい。
    (デジカメにとってメモリーカードは命の手綱なのだから)

  • 富士フィルムに限らないが、アクセサリーシューのカバーを付けないのはいつも疑問。

  • Facebook だの Youtube だの mixi だのへのアップロード設定があって「あれ?このカメラに Wi-Fi 付いてたっけ?」とびっくりしたが、なんのことはないパソコンに取り込んで付属ソフトで処理するという話だった。こんな形ばかりの無駄機能を付けるくらいなら他のことをやれ。×

  • Mac 用の付属ソフトは Windows に比べると簡易版なのはよくあることで仕方ないが、現行の MacOS X 10.7 以降では動かない、PowerPC 時代のソフトのままでで放置プレイ。やむを得ない事情はあるだろうが、ヤル気ないなら形ばかりに付けなきゃいいのに。

  • 今まで X-Pro1 の OVF/EVF ハイブリッドファインダーには興味がなかったが、X-E1 の反応の鈍い EVF を使っていたら、ハイブリッドファインダーも良いかなと思えてきた。
    (X-Pro1 後継機が X-E1 並みのサイズになったら考えよう)

  • 敢えてシルバー買ってみたけど、やっぱりブラックが良かったかも…


X-E1_SampleBiei16


この手のメモをつけると、どうしても不満点欠点ばかりになってしまうので、今回も多くがマイナス要素を列挙したばかりになってしまいました。

けれども、インプレ1回目の記事でも触れたように、

画質に惚れたなら、つべこべ細けえこたあ言うんじゃねぇ


だとカメラというのも判っているので、止むを得ず(笑)納得して購入し、使っています。

連写で撮った時のファイル名や再生画面の糞さ加減、マニュアル露出時の EVF の見え方や暗所時に半押ししなきゃ増感されない点、メニュー周りや SDカード書き込みレスポンスの悪さ、などについては、ファームウェア・アップデートで何とかして欲しいですが…もうそういうことをメーカーに期待はしませんけど。

とりあえず、基本を鑑みながら撮る癖が付く気はしていますし、

まるで昔のカメラをデジタルで使ってる気分


にはなれるので、そういう意味では新鮮さと自分の妙な前向きさが続く限り愉しんで使っていけるとは思います。

どこまで続くかは私も判りませんが、GXR も同じようなカメラで不満言いつつも愛用して、いささか今も手放したのを若干後悔していますからね…


謳い文句はどうであれ、全ては最初から一点突破型 〜 X-E1 ファーストインプレ【1】
何はともあれ、パッケージングと RAW 現像ソフトは要改善 〜 X-E1 ファーストインプレ【2】