一昨日になりますが、日本通信 b-mobile がまたまた新サービスを発表しました。
■ 日本通信、高速と低速を使いわけできる新サービスを発表|日本通信株式会社
今回の新サービスは
というもの。
ん?どこかで見たようなサービス…というのも当然で、IIJmio が提供する「高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン」と同じコンセプトのサービスです。IIJmio のそのプランも普段は低速通信の廉価プランで、必要な時だけ 100MB 525円で高速通信が可能です。
日本通信は1ヶ月前に「PairGB SIM」というサービスで、“基本料金で提供される月間通信量を超えたら 100MB 525円で通信量を買える”というのを始めましたし、その「PairGB SIM」が IIJmio の「ファミリーシェア1GBプラン」に対抗するものだとしたら「ミニマムスタート128プラン」に対抗するサービスが出るのは当然だったと言えるでしょう。
■ SIM 2枚&月間 2GBで 2,970円、日本通信 b-mobile PairGB SIM はヨドバシとAmazonで 6/30 発売
この「Turbo Chage」サービスは8月下旬より提供開始ということで、まだ正式なプラン発表ではないのですが、IIJmio の「高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン」同様、廉価にタブレット、スマートフォンを使うのには気になるサービスですので、両者を暫定的に比較しつつ、特徴をまとめておきます。
■ 日本通信、高速と低速を使いわけできる新サービスを発表|日本通信株式会社
今回の新サービスは
普段は廉価な低速サービス利用でも
100MB 525円で権利を買えば、必要な時だけ高速通信できる
100MB 525円で権利を買えば、必要な時だけ高速通信できる
というもの。
ん?どこかで見たようなサービス…というのも当然で、IIJmio が提供する「高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン」と同じコンセプトのサービスです。IIJmio のそのプランも普段は低速通信の廉価プランで、必要な時だけ 100MB 525円で高速通信が可能です。
日本通信は1ヶ月前に「PairGB SIM」というサービスで、“基本料金で提供される月間通信量を超えたら 100MB 525円で通信量を買える”というのを始めましたし、その「PairGB SIM」が IIJmio の「ファミリーシェア1GBプラン」に対抗するものだとしたら「ミニマムスタート128プラン」に対抗するサービスが出るのは当然だったと言えるでしょう。
■ SIM 2枚&月間 2GBで 2,970円、日本通信 b-mobile PairGB SIM はヨドバシとAmazonで 6/30 発売
この「Turbo Chage」サービスは8月下旬より提供開始ということで、まだ正式なプラン発表ではないのですが、IIJmio の「高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン」同様、廉価にタブレット、スマートフォンを使うのには気になるサービスですので、両者を暫定的に比較しつつ、特徴をまとめておきます。
2月末からサービス提供されている IIJmio の「高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン」は月額料金 945円、通常時の最大速度 128Kbps で高速通信が必要な時には 100MB 525円で購入して使えます。
今回の日本通信「Turbo Chage」サービスも同様に、高速通信が必要な時には 100MB 525円で購入して使えるのですが、プレスリリースを読んでみると
とあって、日本通信がモバイルユーザーに広く認知されたサービスとも言える「b-mobile SIM U300」のオプションサービス的存在であることが書かれています。
Twitter の公式アカウントでも
という回答があります(データー通信の U300 だけで、音声サービスありの talking SIM U300 は対象外というのは、かなり残念な仕様と思いますが…)。
そして、IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プランとの最も大きな差別化は、
というもの。
つまり 100MB 分の高速通信を買っておけば、あとは高速通信はいつでも使いたい時だけオンにして使えて、高速通信の権利を持っていても普段は低速通信を使う、ということが可能なわけです。
一見当たり前のようですが、この「高速通信の権利を買っておけば、必要な時だけ高速通信をオンにできる」というのが、IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プランではできません。
■ 高速モバイル/D - サービスQ&A 「クーポンの利用を途中で止めることはできますか?」
IIJmio のサービスでは、高速通信が必要になって 100MB 分を購入して 30MB 使ったところで一旦必要がなくなっても、100MB 全てを使い切るまでは高速通信状態になります。残った 70MB 分の高速通信権利を残しておいて、後日必要になった時に使うことはできません。
日本通信が今回発表した「Turbo Charge」は、それが可能になります。100MB 分の高速通信の権利を買っておいて、必要な時に 30MB、次に必要な時に 20MB、また後日 20MB…という使い方が可能になり、かなり融通が効きます。
この点が IIJmio と b-mobile のサービスの最も大きな差であり、プレスリリースにもその点が強調されています。
まぁ画期的というほどでもないと思いますし、購入した高速通信の権利に期限がないとも書いてないので、正直まだ何とも言えませんが、先日発売した「PairGB SIM」ともども
だなぁ、という印象です。
日本通信 bモバイル4G 高速定額2GBペアー・ギガバイトSIMパッケージ
<標準SIM 1枚+マイクロSIM 1枚入り> BM-AMFRLP-2GBM
(これも IIJmio とは差別化できている良いサービス)
現状、「Turbo Charge」は「b-mobile SIM U300」サービスのオプションということなので、
「b-mobile SIM U300 + Turbo Chage」 vs 「IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン」
で比較してみると…
(*1) b-mobile U300 の月額基本料金は Amazon のパッケージ実売価格を元にしています。
(*2) ドコモ端末ではテザリング APN が固定されているので両者とも利用不可
こういった感じでしょうか。直接比較してしまうと、どうしても b-mobile U300 + Turbo Charge の月額料金の高さが際立ってしまうのですが(今春まで色々と U300 を使ってきた経験上 200Kbps 以上が出る条件も限られていましたし)、
という利点がありますので、必ずしも高いだけというわけではありません。
が、正直もう U300 はコストパフォーマンスという点で微妙なので、もう少しでも値下げしたら魅力が降っ買うするのになぁ…と素人目には思うんですけどね。月額 あたり1,500円くらい、半年パッケージで実売1万円切るくらいとか。
加えて、talking SIM U300 で「Turbo Charge」が使えないのは色々とあるのか、それとも日本通信だけの問題なのか。talking SIM U300 で「Turbo Charge」こそ、一番魅力的に見えるサービスだと思うんですが…
ということはあるものの、ここ最近、雨後の筍のような新サービスの応酬で色褪せてしまった b-mobile U300 の魅力を再度引き上げるオプションサービスとしては良いですね。私自身、機会があればまた U300 を検討しようという気になります。
ただ、やっぱり月額基本料の差を考えると、「普段は安くあげて、必要な時だけ高速通信」という点では IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プランと比べて中途半端な気もします。月額料金の価格差で高速通信の権利が 200〜300MB 分も買えちゃうわけですからね。
■ 日本通信、高速と低速を使いわけできる新サービスを発表|日本通信株式会社
■ SIM 2枚&月間 2GBで 2,970円、日本通信 b-mobile PairGB SIM はヨドバシとAmazonで 6/30 発売
日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM-U300-6MS
(半年分先払いで 12,800円。過去に使っていて悪くないサービスだと思いますけどね)
今回の日本通信「Turbo Chage」サービスも同様に、高速通信が必要な時には 100MB 525円で購入して使えるのですが、プレスリリースを読んでみると
新サービス、Turbo Chargeは、U300利用者が、100MBを525円で購入することで、高速通信を使いたい「時にだけ」利用する仕組みとして提供します。
とあって、日本通信がモバイルユーザーに広く認知されたサービスとも言える「b-mobile SIM U300」のオプションサービス的存在であることが書かれています。
Twitter の公式アカウントでも
という回答があります(データー通信の U300 だけで、音声サービスありの talking SIM U300 は対象外というのは、かなり残念な仕様と思いますが…)。
そして、IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プランとの最も大きな差別化は、
高速通信の権利購入後も、必要な時だけ高速通信をオンにできる
というもの。
つまり 100MB 分の高速通信を買っておけば、あとは高速通信はいつでも使いたい時だけオンにして使えて、高速通信の権利を持っていても普段は低速通信を使う、ということが可能なわけです。
一見当たり前のようですが、この「高速通信の権利を買っておけば、必要な時だけ高速通信をオンにできる」というのが、IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プランではできません。
■ 高速モバイル/D - サービスQ&A 「クーポンの利用を途中で止めることはできますか?」
IIJmio のサービスでは、高速通信が必要になって 100MB 分を購入して 30MB 使ったところで一旦必要がなくなっても、100MB 全てを使い切るまでは高速通信状態になります。残った 70MB 分の高速通信権利を残しておいて、後日必要になった時に使うことはできません。
日本通信が今回発表した「Turbo Charge」は、それが可能になります。100MB 分の高速通信の権利を買っておいて、必要な時に 30MB、次に必要な時に 20MB、また後日 20MB…という使い方が可能になり、かなり融通が効きます。
この点が IIJmio と b-mobile のサービスの最も大きな差であり、プレスリリースにもその点が強調されています。
他社サービスには、高速通信を購入している間は高速通信しか使えず、使い終わると低速通信になるものがありますが、利用者が高速と低速を使いわけることはできません。Turbo Chargeは、これを可能とする画期的な新サービスです。
まぁ画期的というほどでもないと思いますし、購入した高速通信の権利に期限がないとも書いてないので、正直まだ何とも言えませんが、先日発売した「PairGB SIM」ともども
先行した IIJmio との違い、差別化が上手くできているサービス
だなぁ、という印象です。
日本通信 bモバイル4G 高速定額2GBペアー・ギガバイトSIMパッケージ
<標準SIM 1枚+マイクロSIM 1枚入り> BM-AMFRLP-2GBM
(これも IIJmio とは差別化できている良いサービス)
現状、「Turbo Charge」は「b-mobile SIM U300」サービスのオプションということなので、
「b-mobile SIM U300 + Turbo Chage」 vs 「IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン」
で比較してみると…
日本通信 U300 + Turbo Charge | IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン | |
通信網 | ドコモ MVNO 3G/LTE | ドコモ MVNO 3G/LTE |
音声通話 | ✕ (talking SIMは対象外) | ✕ |
初期費用 | 0円 | 3,150円 |
月額基本料金 (*1) | 2,048〜2,980円 | 945円 |
通常時最大通信速度 | 300Kbps超 | 128Kbps |
高速通信時最大通信速度 | 不明 | 下り75Mbps、上り25Mbps |
高速通信権利購入価格/単位 | 525円/100MB | 同左 |
高速通信権利購入の制限 | 不明 (PairGB SIMでは制限なし) | 月間30回まで |
高速通信モードの任意オンオフ | ◯ | ✕ |
アクセラレータープロキシ | ◯ | ✕ |
テザリング (*2) | ◯ | ◯ |
速度抑制制限 | 3日間で300万パケットまたは 1ヶ月で1000万パケット | 3日間で300万パケット (高速通信時はなし) |
最低利用期間 | なし(購入パッケージに依る) | 課金開始日の翌月末まで |
サービス開始まで | 購入後利用開始手続きで即利用可 | IIJmioウェブサイトで申込 SIM は郵送 |
(*1) b-mobile U300 の月額基本料金は Amazon のパッケージ実売価格を元にしています。
(*2) ドコモ端末ではテザリング APN が固定されているので両者とも利用不可
こういった感じでしょうか。直接比較してしまうと、どうしても b-mobile U300 + Turbo Charge の月額料金の高さが際立ってしまうのですが(今春まで色々と U300 を使ってきた経験上 200Kbps 以上が出る条件も限られていましたし)、
- b-mobile U300 はパッケージで買ってすぐ使える、面倒な手続き不要
- 値段差ほどの差はないと思うが、それでも一応 IIJmio の低速モードより U300 の方が少しは速い印象
- U300 にはアクセラレータープロキシが提供されている
(速くなるかどうかは閲覧ページ次第、状況次第ですけどね…) - U300 は廉価 MVNO には今時珍しくなってしまったグローバル IP アドレス付与
という利点がありますので、必ずしも高いだけというわけではありません。
が、正直もう U300 はコストパフォーマンスという点で微妙なので、もう少しでも値下げしたら魅力が降っ買うするのになぁ…と素人目には思うんですけどね。月額 あたり1,500円くらい、半年パッケージで実売1万円切るくらいとか。
加えて、talking SIM U300 で「Turbo Charge」が使えないのは色々とあるのか、それとも日本通信だけの問題なのか。talking SIM U300 で「Turbo Charge」こそ、一番魅力的に見えるサービスだと思うんですが…
ということはあるものの、ここ最近、雨後の筍のような新サービスの応酬で色褪せてしまった b-mobile U300 の魅力を再度引き上げるオプションサービスとしては良いですね。私自身、機会があればまた U300 を検討しようという気になります。
ただ、やっぱり月額基本料の差を考えると、「普段は安くあげて、必要な時だけ高速通信」という点では IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタート128プランと比べて中途半端な気もします。月額料金の価格差で高速通信の権利が 200〜300MB 分も買えちゃうわけですからね。
■ 日本通信、高速と低速を使いわけできる新サービスを発表|日本通信株式会社
■ SIM 2枚&月間 2GBで 2,970円、日本通信 b-mobile PairGB SIM はヨドバシとAmazonで 6/30 発売
日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM-U300-6MS
(半年分先払いで 12,800円。過去に使っていて悪くないサービスだと思いますけどね)
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