【9/19夜 追記】今朝記事を載せて、午後にはソフトバンクがテザリング解禁を含めた緊急記者会見をしたので、それに合わせて内容を修正しました。

【9/23 追記】ソフトバンクが月間転送量上限なしで主力に推している「パケット定額 for 4G LTE」は、従来のソフトバンク 3G回線同様に、月間 1.2GB超の利用で翌々月が1ヶ月間の速度規制となる可能性がある旨の記述改変がなされ、サポートもその旨の回答をしていますので、ご注意下さい。内容も修正しました。

【10/2 追記】ソフトバンクがイー・モバイル買収にともなって、また規制基準を緩和したり色々と変わりましたので、一覧表を改めて書き直しましたので、以下の記事をご参照下さい。

→ ■ キャリア各社 の LTE サービス規制基準一覧表・改訂版

(よって、以下の内容は古いものとなっています)


iPhone 5 の発表発売に伴い、去年に続き今年もまた「ソフトバンクが〜」「au が〜」という論争というか、どうでもいい争いが繰り広げられています。多分これからも毎年秋の風物詩になるのでしょう(´д`)

さて、色々な意見、議論をネット上で散見する中で、

「テザリングで使っていれば 7GB なんてあっという間だから、7GB 上限でテザリングなんて意味がない」

なんて意見も何度も見ました。

しかし、モバイルルーター利用のパソコンデーター通信向けプランも含め、

WiMAX を別として、LTE なら各社似たようなもの


であります(逆に言えば、パソコンをモバイルで通信しまくる人は規制がほぼない WiMAX メインにするのは常識)。

ということで、各社 LTE サービスの規制値をパソコン向けデーター通信用プランも含めて、まとめてみました。

 月額料金月間通信量上限
(*1)
短期規制基準
ドコモXiパケ・ホーダイ
フラット
5,985円7GB当日含む直近3日間の
データ量が約1GB以上
Xiパケ・ホーダイ
ライト
4,935円3GB同上
Xiパケ・ホーダイ
ダブル
2,100
〜6,510円
7GB同上
Xiデータプラン
フラット にねん
5,985円7GB同上
Xiデータプラン
ライト にねん
4,935円3GB同上
Xiデータプラン2
にねん
3,970
〜7,980円
7GB同上
イーモバイルLTEフラット3,880円(*2) 10GB24時間毎に
300万パケット(366MB)以上
auLTE フラット5,985円(*3) 7GB直近3日間に1GB以上
LTEフラットキャンペーン(i)5,460円(*4) 7GB同上
ソフトバンク4Gデータし放題フラット
(キャンペーン)
5,985円
(3,880円)
7GB
(5GB)
当日含まず直近3日間の
データ量が約1GB以上
パケットし放題
フラット for 4G LTE
5,460円7GB同上
パケットし放題
for 4G LTE
2,100円
〜6,510円
7GB同上
4G LTE 定額プログラム
(テザリング OFF)
5,460円制限なし前々月のデータ量が
約1.2GB以上
パケットし放題フラット for 4G LTE
(テザリング ON)
5,460円7GB当日含まず直近3日間の
データ量が約1GB以上

(*1) 追加料金を必要としない通常のデーター通信料の範囲内の上限値
(*2) 2014年5月以降
(*3) テザリングオプション(月525円)利用時は月間転送量上限が 500MB 加算される
(*4) テザリングオプションが無料になる期間(2年間)はテザリングオプションが有効でも月間転送量上限の加算はない

(上記ソース元)
Xiパケ・ホーダイ フラット | 料金・割引 | NTTドコモ
Xiパケ・ホーダイ フラット : ご注意事項 | 料金・割引 | NTTドコモ
Xiパケ・ホーダイ ライト | 料金・割引 | NTTドコモ
Xiパケ・ホーダイ ライト : ご注意事項 | 料金・割引 | NTTドコモ
Xiパケ・ホーダイ ダブル | 料金・割引 | NTTドコモ
Xiパケ・ホーダイ ダブル : ご注意事項 | 料金・割引 | NTTドコモ
Xiデータプラン フラット にねん
ご注意事項 | サービス・機能 | NTTドコモ
Xiデータプラン ライト にねん | サービス・機能 | NTTドコモ
ご注意事項 | サービス・機能 | NTTドコモ
Xiデータプラン2 にねん | サービス・機能 | NTTドコモ
ご注意事項 | サービス・機能 | NTTドコモ
LTEプラン - 料金プラン | イー・モバイル
「EMOBILE通信サービス」における通信品質確保を目的とした対策について | EMOBILE
auの次世代高速通信サービス「4G LTE」の提供開始について 〈別紙〉 | 2012年 | KDDI株式会社
料金・割引 | iPhone 5 | au
料金プラン | 料金・割引 | iPhone 5 | au
4Gデータし放題フラットの特長・概要:モバイルデータ通信 | ソフトバンクモバイル
ご利用の際に制御することがあるコンテンツやサービスについて | ソフトバンクモバイル
「SoftBank 4G LTE」の提供開始について 〜9月21日、2.1GHz帯でFDD-LTEがスタート!〜 | ソフトバンクモバイル
iPhone 5 のご利用料金:iPhone 5|ソフトバンクモバイル
プログラムについて:iPhone 5|ソフトバンクモバイル


こうして見てもらえれば判るように、モバイルルーターや USB モデムタイプ前提のパソコン用データー通信向けプランも含めて、上限 7GB というのは一般的ですし、短期の規制基準も 3日で 1GB は平均的です。

イー・モバイルが月間通信量上限を 10GB に設定していますが、短期の規制基準は 24時間で 366MB ですから 3日で 1GB と変わらないでしょう。正直なところ、パソコン用データー通信のメイン回線として使い倒すには微妙な値です。

しかし時々出先で作業する程度、(動画などは見ずに)ウェブブラウズしたりメールしたり、ちょっとした仕事のファイルをサーバーとやり取りしたり…といった作業なら十分賄える基準です。

動画視聴も含めてバリバリ毎日使うには厳しいですし、それはもう WiMAX を使うしかありませんが、あくまでモバイル用のサブ回線としてちょこちょこ使う程度なら 3日で 1GB、 1ヶ月 7GB というのは十分実用的ですし、それについてはどこのキャリアも同じです。

それに WiMAX が出るまではこれより厳しい値でやってきていましたし、個人的にはそう無茶な設定とは感じていませんし、使い方次第ですが、7GB あると結構使いではあると思うのですけどね…

ただ、パソコンのデーター通信量というのはスマートフォン感覚より1桁違うことは多いのですが

1時間パソコンで軽くウェブブラウズするより
1時間 iPad の Google Maps であちこち見て回る方が転送量が行く


こともあります。

iOS の Google Map は(iOS 5 までは)ラスターマップなので、とにかくデータ量バカ食いです。iOS 6 以降の純正マップや Android の Goole Map はベクターマップなので、そこまでデータ転送量を食わないのですが。



と、話が逸れましたが、個人的には

データー転送量を多く使う人が多く払う方が公平


だと思っています。無制限や高い上限は一見よさそうに見えて、あまり使わない人に無駄な負担を強いていることになります。多く使うパワーユーザーの方が声が大きいので、勘違いしやすいですけれど。

本来なら「2GB で 2,980円、以降 1GB に付き千円」とか「2GB で済む人用、4GB で済む人用、7GB で済む人用…と段階制料金」にすべきだろうと思います。そういうことをすると減収になりがちなので、キャリアにとっては難しい話かもしれません。

そういう意味では、ドコモが価格攻勢の一環として 3GB までで千円安いライトプランを出しているのは高い評価できると思います。そして、au が追随しなかったことにガッカリしています。au とドコモは ANA と JAL が如く常に横並び追従な両社だったのに…

私自身は iPhone だけでも 2GB 前後行きますし(これが去年 au に変えた理由の一つ)、テザリング込みでは到底 3GB で収まらないのでライトプランでは足りませんが、au もソフトバンクもダブル定額なしのフラット一択というのは、どちらも強気すぎてユーザーに厳しい施策ですね。ま、iPhone 5 需要が一段落したところで導入するのかもしれませんが…



いずれにせよ、従来ドコモの Xi スマートフォンで月間転送量 7GB 上限がこれほど問題視されたこともなかったように思うのですが、自分がどれくらい使う、どのように使うということ以前に

「テザリング?使ったことないけど(よく知らないけど)使える機能が禁止されるのは納得いかない」
「7GB も全然使ってないと思うけど、制限されるのは嫌だ」

という、理屈より感情で判断される部分も多いように思います。

ただ、

テザリングを許可するならば、月間転送量制限を設けた準従量制は止むなし

ということは、電波の許容量が有限かつ逼迫している現状からすれば小学生でも判ることでしょう。テザリングでパソコンを繋いで使い始めれば転送量は桁が変わりますしね。

そして、逆に言えば、

テザリングを禁止することで月間転送量制限を設けなかったソフトバンクも一つのやり方

ではあります。スマートフォン単独なら月 5GB, 7GB, 10GB と大量に使う人は極小ですから、テザリング禁止ならば転送量制限を設けなくても(今までどおり)何とかやれるだろうという判断もあるわけです。

これらは

どっちが良いという問題ではなく、
自分が(自分にとって使い勝手の良い)どっちを選ぶか


という話です。当たり前のことですけどね。

【追記】ソフトバンクはテザリング ON で月間上限 7GB、OFF だと制限なし、と選べるようなので、これは良いですね。au はちょっと硬直的かな…【追記終わり】

いずれにせよ、自分で日頃から使っているデーター転送量を把握していれば、きちんと判断できるのでしょうが、毎日通信量を見ている方が珍しいでしょう。

私自身は過去に転送量規制に引っかかることもありましたし、IIJmio のような転送量制限付き SIM も日常的に使っていますので、iPhone / iPad にしろ、パソコンにしろ、日常的にデーター使用量を把握していますが…

まぁ、ソフトバンクの iPhone 向け各種プログラムの中で4G LTE 定額プログラムの項目だけ注記があるとか、3G での制限は従来通りだと電話の中の人が言っていたとか色々な話も流れていますが、それについては現在明確に出ていませんので何とも言えません。

高くても低くても基準を明確にしてくれた方が良い、と言う人もいれば、曖昧なままの方がいいと考える人もいますから、このあたりもどちらが良いとかは噛み合わない話になってしまいますね。

いずれにせよ、(自分の記憶チェックも含めて)各社 LTE プランの制限基準についてまとめておきました。

個人的にはソフトバンクの良心とも言える CTO 宮川氏を陰ながら応援しています ;-)

ソフトバンク、au の iPhone向け料金・価格まとめ 〜各条件での月額料金一覧表