月額千円を切る 3G/LTE データー通信サービスが話題になっているなか、月額 490円という更に画期的な価格でサービスを始めたのが DTI の「ServersMan SIM 3G 100」。

サービス開始当初から標準サイズの SIM しか提供がありませんでしたが、11月1日に microSIM タイプの申し込みも開始しましたので、リリース直後に早速申し込み、本日 microSIM が届きましたので、早速試してみました。

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(送られてきた中身)


届いた封筒の中身は、台紙とともに入っている SIM カードと、Android 向けの殆どマニュアルにもなってないペラ紙1枚。これがメール便で送られてきました。

ちょっとまぁ、ここで言っておきたいんですが、

DTI に限らず SIM をメール便で送ってくる会社は何考えてんの?


どこのキャリア、MVNO も回線契約に本人確認やらなんやらを喧しくやってるくせに、SIM 送付がメール便はないだろ、と。確かに月額 980円とか 490円とか安くしてるのは判るけれど、契約手数料は通常通りの価格で全然安くないんだし、もうちょっと考えたらどうかと思う次第。


ともあれ、早速使ってみます。

私がこの microSIM を使うのは家族用の SIMロックフリー iPad 2 なのですが、今日も家族がどこやら持ち出していますので、ひとまず DTI がレンタル機器としても想定している NTTの「光ポータブル」を使用してテストします(microSIM に下駄を履かせて使っています)。

BUFFALO ポータブルWiFiルーター Portable Wi-Fi DWR-PG
BUFFALO ポータブルWiFiルーター Portable Wi-Fi DWR-PG

(光ポータブルの一般販売品。LTE不可だがバッテリーが長持ちの優れもの)


実際にテストする前に、この DTI「ServersMan SIM 3G 100」の特徴を簡単に。


  • 公称最大速度 100Kbps と低速だが、月額 490円定額と他社の半額程度
    (契約事務手数料は 3,150円と他社と変わらず)

  • 従量制の追加料金で最大速度 100Kbps の制限を取り払えるが、これも 100MB 263円と他社の半額

  • 最大速度 100Kbps の制限の解除は、任意に解除したり制限状態に戻したりできる。チャージしておいて、必要な時だけ増速できる
    (制限解除・戻しは Android アプリでワンタッチないしウェブから可能、iOS アプリは準備中)

  • ただし、FOMA 3G専用で LTE 利用不可


というものです。

注意すべき点は「FOMA 3G専用/LTE 不可」の SIM ですので、

LTE 対応スマートフォン・タブレット・モバイルルーターで使えないものが多々ある


こと。docomo Xi対応端末、特にモバイルルーターでは利用不可で、スマートフォンでも APN 設定だけでは使えないものが多数あります。また SIMロックフリー iPhone 4/4S/iPad 2 では使えても第三世代 iPad などの SIM ロックフリー機では利用できません。

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(SIM ロックフリー第三世代 iPad に挿しても「検索中…」ののち「圏外」)


※ 上記第三世代 iPad は iOS 5 ですので使える場合は docomo 表記になります(iOS 6 では使える場合でも圏外表示になることがあります)

ということで、私もこの SIM は家族が使っている SIM ロックフリー iPad 2 用として入手したのですが、家族が外出先で iPad を使うのは週に1〜2回、それもちょこっとウェブを見る程度(月の 3G回線使用が 20〜30MB)ということが判っていますので

糞遅いと評判の「ServersMan SIM 3G 100」でも我慢可能かもだし
100MB 263円の制限解除を使っても、100MB で2〜4ヶ月使えるはず


ということで、その程度の利用なら制限解除しても月額千円弱の日本通信 b-mobile や IIJmio より安くできるかな?というのが目論見です。

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とまぁ、例によって前置きが長くなりましたので、ともあれ、まずはお試し。設定を終えて、ちょっと使ってみると…

お、遅い…ど昼間なのに遅い
体感で IIJmio とは明らかに違う超遅さ、イオン SIMと比べても遅いなぁ


うーん、とりあえず iPad mini で計測してみますか…

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遅いっ!とにかく遅いし、最初にある程度ドンと流れて、あとは詰まりっぱなしみたいな流れ。平均すれば、この速度(それでも遅い)かもしれないが、体験ではより遅く感じる。

実利用していても、たとえばウェブページを見ようとすると、最初の方だけ表示されて、残りの表示が異常に遅い。ストレスを溜めるパケット流れである。

ServermanSIM 3G 管理用アプリが Android にしかないこともあるので、パケット iPad mini から Nexus 7 に変えてみます。

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何故か iPad mini より多少速くなっていますし、上りがやけに速くなっていますが、グラフを見れば判るように山あり谷あり、不連続な流れです。30〜40Kbps といっても、少しずつ水がチョロチョロ出てるのではなく、蛇口を開けたり閉めたり、そんな感じです。

(iPad mini の Wi-Fi は1週間使っていて、同時に繋いでる他端末より速度が明らかに遅いことがあったり、少々不安定なところがあったりとアテにならないので、以下は全て Nexus 7 で行っています)

Android の ServermanSIM 3G 管理用アプリには公式な速度計測も付属しているので、そちらで計ってみます。

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うーむ、変わりませんね。

昼間の空いている時間帯で 30Kbps 前後


という感じでしょうか。遅いですね。IIJmio の数分の1、b-mobile イオンも(以前使っていた時ですが)この時間なら倍くらい出ていましたからね。

次に昼下がりの比較的空いている時間ではなく、今度は夕方の帰宅ラッシュ時間帯に郊外の主要駅の駅前あたりで計測してみます。

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遅いの一言に尽きます。が、昼間の本来空いている時間との速度差は小さいです。これが良いことかどうかは微妙ですけれど…いずれにせよ、

評判に違わぬ遅さ


であります。

とはいえ、判ってて契約したので、予想の範囲内です。なんせ月額 490円ですからね。使っていて我慢しきれるかどうかは別ですが、

激安すぎるものに質を求めるのは無理


ですからね。

ただ、だこれを思えば 945円の IIJmio はホント値段の割に素晴らしい品質です。LTE で使えば公称最大速度 128kbps といってもレイテンシーが低いこともあって、体感速度はまさに雲泥の差、です(公称値以上の速度が出ることもありますが)。

IIJmio:高速モバイル/D概要
スマートSIM | 低速と高速を賢く使い分けて使えるリーズナブルなSIMが登場。月額980円から!



ただ、DTI Serverman SIM 3G 100 では、ランニングコストとして現実に半額というのがありますし、実利用でウェブを見るのは待たされすぎでストレスフルなことが多いものの、

たとえ激遅でも繋がりっぱなしなら、Nexus 7 や Wi-Fi版 iPad に
プッシュ通知やメールその他の送信が勝手に来ているメリット


はあります。これは人によっては大きいのではないかと。

もちろん、同時にスマートフォンを携帯していれば、そちらでプッシュ通知やメールその他の受信が可能なわけですが、

月490円で Wi-Fi タブレットも(とりあえず)常時接続している状態になる


のは、コストパフォーマンスとしては悪くないのかなぁ、と思います。(添付ファイルのない)メールや Twitter 程度なら、イラチな私でも我慢できなくはない速度です。

それに

バッテリーの保ちを考えるとスマートフォンを常時テザリング状態にはしたくない
その代わりとしての 490円 SIM と安いモバイルルーター


というのは悪くないように思っています(フレッツ契約者なら光ポータブルは月額 315円でレンタルできます)。

あとまぁ、ニッチ需要だと思いますが、電子書籍専用端末のトロいブラウザにはこれくらい遅いのが似合ってるかもしれません。遅さ✕遅さでストレス二乗増しかもしれませんが(^_^;)

Huawei 新モデル E586 モバイル WIFI ルーター下り最大21Mbps Mobile WiFi (SIM フリー 版) (シルバー色)
Huawei 新モデル E586 モバイル WIFI ルーター (SIM フリー 版) (シルバー色)

(SIM ロックフリーなモバイルルーターも1万円以下で売られている)


もちろん、とことん節約したいっ!というのでなければ、月額千円弱の「IIJmio 高速モバイル/D」や「b-mobile スマートSIM」の方が快適に使えるのは間違いありませんが、どちらにしても遅いのは遅いので、いっそ

・遅い SIM は、あくまで常時接続でメールやプッシュ通知の受信のため
・ウェブを見たり何か作業する時は公衆無線LAN ないしスマートフォンのテザリングを使う

という形で割り切るのも手だと思います。490円なら、まぁそれくらいの贅沢?はありかも…

それに

100MB 263円で速度制限解除がいつでも可能


なのは便利です。出先でフルに使う人は論外ですが

・外出先で使うのはたまにしかない
・月に数十MB から 100MB も使わない

という人は、月額 490円と 100MB分 263円を最大6ヶ月まで使えるのはコストパフォーマンスとしてはかなり良いように思います(前述のとおり、私も家族分の iPad にそういうつもりで購入した)。

ただ、この DTI「ServersMan SIM 3G 100」は速度制限を解除しても、大して速くないという評判なわけですが…そのあたり、速度制限解除してのお試しは次回記事に。

ちなみに、一応の使用例ということで、

本記事は画面写真も含めて ServersMan SIM 3G 100 回線経由で作成・投稿


しています(2枚のデジカメ写真のみ別回線でアップロード済み)。

これくらいなら我慢をしながらですけど、何とかなりますね。写真アップロードは厳しいと思いますが、今回のような小さな画面写真 (ファイルサイズ 100KB 以下)を10点くらいアップして、別途テキストエディタで書いた記事を投稿する程度なら問題なくできましたね。快適とはいえないですが、十分実用的でした。

もっとも、こういうお試しでやる以外は敢えて使おうとは思いませんが(普段は iPhone のテザリングを使います)、劇遅でもどこまでできるか試す意味もあって本記事は激安回線を使ってみました。

なお、本記事を書くにあたっての作業マシンは、主に Nexus 7(+ポケモンキーボード)です。iPad mini の方が画面が広くていいのですが、途中でパケットが何度か流れなくなったりしたので安定の Nexus 7 に…(まぁ Nexus 7 は Nexus 7 で別の難点もあるんですが ^^;)

ServersMan SIM 3G 100:ユビキタスプロバイダ DTI


【追記】到着初日2日目と朝から晩まで何度も速度測定してましたが、だいたい下りは 30Kbps 前後、出て 40Kbps、それも詰まりながらパケットが流れたり止まったり。上りは殆ど止まっていて、たまにパッと出て見かけ上は 100Kbps 前後出るけれど、体感は待たされまくり…という感じですね。

一応、稀にですが、

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こんなこともあります。まぁ、モバイルルーター経由 Nexus 7 でメールと Twitter 読むくらいはできなくはないですけど、ウェブを見ようとすると待たされまくりなので、モバイル故に速度制限解除なしでは出先でウェブは厳しいですね。

遅くても速度制限解除も激安、月額490円データー通信「ServersMan SIM 3G 100」の microSIM 版を試してみた【後編】

日本通信 bモバイル・WiFi ルータ WiFi ルータ機能付 SIM フリー端末 BM-MF30
日本通信 bモバイル・WiFi ルータ WiFi ルータ機能付 SIM フリー端末 BM-MF30

(こんなルーターも利用可能ですが、Xi モバイルルーターで Serverman SIM は利用不可なので注意)