ものでした。まぁ、考えてみれば当たり前の話です。なんで問題なく使えるなどと脳内妄想していたのだろう…orz

フルサイズ iPad で TK710 を使った場合、溝に挿しこんだ時の iPad と TK710 の吸着具合はかなり力強く、



こうやって iPad を持ってキーボードを持ち上げることもできたのですが、iPad mini ではマグネット吸着具合が弱々しく、上記写真のような芸当はとうてい無理です（若干のマグネット吸着効果はありますが、意味はない程度）。

また、



ので、ちょっと倒れすぎて天井照明とかがかぶって鬱陶しいなぁ…という感じです。



iPad のようにマグネット吸着でビタっと安定して使えないからといって iPad mini + TK710 が使えなくはないし、今現在使ってるわけですが、とてもオススメはできません。

iPad との組み合わせの素晴らしい使い勝手、安心安定感が皆無というだけでなく、実際にしばらく使っている中で、



あるので、安定して使えるとは言えません。まぁ TK710 は元々 iPad 専用品ですから、iPad mini で無理に使う方が問題ですけど。



以前、Nexus 7 で TK710 を使ってみたこともあるのですが、Nexus 7 の場合は少々液晶が立ちすぎてベストなポジションにはなりえませんでしたし、iPad mini 同様に安定感に欠けましたが、まだ Nexus7 との組み合わせの方が使える感じです。



Nexus 7 は iPad mini より横置き時の高さが低い分、不安定さは軽減されますし、本体裏面が滑り止め加工になっているのが TK710 の浅い溝に置いた時にも滑りにくく、倒れにくくしているのに役だっています。

ただ、立て掛けた時の角度は、タブレットの形状や厚みによって左右されるのでどうしようもありません。あくまで TK710 は iPad 専用製品であり、それを他のタブレットに流用しようとしているだけですから。



上記比較写真を見れば、iPad mini の倒れこみ加減が判ると思います。



ですし、前述の通り、ちょっとした拍子でバタリと倒れることがありますし、安定してるとは言い難いです。



上記写真を見ても判るように、iPad mini 使用時は溝の前側に引っ掛かっているだけ、という感じであり、重量バランスが悪くて安定感に欠ける感じがします（使っていて不安）。

また、溝の前面の引っ掛かりに大きな負荷がかかっているので、「iPad mini ご自慢のエッジ処理に小傷が増えそうだなぁ」と思って、TPU ケースを付けたまま TK710 と組み合わせてみました。



厚みがある分だけ Nexus 7 みたいに立ち気味になりますが、TPU 素材の滑らなさで安定感は増…しませんでした。ちょっと分厚くなりすぎて今ひとつです。もっと薄いケースなら違ってくるかもしれませんが、これならまだ裸の方がマシでした。



キーボードカバー TK710 と iPad mini の組み合わせがイマイチっぽい、ということで、他に色々試しました。USB キーボードについては前回記事に書きましたので、今回はこれ以上触れません。

その他、一般的な Bluetooth キーボードは問題なく使えましたし（キーボードによって一部キーアサインの違いはあります）、先日 Nexus 7 関連の記事で紹介したポケモンゲーム添付のキーボードも当然、問題なく使えます。

■ Tedious Days More×3 : Nexus 7（と iPad）でポケモンキーボードを使う




また、昔から愛用してきて最近は Galaxy Tab や Nexus 7 用としてよく使っていた Stowaway の折りたたみキーボードも問題なく使えます。



Stowaway の折りたたみキーボードに固定されている付属スタンドは華奢なこともあって、iPad mini は TPU ケースを付けて立て掛けるほうが安定＆安心ですね。

机の上で使うならこれでも全然十分であり、鞄に入れるものも小さくて済むのですが、



ということで、今回の出張は TK710 を持ってきています。



が、イマイチですね。やはり安心して使える感じは全くないです。不安定風味。

というわけで、iPad mini にロジクール Ultrathin Keyboard Cover TK710 を強引に組み合わせて使っていますが正直微妙と言わざるを得ませんし、



ような気がします。これはちょっと当てが外れました。

ただ、こうやって膝の上にタブレットとキーボードを乗せて使おうとすると製品は限られてきますし、マトモなキーピッチを確保しようとすると、７〜８インチサイズの iPad mini の横幅では足りませんから難しいところです。

で、いま思いついたのですが、これなら旧製品の TK700 とか中華製の安物キーボードケースの方が安定して使えると思います。

これらのキーボードケース製品はキーボードカバーの TK710 より厚みがある分、タブレット（iPad）を立て掛ける溝の部分の切り込みも深めになっており、iPad mini を置いてもさほど不安定にならないように思います。



とか



とかですね。ただし、後者の中華製キーボードケースは安い反面、キー配列が微妙すぎて使いづらいので、安易にお薦めはしかねますが…

■ iPad2 用 Bluetooth キーボードケース「ロジクール TK700」と同種格安品を改めて比較



タブレット用キーボードケース製品といえば ZAGG なわけですが、その ZAGG も iPad mini 用キーボードケースに関しては２製品出しています。

■ ZAGGkeys Mini 7
■ ZAGGkeys Mini 9

方や 7インチ幅の iPad mini にピッタリサイズのキーボードケース、そしてもう一製品は iPad mini より幅広の 9インチサイズのキーボードケース（ZAGGkeys Mini 9）。

iPad mini ピッタリサイズのキーボードケースを出している、出そうとしているところは少なくありませんが、さすが ZAGG は「7インチ幅ではキーボードが厳しい」と判っているようで、一回り大きなキーボードケースを出してきました。

このあたり



ことの一例かと思います。まぁ、そんな人はレアケース、超マイノリティだと判っていますけどね…(´・ω・`)



「iPad mini を実際にモバイルタイピング、移動中の作業マシンとして使ってみてどうか？ iPad と比べてどうか？」

ということについては、今週色々と移動途中や出先で使うことが多いと思うので、もう少し使ってみてから感想を書きたいと思います。慣れもありますしね（iPad の時には慣れを必要とせず、最初からジャストフィット感覚でしたが）。

正直サイズが小さい分、文字が細かくて、それにまぁやっぱり「Retina じゃない」ことも含めて、目への負担は大きいです。特に揺れる車内で使っていますからね。きついです。

フルサイズ iPad＋キーボードは 11インチのモバイルノートパソコン感覚で使えますが、iPad mini＋キーボードは昔ミニノートを頑張って使っていた頃を思い出します。古くはウルトラマンPC こと Palm Top PC 110 とか Libretto とか、ちょっと前なら VAIO U とか…

若い頃なら問題なかったですが、歳を取りましたからねぇ(^_^;)

ともあれ、モバイル製品は持ち歩いてナンボですから、色々なシーンで使ってみてまた感想を書いてみようかと思っています。

iPad mini と組み合わせるキーボードについても、もう少し色々と試してみようかと思います。移動途中で書いているので取り留めがなくなりましたが、今日のところはこの辺で。

with iPad mini + Ultrathin Keyboard Cover TK710.


【追記】別の製品を試した次記事→ iPad mini でロジクール キーボードケース For iPad TK700 を使ってみたら…