Kindle Paperwhite が届いたのが先週の月曜日。それから SONY Reaer PRS-T2 に代わって、従来 SONY Reader を使ってきたのと同じスタイル、状況で1週間使い続けてきました。

ということで、Kindle Paperwhite を1週間使っての率直な感想を書いてみたいと思います。SONY Reader を使ってきたゆえに、どうしてもそれとの比較が中心になる点はご容赦下さい。



まー、なんというかですね、先に結論を言ってしまうと

今は SONY Reader で本を読む気がしない


です。それくらい Kindle Paperwhite が良い…わけではなく

Kindle Paperwhite が良いのではなく、フロントライトが良い

のですね。全てはそこ。

でも、それが全てを他の欠点を引っくり返してしまいます。



ぶっちゃけ比べてみれば

フロントライト(と一部)を除けば、SONY Reader の方が良い点が多い


と思います。SONY Reader と比べれば Kindle Paperwhite はあちこち不満や欠点が多いと感じます。

Kindle Paperwhite は少々重めだし、操作性は微妙だし、なにより

フォントの綺麗さ、文字自体の見やすさは SONY Reader が明らかに上


であって、Kindle Paperwhite のフロントライトを最低にして、どちらもフロントライトなしで比べれば SONY Reader の方が読みやすい。

Kindle_Paperwhite40


スペック的には Kindle Paperwhite の方が高解像度のはずなのに、ことテキスト物に関しては、その利点が全く感じられません(コミックや PDF は解像度の差を感じる)。線が細い部分が掠れがちで、行間のことも含めて、日本語というものに対して詰めが甘すぎると感じます。

でも、やっぱりフロントライトの威力は大きくて、綺麗な白地でコントラストがしっかりしているのは、文字そのものの綺麗さ以上に見やすいわけです。

Kindle_Paperwhite41
(拙い写真だと、圧倒的な差が伝わらないのが申し訳ない)


とにかく Kindle Paperwhite を1週間使ってみて慣れてしまうと

Kindle Paperwhite はたくさん欠点があるけれど
フロントライトがない、その一点で SONY Reader を使う気がしなくなった


ってのが正直なところ。

部屋が明るくても薄暗くても、どこでも確実に綺麗な画面で読める。明るい部屋ならフロントライトの照度を上げて、まさに“paperwhite”という感覚で読める。

暗めのカフェや間接照明の部屋なら必要に応じてフロントライトの照度を落としつつ、けれど SONY Reader と違って安定してしっかり読める。寝る前に読む時にも、ベッドサイドの照明を付けずに読むことができる。

かといって、液晶のバックライトみたな目に刺激が来る感じもなく、寝る前に読んでいてもしんどくありません。目の疲れ具合も従来のフロントライトなし電子インクと比べて大きな差はないように感じます。

なお、Kindle Paperwhite のフロントライトのムラはよく言われますけど、個人的にはこの程度で気にしていても…って感じです。それ以上に気になることは多いですし。

Kindle_Paperwhite44
(写真では判りづらいですが、ライトによるムラが出たりします。暗いとより明確に)

Kindle_Paperwhite43
(フロントライトがついているので、光線によっては端が影になることも)


ともあれ、Kindle Paperwhite に慣れると、ワラ半紙に印刷したような SONY Reader は明るい部屋でもあまり読みたくないなぁ…と。出たばっかり、買ったばっかりなんだけど、もう現行の SONY Reader PRS-T2 で読む気が起きない。

SONY Reader には、まだ何冊か積ん読本が残ってるんで読まなきゃならないのですが、つい手に取るのは Kindle になってしまいます。

ホント、電子書籍端末として Kindle Paperwhite が SONY Reader と比べて良いのは、殆どフロントライトとレスポンス…あと加えるとしたら、値段でしょうか。

中身が古いわりには無駄に高い SONY Reader と比べても仕方ないんですが、Kindle Paperwhite はまずまずリーズナブルな価格で、電子書籍端末の価格基準として良い値ごろ感にしてくれたと感じます。

Kindle_accessary_store


とううわけで、既述したことも含めて Kindle Paperwhite を1週間使ってきて気づいた点といえば

  • Kindle Paperwhite は少々重め。背面の仕上げも含めて、持ちやすさも SONY reader と比べると落ちる

  • フォントの見やすさ、レンダリングは SONY Reader の方が綺麗
    (Kindle Paperwhiteは線の細い部分が掠れがち)

  • ハードボタンがなくタッチパネルだけの操作性はイマイチ
    (タッチパネルの操作性としてはまずまずだと思うが、コストダウンでタッチパネルだけにしたことが問題)

  • 自炊 PDF を右綴りで読めない(ページめくり方向が変えられない)

  • ページ情報が出ない(代わりに表示される情報は判りづらい)

  • あちこちに Kindle ストアへの動線が用意されてるが、むしろ多すぎて誤って行ってしまうことも
    (読書中メニューに Kindle ストア行きのアイコンがど真ん中に要らんやろ)

  • 相変わらず端末内もクラウド側も本が整理しづらく、書籍数が多いと厳しい一覧性の悪い画面構成

  • 操作レスポンスは SONY Reader よりは良くて、我慢できるギリギリのところ

  • バッテリーの保ちが従来の電子書籍専用端末より確実に悪化
    (といっても、普通に1週間くらいは保つので実用上は問題ない。あくまで従来比の話)

  • ePub などが読めないだけでなく、閲覧可能な PDF ファイルでもブラウザで PDF リンクからのダウンロード閲覧はできない
    (PDF はパソコンから USB で持ち込むか、添付メール送信で Kindle パーソナルドキュメントサービスを使うしかない)

  • 体験版扱いとはいえ、ブラウザの挙動が微妙。SONY Reader の方が素直(遅いけど)

  • メモリーカードスロットがない(まぁこれは判ってたし、納得の上)

  • 端末情報で IPアドレスすら確認できない(MACアドレスは判るのにねぇ)

  • しばらく使っていると、PDF ファイル閲覧中などにメモリー不足でエラーになる

  • AC-USB 充電器やモバイル充電器でも microUSB-USB ケーブルだけで充電できる素直な仕様

  • Kindle ストアは他に比べてまだまだ(配信開始も遅め)


といったあたりでしょうか。

上記に挙げた点については、次回もう少し突っ込んだ形で感想を書いてみたいと思います。


ああ、それと、もう一つ。

ソニーが軽量かつ安価なフロントライト付き Reader 端末を出せば、一番良いかもなぁ


と(^_^;)。いやホント、つくづくそう思いますね。

いずれ出すのでしょうけれど、いつになるのやら…。今はまだアドバンテージのある部分もありますが、端末仕様としては既に周回遅れですからね。会社的にも電子書籍専用端末まで手をかけている暇があるのかどうか…

(→ Kindle Paperwhite を1週間使ってみて【中編】〜多くの点で SONY Reader の方が良いのだけど…

ELECOM Kindle Paperwhite専用 インナーケース ネオプレン ブラック TB-KIN1NCBK
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(ピッタリサイズな薄手スリーブケースが欲しいのだけど…)