昨日の記事「Kindle Paperwhite を1週間使ってみて【前編】〜色々イマイチだがフロントライトの威力は絶大」の続きになります。
昨日は“Kindle Paperwhite を1週間使ってきて気づいた点”として
といったところを挙げましたが、幾つかの点について、もう少し突っ込んで書いておきたいと思います。
とにかく Kindle Paperwhite を使っていて一番感じることは
であること。
重いといっても iPad mini や Nexus 7 といったタブレット端末からすればずっと軽く、がっつり重く感じるとか、使い続けるのが嫌になるわけではありません。が、やっぱり長時間持って読む端末としては、少し重いなぁと感じざるを得ません。

(厚みに大きな差はないのだが、Paperwhite の方が重い分だけ、厚みもある?と感じる)
特に、電子書籍端末では最も軽い部類である SONY Reader からの持ち替えでは、大きく実感する重さです。フロントライトが付いてるといっても、同程度の仕様+αを持つ Kobo glo と比べても十分重いのですから、それを言い訳にはできないでしょう。
ただ、以前使っていた Kindle 3 などの Kindle 従来機でも重さは概ねこの程度ですので、この 200g 強というのは Amazon としての基準なのかもしれません。だとすれば、欧米人基準の重さなのかなぁと思ってしまいます。
その点、
です。使えば使うほど差を実感します。初めてが Kindle Paperwhite なら判らないかもしれませんが、SONY Reader の軽さに慣れてると Paperwhite の重さは困りモノ。せめて Kobo glo くらいにして欲しいと思います。
以前の記事では PRS-T2 のチープさを散々に言いましたが、Kindle Paperwhite みたいな重さ、ボディ仕上げになるくらいなら、チープでも PRS-T2 の方が使っていて良いなぁ、と思います。どうせ悪いなら、レベルですけど。
このあたりも「軽く小さく作るのは得意なソニー」の面目躍如というフロントライト付き端末を作っていただきたいんですけどね…
重さの次は、チープでも Android そのままでも何でもいいので
というのを実感しました。自分でも想像していた以上にハードウェアボタン重要と気付かされました。

タッチパネルのレスポンス自体が SONY Reader よりも良好なこともあって、タッチ操作が決して悪いというわけではありませんが、ホームや戻るボタンを使うのにいちいちメニュー出してから再タップして…というのは、ハードウェアボタン一発に慣れてると面倒です。
それに何より、ページめくりで本の内容(画面上)に指でタップするのは、本を読むという行為を考えると微妙な行為です。少なくとも
と私は思います。ページめくりのたびに指を伸ばしてタップして戻す、という動作はない方が良いに決まっています。
それに PDF では全部、右へのページ送りになってしまい、送り方向は変えられませんし、左手持ちで画面の中央ないし右側をページめくりのたびにタップするのは使いづらい。
最初から Kindle Paperwhite の人は「こんなもんなのか」と慣れるかもしれませんし、むしろスマートフォン/タブレット的ではありますが、古い Kindle や SONY Reader に慣れていた身としてはハードウェアボタンはある方が良いなぁ…と、つくづく思います。電子書籍専用端末は、本を読む端末ですからね。
で、操作性といえば、もう一つ。相変わらずですが、
こと。これは Kindle に限ったことじゃなく SONY reader でも同じで、言い出したらキリがないのですけど…3年前から進化がなにもないなぁ…というのが率直なところ。
タグ付けに似た“コレクション”という形で整理できるのですが、コレクション表示にすると

6個以上コレクションがあるとそれで一画面目が埋まってしまって、直近で読んだ本を再度開くのですら、またコレクションの中を辿っていく必要があります。
かといって、最新順表示にすると

となって、なんかコレクションも本もごった煮に並んでしまって美しくないし、なんか判りづらい。コレクションを作らないほうが良かったんじゃないかと思える状況に。
おまけに、表紙表示では1画面に6冊しか表示されませんが、リスト表示でも1画面8冊と一覧性が良くないのも昔のまま。多くの書籍を入れていて後ろの方にあるものを探そうとすると、もっさりなページめくりを繰り返すことになります。

せっかく多くの書籍を1つにまとめられるのがウリな製品なのだから、もうちょっと数多くの本が一画面に表示できるなど、一覧性や操作性が良くなってもいいのでは…と思うのですけど、昔から何も変わってないので、今後も期待薄でしょうね。
というか、このあたりは SONY Reader とて大差ないので、五十歩百歩なのですが、それでもまだ SONY Reader の方がマシかなぁ…と思わなくもないです。SONY Reader はモッサリ動作でイラッときますけど(^_^;)
どちらにしても、大量に書籍を突っ込んでも使いやすい自炊書籍向けのかゆいところに手が届くアプリと比べると、使っていてストレス溜まるんですよね…
ストレスが溜まるといえば
です。メニューバーの右端にある階層メニューボタンをタップする時に、マイクリッピング機能が誤タップされたりしてウンザリ…(´Д`)

そんな操作性がイマイチと感じる割には、Kindle ストアへの動線だけはキッチリあちこちに確保されていて、どこでメニューを開いてもど真ん中付近に、しっかり Kindle ストアへのアイコンが鎮座されています。
つーか、本を読んでいる最中のメニューの真ん中に Kindle ストアへの移動アイコンなんか要らないだろ…と、何回か誤タップしてブラウザが開く動作をやってしまって思います。
Kindle ストアへの動線が多くあることは悪いことではありませんが、他の操作性が今ひとつに感じる割には、ストアへの動線だけが充実してる気がして、なんだかなー、と思いつつ、Amazon の商魂たくましさを感じます(実例は後編で)。

操作性について色々文句はつけていますが、書籍内移動ですぐチャプター一覧が出て、タップで飛べるようになっているのは良いですね。SONY Reader は目次に飛んでから…という激しく使いにくい仕様ですから。
また、先ほどから何度か言ってますが、メニューその他の動作も(モッサリしまくりな SONY Reader と比べると)何とかぎりぎりストレスなく使えるレスポンスなのは良いところですね。
フロントライト付きだから他の原因なのか判らないものの、Kindle 3 や SONY Reader と比べると明らかにバッテリーの保ちは悪いです。
まだ使い始めとはいえ、月曜夜に満充電してから SONY Reader と同じような使い方をしてきて、日曜夕方には

という感じで、かなりバッテリーが少なくなっていました(1日1時間程度使用)。
色々とテストはした分はあったものの時間的には少なかったですし、それを加味しても、従来の電子書籍専用端末のような “ちょっとやそっとでは全然減らない”感覚とは違います。従来端末だと、半月以上わざと充電しないようにして使って減るレベルです。
もっとも、従来の電子書籍専用端末よりバッテリーが保たないといっても
のは言うまでもありません。スマートフォンやタブレットとはワケが違います。
というわけで、バッテリーについては不満とか欠点という話でもありません。ただ単に従来よりは減りは早いね、と。充電時間も長くかかるわけではないので、問題無いですね。
また、SONY Reader のようなアホな充電仕様と違って
のは良いです。
SONY Reade はパソコンや専用充電器での充電以外だと Galaxy Tab 用のアダプタを使わなきゃならないので面倒でしたが、そういうのは止めてもらいたいですねぇ。
ePub が扱えないことは以前の記事でも強調しましたが、Kindle で読める PDF ファイルも、内蔵ブラウザから PDF リンクでダウンロードして読もうとすると

とアラートダイアログが出て落とせません。SONY Reader に慣れていたせいで、すっかり忘れてました。
PDF を読むにしても、Kindle とパソコンを USB で繋いで転送するか、メールに PDF 添付して Kindle パーソナルドキュメントサービスに送信するしかありません。Kindle のブラウザで落として読めるのは、あくまで Kindle 形式のファイルだけ。
こんなことは滅多にないとはいえ、ギチギチに壁を作られているのは不自由な気がしますし
と思うわけです。
本来、ストア専用の電子書籍リーダーですから、あくまでオマケ機能ではありますけど、Dropbox やその他クラウドに PDF ファイルを置いておき、それを必要な時にダウンロードして読む、くらいのことはしたいのですが…仕方ありません。
でもまぁ、「ああ、SONY Reader って結構良かったよね」と思うと同時に、軽くて制限の緩い Kobo glo でも買おうかな…なんて気の迷いもしたりします(^_^;)
しばらく使い続けていると、PDF ファイルを見る時に

こんなエラーが頻発するようになりました。メモリ不足ですね。
再起動してやると直るのですが、相変わらずキツキツで動いているんですかね。電子書籍専用端末では珍しいことではないのですが、Kindle Paperwhite は時々再起動が必要かな、と。
メモリーカードスロットがなくて自炊書籍用には向きませんから、デカい PDF でメモリー不足があったところで大きな問題にはならないのでしょうが、もしメモリリークが原因とかであるなら、直してもらいたいところです。
以上、なんだかんだと Kindle Paperwhite で不満に思ってる点や SONY Reader と比べて劣る点を列挙みましたが、まぁ実際問題そういった欠点はあっても、
わけで、SONY Reader もそこが改善されないかぎり個人的には厳しいです。
加えて
「何をするのも Kindle Paperwhite の方が SONY Reader よりレスポンスが少し速く、モッサリ感が軽減されている」
点もあって、やっぱり SONY Reader PRS-T2 は今年発売のモデルとはいえ、去年までの前時代製品だと痛感します。
そういう意味で「端末は色々問題点はあっても Kindle Paperwhite しか使いたくない現状」なのですが、
であり、特に排他的な Kindle 端末ではストアの質が端末の評価に直結することにもなるわけですが…
うーん、正直なところ、他の電子書籍ストアと比べてまだまだだな〜、と。
長くなりましたので、そのあたりは後編にて。
(→ Kindle Paperwhite と1週間使ってみて【後編】 〜端末とストアの“ねじれ”たデキに悩む日々)

SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC
(Kobo glo やら Paperwhite やらが出ても価格は高いままではねぇ…)
昨日は“Kindle Paperwhite を1週間使ってきて気づいた点”として
- Kindle Paperwhite は少々重め。背面の仕上げも含めて、持ちやすさも SONY reader と比べると落ちる
- フォントの見やすさ、レンダリングは SONY Reader の方が綺麗
(Kindle Paperwhiteは線の細い部分が掠れがち) - ハードボタンがなくタッチパネルだけの操作性はイマイチ
(タッチパネルの操作性に難があるというより、コストダウンでタッチパネルだけにして操作性が落ちた) - 自炊 PDF を右綴りで読めない(ページめくり方向が変えられない)
- 自炊 PDF は Kindle 形式(mobi) に変換して送らないと全体的に掠れた感じになる
- ページ情報が出ない(代わりに表示される情報は判りづらい)
- あちこちに Kindle ストアへの動線が用意されてるが、むしろ多すぎて誤って行ってしまうことも
(読書中メニューに Kindle ストア行きのアイコンがど真ん中に要らんやろ) - 相変わらず端末内もクラウド側も本が整理しづらく、書籍数が多いと厳しい一覧性の悪い画面構成
- 操作レスポンスは SONY Reader よりは良くて、まぁまぁ我慢できるギリギリのところ
- バッテリーの保ちが従来の電子書籍専用端末よりは確実に悪化
(といっても、普通に1週間くらいは保つので実用上は問題ない。あくまで従来比の話) - ePub などが読めないだけでなく、読める PDF でもブラウザで PDF リンクからのダウンロードができない
(PDF はパソコンから USB で持ち込むか、添付メール送信で Kindle パーソナルドキュメントサービスを使うしかない) - 体験版扱いとはいえ、ブラウザの挙動が微妙。SONY Reader の方が素直(遅いけど)
- メモリーカードスロットがない
- 端末情報で IPアドレスすら確認できない(色々と細々できないことは多い)
- しばらく使っていると、PDF ファイル閲覧中などにメモリー不足でエラーになる
- AC-USB 充電器やモバイル充電器でも microUSB-USB ケーブルだけで充電できる素直な仕様
- Kindle ストアはまだまだ
といったところを挙げましたが、幾つかの点について、もう少し突っ込んで書いておきたいと思います。
【重さ】
とにかく Kindle Paperwhite を使っていて一番感じることは
Kindle Paperwhite は重め
であること。
重いといっても iPad mini や Nexus 7 といったタブレット端末からすればずっと軽く、がっつり重く感じるとか、使い続けるのが嫌になるわけではありません。が、やっぱり長時間持って読む端末としては、少し重いなぁと感じざるを得ません。

(厚みに大きな差はないのだが、Paperwhite の方が重い分だけ、厚みもある?と感じる)
特に、電子書籍端末では最も軽い部類である SONY Reader からの持ち替えでは、大きく実感する重さです。フロントライトが付いてるといっても、同程度の仕様+αを持つ Kobo glo と比べても十分重いのですから、それを言い訳にはできないでしょう。
ただ、以前使っていた Kindle 3 などの Kindle 従来機でも重さは概ねこの程度ですので、この 200g 強というのは Amazon としての基準なのかもしれません。だとすれば、欧米人基準の重さなのかなぁと思ってしまいます。
その点、
SONY Reader PRS-T2 は長時間ずっと本を読んでいても負担にならない重さで理想的
です。使えば使うほど差を実感します。初めてが Kindle Paperwhite なら判らないかもしれませんが、SONY Reader の軽さに慣れてると Paperwhite の重さは困りモノ。せめて Kobo glo くらいにして欲しいと思います。
以前の記事では PRS-T2 のチープさを散々に言いましたが、Kindle Paperwhite みたいな重さ、ボディ仕上げになるくらいなら、チープでも PRS-T2 の方が使っていて良いなぁ、と思います。どうせ悪いなら、レベルですけど。
このあたりも「軽く小さく作るのは得意なソニー」の面目躍如というフロントライト付き端末を作っていただきたいんですけどね…
【操作性/ハードウェアボタン】
重さの次は、チープでも Android そのままでも何でもいいので
ハードウェアボタンはあった方が良いね
というのを実感しました。自分でも想像していた以上にハードウェアボタン重要と気付かされました。

タッチパネルのレスポンス自体が SONY Reader よりも良好なこともあって、タッチ操作が決して悪いというわけではありませんが、ホームや戻るボタンを使うのにいちいちメニュー出してから再タップして…というのは、ハードウェアボタン一発に慣れてると面倒です。
それに何より、ページめくりで本の内容(画面上)に指でタップするのは、本を読むという行為を考えると微妙な行為です。少なくとも
画面外のボタンでページめくりできる方が没入感はある
と私は思います。ページめくりのたびに指を伸ばしてタップして戻す、という動作はない方が良いに決まっています。
それに PDF では全部、右へのページ送りになってしまい、送り方向は変えられませんし、左手持ちで画面の中央ないし右側をページめくりのたびにタップするのは使いづらい。
最初から Kindle Paperwhite の人は「こんなもんなのか」と慣れるかもしれませんし、むしろスマートフォン/タブレット的ではありますが、古い Kindle や SONY Reader に慣れていた身としてはハードウェアボタンはある方が良いなぁ…と、つくづく思います。電子書籍専用端末は、本を読む端末ですからね。
【操作性/メニューまわり】
で、操作性といえば、もう一つ。相変わらずですが、
端末内もクラウド内も、多くの本が整理しにくい判りづらい
こと。これは Kindle に限ったことじゃなく SONY reader でも同じで、言い出したらキリがないのですけど…3年前から進化がなにもないなぁ…というのが率直なところ。
タグ付けに似た“コレクション”という形で整理できるのですが、コレクション表示にすると

6個以上コレクションがあるとそれで一画面目が埋まってしまって、直近で読んだ本を再度開くのですら、またコレクションの中を辿っていく必要があります。
かといって、最新順表示にすると

となって、なんかコレクションも本もごった煮に並んでしまって美しくないし、なんか判りづらい。コレクションを作らないほうが良かったんじゃないかと思える状況に。
おまけに、表紙表示では1画面に6冊しか表示されませんが、リスト表示でも1画面8冊と一覧性が良くないのも昔のまま。多くの書籍を入れていて後ろの方にあるものを探そうとすると、もっさりなページめくりを繰り返すことになります。

せっかく多くの書籍を1つにまとめられるのがウリな製品なのだから、もうちょっと数多くの本が一画面に表示できるなど、一覧性や操作性が良くなってもいいのでは…と思うのですけど、昔から何も変わってないので、今後も期待薄でしょうね。
というか、このあたりは SONY Reader とて大差ないので、五十歩百歩なのですが、それでもまだ SONY Reader の方がマシかなぁ…と思わなくもないです。SONY Reader はモッサリ動作でイラッときますけど(^_^;)
どちらにしても、大量に書籍を突っ込んでも使いやすい自炊書籍向けのかゆいところに手が届くアプリと比べると、使っていてストレス溜まるんですよね…
ストレスが溜まるといえば
画面右上タップによるマイクリッピング機能の誤操作が多くて鬱陶しい
です。メニューバーの右端にある階層メニューボタンをタップする時に、マイクリッピング機能が誤タップされたりしてウンザリ…(´Д`)

そんな操作性がイマイチと感じる割には、Kindle ストアへの動線だけはキッチリあちこちに確保されていて、どこでメニューを開いてもど真ん中付近に、しっかり Kindle ストアへのアイコンが鎮座されています。
つーか、本を読んでいる最中のメニューの真ん中に Kindle ストアへの移動アイコンなんか要らないだろ…と、何回か誤タップしてブラウザが開く動作をやってしまって思います。
Kindle ストアへの動線が多くあることは悪いことではありませんが、他の操作性が今ひとつに感じる割には、ストアへの動線だけが充実してる気がして、なんだかなー、と思いつつ、Amazon の商魂たくましさを感じます(実例は後編で)。

操作性について色々文句はつけていますが、書籍内移動ですぐチャプター一覧が出て、タップで飛べるようになっているのは良いですね。SONY Reader は目次に飛んでから…という激しく使いにくい仕様ですから。
また、先ほどから何度か言ってますが、メニューその他の動作も(モッサリしまくりな SONY Reader と比べると)何とかぎりぎりストレスなく使えるレスポンスなのは良いところですね。
【バッテリー】
フロントライト付きだから他の原因なのか判らないものの、Kindle 3 や SONY Reader と比べると明らかにバッテリーの保ちは悪いです。
まだ使い始めとはいえ、月曜夜に満充電してから SONY Reader と同じような使い方をしてきて、日曜夕方には

という感じで、かなりバッテリーが少なくなっていました(1日1時間程度使用)。
色々とテストはした分はあったものの時間的には少なかったですし、それを加味しても、従来の電子書籍専用端末のような “ちょっとやそっとでは全然減らない”感覚とは違います。従来端末だと、半月以上わざと充電しないようにして使って減るレベルです。
もっとも、従来の電子書籍専用端末よりバッテリーが保たないといっても
1週間やそこらは十分にバッテリーが保つので、実用上なんら問題ない
のは言うまでもありません。スマートフォンやタブレットとはワケが違います。
というわけで、バッテリーについては不満とか欠点という話でもありません。ただ単に従来よりは減りは早いね、と。充電時間も長くかかるわけではないので、問題無いですね。
また、SONY Reader のようなアホな充電仕様と違って
素直に microUSB 充電ができる
のは良いです。
SONY Reade はパソコンや専用充電器での充電以外だと Galaxy Tab 用のアダプタを使わなきゃならないので面倒でしたが、そういうのは止めてもらいたいですねぇ。
【Amazon らしい制限きつすぎ】
ePub が扱えないことは以前の記事でも強調しましたが、Kindle で読める PDF ファイルも、内蔵ブラウザから PDF リンクでダウンロードして読もうとすると

とアラートダイアログが出て落とせません。SONY Reader に慣れていたせいで、すっかり忘れてました。
PDF を読むにしても、Kindle とパソコンを USB で繋いで転送するか、メールに PDF 添付して Kindle パーソナルドキュメントサービスに送信するしかありません。Kindle のブラウザで落として読めるのは、あくまで Kindle 形式のファイルだけ。
こんなことは滅多にないとはいえ、ギチギチに壁を作られているのは不自由な気がしますし
内蔵ブラウザで ePub も PDF もダウンロードして読める SONY Reader は良いよなぁ
と思うわけです。
本来、ストア専用の電子書籍リーダーですから、あくまでオマケ機能ではありますけど、Dropbox やその他クラウドに PDF ファイルを置いておき、それを必要な時にダウンロードして読む、くらいのことはしたいのですが…仕方ありません。
でもまぁ、「ああ、SONY Reader って結構良かったよね」と思うと同時に、軽くて制限の緩い Kobo glo でも買おうかな…なんて気の迷いもしたりします(^_^;)
【使い続けてるとメモリ不足エラー発生】
しばらく使い続けていると、PDF ファイルを見る時に

こんなエラーが頻発するようになりました。メモリ不足ですね。
再起動してやると直るのですが、相変わらずキツキツで動いているんですかね。電子書籍専用端末では珍しいことではないのですが、Kindle Paperwhite は時々再起動が必要かな、と。
メモリーカードスロットがなくて自炊書籍用には向きませんから、デカい PDF でメモリー不足があったところで大きな問題にはならないのでしょうが、もしメモリリークが原因とかであるなら、直してもらいたいところです。
以上、なんだかんだと Kindle Paperwhite で不満に思ってる点や SONY Reader と比べて劣る点を列挙みましたが、まぁ実際問題そういった欠点はあっても、
重いとか操作性が悪いとか色々あっても、画面が違いすぎる…
わけで、SONY Reader もそこが改善されないかぎり個人的には厳しいです。
加えて
「何をするのも Kindle Paperwhite の方が SONY Reader よりレスポンスが少し速く、モッサリ感が軽減されている」
点もあって、やっぱり SONY Reader PRS-T2 は今年発売のモデルとはいえ、去年までの前時代製品だと痛感します。
そういう意味で「端末は色々問題点はあっても Kindle Paperwhite しか使いたくない現状」なのですが、
ストアあっての電子書籍専用端末
であり、特に排他的な Kindle 端末ではストアの質が端末の評価に直結することにもなるわけですが…
うーん、正直なところ、他の電子書籍ストアと比べてまだまだだな〜、と。
長くなりましたので、そのあたりは後編にて。
(→ Kindle Paperwhite と1週間使ってみて【後編】 〜端末とストアの“ねじれ”たデキに悩む日々)

SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC
(Kobo glo やら Paperwhite やらが出ても価格は高いままではねぇ…)
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