酷い腰痛が治りきらず、今日の天皇杯準決勝@静岡エコパスタジアムの応援を自重し、元旦の国立(決勝戦)に賭けたのですが、何とかガンバ大阪が鹿島に勝って元旦の国立行きを決めました。もちろん、私も元旦国立行きを決めました ;-)
1ヶ月前に J2降格を目の当たりにし、2週間前には J2から JFLへ降格する町田に負けそうな苦戦を強いられたのですが、その試合途中で苦肉の策のように試した日本代表DF今野のボランチ起用が当たって、その後は華麗なガンバ大阪が戻ってきました…
といっても、先週も今日も華麗なのは前半だけで、後半は押されっぱなしで何とか勝ち切ってる状況ではあります。が、トーナメントは勝てば官軍。というか、負けたらどんなサッカーしていても終わりだということを痛感させられたシーズンでしたしね…最後に嬉し涙を流せたらいいな。
とまぁ、今年の最後の最後に楽しいことがありつつの中で、毎年末恒例の「お買いものベスト」の最後、1位から5位を紹介しておきます。今年買ったもので満足感の高かった製品、買って良かったと心から思っている製品たちです。
■ だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2012【前編】6位〜10位
■ だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2012【中編】次点/イマイチ/微妙/ワーストなど
5位から次点まではどんぐりの背比べな満足度でしたので後編での順位にあまり意味はなかったのですが、1位2位の製品は考えるまでもなく決まっていて、他とは差がありました(どちらを1位にするかは迷いましたが)。
3位の2製品も今年買ったアイテムを列挙した時点でスッと決まったので、今回の前編で紹介する製品、特に1〜4位は今年購入した製品で心底満足したアイテムと言って良いと思います。
今回の内容も私個人の独断と偏見、利用頻度も含めた満足度による評価ですので、異論反論はあるでしょうが苦情は一切受け付けられませんのでご了承下さい :-D
お買い物評価:80点
廉価データー通信 SIM と言えば長らく日本通信 b-mobile の独壇場と言っても良かったのですが、そこへ大きな一石を投じたのがこの IIJmio 高速モバイル/D サービス。
昨年大きな話題となった日本通信×イオンの月額 980円の SIM に対抗し、月額 945円で最大 128Kbps の低速低価格なプランを提供するだけでなく、同程度の価格・速度だったはずの b-mobile よりずっとクオリティが高いものでした。
また、そのクオリティも「ユーザーの少ない最初のうちだけだろ」という意見に反して、今に至るまで(サービス開始当初よりは多少落ちても)それなりのクオリティが保たれています。
また、ファミリー 1GB プランでは月額 2,980円で高速通信が月間 1GB まで可能なだけではなく、SIM を3枚まで提供して同価格という画期的な内容でした。複数端末を使っている人にとっては一気に経費削減ができる内容で、私もずっと愛用しています。
低速プランやファミリープランの月間 1GB分を使い果たした場合でも 100MB 525円で追加チャージが可能なのも便利で、今となっては日本通信他のサービスでも当たり前になっていますが、低速プランでも必要に応じて高速通信が可能というのは安心感があります。
とはいえ、今となっては欠点も感じられるようになり、チャージした高速通信を自由に ON/OFF できないのは他のサービスと比較して大きな欠点となっています。
また、SIMカードタイプ変更はサービス開始当初から検討されていて10ヶ月近く経ってようやく実現され、nano SIM の提供も始まっていますが、ファミリープランでの SIMカード追加は未だ実現されてないなど、動きが遅いと感じる部分も多くあります(日本通信は激しすぎるくらい動きが多いけど ^^;)。
そんな欠点はあるとしても、使っていてコストパフォーマンスもかなり良いと感じていますし、廉価データー通信サービスに競争を持ち込んだ点も含めて高く評価しています。
■ SIM 3枚の IIJmio 高速モバイル/D ファミリーシェア1GBプラン SIM が到着&使用してみた
■ 1契約で3台分・IIJmio 高速モバイル/D ファミリーシェア1GBプランを1ヶ月使ってみた率直な印象
■ IIJmio 高速モバイル/D サービスに月額1,974円で 1GBまで高速通信可能な「ライトスタート」登場
お買い物評価:88点
iBUFFALO 4A出力対応USB充電器 4ポートタイプ ブラック BSMPA09BK
(発売から時間が経って値段も2千円強まで下がってきている)
3位の製品は2つ。まずは地味な製品ですが、バッファローから発売された合計出力 4A 4ポートの AC-USB給電アダプタ。
従来はバッファローやプラネックスから出力 2A 4ポートの AC-USB 充電器があって私も愛用していました。が、近年はスマートフォンもタブレットも大容量の出力を必要とするようになってきました。
特にタブレットはそれ一台だけで 2A が必要な状況で、出張や旅に持っていくのが出力 2A 4ポートの AC-USB 充電器一つでは足りないと感じるようになってきています。デジタルカメラも最近は USB 充電の時代です。
その中で 4A と倍の出力を持つ AC-USB 給電器を出してくれたのがバッファロー。発売と同時に入手し、それ以降、旅・出張のお供となっています。
従来製品と比べて一回り大きく、いささかサイズは大きすぎるなぁ…という感じですけれど、スマートフォン(iPhone)、タブレット(iPad or Nexus 7)、デジカメ(Cybershot RX100)、ガラケーを同時に充電しても問題なく給電してくれる余裕さは有難い。
してくれるアイテムであり、何を持っていっても旅先の宿での充電はこれ一つで安心(パソコンや一部以外のデジカメは別途必要だけど)。
地味な製品ですが、旅が比較的多い私としては今年一番助かったアイテムの一つであり、今年のお買いもの上位に入れるのに相応しいアイテムでした。
旅・出張用充電製品といえば、今年はコストパフォーマンス抜群の中華製の大容量バッテリーが流行りましたが、容量と重さ・サイズが比例することには変わらず、価格は別として利便性という点では特に変わらなかったので選外としています(中華製バッテリーは安いけど放電も激しいですしね)。
ただ、AC-USB 充電器も出力容量に応じてサイズが大きくなるのは止むを得ず、本製品も欠点を挙げるとするなら 2A タイプより一回り大きくなったサイズ。
出張・旅に持って行くなら少しでも小さい方が良いわけで、もし来年モデルチェンジするならば 2A タイプと同程度のサイズを実現してくれればまた買い換えると思います。毎年新製品を出しているので、期待しておきます :-)
■ 少し大きめサイズだけど充電能力抜群!バッファローの新型 4A出力AC-USB 充電器は現代の旅の強い味方
お買い物評価:88点
第3位の2つ目はシグマのこのレンズ。とにかく 19mm F2.8 EX DN ともども
であります。超絶抜群コストパフォーマンスのレンズ。
当時ソニーの出していた純正レンズは10万円近くしていた Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA 以外、NEX-7 の高画素撮影素子に見合うレンズがありませんでした。標準ズームレンズはもとより、16mm も 30mm マクロも NEX-7 で撮ると、うーんでした(24/1.8ZA を貸してもらう機会があったから尚さら)。
その中でシグマの 30mm / 19mm EX DN レンズは開放 F2.8 ではあるものの、NEX-7 で使える解像感がありました。サイズや重量も納得できるもので、パンケーキレンズほど小さくなくても、スナップ用に気軽に使えるレンズです。
そんなレンズが発売時から2万円弱、今では1万円台前半です。24mm F1.8 ZA と比べれば粗が見えたとしても、値段を考えれば全く不満はなく、本当に安くて良いレンズ。お手頃価格というのは気兼ねなく使えることにも繋がりますしね。
シグマ 19mm F2.8 EX DN ソニーEマウント用 デジタル専用 単焦点 広角
(兄弟レンズのこれもまた抜群のコストパフォーマンスレンズ)
ちなみに、19mm ではなく 30mm の方をピックアップしたのは単に自分が使った度合いの差です。本当は 35mm が自分の標準画角なのですが、換算 28mm と 45mm のどちらをよく使ったといえばコチラ、30mm F2.8 EX DN(換算画角 45mm)でした。
サイズ的にも 28mm より小さく軽く、ドーム型フードを付けることでスナップ用途には抜群でした。たぶん、過去色々なレンズを使ってきた中でも、かなりお気に入りの一品です。
そして間違いなく、今年一番使ったレンズでしたし、
と思います。私にとって NEX-7 をマウントアダプターごっこ用カメラから普通に使うカメラにしてくれたレンズでした。
昨日の記事に書いたように NEX-7 は売却しましたが、Eマウントレンズは残してあります。来年どういう方向に進むか判りませんが、もしマイクロフォーサーズ機にまたまた出戻ったとしても、このシグマの 19/30mm レンズは買うだろうと思います。手軽に買える値段ですしね。
もっとも、本来はこのレンズの元になったとも言えるシグマの高級コンパクトデジカメ DP1 Merrill / DP2 Merrill のどちらかを買う予定でいたのですが、金欠絶え間なしのために未だ買うことができないでいます(秋はスマートフォンやらタブレットやらが激しすぎた)。
おまけに実機を見て「ちょっとデカいなぁ」「35mm という自分の画角からちょっとズレてるなぁ」と思っていたところに、35mm 単焦点でフルサイズセンサーなのにコンパクトという CyberShot RX1 なんてものが出てしまって、悩める日々です。
まぁ余裕で 20万円以上する Cybershot RX1 が買えるわけもないので、当初の予定通り DP1/DP2 Merrill を買う方向ではあるのですが、なかなかねぇ…(´Д`)
そういった金欠野郎の夢想話与太話は置いといて、このシグマのレンズ2本、特に 30mm F2.8 EX DN については今年の私のカメラライフにおいて大きな印象を残してくれました。
寄れない、カメラのスリープモードからの復帰が遅くなる、フォーカシング音が若干する、という欠点はあるものの、コストパフォーマンス的に文句をいう余地もありませんでしたので、文句なく今年のお買いものベスト上位です。
シグマさん、ありがとう!という気持ちだけですね。
■ 本日発売!シグマ 30mm F2.8 EX DN とソニー純正 E 30mm MACRO を比較してみた
■ シグマ 30mm F2.8 EX DN のレンズフードとか諸々徒然
お買い物評価:92点
実のところ、本記事投稿の前まで1位と2位の順位付けに悩み続けつつも、本製品を1位にする方向で記事を書いていました。
「コンパクトデジカメで過去にないレベルの製品」
「今年買ったカメラ製品で一番高評価できる製品」
であり、
と言っても良いと思います。
今年はレンズもボディもそう高い物には手を出さず、割と大人しくしていた一年だったように思うのですが、振り返ってみるとなんだかんだで 30〜40万くらいはつぎ込んでいて、その中で一番よく使い、気に入っていていると同時に、他人にも文句なく薦められるのは DSC-RX100 でした。
ちょうど1年前に発売された PowerShot S100 をすこぶる気に入っていたため(S100 は今でも良いカメラ。後継機は S110は更に良い)、噂段階では全く買う予定も興味もなかったのですが、発表時のスペックを見て俄然興味がわき、発売前イベントに行って…というのは、6月くらいの記事を見てもらえば判ると思います。
今年は万年金欠だったので買うのは悩みましたが、6月後半の北海道行きが台風で飛行機が飛ばずに中止になったのを口実に購入、以後今に至るまで愛用しています。口実がなんであれ、心底買って良かったと思う製品です。
何度も書いていますが、RX100 の良さは
ということに尽きます。
ごく一般的なコンパクトデジカメと変わらないサイズの PowerShot S100 と比べると一回り大きく重いですが、十分コンパクトデジカメの範疇。それでいて、この画質を得られるのか…という点は半年たった今なお感心することがあります。
もちろん、各種収差や周辺画質に関しては目をつぶる点も出てきますが、いつでもどこでも持っていけるサイズで、しかも 28〜100mm という画角をカバーしてこの画質は素晴らしいと思いますし、今年は他メーカーが追随できていないことを考えても、RX1 ともどもソニーの凄さを久々に感じた製品でした。
ソニー デジタルスチルカメラ Cyber-shot RX1
(RX1 も欲しいっす…この値段では手がでないけど orz)
ただ、今年のお買いもの1位に相応しいかな…と悩みつつも最後の最後で2位に落ち着いたのは、
というのが理由です。1位の製品とは完成度の差。
自分の理想どおりのカメラなんて言うのは有り得ないわけですが、使っていて不満のない1位の製品に比べて、RX100 は不満は少なからずあります。欠点とまでは言わないが、直すべきであろう点はあると感じています。
使っていて日常的に不満を感じるのは、これらでしょうか。特に最初の3つはファームウェア・アップデートで何とかして欲しいのですけど、NEX-7 のことを思うと、もう SONY にそういったアフターフォローは期待できませんね(一応、開発者にも直接リクエストしたし、ユーザー登録その他で要望はしたけれど)。
筐体の小さなミラーレス機やコンパクトデジカメでは配置できるボタンも限られているのですから、ボタン1つでも無駄にならないようにしてもらいたいと思います。ソニーのデジカメはそういったところが非常にルーズですし、使い勝手にもっと気を払って欲しいと思います。
RX100 にヘルプ機能固定のボタンなんて、一体どっちを向いて開発しているのか、ターゲットをきちんと絞り込めていないのではないかと思います。いくら初心者だったとしても RX100 を買って使う人なら、あんな糞の役にも立たない半端なヘルプ機能を使うのも最初だけでしょう。
初代 NEX-5 の時に散々言われて、のちにファームウェア・アップデートでヘルプボタンの機能固定を止めた時の反省がないのでしょうかね。ボタン一つにもコストが掛かってるのならば、そのコストも含めて購入したユーザーはできるだけ役に立たせたいわけで、ボタンを増やしたからヘルプ機能固定ボタンがあってもいいというわけではないと思います。
ズームレバーの動きなどは販売価格・コストの上限制約がある中で、他の部分を奢った分のしわ寄せが来ているのでしょうが、次機種ではもう少し考えて欲しいなぁ、と思います。メモリリコールも RX1 に沿ったモードダイアルにして欲しいと思いますし、グリップも再考して欲しいところです(同じようなボディならまたカスタムグリップを付けることになるでしょう)。
使い勝手以外の面では、あまり多くを望んでレンズにこれ以上しわ寄せが行くのも大きくなるのも困りものですが、やっぱり広角端以外でももう少し寄れるようにしてもらわないと使い勝手が悪い時もあるし、厚みが 1mm程度増えるだけならバリアングルモニターが欲しいと思いますね。
まぁ最後の方は不満というよりは、できれば…レベルの要望ですけど。
とまぁ、書けばやっぱり不満点はしっかりあるわけで、こういった点を思うと、お気に入り度、素晴らしいと思える度は1位であっても、
と思います。使い勝手に関しては同じソニーのデジタルカメラ、どこかしら NEX-7 と似た部分、癖があって、納得できない部分もあります。
ただ、最後の最後までユーザーインターフェース的な部分が許せなかった NEX-7 と違って、RX100 は「ここはもったいないなぁ」と思う部分はあっても致命的なストレスはありません。それに
「せっかくのトライナビを開発者が使いこなせてない NEX-7」
「小さなボディでよく頑張ってる UI の RX100」
という印象の違いもありますし、なによりも RX100 の “他にない度” を考えると、NEX-7 と同列には並べられません。
いずれにせよ、色々と不満があって文句は言うけれど、それを押しのけても「とりあえず NEX がしばらくなくてもいいわ」と思うくらいに RX100 は気に入っていますし、この半年使ってきて
と断言できます。撮影素子サイズ的にもちょうどいい。
コンパクトとして使うなら被写界深度がある程度深い方が使いやすいですし、かといって一定サイズの撮影素子サイズがあるがゆえのラチチュードの確保や高感度画質の良さは、色々なシーンを気軽に、でも高画質に撮るのにピッタリです。
来夏どういったモデルチェンジをするのか(しないのか)判りませんが、不満が解消されていれば買い換えたいと思っています。ま、出来ればその前にファームウェア・アップデートでできることはやって欲しいんですけどね…
あとは、キヤノンあたりが本気になって競争してくれれば良いのですが、G1 X みたいなゴツいのではなく。
あ、そうそう言い忘れましたが、
これだけは改善されるまで何度でも言ってやりますよ(-_-#)
■ 台風で飛行機が飛ばなかったから DSC-RX100 を買ってみた
■ DSC-RX100 マイ・ファーストインプレッション
■ ちょっと驚き、素直に感服。DSC-RX100 の AF はコンパクトデジカメとしては実に素晴らしい
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お買い物評価:95点
ロジクール ウルトラスリム キーボードカバー TK710
(お値段も1万円弱から6千円台まで値下がりして買いやすくなったかと)
ひとことで言って
と言えます。素晴らしい。
第三世代 iPad を使い倒した、重くとも頻繁に持ちだした理由の多くはこのキーボードカバーにあります。それくらい iPad とのペアで活躍してくれました。タブレットをパソコンライクに使う上でベストの製品と言いきります。
iPad サイズなのでタイピングももまずまずしやすいし、何よりキーボードケース/カバーとしては薄く、純正スマートカバー+αの感覚で使えるのは便利すぎます。Microsoft Surface のコンセプトを先取りして利用できていたので、Surface を羨ましいとも感じなかった。
スマートカバーのように収納時にマグネット吸着するのも良かったし、iPad を立て掛ける溝に強力なマグネットを仕込んでおき、利用時の安定性を確保するギミックには感心です。私は使っていないが、スマートカバー対応の背面ケースが使えるのも大きな利点になっています。
前モデルのキーボードケース TK700 も悪くはなかったのですが、ゴツくて重い TK700 だっただけに本製品が出ると一気に色褪せてしまいました。中華製キーボードケースがいくら安くても、もはや使う気も買う気も起きないくらいの差がある。
バッテリーの保ちで不満はなかったし、改めて振り返っても「欠点って何か有ったっけ?」と思うくらいであり、
でした。この不満の無さが RX100 と今年のお買いもの1位を迷って、最終的にこちらへ軍配を挙げた理由です。
第三世代、第四世代 iPad ユーザーで出先でタイピングをすることがある人には必携、と言うくらいにお勧めできる一品。発売後は1万円弱だったけれど、今は随分安くなりましたしね。
願わくば、iPad mini 用に同じような製品を作ってもらいたい。キーボードが小さくてタイプしにくいことは、もう我慢せざるを得ない問題だから仕方ない。それでもやっぱり iPad mini 用の Ultrathin Keyboard Cover が欲しいところです。
一応 Nexus 7 などでも溝に立てかけて使うことはできますが、iPad mini との組み合わせは不安定すぎてオススメできません。
■ ケースからカバーへ。薄く軽くなった iPad用「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【前編】
■ 類似製品と比較してみる・キーボード付きの iPad カバー「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【中編】
■ キーボード付きの iPad カバー「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【後編】
というわけで、以上、私個人の「2012年のお買いものベスト10」でした。
順位付けには大きな意味は無いのですが、1位〜4位の製品は本当に買って良かったし、他人から「コレどう?」と聞かれた時に文句なく薦められる製品です(その人の使用目的、利用スタイルに合っていることが前提ですけれど)。
しかし、こうして見ると、スマートフォンやタブレットがもう上位に入ってくることは難しいかもなぁ…と感じたりします。スマートフォンもタブレットも、今後いくら性能や機能が上がってもできることに差はないですし、驚きや画期的という部分で入ることは少ないかな、と思います。
スマートフォンなんかは価格が高くなりすぎている状況でもありますから、買い物として満足できるコストパフォーマンスを逸脱している感じもあります。まぁそれを毎年買ってる私も私ですけどね…ホント、そのあたりは来年どうしますかねぇ〜という感じです。
いずれにせよ、不景気極まりない中で年々買い物が小粒になっていますが、来年もまた小粒でも何でも「お買いものベスト」ができるような年であれば良いな、と思います。こんな平和な記事が書ける世の中で、自分の体調であれば、それだけで何も言うことはないですね。
1ヶ月前に J2降格を目の当たりにし、2週間前には J2から JFLへ降格する町田に負けそうな苦戦を強いられたのですが、その試合途中で苦肉の策のように試した日本代表DF今野のボランチ起用が当たって、その後は華麗なガンバ大阪が戻ってきました…
といっても、先週も今日も華麗なのは前半だけで、後半は押されっぱなしで何とか勝ち切ってる状況ではあります。が、トーナメントは勝てば官軍。というか、負けたらどんなサッカーしていても終わりだということを痛感させられたシーズンでしたしね…最後に嬉し涙を流せたらいいな。
とまぁ、今年の最後の最後に楽しいことがありつつの中で、毎年末恒例の「お買いものベスト」の最後、1位から5位を紹介しておきます。今年買ったもので満足感の高かった製品、買って良かったと心から思っている製品たちです。
■ だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2012【前編】6位〜10位
■ だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2012【中編】次点/イマイチ/微妙/ワーストなど
5位から次点まではどんぐりの背比べな満足度でしたので後編での順位にあまり意味はなかったのですが、1位2位の製品は考えるまでもなく決まっていて、他とは差がありました(どちらを1位にするかは迷いましたが)。
3位の2製品も今年買ったアイテムを列挙した時点でスッと決まったので、今回の前編で紹介する製品、特に1〜4位は今年購入した製品で心底満足したアイテムと言って良いと思います。
今回の内容も私個人の独断と偏見、利用頻度も含めた満足度による評価ですので、異論反論はあるでしょうが苦情は一切受け付けられませんのでご了承下さい :-D
第5位 IIJmio / 高速モバイル/D サービス
お買い物評価:80点
廉価データー通信 SIM と言えば長らく日本通信 b-mobile の独壇場と言っても良かったのですが、そこへ大きな一石を投じたのがこの IIJmio 高速モバイル/D サービス。
昨年大きな話題となった日本通信×イオンの月額 980円の SIM に対抗し、月額 945円で最大 128Kbps の低速低価格なプランを提供するだけでなく、同程度の価格・速度だったはずの b-mobile よりずっとクオリティが高いものでした。
また、そのクオリティも「ユーザーの少ない最初のうちだけだろ」という意見に反して、今に至るまで(サービス開始当初よりは多少落ちても)それなりのクオリティが保たれています。
また、ファミリー 1GB プランでは月額 2,980円で高速通信が月間 1GB まで可能なだけではなく、SIM を3枚まで提供して同価格という画期的な内容でした。複数端末を使っている人にとっては一気に経費削減ができる内容で、私もずっと愛用しています。
低速プランやファミリープランの月間 1GB分を使い果たした場合でも 100MB 525円で追加チャージが可能なのも便利で、今となっては日本通信他のサービスでも当たり前になっていますが、低速プランでも必要に応じて高速通信が可能というのは安心感があります。
とはいえ、今となっては欠点も感じられるようになり、チャージした高速通信を自由に ON/OFF できないのは他のサービスと比較して大きな欠点となっています。
また、SIMカードタイプ変更はサービス開始当初から検討されていて10ヶ月近く経ってようやく実現され、nano SIM の提供も始まっていますが、ファミリープランでの SIMカード追加は未だ実現されてないなど、動きが遅いと感じる部分も多くあります(日本通信は激しすぎるくらい動きが多いけど ^^;)。
そんな欠点はあるとしても、使っていてコストパフォーマンスもかなり良いと感じていますし、廉価データー通信サービスに競争を持ち込んだ点も含めて高く評価しています。
コストパフォーマンス | 85点 |
回線品質 | 80点 |
使用頻度 | 80点 |
サービス改善度 | 40点 |
■ SIM 3枚の IIJmio 高速モバイル/D ファミリーシェア1GBプラン SIM が到着&使用してみた
■ 1契約で3台分・IIJmio 高速モバイル/D ファミリーシェア1GBプランを1ヶ月使ってみた率直な印象
■ IIJmio 高速モバイル/D サービスに月額1,974円で 1GBまで高速通信可能な「ライトスタート」登場
第3位 iBuffalo / 4A出力対応USB充電器 4ポートタイプ BSMPA09BK
お買い物評価:88点
iBUFFALO 4A出力対応USB充電器 4ポートタイプ ブラック BSMPA09BK
(発売から時間が経って値段も2千円強まで下がってきている)
3位の製品は2つ。まずは地味な製品ですが、バッファローから発売された合計出力 4A 4ポートの AC-USB給電アダプタ。
従来はバッファローやプラネックスから出力 2A 4ポートの AC-USB 充電器があって私も愛用していました。が、近年はスマートフォンもタブレットも大容量の出力を必要とするようになってきました。
特にタブレットはそれ一台だけで 2A が必要な状況で、出張や旅に持っていくのが出力 2A 4ポートの AC-USB 充電器一つでは足りないと感じるようになってきています。デジタルカメラも最近は USB 充電の時代です。
その中で 4A と倍の出力を持つ AC-USB 給電器を出してくれたのがバッファロー。発売と同時に入手し、それ以降、旅・出張のお供となっています。
従来製品と比べて一回り大きく、いささかサイズは大きすぎるなぁ…という感じですけれど、スマートフォン(iPhone)、タブレット(iPad or Nexus 7)、デジカメ(Cybershot RX100)、ガラケーを同時に充電しても問題なく給電してくれる余裕さは有難い。
出張・旅における宿での充電問題を完全に解消
してくれるアイテムであり、何を持っていっても旅先の宿での充電はこれ一つで安心(パソコンや一部以外のデジカメは別途必要だけど)。
地味な製品ですが、旅が比較的多い私としては今年一番助かったアイテムの一つであり、今年のお買いもの上位に入れるのに相応しいアイテムでした。
旅・出張用充電製品といえば、今年はコストパフォーマンス抜群の中華製の大容量バッテリーが流行りましたが、容量と重さ・サイズが比例することには変わらず、価格は別として利便性という点では特に変わらなかったので選外としています(中華製バッテリーは安いけど放電も激しいですしね)。
ただ、AC-USB 充電器も出力容量に応じてサイズが大きくなるのは止むを得ず、本製品も欠点を挙げるとするなら 2A タイプより一回り大きくなったサイズ。
出張・旅に持って行くなら少しでも小さい方が良いわけで、もし来年モデルチェンジするならば 2A タイプと同程度のサイズを実現してくれればまた買い換えると思います。毎年新製品を出しているので、期待しておきます :-)
コストパフォーマンス | 80点 |
製品内容 | 80点 |
使用頻度 | 90点 |
デカすぎる度 | 70点 |
助かってる度 | 80点 |
■ 少し大きめサイズだけど充電能力抜群!バッファローの新型 4A出力AC-USB 充電器は現代の旅の強い味方
第3位 SIGMA / 30mm F2.8 EX DN (Eマウント)
お買い物評価:88点
第3位の2つ目はシグマのこのレンズ。とにかく 19mm F2.8 EX DN ともども
NEX-7 のレンズ不足を少しでも解消してくれたシグマに感謝
であります。超絶抜群コストパフォーマンスのレンズ。
当時ソニーの出していた純正レンズは10万円近くしていた Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA 以外、NEX-7 の高画素撮影素子に見合うレンズがありませんでした。標準ズームレンズはもとより、16mm も 30mm マクロも NEX-7 で撮ると、うーんでした(24/1.8ZA を貸してもらう機会があったから尚さら)。
その中でシグマの 30mm / 19mm EX DN レンズは開放 F2.8 ではあるものの、NEX-7 で使える解像感がありました。サイズや重量も納得できるもので、パンケーキレンズほど小さくなくても、スナップ用に気軽に使えるレンズです。
そんなレンズが発売時から2万円弱、今では1万円台前半です。24mm F1.8 ZA と比べれば粗が見えたとしても、値段を考えれば全く不満はなく、本当に安くて良いレンズ。お手頃価格というのは気兼ねなく使えることにも繋がりますしね。
シグマ 19mm F2.8 EX DN ソニーEマウント用 デジタル専用 単焦点 広角
(兄弟レンズのこれもまた抜群のコストパフォーマンスレンズ)
ちなみに、19mm ではなく 30mm の方をピックアップしたのは単に自分が使った度合いの差です。本当は 35mm が自分の標準画角なのですが、換算 28mm と 45mm のどちらをよく使ったといえばコチラ、30mm F2.8 EX DN(換算画角 45mm)でした。
サイズ的にも 28mm より小さく軽く、ドーム型フードを付けることでスナップ用途には抜群でした。たぶん、過去色々なレンズを使ってきた中でも、かなりお気に入りの一品です。
そして間違いなく、今年一番使ったレンズでしたし、
このレンズがなかったら NEX-7 の利用頻度、持ち出し率は大きく減っていた
と思います。私にとって NEX-7 をマウントアダプターごっこ用カメラから普通に使うカメラにしてくれたレンズでした。
昨日の記事に書いたように NEX-7 は売却しましたが、Eマウントレンズは残してあります。来年どういう方向に進むか判りませんが、もしマイクロフォーサーズ機にまたまた出戻ったとしても、このシグマの 19/30mm レンズは買うだろうと思います。手軽に買える値段ですしね。
もっとも、本来はこのレンズの元になったとも言えるシグマの高級コンパクトデジカメ DP1 Merrill / DP2 Merrill のどちらかを買う予定でいたのですが、金欠絶え間なしのために未だ買うことができないでいます(秋はスマートフォンやらタブレットやらが激しすぎた)。
おまけに実機を見て「ちょっとデカいなぁ」「35mm という自分の画角からちょっとズレてるなぁ」と思っていたところに、35mm 単焦点でフルサイズセンサーなのにコンパクトという CyberShot RX1 なんてものが出てしまって、悩める日々です。
まぁ余裕で 20万円以上する Cybershot RX1 が買えるわけもないので、当初の予定通り DP1/DP2 Merrill を買う方向ではあるのですが、なかなかねぇ…(´Д`)
そういった金欠野郎の夢想話与太話は置いといて、このシグマのレンズ2本、特に 30mm F2.8 EX DN については今年の私のカメラライフにおいて大きな印象を残してくれました。
寄れない、カメラのスリープモードからの復帰が遅くなる、フォーカシング音が若干する、という欠点はあるものの、コストパフォーマンス的に文句をいう余地もありませんでしたので、文句なく今年のお買いものベスト上位です。
シグマさん、ありがとう!という気持ちだけですね。
コストパフォーマンス | 95点 |
製品内容 | 75点 |
使用頻度 | 90点 |
このレンズに助けられた度 | 80点 |
■ 本日発売!シグマ 30mm F2.8 EX DN とソニー純正 E 30mm MACRO を比較してみた
■ シグマ 30mm F2.8 EX DN のレンズフードとか諸々徒然
第2位 SONY / Cybershot RX100
お買い物評価:92点
実のところ、本記事投稿の前まで1位と2位の順位付けに悩み続けつつも、本製品を1位にする方向で記事を書いていました。
「コンパクトデジカメで過去にないレベルの製品」
「今年買ったカメラ製品で一番高評価できる製品」
であり、
文句言いつつも、今年買った製品で一番気に入って使っていた
と言っても良いと思います。
今年はレンズもボディもそう高い物には手を出さず、割と大人しくしていた一年だったように思うのですが、振り返ってみるとなんだかんだで 30〜40万くらいはつぎ込んでいて、その中で一番よく使い、気に入っていていると同時に、他人にも文句なく薦められるのは DSC-RX100 でした。
ちょうど1年前に発売された PowerShot S100 をすこぶる気に入っていたため(S100 は今でも良いカメラ。後継機は S110は更に良い)、噂段階では全く買う予定も興味もなかったのですが、発表時のスペックを見て俄然興味がわき、発売前イベントに行って…というのは、6月くらいの記事を見てもらえば判ると思います。
今年は万年金欠だったので買うのは悩みましたが、6月後半の北海道行きが台風で飛行機が飛ばずに中止になったのを口実に購入、以後今に至るまで愛用しています。口実がなんであれ、心底買って良かったと思う製品です。
何度も書いていますが、RX100 の良さは
普通のコンパクトデジカメなのに、コンパクトデジカメと一線を画した高画質
ということに尽きます。
- “コンパクト”デジカメとは名ばかりの大きな単なるレンズ一体式カメラと違って、コンパクトデジカメと認められるサイズ
- 高画質だけど単焦点レンズではなく一般利用域をカバーしたズームレンズ内蔵で、普段使いにも使えるコンパクトデジカメ
- それでいて、コンパクトデジカメを超えミラーレスに近いくらいの高画質(特に高感度画質は他のコンパクトを圧倒して昨年までのマイクロフォーサーズを超えるレベル)。
ごく一般的なコンパクトデジカメと変わらないサイズの PowerShot S100 と比べると一回り大きく重いですが、十分コンパクトデジカメの範疇。それでいて、この画質を得られるのか…という点は半年たった今なお感心することがあります。
もちろん、各種収差や周辺画質に関しては目をつぶる点も出てきますが、いつでもどこでも持っていけるサイズで、しかも 28〜100mm という画角をカバーしてこの画質は素晴らしいと思いますし、今年は他メーカーが追随できていないことを考えても、RX1 ともどもソニーの凄さを久々に感じた製品でした。
ソニー デジタルスチルカメラ Cyber-shot RX1
(RX1 も欲しいっす…この値段では手がでないけど orz)
ただ、今年のお買いもの1位に相応しいかな…と悩みつつも最後の最後で2位に落ち着いたのは、
気に入っているし素晴らしい製品とも思うが、まだ足りない部分もある
というのが理由です。1位の製品とは完成度の差。
自分の理想どおりのカメラなんて言うのは有り得ないわけですが、使っていて不満のない1位の製品に比べて、RX100 は不満は少なからずあります。欠点とまでは言わないが、直すべきであろう点はあると感じています。
- ハイエンドなコンパクトデジカメの割りには、右下ボタンが初心者向けのヘルプ機能に固定で他の機能に割り当てできず、ほぼ無駄に死んでる状態で勿体なさすぎ
- 電源オフ時に撮影していた焦点距離を覚えて、電源オン時に戻してくれる機能がない
- フォーカスエリアがフレキシブルスポット時にワンタッチで中央へ戻る機能がない(NEX にはある)
- NDフィルターが内蔵されていないので、日中屋外で低速シャッターが切れない(日中は流し撮り不可…orz)
- ズームレバーの動きが安物コンパクトと同じで、微妙なズーム操作ができない。ほんの少し x0.1だけ広角、望遠に移動するのに苦労する
- 高級コンパクトデジカメの割りにはズームの倍率表示が x◯.△倍というのはちょっと…。35mm換算焦点距離での表示を望む
- メモリリコール機能があって3種類保存できるが、モードダイアルを動かした後メニュー選択が必要というのは、本来素早く設定を呼び出せるメモリリコール機能から外れている
(RX1 ではメモリリコールで保存した3設定ともモードダイアルだけで直接指定可能になっている) - Fnボタンによるメニューで、もう1つ項目が増やせないか(今でも不満はないが、もう1項目増やせるスペースがあるし…)
- MFアシスト、ピーキング機能の設定をショートカットで割り当てたい
- デザイン的にツルツルフラットボディは良いかもしれないが、グリップという点ではダメダメ
- バリアングルモニターだったら最高だったのになぁ…
- 広角端以外、全く寄れない
(なのでコンパクトデジカメにしては大型素子採用なのに、ボケを利用した写真は撮りにくい)
使っていて日常的に不満を感じるのは、これらでしょうか。特に最初の3つはファームウェア・アップデートで何とかして欲しいのですけど、NEX-7 のことを思うと、もう SONY にそういったアフターフォローは期待できませんね(一応、開発者にも直接リクエストしたし、ユーザー登録その他で要望はしたけれど)。
筐体の小さなミラーレス機やコンパクトデジカメでは配置できるボタンも限られているのですから、ボタン1つでも無駄にならないようにしてもらいたいと思います。ソニーのデジカメはそういったところが非常にルーズですし、使い勝手にもっと気を払って欲しいと思います。
RX100 にヘルプ機能固定のボタンなんて、一体どっちを向いて開発しているのか、ターゲットをきちんと絞り込めていないのではないかと思います。いくら初心者だったとしても RX100 を買って使う人なら、あんな糞の役にも立たない半端なヘルプ機能を使うのも最初だけでしょう。
初代 NEX-5 の時に散々言われて、のちにファームウェア・アップデートでヘルプボタンの機能固定を止めた時の反省がないのでしょうかね。ボタン一つにもコストが掛かってるのならば、そのコストも含めて購入したユーザーはできるだけ役に立たせたいわけで、ボタンを増やしたからヘルプ機能固定ボタンがあってもいいというわけではないと思います。
ズームレバーの動きなどは販売価格・コストの上限制約がある中で、他の部分を奢った分のしわ寄せが来ているのでしょうが、次機種ではもう少し考えて欲しいなぁ、と思います。メモリリコールも RX1 に沿ったモードダイアルにして欲しいと思いますし、グリップも再考して欲しいところです(同じようなボディならまたカスタムグリップを付けることになるでしょう)。
使い勝手以外の面では、あまり多くを望んでレンズにこれ以上しわ寄せが行くのも大きくなるのも困りものですが、やっぱり広角端以外でももう少し寄れるようにしてもらわないと使い勝手が悪い時もあるし、厚みが 1mm程度増えるだけならバリアングルモニターが欲しいと思いますね。
まぁ最後の方は不満というよりは、できれば…レベルの要望ですけど。
とまぁ、書けばやっぱり不満点はしっかりあるわけで、こういった点を思うと、お気に入り度、素晴らしいと思える度は1位であっても、
素晴らしいけれど、到底これで満足とは言えないよなぁ
と思います。使い勝手に関しては同じソニーのデジタルカメラ、どこかしら NEX-7 と似た部分、癖があって、納得できない部分もあります。
ただ、最後の最後までユーザーインターフェース的な部分が許せなかった NEX-7 と違って、RX100 は「ここはもったいないなぁ」と思う部分はあっても致命的なストレスはありません。それに
「せっかくのトライナビを開発者が使いこなせてない NEX-7」
「小さなボディでよく頑張ってる UI の RX100」
という印象の違いもありますし、なによりも RX100 の “他にない度” を考えると、NEX-7 と同列には並べられません。
いずれにせよ、色々と不満があって文句は言うけれど、それを押しのけても「とりあえず NEX がしばらくなくてもいいわ」と思うくらいに RX100 は気に入っていますし、この半年使ってきて
最高の旅カメラ
と断言できます。撮影素子サイズ的にもちょうどいい。
コンパクトとして使うなら被写界深度がある程度深い方が使いやすいですし、かといって一定サイズの撮影素子サイズがあるがゆえのラチチュードの確保や高感度画質の良さは、色々なシーンを気軽に、でも高画質に撮るのにピッタリです。
来夏どういったモデルチェンジをするのか(しないのか)判りませんが、不満が解消されていれば買い換えたいと思っています。ま、出来ればその前にファームウェア・アップデートでできることはやって欲しいんですけどね…
あとは、キヤノンあたりが本気になって競争してくれれば良いのですが、G1 X みたいなゴツいのではなく。
あ、そうそう言い忘れましたが、
カメラのユーザー登録如きでパソコンに無駄なソフトを入れさせて
USB でカメラを繋がないとユーザー登録できないソニーは糞
USB でカメラを繋がないとユーザー登録できないソニーは糞
これだけは改善されるまで何度でも言ってやりますよ(-_-#)
コストパフォーマンス | 80点 |
製品内容 | 85点 |
使用頻度 | 100点 |
使い勝手 | 75点 |
他にない度 | 95点 |
細かいところで残念度 | 90点 |
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第1位 Logicool / Ultrathin Keyboard Cover for iPad TK710
お買い物評価:95点
ロジクール ウルトラスリム キーボードカバー TK710
(お値段も1万円弱から6千円台まで値下がりして買いやすくなったかと)
ひとことで言って
タブレット用キーボードケース/カバー製品の完成形
と言えます。素晴らしい。
第三世代 iPad を使い倒した、重くとも頻繁に持ちだした理由の多くはこのキーボードカバーにあります。それくらい iPad とのペアで活躍してくれました。タブレットをパソコンライクに使う上でベストの製品と言いきります。
iPad サイズなのでタイピングももまずまずしやすいし、何よりキーボードケース/カバーとしては薄く、純正スマートカバー+αの感覚で使えるのは便利すぎます。Microsoft Surface のコンセプトを先取りして利用できていたので、Surface を羨ましいとも感じなかった。
スマートカバーのように収納時にマグネット吸着するのも良かったし、iPad を立て掛ける溝に強力なマグネットを仕込んでおき、利用時の安定性を確保するギミックには感心です。私は使っていないが、スマートカバー対応の背面ケースが使えるのも大きな利点になっています。
前モデルのキーボードケース TK700 も悪くはなかったのですが、ゴツくて重い TK700 だっただけに本製品が出ると一気に色褪せてしまいました。中華製キーボードケースがいくら安くても、もはや使う気も買う気も起きないくらいの差がある。
バッテリーの保ちで不満はなかったし、改めて振り返っても「欠点って何か有ったっけ?」と思うくらいであり、
製品の完成度では今年のお買い物で No.1
でした。この不満の無さが RX100 と今年のお買いもの1位を迷って、最終的にこちらへ軍配を挙げた理由です。
第三世代、第四世代 iPad ユーザーで出先でタイピングをすることがある人には必携、と言うくらいにお勧めできる一品。発売後は1万円弱だったけれど、今は随分安くなりましたしね。
願わくば、iPad mini 用に同じような製品を作ってもらいたい。キーボードが小さくてタイプしにくいことは、もう我慢せざるを得ない問題だから仕方ない。それでもやっぱり iPad mini 用の Ultrathin Keyboard Cover が欲しいところです。
一応 Nexus 7 などでも溝に立てかけて使うことはできますが、iPad mini との組み合わせは不安定すぎてオススメできません。
コストパフォーマンス | 80点 |
製品内容 | 100点 |
使用頻度 | 85点 |
他に変わるものがない度 | 80点 |
iPad を活かす度 | 95点 |
■ ケースからカバーへ。薄く軽くなった iPad用「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【前編】
■ 類似製品と比較してみる・キーボード付きの iPad カバー「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【中編】
■ キーボード付きの iPad カバー「Ultrathin Keyboard Cover」TK710【後編】
☆
というわけで、以上、私個人の「2012年のお買いものベスト10」でした。
順位付けには大きな意味は無いのですが、1位〜4位の製品は本当に買って良かったし、他人から「コレどう?」と聞かれた時に文句なく薦められる製品です(その人の使用目的、利用スタイルに合っていることが前提ですけれど)。
しかし、こうして見ると、スマートフォンやタブレットがもう上位に入ってくることは難しいかもなぁ…と感じたりします。スマートフォンもタブレットも、今後いくら性能や機能が上がってもできることに差はないですし、驚きや画期的という部分で入ることは少ないかな、と思います。
スマートフォンなんかは価格が高くなりすぎている状況でもありますから、買い物として満足できるコストパフォーマンスを逸脱している感じもあります。まぁそれを毎年買ってる私も私ですけどね…ホント、そのあたりは来年どうしますかねぇ〜という感じです。
いずれにせよ、不景気極まりない中で年々買い物が小粒になっていますが、来年もまた小粒でも何でも「お買いものベスト」ができるような年であれば良いな、と思います。こんな平和な記事が書ける世の中で、自分の体調であれば、それだけで何も言うことはないですね。