未明に「iPhone 5」、午後イチに「D600」、夕方には任天堂「Wii U」という本日。まぁ、もうゲームに没頭している時間は皆無なので「Wii U」はどうでもいいんですが、先日の IFA から来週の Photokina、そして東京ゲームショウへ向けて、新製品ラッシュは凄まじいですな。

ということで、iPhone 5 同様に長らく噂されまくってきた、ニコンの廉価版フルサイズ一眼 D600 が本日正式発表。お値段 20万円前後と、驚きはなくとも妥当なあたりに設定されました。APS-C の一眼レフ中級機の出始め(D100 とか)も似たような価格でしたからね。

D800_Release1
(量販店は 218,000円の 10%ポイント還元、20万円を切ってる店も多い)


また、発売日は2週間後の 9月27日発売と、さすが動きの速いニコンです。それに比べてキヤノンの鈍重さは…嫌になりますな(´Д`) たとえ金欠で買えなくても最近の流れは EF マウントユーザーにはちょっと哀しいかも。

ともあれ、D600 で注目すべき点は以下のとおり。



  • フルサイズセンサーの新型機で 20万円と安価

  • ストロボ内蔵にも関わらず、ニコンのフルサイズセンサー機で過去最も軽く小さい
    (重さ 760g は結構頑張ってる気が…)

  • 画素数は 2400万の CMOS センサー
    (位相差素子がないので CyberShot RX1 と同じか?)

  • AF は D800/800E より劣るが、7点 F8 対応の 39点 AF センサー搭載

  • 連写は秒5.5コマ、連続撮影 100枚、レリーズタイムラグ 0.052秒

  • AE は D4/D800 と異なる 2016分割 RGBセンサーによるシーン認識システム

  • D4、D800シリーズと共通の画像処理エンジン「EXPEED 3」、14bit RAW 対応

  • D800 同様に ISO 100〜6400、拡張感度で最高 ISO 25600

  • 最速シャッター速度 1/4000秒、レリーズテスト15万回クリア

  • ファインダーは視野率約100%、約0.7倍

  • 3.2型 92万画素 TFT 背面液晶

  • 動画撮影機能は 1080p や外部マイク端子も含めて D800 同等

  • ワイヤレスモバイルアダプター WU-1b 経由でスマートフォンとの連携可能

  • D800/D800E と同等の防塵・防滴性


といったところで、個人的には

D800 のエッセンスを引き継ぎつつ、良い感じにまとめたバランス機


という印象です。

気になるのはシャッター速度が 1/4000 秒までに抑えられていることくらいでしょうか。AF、AE 性能が抑えられてるのは価格上やむを得ないでしょうし、コマ速も 5.5コマ/秒あれば速い動き物以外は十分対処できるでしょう。

廉価機なのに手抜きがないのはニコンらしいですし、
概ね皆が期待していた、このくらいは欲しいと感じていたラインはクリアし、
かといって廉価機なのに D800 を食ってしまうほどのコストパフォーマンスでもなく、
きっちり差別化はされている

と、そんな感じを持ってます。

D700 に比して D800/D800E がかなりの飛躍を遂げ、かつ尖っている部分も持ち合わせていただけに、中庸なフルサイズ機を待ち望んでいた人には、ちょうど良いのではないでしょうか。

もちろん、もっと安価であることを望んでいた人もいるでしょうし、性能的にアレがコレが〜というのは人それぞれ撮るものや求めるもので言いたいことはあれど、製品ラインナップ上バランスよく、多くのユーザーの妥協点に思います。

D800_Release2


発売も発表から2週間後、レンズの更新も順調に進んでいて、最近のデジタル一眼レフ環境に関してはニコンが正直羨ましいですね。EFマウントユーザーとして、そう感じます。

もっとも、ある程度年数を経た、真っ当な一眼レフユーザーなら、ボディが良いからと言って簡単に乗り換えられないわけですから、ここはキヤノンの奮起を期待したいところです。

って、

最近ミラーレス機でも一眼でも
「ニコンやソニーがキヤノンを本気にさせてくれ」
などと言ってばかりやん!マジでキヤノン頼むわ!!


ゼーゼーハーハー、ふぅ。いやホント、マジで頼むわ。日本を大切にしたいから海外イベントで発表より CP+ 重視とか言うのはいいけど、EOS M とか発売前からもう微妙な状況やで…販売力で売るんだろうけど。

ただまぁ、キヤノンの場合は EOS 5D Mark III の発売後も下位機種扱いで 5D Mark II が併売されていて、

激安フルサイズ機 EOS 5D Mark II


という位置づけになっています。Amazon では14万円台、量販店でも 15万円台+ポイント 10%還元になっているので、フルサイズ入門機としてはお手頃値段になっています。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII

(7D と使い分けでフルサイズに復帰するにはお手頃価格で、思わず買いたくなるのは事実)


スペック的にも 2110万画素、ISO100〜6400、シャッター速度は 1/8000 秒までと、このあたりは今でも見劣りはしませんし、発売から3年以上経った今でも現役で使えるカメラではあります。

ただ、連写速度 3.9コマ/秒もそうですし、ファインダー視野率も狭く、何より  AF/AE システムは発売からの年月を感じさせずにはいられません。

それを考えると「EOS 6D、はよ!」と買いもしないのに思ってしまうんですが、キヤノンの場合、上位機の EOS 5D Mark III の見かけ上のスペックが大人しめだけに、どう差別化するのかなぁ…と思ったりします。

EOS 5D Mark III のスペック自体が D600 に近いですから、下手に差別化すると D600 より見かけ上のスペックが劣化して、後出しなのに残念機種とかになりかねません(EF マウント資産がある人は、それでもキヤノン機が最優先なんですけどね >_<)。

まぁ、いっそ

「EOS 5D Mark III の実売価格を一気に下げて D600 と競える値段にして、廉価フルサイズ機は EOS 6D みたいな中途半端じゃなく、(多くの人が待望する)フルサイズ Kiss と言える値段設定にすればいいのに…」

と思いますが、まぁ最近のキヤノンでは期待できませんわな。

でも、型落ち機種とは言え、EOS 5D Mark II を15万円以下で売っていられるのですから、AF/AE システムだけ新しいのに入れ替えて 15万円以下で廉価フルサイズ機を売れば、Kiss Digital の時のように流れを変えられると思うのですけどねぇ。

まぁ、どうなりますやら。

ってか、ボディもそうだけど、キヤノンはレンズの更新も…更新したら高くなるばかりだし、なんなの…(-_- )

最後は D600 は全然関係ない愚痴り記事になりましたが、元々キヤノンへの愚痴記事のつもりでしたので、スイマセン(´д`)

あとは来週初めのパナソニック、オリンパスのマイクロフォーサーズ陣営の発表ですかね…

D600 | ニコンイメージング
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Nikon デジタル一眼レフカメラ D3100 レンズキット
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3100 レンズキット

(レンズキットが3万円台で買えるニコン一眼入門機。ミラーレスじゃ物足りない人へ)