2007年9月に提供開始された au one メールが利用者減少を理由に来年サービス終了する、という発表がされました。

「au oneメール」の提供終了について (au 公式サイト)

Google との提携による提供で Gmail ベースゆえにパソコンからもガラケーからも、もちろんスマートフォンからも利用可能で、ezweb.ne.jp メールも保存管理できて便利でしたが、基本的にガラケー時代向けの付加価値サービスだったので、コストをかけるほどのものじゃなくなった、ということなのでしょう。

私自身、一応メアドを確保して未だ利用可能にしてあるとはいえ、ロクに使わない予備メアド用でしたので、痛くもなんともないのですが、

サービス開始の時にエライ豪語していたよなぁ


と思って検索したら、こんな記事が。

au one メールは「一生つきあえる100年メール」─KDDIの高橋氏 - ITmedia Mobile

まぁ100年はいらないけれど、5〜6年で終わっちゃうのはどうですかね…。コストがかかるのをいつまでも抱えておくのも辛いかもしれませんが、

キャリア提供のサービスはこれだから…


という印象をまた与える気がします。


元々ネット上の各種サービスは栄枯盛衰が激しくて、便利に使っていたサービスも数年で廃れてサービス終了ということも少なくないわけですが、こういうのを見ていると

インフラ的なサービスを使う時は「寄らば大樹の陰」に限る


という思いもまた強くします。

そしてもう一つ、

サービスを長く維持してくれる会社は有難いなぁ


と。国内のプロバイダーも大小色々なところが生まれて消えて行きましたが、今回の au one メールのことを思うと、15年以上になるリムネットのメールアドレスを維持できているのは有難いところです。

日本でインターネットが一般に開放されたごく初期にプロバイダーとして活躍していたのは、ベッコアメ・インターネットとリムネットでしたが、私はリムネットを使っていて(UNIX Shell サービスがあったから)、今でもそのリムネットのメールアドレスを維持するためだけに、月額 210円払っています。

独自ドメインやら Gmail やらメインで使うメールアドレスはとっくに変わっていますが、長く使ってきた分だけ色々なところへメールアドレス登録してきたこともあって、未だに維持しています。

(昔に仕事した人との連絡を繋げておく意味もあります。ずっと使ってきた docomo の iモードアドレスを維持しているのと同じですね)

月額費用は多少かかっても、昔からのメールアドレスを維持したいこともあります。それはメールだけでなく他のサービスでも同じことです。

笹子トンネルの事故で日本のインフラの老朽化に伴う維持管理とそのコストにようやく焦点があたってきましたが、ネットサービスにおいてもそろそろ“長く使える安心”というものにスポットがあたっても良い気がする昨今です。維持するための対価も含めて。

【追記】元々 Gmail ベースのサービスなのだから、せめて別途 Gmail アカウントへの移行および数年レベルの転送サービスがあっても良いと思うし、メールというインフラを提供する会社として、それもキャリアとして提供していた責務というものを、KDDI はもう少し考えてもらいたいものです。