【10/13 追記】Android OS 4.1.2 アップデートで、ホーム画面の横向き対応がなされましたので、内容を一部修正しました。
前回記事で書いたように、すこぶる大満足の Nexus 7。タブレットも 10インチクラスと 7インチクラスがあると、使い分けられて便利だと感じます。
友達に写真を見せたり、人に資料を見せて説明する、なんていう場合には 7インチでは小さすぎ、やはり 10インチクラスが必要と感じますが、反面、電車のなかで隣りに人がいるような場合には 10インチクラスだと(ノートパソコンを広げている時にありがちな)覗かれてしまうことが多々あります。
そういう意味では
だと思います(iPad mini が噂される 7.8インチだと微妙なサイズかもなぁ…とも思う)。
タブレットはどのくらいのサイズがベストかというのはよく交わされる議論ですが、結局のところ、その人がよく使う環境、使い方に左右されるので、良し悪しではなく個々人の環境に応じた好みでしかないことは明らかでしょう。
逆に色々なシーンで使うならば、7インチクラスと 10インチクラスの両方があると上手く使い分けられる、と思います。そして 7インチクラスを気軽に手に入れる方法として、Nexus 7 は良い選択肢です。
(BTキーボード使用でも隣りに人がいてギリギリ気にならない…かな?)
私の場合、従来は 7インチタブレットが初代 Galaxy Tab (SC-01C) だったため、いささか快適さに欠けたり、スムーズにこなせる作業に限界がありましたが、Nexus 7 はおおよそのことはサクサクとこなせるので、持ち出す気にさせてくれます。SC-01C よりは軽いのも助かります。
そして今日は所用で広島へ来ているのですが、いつもの iPad + キーボードカバーの組み合わせではなく、Nesus 7 + Bluetooth キーボードを持ってきて、行き帰りの車中で本記事を書いています。
iPad はキーボードカバー TK710 との組み合わせで持ち出すことが多く(参考記事はこちら)、純粋なタブレット利用+ノートパソコン代わりにも使うのですが(自宅ではタブレット的利用のみ)、組み合わせの重さが 1kg 近くになってしまうため、その半分強の重さの Nexus 7 + Bluetooth キーボードは持ち出しが楽です。
もっとも、7インチの小さな画面は手に持って見る分には快適ですが、ノートパソコンスタイルで少し離れて使ったり、取り込んだ写真のレタッチをするにはいささか小さすぎますので、そこは出先で行うであろう内容に応じて、10インチクラスと7インチクラスの使い分ける判断の一つ、と感じています。
というわけで、またまた前置きが長くなりましたが、この1週間強、Nexus 7 を使ってきて感じた
・ 気に入った点
・ ダメと感じる点
について、以下にまとめておきます。
初代 Galaxy Tab 購入以後も色々7インチ前後のタブレット機は触ってますので、Nexus 7 は購入前から大きさ重さとも十分想像はついていたのですが、この背面の滑り止め加工は個人的にインパクト大でした。
たいていのタブレットは背面ツルツル光沢仕様が基本ですけれど、この Nexus 7 背面の滑り止め加工は実に使いやすいです。
こう言っちゃうとなんですが、iPad の背面がこうなっていたらきっと萎えると思います。でも Google の安価な実用端末なら、むしろこれが好印象。
基準が違うだろ!と言われるのは百も承知の上ですが、値段も違えば方向性も違います。iPad が良い、Nexus 7 が良いというわけでなく、どちらもその方向性に応じた適切なデザインだと感じます。むしろ、安直な追従よりずっと好ましいです。
いま車内で使っていて小さなテーブルぎりぎりに置いても、窓枠の端っこに置いても、とにかく滑らないので安心して置けます。持ち出した際にはホント裸のままでも十分実用的。助かりますね。
そして
なのも良いです。価格が安いこともケースなしで気軽に使う気にさせてくれます(あくまで私個人の主観ですけどね)。
さらに、これによって
ですね。いくら薄くてもケースつけたら台無し、っていうケースは少なくないですし、軽さもまた同じです。
タブレットもスマートフォンも裸で使えるのが一番だと思いますから、その気にさせてくれる Nexus 7 の造りは、個人的に高い評価をしています。
前回記事でも散々強調したので、ここでは多くを書きませんが、
は、何も文句はありません。
そして、その文句ないタブレットが2万円弱で買えるコストパフォーマンスの素晴らしさは、前回記事で何度も繰り返した通りです。
これも前回記事で強調しましたが、メーカーやキャリアが押し付けるプリインストールアプリが入ってないのは心地よいです。
ガラケーでも Android スマートフォンでも、最初から入っているアプリ、与えられた環境を何となく使っていく人が多数であることは判っていますが、私自身はそういうのは馴染めないので、
は本当に楽に感じます。本来はこうあるべきだと思うんですが。
なかには、自社スマートフォン・タブレット用ソフトをパソコンに入れさせるようにして、そのパソコン用ソフトすらも怪しすぎる挙動をするところもありますから、有名メーカーだからといって必ずしも安心できなかったり。
いずれにせよ、
ってのは、なかなか他では得られませんので、そういうところも Nexus 7 を大いに気に入っている点です。
と同時に、キャリアに追加アプリだのなんだのと手を加えさせない Apple の iOS デバイスに対する方針が、iOS 機を気に入っている点の一つでもあります。
ま、最近は iPhoneでも、販売時に勝手にプロファイル突っ込んでアフェリエイト・ブックマークを入れちゃう糞販売店もあるようですが…
Android の OS アップデート頻度は良し悪し両面がありますが、少なくとも国内メーカー端末が頻繁な OS アップデートになかなかついて行けてないことが多いのは事実。
仕方ないのだろうなぁ、と思うところはありますが、OS アップデートが1回はあるものの、それ以上はなかなか…という状況を見ていると、2年縛りで買う端末としてはなかなか厳しいとも思います。
そういう意味で Nexus 7 は2年縛りみたいなものがないだけでなく、Google 純正端末ですから、
のではないかという楽観的予測があります(過去の例からも)。
もうすぐ Android 4.2 が出るようですが、性能的にもそこそこありますから、来年の Android 5.0 くらいまでは大丈夫じゃないかなぁ…と思っています(わかりませんけど)。
買って1年経ったら陳腐化してしまった、放置されて OSアップデートにもついていけなくなった、なんてことはなく、そこそこ長く使えるだろうと期待できるのも良いところです。
じゃないですかね。
記事冒頭で書いたとおりです。7インチが常にベストとは限りませんが、使う状況によってはベストです。前述のように「7インチというのはパーソナルスペース内で使えるギリギリのサイズ」というのはありますから、
ですね。これは Nexus 7 だけではありませんが。
Nexus 7 を使っていて、一番なんだかなーと思うのは、
という点。
Galaxy Tab や一部のソニーデバイスと同じで、パソコンや付属の AC アダプターで充電すると何の問題もなく急速充電できるものの、そうでない場合は激遅ゆっくりな充電速度になり、端末の方でも充電マークが出ないことがあります。
Nexus 7 はゆっくり充電な状況であってもそれなりに充電されていくのですが、「素直に普通の充電形式にしてくれれば良かったのに…」と思います。
ただ、これは以下のアダプタを噛ませば急速充電できます。
接続は
という順序になります。
私の場合、初代 Galaxy Tab を使ってきてるので、以下のアダプタは幾つか持ってますので、再利用できて良かったです :-D
【10/13 追記】Android OS 4.1.2 のアップデートで、この件は修正されました。国内版発売からは早かったですね。ってか、最初から対応しておけよ…
Nexus 7 は一応でもタブレットですよね? なのにホーム画面が縦固定って、アホですか?
アプリは大抵、縦横両画面にも対応しているので、横画面で使っていても何ら問題ないのですが、ホームに戻った瞬間、この違和感…タブレットスタイルを適用しなかったせいとか何とかはどうでも良くて、言い訳無用の意味不明仕様。
root 取れば、ちょいと設定を一発変えるだけでホーム画面の回転対応がなされるのですが…それくらいのことは最初からできるようにすべきでしょう。とにかく、私もタブレットは全て基本縦持ちな人ですが、それでもこれは意味の判らない仕様です。
そういう意味では Nexus 7 はタブレットではなくデカいスマートフォンなのかもしれませんが、それにしてもねぇ…
ここからは“ダメというほどじゃないが、微妙に感じる点”を挙げていきます。ダメというと、色々と語弊がありそうなので X-)
で、最初の微妙な点ですが、
というのはあります。
熱くなる、使ってて困る、というほどではありませんが、ずっと持っていると気になることもあります。背面が滑らないような素材で真っ黒なので、放熱が悪いのかもしれません。
そういう意味では、真夏はどうなんだろ?とは思います。ま、発売が9月末ですからしばらく体験できませんし、これからの季節はむしろ有り難いかもしれませんが :)
Nexus 7 の重さは現在の7インチタブレットとしては平均的くらいで、軽くはないけれど、重さを欠点にされるようなことはないと思います。
しかし、他端末との比較じゃなく絶対的な重さとして
のも事実。10インチクラスと違って、7インチクラスの端末は片手で持てることが前提、片手で持ち続けることが多いわけですからね。
私自身、7インチ端末というと電子書籍リーダーにも適した端末ということになるので、どうしてもそういう視野での評価もしてしまうわけで、Kindle や SONY Reader あたりの E-Ink 端末の軽さは文庫・新書感覚で負担なく持ち続けられますが、Nexus 7 ほどの重さになるといささか辛いです。
少なくとも、重さ250g、薄さ8mm 弱の MEDIAS TAB UL N-08D くらいが7インチタブレットが目指す基準だと思います。あと 100g。200g 前半になれば、随分と片手持ちで問題なくなるように思います。
もっともバッテリーの保ちがイマイチだったり、N-08D のような iPad 以上の値付けをみると、「重くても貧乏人には Nexus 7 で十分でごぜーます、御代官さま」と言いたくなっちゃいますけどね(^_^;)
iPad のバッテリーの保ちに慣れてると、そんなにバッテリーが保つわけでもないんだなぁ…なんて思ったりします。1日使うのには不足ないですが、iPad 感覚だと物足りない感じはします。
ただ、
ですし、モバイルバッテリーを使っての充電も十分いけるので、欠点とか大きな不満ではありません。念のため。
(追記)持ちだして丸一日使ってると、やっぱり少し不足を感じるかな。充電しながら使うにしても、前述のように充電時にはアダプターがあった方がいい仕様なので、それと合わせてイマイチ。
若干ケーブルを差し込みにくいかな、と感じています。困るほどではないんですけど、
になってきました。
裏表関係なく、サクッと差し込める Lighting ケーブルは便利です。microUSB は小さいのに裏表があるので、差込口の形状によっては少々鬱陶しいと感じる昨今です。
Nexus 7 の問題ではありませんし、Android を使っていると常に出てくる問題ですけど、UI があちこち違うので併用は戸惑いますね。進化が速いというべきか、節操がないというべきか…
全部の環境を Android 4.x に揃えられればいいのですが、そうはいきませんからねぇ。従来から持っている Android デバイスはいずれも 4.x への公式なアップグレードはないようですから、とりあえず併用せざるをえないので、その差異が微妙に感じることもあります。
とまぁ、重箱の隅をつつくような部分もあったかもしれませんが、1週間強 Nexus 7 を使ってきて感じたのは、こういったところでしょうか。Bluetooth 周りでも少し気になることがないわけではないですが、もう少し検証してハッキリしてから書くことがあれば書きたいと思います。
いずれにしても、基本的には満足していて賞賛モードなのは前回記事を見てもらっても判ると思いますし、大きな不満は皆無なのですが、充電まわりとホーム画面の縦固定だけは納得できませんね。基本的な UI をコロコロ変える Android のユーザーインターフェースにも納得はしてませんけど X-)
ところで、Nexus 7 では欠点として、
ことが挙げられたりしますが、私は特に欠点と感じていません。
メモリーカードスロットが必須という人の意見も判りますし、利用スタイルで意見が別れるところだと思いますが、
・ Nexus 7 の欠点と指摘されるけど、そうは思わない点
については、指摘される点の代替措置も含めて、次回記事(もしかすると次々回記事)で触れてみたいと思います。
i-Beans【全6色】Google Nexus 7用 PUレザーケース ブラウン スタンド機能付 360度回転
(縦でも横でも使えるスタンド付きケース。便利そうで検討中…)
前回記事で書いたように、すこぶる大満足の Nexus 7。タブレットも 10インチクラスと 7インチクラスがあると、使い分けられて便利だと感じます。
友達に写真を見せたり、人に資料を見せて説明する、なんていう場合には 7インチでは小さすぎ、やはり 10インチクラスが必要と感じますが、反面、電車のなかで隣りに人がいるような場合には 10インチクラスだと(ノートパソコンを広げている時にありがちな)覗かれてしまうことが多々あります。
そういう意味では
7インチというのはパーソナルスペース内で使えるギリギリのサイズ
だと思います(iPad mini が噂される 7.8インチだと微妙なサイズかもなぁ…とも思う)。
タブレットはどのくらいのサイズがベストかというのはよく交わされる議論ですが、結局のところ、その人がよく使う環境、使い方に左右されるので、良し悪しではなく個々人の環境に応じた好みでしかないことは明らかでしょう。
逆に色々なシーンで使うならば、7インチクラスと 10インチクラスの両方があると上手く使い分けられる、と思います。そして 7インチクラスを気軽に手に入れる方法として、Nexus 7 は良い選択肢です。
(BTキーボード使用でも隣りに人がいてギリギリ気にならない…かな?)
私の場合、従来は 7インチタブレットが初代 Galaxy Tab (SC-01C) だったため、いささか快適さに欠けたり、スムーズにこなせる作業に限界がありましたが、Nexus 7 はおおよそのことはサクサクとこなせるので、持ち出す気にさせてくれます。SC-01C よりは軽いのも助かります。
そして今日は所用で広島へ来ているのですが、いつもの iPad + キーボードカバーの組み合わせではなく、Nesus 7 + Bluetooth キーボードを持ってきて、行き帰りの車中で本記事を書いています。
iPad はキーボードカバー TK710 との組み合わせで持ち出すことが多く(参考記事はこちら)、純粋なタブレット利用+ノートパソコン代わりにも使うのですが(自宅ではタブレット的利用のみ)、組み合わせの重さが 1kg 近くになってしまうため、その半分強の重さの Nexus 7 + Bluetooth キーボードは持ち出しが楽です。
もっとも、7インチの小さな画面は手に持って見る分には快適ですが、ノートパソコンスタイルで少し離れて使ったり、取り込んだ写真のレタッチをするにはいささか小さすぎますので、そこは出先で行うであろう内容に応じて、10インチクラスと7インチクラスの使い分ける判断の一つ、と感じています。
というわけで、またまた前置きが長くなりましたが、この1週間強、Nexus 7 を使ってきて感じた
・ 気に入った点
・ ダメと感じる点
について、以下にまとめておきます。
【お気に入りポイント 1】 背面に滑り止め加工されていて、ケース要らず
初代 Galaxy Tab 購入以後も色々7インチ前後のタブレット機は触ってますので、Nexus 7 は購入前から大きさ重さとも十分想像はついていたのですが、この背面の滑り止め加工は個人的にインパクト大でした。
たいていのタブレットは背面ツルツル光沢仕様が基本ですけれど、この Nexus 7 背面の滑り止め加工は実に使いやすいです。
高級感はゼロだけど、実用性は抜群
こう言っちゃうとなんですが、iPad の背面がこうなっていたらきっと萎えると思います。でも Google の安価な実用端末なら、むしろこれが好印象。
基準が違うだろ!と言われるのは百も承知の上ですが、値段も違えば方向性も違います。iPad が良い、Nexus 7 が良いというわけでなく、どちらもその方向性に応じた適切なデザインだと感じます。むしろ、安直な追従よりずっと好ましいです。
いま車内で使っていて小さなテーブルぎりぎりに置いても、窓枠の端っこに置いても、とにかく滑らないので安心して置けます。持ち出した際にはホント裸のままでも十分実用的。助かりますね。
そして
ツルツル背面だとケースが欲しくなるが、滑り止めが効くので不要
なのも良いです。価格が安いこともケースなしで気軽に使う気にさせてくれます(あくまで私個人の主観ですけどね)。
さらに、これによって
Nexus 7 は特別薄くはないけど、ケースなしで使えるので帳消し
ですね。いくら薄くてもケースつけたら台無し、っていうケースは少なくないですし、軽さもまた同じです。
タブレットもスマートフォンも裸で使えるのが一番だと思いますから、その気にさせてくれる Nexus 7 の造りは、個人的に高い評価をしています。
【お気に入りポイント 2】 サクサク快適&それでいてお値段1万円台
前回記事でも散々強調したので、ここでは多くを書きませんが、
驚くようなバカっ速ではないが、使っていてストレスフリーな速さ
は、何も文句はありません。
そして、その文句ないタブレットが2万円弱で買えるコストパフォーマンスの素晴らしさは、前回記事で何度も繰り返した通りです。
【お気に入りポイント 3】 要らないプリインストールアプリが入ってないクリーン端末
これも前回記事で強調しましたが、メーカーやキャリアが押し付けるプリインストールアプリが入ってないのは心地よいです。
ガラケーでも Android スマートフォンでも、最初から入っているアプリ、与えられた環境を何となく使っていく人が多数であることは判っていますが、私自身はそういうのは馴染めないので、
要らないアプリが最初から色々入っているけれど削除も起動不可もできない
なんてことがないクリーンな端末
なんてことがないクリーンな端末
は本当に楽に感じます。本来はこうあるべきだと思うんですが。
なかには、自社スマートフォン・タブレット用ソフトをパソコンに入れさせるようにして、そのパソコン用ソフトすらも怪しすぎる挙動をするところもありますから、有名メーカーだからといって必ずしも安心できなかったり。
いずれにせよ、
自分が使う端末は、自分が必要なものだけで構成できる幸せ
ってのは、なかなか他では得られませんので、そういうところも Nexus 7 を大いに気に入っている点です。
と同時に、キャリアに追加アプリだのなんだのと手を加えさせない Apple の iOS デバイスに対する方針が、iOS 機を気に入っている点の一つでもあります。
ま、最近は iPhoneでも、販売時に勝手にプロファイル突っ込んでアフェリエイト・ブックマークを入れちゃう糞販売店もあるようですが…
【お気に入りポイント 4】 Google 純正だから将来も安心?
Android の OS アップデート頻度は良し悪し両面がありますが、少なくとも国内メーカー端末が頻繁な OS アップデートになかなかついて行けてないことが多いのは事実。
仕方ないのだろうなぁ、と思うところはありますが、OS アップデートが1回はあるものの、それ以上はなかなか…という状況を見ていると、2年縛りで買う端末としてはなかなか厳しいとも思います。
そういう意味で Nexus 7 は2年縛りみたいなものがないだけでなく、Google 純正端末ですから、
ある程度先まで OSアップデートまでは期待できる
のではないかという楽観的予測があります(過去の例からも)。
もうすぐ Android 4.2 が出るようですが、性能的にもそこそこありますから、来年の Android 5.0 くらいまでは大丈夫じゃないかなぁ…と思っています(わかりませんけど)。
買って1年経ったら陳腐化してしまった、放置されて OSアップデートにもついていけなくなった、なんてことはなく、そこそこ長く使えるだろうと期待できるのも良いところです。
安く買えて長く使えるなら最高
じゃないですかね。
【お気に入りポイント 5】 7インチデバイスの取り回しの良さ
記事冒頭で書いたとおりです。7インチが常にベストとは限りませんが、使う状況によってはベストです。前述のように「7インチというのはパーソナルスペース内で使えるギリギリのサイズ」というのはありますから、
出先で一人で使うにはベストサイズ
ですね。これは Nexus 7 だけではありませんが。
☆
【ダメな点 1】 充電
Nexus 7 を使っていて、一番なんだかなーと思うのは、
充電が microUSB 経由だけど、ちょっと特殊
という点。
Galaxy Tab や一部のソニーデバイスと同じで、パソコンや付属の AC アダプターで充電すると何の問題もなく急速充電できるものの、そうでない場合は激遅ゆっくりな充電速度になり、端末の方でも充電マークが出ないことがあります。
Nexus 7 はゆっくり充電な状況であってもそれなりに充電されていくのですが、「素直に普通の充電形式にしてくれれば良かったのに…」と思います。
ただ、これは以下のアダプタを噛ませば急速充電できます。
接続は
AC-USB 充電器/モバイルバッテリ − 下記のアダプタ ー microUSB ケーブル ー Nexus 7
という順序になります。
私の場合、初代 Galaxy Tab を使ってきてるので、以下のアダプタは幾つか持ってますので、再利用できて良かったです :-D
【ダメな点 2】 標準のホーム画面が縦向き固定
【10/13 追記】Android OS 4.1.2 のアップデートで、この件は修正されました。国内版発売からは早かったですね。ってか、最初から対応しておけよ…
root 取れば、ちょいと設定を一発変えるだけでホーム画面の回転対応がなされるのですが…それくらいのことは最初からできるようにすべきでしょう。とにかく、私もタブレットは全て基本縦持ちな人ですが、それでもこれは意味の判らない仕様です。
そういう意味では Nexus 7 はタブレットではなくデカいスマートフォンなのかもしれませんが、それにしてもねぇ…
【微妙な点 1】 背面が少し熱を持つ
ここからは“ダメというほどじゃないが、微妙に感じる点”を挙げていきます。ダメというと、色々と語弊がありそうなので X-)
で、最初の微妙な点ですが、
使っていて少々背面が熱を持つかな?
というのはあります。
熱くなる、使ってて困る、というほどではありませんが、ずっと持っていると気になることもあります。背面が滑らないような素材で真っ黒なので、放熱が悪いのかもしれません。
そういう意味では、真夏はどうなんだろ?とは思います。ま、発売が9月末ですからしばらく体験できませんし、これからの季節はむしろ有り難いかもしれませんが :)
【微妙な点 2】 重くはないけど、それでもまだ重い
Nexus 7 の重さは現在の7インチタブレットとしては平均的くらいで、軽くはないけれど、重さを欠点にされるようなことはないと思います。
しかし、他端末との比較じゃなく絶対的な重さとして
片手で持ち続けるには、まだ重い
のも事実。10インチクラスと違って、7インチクラスの端末は片手で持てることが前提、片手で持ち続けることが多いわけですからね。
私自身、7インチ端末というと電子書籍リーダーにも適した端末ということになるので、どうしてもそういう視野での評価もしてしまうわけで、Kindle や SONY Reader あたりの E-Ink 端末の軽さは文庫・新書感覚で負担なく持ち続けられますが、Nexus 7 ほどの重さになるといささか辛いです。
少なくとも、重さ250g、薄さ8mm 弱の MEDIAS TAB UL N-08D くらいが7インチタブレットが目指す基準だと思います。あと 100g。200g 前半になれば、随分と片手持ちで問題なくなるように思います。
もっともバッテリーの保ちがイマイチだったり、N-08D のような iPad 以上の値付けをみると、「重くても貧乏人には Nexus 7 で十分でごぜーます、御代官さま」と言いたくなっちゃいますけどね(^_^;)
【微妙な点 3】 バッテリー
iPad のバッテリーの保ちに慣れてると、そんなにバッテリーが保つわけでもないんだなぁ…なんて思ったりします。1日使うのには不足ないですが、iPad 感覚だと物足りない感じはします。
ただ、
満充電まで時間のかかる現行 iPad と違って、Nexus 7 の充電速度は普通に速い
ですし、モバイルバッテリーを使っての充電も十分いけるので、欠点とか大きな不満ではありません。念のため。
(追記)持ちだして丸一日使ってると、やっぱり少し不足を感じるかな。充電しながら使うにしても、前述のように充電時にはアダプターがあった方がいい仕様なので、それと合わせてイマイチ。
【微妙な点 4】 microUSB 差込口が…
若干ケーブルを差し込みにくいかな、と感じています。困るほどではないんですけど、
最近 Lighting ケーブルに慣れてきて microUSB の差し込みが面倒
になってきました。
裏表関係なく、サクッと差し込める Lighting ケーブルは便利です。microUSB は小さいのに裏表があるので、差込口の形状によっては少々鬱陶しいと感じる昨今です。
【微妙な点 5】 Android 2.x と 4.1 の端末を併用してると戸惑う
Nexus 7 の問題ではありませんし、Android を使っていると常に出てくる問題ですけど、UI があちこち違うので併用は戸惑いますね。進化が速いというべきか、節操がないというべきか…
全部の環境を Android 4.x に揃えられればいいのですが、そうはいきませんからねぇ。従来から持っている Android デバイスはいずれも 4.x への公式なアップグレードはないようですから、とりあえず併用せざるをえないので、その差異が微妙に感じることもあります。
☆
とまぁ、重箱の隅をつつくような部分もあったかもしれませんが、1週間強 Nexus 7 を使ってきて感じたのは、こういったところでしょうか。Bluetooth 周りでも少し気になることがないわけではないですが、もう少し検証してハッキリしてから書くことがあれば書きたいと思います。
いずれにしても、基本的には満足していて賞賛モードなのは前回記事を見てもらっても判ると思いますし、大きな不満は皆無なのですが、充電まわりとホーム画面の縦固定だけは納得できませんね。基本的な UI をコロコロ変える Android のユーザーインターフェースにも納得はしてませんけど X-)
ところで、Nexus 7 では欠点として、
メモリーカードスロットがない、バイブ機能がない
ことが挙げられたりしますが、私は特に欠点と感じていません。
メモリーカードスロットが必須という人の意見も判りますし、利用スタイルで意見が別れるところだと思いますが、
・ Nexus 7 の欠点と指摘されるけど、そうは思わない点
については、指摘される点の代替措置も含めて、次回記事(もしかすると次々回記事)で触れてみたいと思います。
i-Beans【全6色】Google Nexus 7用 PUレザーケース ブラウン スタンド機能付 360度回転
(縦でも横でも使えるスタンド付きケース。便利そうで検討中…)
コメント
コメント一覧 (4)
同じくiPad、iPhone持ちで、Androidを試したい、という気持ちでnexus 7を購入されたとのことで興味深く記事を読まさせていただきました。
ホーム画面の件ですが、推測通り7インチサイズはスマートフォンと同じ扱いなので横にしても横にならないんですよね。10インチのものは横になるのですが・・・。
ドックの充電端子が左横にあるのだから、どう考えても横にすることを前提に設計されているはずなんですが、ここらへんがGoogle甘いところですかね。
同じ7インチでも初代GALAXY Tabではデフォルトホームでも横向き画面に対応していたような…独自ホーム画面だったからですかね。
いずれにせよイラッとさせられる仕様ですが、Android歴も短くないので、Androidは UIで細かいことを言い出したら使えんので、割り切って使っております(^^;)
しかし、Android 4.1 になってもブラウザのフォーム周りの拡大挙動は訳判らない挙動…使いづらい…(>_<)
そしていつも勉強になります。ハイ。
さて、
JBの4.1.2のアップデートで、横使いが出来るようになるので、鬼に金棒になってきましたね。といいつつ、まだ来てませんが。
まだファームの古い海外版のみが対象で、国内版には来てませんが4.1.2は楽しみですね。
海外版 Nexus 7 の OS 4.1 ではプルダウンメニューも2本指が必要なので、国内版の 4.1.1 でも改良されているのですが、同時になんでホームの横画面対応をしなかったのだろう?と思ってしまいます(^^;)
ホームの横画面対応と、あとは意図的に殺してる USBホスト機能を開放してくれれば、文句ない端末になるんですけどねぇ…