二回続けて例外というのもどうかと思っていますが、一昨日ああいう記事を書いてしまったからには、吐き出しながら整理して区切りをつけておかないと思うので、もう一回だけ。

こんな場末の下らないブログを毎度見ていただいている稀有な方には、いつもと全く毛色も書き方も異なる記事が続いて申し訳ありません。


ある程度覚悟していたものの、目の当たりに降格が決まってしまったことは何とも言いようがなく、少し時間が経って落ち着いたつもりの今でも、ふとした拍子に思い出されてジンワリしてしまいます。

それでも、きちんと現場へ見に行って良かったと思っています。理由をつけて見に行かないでおこうとも思ったのですが、やはり最後まできちんと応援して、逃避せずにクラブの歴史の1ページを見ておいたのは間違いではありませんでした。

これが前世紀の、ガンバがどうしようもなく弱くて、どうしようもなくつまらないクラブであった頃の降格ならば、ここまでのショックもなく、「やっぱりな…駄目だよな、この糞クラブは」で済んでいたと思います。ちなみに J2 創設は 1999年。それまでは降格というものはありませんでした。

けれど昨年までの10年間、それまでの10年では得ることのなかった楽しく素晴らしい時を過ごしたわけで、1年前はまだ優勝争いしていただけに、この落差は非常に厳しいものがあります。現実を受け止めつつも咀嚼できない部分はあります。

ACL に優勝し、CWC でマンチェスター・ユナイテッドと撃ち合いをした横浜の夜、満身創痍の中で天皇杯に連覇した元旦。あの思い出の冬から僅か4年ですからね…

来季の J2 の地方遠征計画を妄想しているサポーターも多いようですが、個人的にはまだそこまで愉しもうという気分にはなれません。

もっともガンバ大阪のファンというだけで無闇に上から目線だったサポーターもいましたし、地方の J2 クラブの現状を見ることなく馬鹿なことを言っていた人も散見できましたから、今回そういった人たちが地方 J2 の実情を自分の目で見て考えるキッカケになれば良いと思います。ま、どうせそういう輩は食い物しか目が行かないでしょうけれど。

個人的には、ガンバ観戦とは別に行なっていた地方 J2 観戦の手間が省けることになりますが、もちろんそれが嬉しかろうはずもありません。



で、個人的なことを言っておくと、年パスは更新します。

もし J1 に残留し、それで良しとして金森(社長)と山本(前強化部長)がガンバでのうのうと生き恥をさらしたままなら、抗議の意味を込めて年パスは切るつもりでいましたし、涙をのんで来季万博には一切行かず、アウェイ観戦応援だけに徹するつもりでいました。

どれだけ言われようと聞く耳持つふりだけで、のらりくらりとかわすだけの屑社長ですから、一ファンとして抗議できるとしたらそれしかないと考えていました。たとえ歩ける距離にスタジアムがあったとしても、あの手の屑に効果があるのは声なんかではなく数字しかないでしょうから。

ただ、J2 に落ちてしまったからには話は別です。

私がどうこうしなくても年パスを止める人は多くいるでしょうし、観客も大きく減るでしょう。J2 は原則日曜開催ですから、土曜開催の J1 に比べて元々観客動員的には不利なこともあります。

そういったなかで、天邪鬼な私としては年パスを止めるわけにはいきません :-)

もちろん、金森と山本を許すわけではありません。自分がガンバに払う極微量な金でも、あいつらの給料の一銭になってるかと思えば心底怒りを覚えます。この期に及んでも辞めると言わない屑社長も無能な前強化部長も、未だガンバに居座るつもりなら石抱いて大阪湾のヘドロに沈むか箕面の山で猿に食われてしまえ、と思ってます。

思ってますが、やっぱり、どれだけフロントが屑カス野郎どもであっても、生まれ育った街のクラブが苦しく辛い時を過ごすのを黙って見放せるわけがない。

私はガンバが強いから応援しているわけでもないし、魅力的なサッカーをするから応援してるわけでもないし、有名な選手がいるから応援しているわけでもないし、仲間と楽しくつるむために万博へ行ってるわけでもない。

ガンバが強くても弱くても、J2下位クラブのように有名選手がいなくて引きこもりカウンターサッカーをするようになったところで関係ない。そんなもの、私がガンバを応援するのにどうでもいいことです。

だいたい、近年“ガンバのサッカー”と言われていたサッカーはガンバが元々持っていたわけでも、フロントがポリシーとして持っていたわけでもなく、単に西野元監督が来てからのサッカー。ある意味“西野サッカー”。

それが10年を経て、いつしかフロントまで“ガンバのサッカー”と言い(特に屑社長が来てから)、今年はフロントが西野元監督を切ったにも関わらず、フロントも現場も西野の10年間を引きずりすぎた点はあったのだろうと感じます。それを整理する時なのかもしれないとも思います。

強くなければファンを辞める、面白いサッカーじゃないから応援しない、というのは自由だし、それを私は別に何とも思いません。サッカーごとき、無理して見るもんじゃない。つまらないと思うものを見るより、その分美味いもんでも食っていた方が良い。

残りたい人だけが残ればいい話で、無理して興味あるフリなんかしなくてもいい。どうぞ離れていただきたい。そして、ガンバが J1優勝後に多く現れたように、またガンバが強くなった頃に「おれ、昔からガンバ応援していたんだよね」と言いながら出てくればいいでしょう。

でも、自分はそんな器用な真似はできませんし、弱いガンバだって文句言いながら応援していましたから、きっとこれからも同じです。



そういうこともあって、来年の選手編成は「なるようにしかならない」と平静な目で見ていられます。一ファンがどうこう言える問題でもないですし。

特にヤットは現状、代えの効かない日本代表の心臓でもあります。厳しい ACL を毎年戦ってきたガンバの選手たちにとって、J1+ナビスコ+ACL を思えば J2 の日程の厳しさを殊更に強調されることもないように思いますが、やはり試合レベルや J2 クラブのピッチコンディションの問題も多々ありますから、ガンバ残留が本当に良いことなのかどうかは私自身の意見が定まりません。

個人的な思いを言えば、ヤットに限らず、選手は自分の選手生活に一番良い道を進んでくれたら良いと思っています。ガンバ大阪というクラブに愛着を持ってくれている選手が多いのも判っていますから、それで十分です。

ガンバ大阪は、たとえパナソニックが倒産して零細クラブになったとしてもずっと存続していくでしょう(万が一存続の危機なんてことになれば、自分もできる限りのことはする)。でもサッカー選手の選手生活は長くない。

上を目指す必要があるなら、そのチャンスがあるところへ行くべきだと思いますし、稼げる時に稼いでおいて欲しいとも思います。J2 に落ちたからといって離れる選手を責めるようなことはできないし、責める奴がいたら、そいつを責めたい。

だいたい、今回の降格は選手の問題よりも監督より上、特にフロント首脳陣の責任であったことは誰の目にも明らかなわけですから。

断り切れない状況で監督に就任したミスターガンバこと松波監督も山本と金森の犠牲者だと思っていますが、少なくとも今年の采配に関しては十分無能に値するもので、彼の采配、特に交代策が試合に悪影響こそ与えても好影響を与えた試合が僅かであったことは今季の試合を見ている人なら自明かと思います。



現在の報道では主力選手の多くが残留表明をしてくれているようですし(日本人ならすぐに出ていくとも言わないだろうけど)、スポンサーも1年くらいならクラブが J2 でも留まってくれる可能性はありますから、できるかぎり主力を残したまま 1年で J1復帰へ進むのが既定路線なのでしょう。

ただ、主力選手そのままに、だったとして、それは嬉しいことではあるけれど、反面、本当に良いことなのかどうかは判りません。

高齢化した現在の主力選手の力を持って J1へ復帰したとして、その後はどうするのか?
“ヤットのガンバ”から脱皮していく時期が迫ってるのに、その機会は今ではないのか?
西野の10年を切って降格した今、次の10年を再構築するときではないのか?

1年で J1復帰できなかった時はかなり厳しい状況に追い込まれるのが判っていながらも、目先のことだけを考えても良いのかと心配になります。元々長期的視点も何もないクラブですから余計にそう感じます。

ガンバがどうしようもなく弱かった最初の10年は、コロコロと監督を変えブレ続けたフロントの愚策が招いた10年でありましたが、腐りきったフロントはあの頃から大して変わってないのは今回明らかになりましたからね。

楽しかった10年は、創設期から下部組織に尽力した上野山さんの功績と、色々な批判を浴びつつ主力選手からも不満が出ても1つのやり方を通した西野元監督、西野元監督が結果を出せずに強化部が切ろうとしたのをカバーした前社長佐野さん、といった要因がたまたまマッチした期間だったのだと、いま改めて思います。

それが崩れ去った今、継続すべきことと精算すべきことをシビアに見つめて、ガンバ大阪を再建していただきたいと心から願います。そのためには、無能すぎるトップや長年ガンバフロントにいる老害を捨て去ることからでしょう。

目先のことだけに因われる声の大きい人たちをご機嫌をとるようなアジテーションしかできない愚かなトップではなく、きちんと長期的方針が立てられ、実行できる人材を据えていただきたい。自分がガンバに与えた損害の責任すら取らない、自分の吐いた言葉を飲み込むような屑どもは要らない。

ガンバ大阪も再び毎年 J1優勝争いができるようなクラブに戻れるべく、クラブフロントから改革していただきたいと願うのみです。パナソニックも落下傘のように人を落としてきたのだから、責任持って人身一新していただきたい。

なにせ、J1初優勝まで13年待ちました。

もし次に毎年優勝争いができるようなチーム作りを土台から作り直すなら、それが完成するまでちょっとやそっとの年数が待てないわけじゃありません。強くなってからのファンには無理かもしれませんが、前世紀のような何の取り柄も方針も見えない、場当たり的なやり方で停滞するのは勘弁して欲しいです。

昔のように負け慣れた退屈なクラブが降格したのと違って、落差によるショックは大きいけれど、その分楽しさを知ってしまった。優勝することの、アジアで戦うことの、世界のクラブと戦うことの楽しさを。だからこそ、希望も目標もある。

再び J1で優勝し、ACLで優勝し、ガンバがCWCでバルサやレアル、マンUと戦えるその日が来るのなら、そのために必要な時なら、待って、応援し続けたい。自分自身は大病してから 5年後10年後を想像するのはできないけれど、希望は持ち続けたい。

J2降格後、きちんとクラブを立て直すことで J1復帰後に結果を出すことができたクラブがあります。そういった J2 に落ちたことによる最良の遺産を持つクラブに、ガンバ大阪がなれることを心から願って、来年も万博へ、アウェイへ応援しに行くつもりです。