ソフトバンクが iPhone 用に公衆無線 LAN スポットの設置を強力に推進し始めて数年、当初は引いていた他のキャリアもすっかり力を入れている状況になり、その充実度は機種選び、キャリア選びの要素にまでなりました。
また、公衆無線 LAN スポットを使うための方法も、Android 機では接続用のアプリがプリインストールされていたり、iPhone でもウェブからプロファイルをダウンロードすれば使えるようになり、使う敷居もどんどん下がってきています。
さらに、au版 iPhone 5 では au Wi-Fi SPOT 接続用プロファイルが最初から組み込まれており、設定も何もしなくても買った瞬間から au Wi-Fi SPOT に自動接続できるようになっています。私も iPhone 5 購入直後にお世話になりました。
ところが、利用可能な公衆無線 LAN スポットが増え、使うための敷居も下がって多くの利用者が使うようになった反面、最近はあまり良ろしくないスポットが増えてきました。
そういう場所が増えてきました。東海道新幹線 N700系の無線LAN サービスの混雑は有名ですが、Wi-Fi SPOT も皆で使えば遅くなる、そんな場所が多くなってきたのを感じます。
ましてや iPhone 5 で LTE が使えるようになると、Wi-Fi SPOT でちょっとやそっとの速度が出たところで「Wi-Fi SPOT に繋ぐより LTE の方が速いよ」なんてことも増えてきました。
(Wi-Fi SPOT はあるけど、この速度なら LTE の方が速い…)
となると、
ということが増えてきたのですが、
ですし、自宅や会社では自動で無線 LAN に繋がってほしいものです(私自身、外出先で Wi-Fi をオフにしていて、自宅に戻っても朝まで 3G で使っていた、なんてことが時々あります)。
そんなわけで、例によって前置きが長くなりましたが
を以下に記しておきます。
以下の記述は au iPhone / au Wi-Fi SPOT に基いて書いてますが、やることはソフトバンク版でも同じです(というか、このことはよく知られた方法なんですが、例によって最近 au iPhone 5 を購入した友人知人に何回か聞かれたので、書いておこうかと…)。
自動接続をオフにしたい場合は、まずオフにしたい公衆無線LAN に繋ぐ必要があります。なんか矛盾していますが、仕方ありません。
また、iPhone の Wi-Fi はオンにしておいて下さい。
(au Wi-Fi SPOT 対応の1つ、Wi2premium に接続しているところ)
設定アプリ→ Wi-Fi と進むと、上記画面のように、現在の場所で電波が飛んでいる無線LAN の一覧が出てきます。そして、使える無線LAN があると自動的に接続されます。
au iPhone で au Wi-Fi SPOT が使えるようにしてあると(au iPhone5 で買った直後から使える状態)、au Wi-Fi SPOT が対応する6つの無線LAN 名のどちらがあれば、それに自動接続されます。
ソフトバンク版 iPhone でもソフトバンク Wi-Fi が使えるように設定されていれば、同じようにソフトバンク Wi-Fi 対応の電波が飛んでいれば自動接続されます。
で、今回の作業はその使える公衆無線LAN に自動接続するのをオフにするために、いま現在接続している無線LAN 名の右にある矢印 > の部分をタップします。
(赤丸で囲んだ矢印の部分をタップします)
↓
これだけで今後は、この無線LAN 名(今回の例では Wi2premium)には自動接続しなくなります。
なお、この時点では自動接続しなくなっただけで、いったん繋いだ無線LAN は繋がったままですので、無線LAN から外したい時には Wi-Fi をオフ→オンし直して下さい。
とまぁ、自動接続を外すのはこれだけなのですが、
ということが往々にしてあります。
これはどういうことかというと、
わけです。具体的に言うと、au Wi-Fi SPOT の場合は
・Wi2
・Wi2premium
・Wi2_club
・Wi2premium_club
・wifi_square
・UQ_Wi-Fi
この6つの無線LAN 名に自動接続する設定になっています(ソフトバンク Wi-Fi の場合、001softbank や mobilepoint、一部の FON が接続可能)。
(au iPhone 4S ユーザーは、インストールしたプロファイルの詳細を見れば接続先が判る)
というわけで、
必要があります。めんどうくせー!なうえに、場所によって飛んでる無線LAN 名が違うので、一箇所で全部自動接続をオフにするのは難しいです。
とはいうものの、上記手順は一度やれば難しくはないと思うので
を何回かやっていれば、全部切れると思います。
また、
ですので、自動接続をオフにしたからといって Wi-Fi SPOT が使えなくなるわけではありません。念のため。
ただし、手動で接続してしまうと勝手に自動接続がオンになることが多いので、手動接続後に再度自動接続がオフになっているかを確認して下さい。
(先の例では Wi2premium の自動接続を切ったのち、Wi-Fi をオフ→オンすると
今度は Wi2premium_club へ自動接続しに行く ^^;)
(なので、次はこの Wi2premium_club の自動接続をオフにする)
(別の場所では wifi_square があって自動接続されてしまった…)
(なので、右端の矢印をタップして、詳細画面の一番上にある自動接続をオフに)
(別の場所では Wi2 へ勝手に繋がったので、これも自動接続をオフに…)
とまぁ、自動接続をオフにしても気がつけば別の無線LAN に自動接続していることがありますので、それを気づいた時に自動接続オフにしていれば、そのうち公衆無線LAN に勝手に接続されて
「なんかネットが繋がらなくなったと思ったら、無線LAN に繋がっていたせいか…」
ということはなくなると思います。iPhone 5 ユーザー、LTE エリア内にいることが多い人は、現状この方が快適になることが多いかと思います。
もちろん速度だけの問題じゃなく、Wi-Fi に繋ぐことによって、以下の例のような享受できるメリットはあります。
このことは iOS だけでなく Android でも写真の自動アップロードがデフォルトでは Wi-Fi 接続時のみになっているように、色々と「Wi-Fi 時のみ行う」のが初期設定になっている場合があります。
しかし、結果的にその
状況にもなっています。
これだけスマートフォンユーザーが増えれば、Wi-Fi SPOT で多くの人がトラフィックを利用するようになるわけで、それを思えば低速な Wi-Fi SPOT が増えてきたのも致し方ありません。
というわけで、Wi-Fi スポットも賢く使い、3G/LTE と Wi-Fi スポットを使い分けましょう、という話でした。
(公衆無線LAN の自動接続をオフにしても、会社や自宅のWi-Fiには自動接続します)
なお、速度の問題だけではなく、au Wi-Fi SPOT の6つの無線LAN 名のうち、
と思いますので、手間はかかりますが自動接続を切るのは悪いことではありません。
(3G回線に負担はかかるけど、暗号化をきちんとしていない無線LAN に自動接続させまくるキャリアの方が悪い。ちなみにソフトバンク Wi-Fi の 001softbank なども同様)
この点については稿を改めて述べることにします。
iPhone 5 パーフェクトガイド iOS 6 対応版 (MacPeople Books)
(本日から iPhone 5 関連書籍が徐々に発売開始の模様)
また、公衆無線 LAN スポットを使うための方法も、Android 機では接続用のアプリがプリインストールされていたり、iPhone でもウェブからプロファイルをダウンロードすれば使えるようになり、使う敷居もどんどん下がってきています。
さらに、au版 iPhone 5 では au Wi-Fi SPOT 接続用プロファイルが最初から組み込まれており、設定も何もしなくても買った瞬間から au Wi-Fi SPOT に自動接続できるようになっています。私も iPhone 5 購入直後にお世話になりました。
ところが、利用可能な公衆無線 LAN スポットが増え、使うための敷居も下がって多くの利用者が使うようになった反面、最近はあまり良ろしくないスポットが増えてきました。
Wi-Fi SPOT に繋がったは良いが遅すぎて使い物にならねぇ!
そういう場所が増えてきました。東海道新幹線 N700系の無線LAN サービスの混雑は有名ですが、Wi-Fi SPOT も皆で使えば遅くなる、そんな場所が多くなってきたのを感じます。
ましてや iPhone 5 で LTE が使えるようになると、Wi-Fi SPOT でちょっとやそっとの速度が出たところで「Wi-Fi SPOT に繋ぐより LTE の方が速いよ」なんてことも増えてきました。
(Wi-Fi SPOT はあるけど、この速度なら LTE の方が速い…)
となると、
公衆無線LAN スポットには勝手に繋がないでくれ!
ということが増えてきたのですが、
Wi-Fi をオフにしてしまうと、地図など位置情報取得時に
「Wi-Fi を有効にすると位置情報がより正確になります」とウルサイ
「Wi-Fi を有効にすると位置情報がより正確になります」とウルサイ
ですし、自宅や会社では自動で無線 LAN に繋がってほしいものです(私自身、外出先で Wi-Fi をオフにしていて、自宅に戻っても朝まで 3G で使っていた、なんてことが時々あります)。
そんなわけで、例によって前置きが長くなりましたが
公衆無線LAN スポットだけ自動接続しない方法
を以下に記しておきます。
以下の記述は au iPhone / au Wi-Fi SPOT に基いて書いてますが、やることはソフトバンク版でも同じです(というか、このことはよく知られた方法なんですが、例によって最近 au iPhone 5 を購入した友人知人に何回か聞かれたので、書いておこうかと…)。
(1) 自動接続をオフにしたい Wi-Fi SPOT が繋がるところへ行く
自動接続をオフにしたい場合は、まずオフにしたい公衆無線LAN に繋ぐ必要があります。なんか矛盾していますが、仕方ありません。
また、iPhone の Wi-Fi はオンにしておいて下さい。
(2) 自動接続をオフにしたい Wi-Fi SPOT に繋がったら、設定アプリ→ Wi-Fi へと進む
(au Wi-Fi SPOT 対応の1つ、Wi2premium に接続しているところ)
設定アプリ→ Wi-Fi と進むと、上記画面のように、現在の場所で電波が飛んでいる無線LAN の一覧が出てきます。そして、使える無線LAN があると自動的に接続されます。
au iPhone で au Wi-Fi SPOT が使えるようにしてあると(au iPhone5 で買った直後から使える状態)、au Wi-Fi SPOT が対応する6つの無線LAN 名のどちらがあれば、それに自動接続されます。
ソフトバンク版 iPhone でもソフトバンク Wi-Fi が使えるように設定されていれば、同じようにソフトバンク Wi-Fi 対応の電波が飛んでいれば自動接続されます。
で、今回の作業はその使える公衆無線LAN に自動接続するのをオフにするために、いま現在接続している無線LAN 名の右にある矢印 > の部分をタップします。
(赤丸で囲んだ矢印の部分をタップします)
(3) 接続している無線LAN の詳細画面が出てくるので、一番上の「自動接続」をオフにします
↓
これだけで今後は、この無線LAN 名(今回の例では Wi2premium)には自動接続しなくなります。
なお、この時点では自動接続しなくなっただけで、いったん繋いだ無線LAN は繋がったままですので、無線LAN から外したい時には Wi-Fi をオフ→オンし直して下さい。
☆
とまぁ、自動接続を外すのはこれだけなのですが、
自動接続を外したのに、また別の無線LAN に繋がっちゃう!
ということが往々にしてあります。
これはどういうことかというと、
au Wi-Fi SPOT の場合、6つの無線LAN 名に自動接続するようになっている
わけです。具体的に言うと、au Wi-Fi SPOT の場合は
・Wi2
・Wi2premium
・Wi2_club
・Wi2premium_club
・wifi_square
・UQ_Wi-Fi
この6つの無線LAN 名に自動接続する設定になっています(ソフトバンク Wi-Fi の場合、001softbank や mobilepoint、一部の FON が接続可能)。
(au iPhone 4S ユーザーは、インストールしたプロファイルの詳細を見れば接続先が判る)
というわけで、
au Wi-Fi SPOT に自動接続されるのを完全に防ぐためには
6つの無線LAN 名について全部自動接続をオフにする
6つの無線LAN 名について全部自動接続をオフにする
必要があります。めんどうくせー!なうえに、場所によって飛んでる無線LAN 名が違うので、一箇所で全部自動接続をオフにするのは難しいです。
とはいうものの、上記手順は一度やれば難しくはないと思うので
勝手に繋がったら自動接続をオフにする
を何回かやっていれば、全部切れると思います。
また、
自動接続をオフにしても無線LAN 名をタップすると手動で接続可能
ですので、自動接続をオフにしたからといって Wi-Fi SPOT が使えなくなるわけではありません。念のため。
ただし、手動で接続してしまうと勝手に自動接続がオンになることが多いので、手動接続後に再度自動接続がオフになっているかを確認して下さい。
(先の例では Wi2premium の自動接続を切ったのち、Wi-Fi をオフ→オンすると
今度は Wi2premium_club へ自動接続しに行く ^^;)
(なので、次はこの Wi2premium_club の自動接続をオフにする)
(別の場所では wifi_square があって自動接続されてしまった…)
(なので、右端の矢印をタップして、詳細画面の一番上にある自動接続をオフに)
(別の場所では Wi2 へ勝手に繋がったので、これも自動接続をオフに…)
とまぁ、自動接続をオフにしても気がつけば別の無線LAN に自動接続していることがありますので、それを気づいた時に自動接続オフにしていれば、そのうち公衆無線LAN に勝手に接続されて
「なんかネットが繋がらなくなったと思ったら、無線LAN に繋がっていたせいか…」
ということはなくなると思います。iPhone 5 ユーザー、LTE エリア内にいることが多い人は、現状この方が快適になることが多いかと思います。
もちろん速度だけの問題じゃなく、Wi-Fi に繋ぐことによって、以下の例のような享受できるメリットはあります。
- AppStore からサイズの大きなアプリがダウンロードできる
- フォトストリームへ写真が自動バックアップされる
- iCloud バックアップや復元ができる
このことは iOS だけでなく Android でも写真の自動アップロードがデフォルトでは Wi-Fi 接続時のみになっているように、色々と「Wi-Fi 時のみ行う」のが初期設定になっている場合があります。
しかし、結果的にその
Wi-Fi 接続時のみ行う処理の多さが Wi-Fi SPOT の混雑に輪をかけている
状況にもなっています。
これだけスマートフォンユーザーが増えれば、Wi-Fi SPOT で多くの人がトラフィックを利用するようになるわけで、それを思えば低速な Wi-Fi SPOT が増えてきたのも致し方ありません。
というわけで、Wi-Fi スポットも賢く使い、3G/LTE と Wi-Fi スポットを使い分けましょう、という話でした。
(公衆無線LAN の自動接続をオフにしても、会社や自宅のWi-Fiには自動接続します)
なお、速度の問題だけではなく、au Wi-Fi SPOT の6つの無線LAN 名のうち、
Wi2_club と Wi2premium_club 以外には
セキュリティ上あまり繋げない方が良い
セキュリティ上あまり繋げない方が良い
と思いますので、手間はかかりますが自動接続を切るのは悪いことではありません。
(3G回線に負担はかかるけど、暗号化をきちんとしていない無線LAN に自動接続させまくるキャリアの方が悪い。ちなみにソフトバンク Wi-Fi の 001softbank なども同様)
この点については稿を改めて述べることにします。
iPhone 5 パーフェクトガイド iOS 6 対応版 (MacPeople Books)
(本日から iPhone 5 関連書籍が徐々に発売開始の模様)
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