今朝、友人から下記の記事について「大丈夫なの?どうしたらいいの?」と聞かれたこともあるので、簡単に。

iOS 6でユーザー追跡が復活? プライバシー懸念も - ITmedia エンタープライズ

この記事中の画面写真では英語版 iOS 6 での表記になっていますが、日本語では以下のように「Ad Tracking を制限」と表記されています。

iOS6AdTracking1


この設定画面は、設定アプリ → 一般 → 情報と進んで一番下の方へスクロールした「アドバタイズ」をタップすると表示されるものです。

「この設定が何なのか?」というのは、アドバタイズ設定画面の一番下に小さく、見えづらいですが「詳しい情報」というのが書いてあり、それをタップします。

すると以下のように「Ad Tracking について」という画面になります。



iOS6AdTracking3

追跡型広告

iOS 6 では Advertising Identifier(広告識別子)が導入されています。これは、個人を特定しない一時的なデバイス識別子で、広告主による行動追跡をユーザがより詳細に制御できるようにするために App で使用されます。追跡型広告を制限するように選択すると、Advertising Identifier(広告識別子)を使用してユーザにターゲット広告を表示することが App に許可されなくなります。将来的には、すべての App が Advertising Identifier(広告識別子)の使用を義務づけられることになります。ただし、それまではターゲット広告が表示されることがあります。


まぁ、端的に言えば

アプリの広告を出してくれる会社に
(匿名にしておくけど)お前さんの行動を記録して提供するぜ


というものです。

一応匿名だけど、識別番号○○番の端末のユーザーがウェブ閲覧した行動やら何やらのデーターを広告出してくれる会社に提供することで、広告主が貴方の行動に基づいた、より効果的な広告を出すように許可するぜ、というモノ。

そして、この設定はその提供を制限するスイッチです(オンで提供制限)。


そして最初の記事で問題視しているのは

iOS 6 では、この広告用行動追跡が最初から有効になっている


ということ(復元した人は、過去の設定によって有効になっていない場合もある)。

Google でも Google 検索画面でログインしていると諸々検索履歴から色々と記録されて捕捉されちゃうし(でもって検索時に過去の検索履歴によって変化したりする)、Android 端末で Google NOW を有効にしていたら便利な反面、色々持っていかれそうなのはあるけれど、初期設定で知らずのうちに有効にはなってないですからね。

上記の説明では細かいところで足らない部分もありますが、

カスタマイズした広告を出してくれるなら俺の行動なんてどうぞどうぞ
という人以外は、オンにしておいた方が無難


ではあります。Google 検索や Google NOW のような利便性の向上もないのだから、敢えてオフにして情報を提供する理由は(現時点で)ないと考えています。

私自身は iPhone 5 を買った直後、色々設定内容を精査していた時に見つけてオフにしていたので気にしていませんでしたが、知らない人は知った上で、自分でオンにしたままにするなり、オフにするなり、した方が良いと思います。

もう一度、設定方法を記しておくと、以下の方法です。

iOS6AdTracking2
設定アプリを開き、「一般」をタップし、次に「情報」をタップ。
情報画面を一番下へスクロールしたところにある「アドバタイズ」をタップする。

iOS6AdTracking1
「Ad Tracking を制限」という設定をオフ→オンにする


これをオフにしていたからといって、すぐに何か害があるわけでもないですが、気になる人はもちろん、なんかよく判らんという人も制限はオンにしておいた方が良いと思います。