EOS 7D ユーザーの皆様、おめでとうございます。少し前に Canon Rumours で噂として流れていた、EOS 7D の大幅ファームウェア・アップデートが本当に実現することとなり、本日キヤノンから発表されました。

キヤノンの過去のアップデートではなかったくらいの性能・機能強化


大幅アップデートであります。

Canon Rumours で確定的な噂として流れていた時には、確定的と言われても信じ難い内容でしたが、それが8月上旬にリリースされるとのことで、発表即予約の発売日買いから今まで使い倒してきた身としても、まことご同慶に堪えません。

EOS 7D Ver.2.0 のアップデート内容は以下の11点。



  1. 連続撮影枚数の大幅増加(RAW: 15→25コマ、RAW+JPEG: 6→17コマ)

  2. GPS ユニット GP-E2 対応(USB 接続のみ)

  3. ISO Auto 時の上限設定が ISO 400〜6400 の間で可能に

  4. カメラ内 RAW 現像機能の追加
    (EOS 5D Mark III 同様、WB 調整や歪曲・色収差補正が可能)

  5. 再生時の各種機能(プロテクト、回転、ハイライト警告、フォーカスフレームなど)を画像再生しながら設定可能に

  6. 撮影画像へのレーティング機能追加

  7. JPEG ファイルのカメラ内リサイズが可能に

  8. 動画再生時の録音レベルマニュアル調整機能の追加

  9. 撮影画像ファイル名の先頭3〜4文字の任意設定が可能に

  10. タイムゾーン設定・GPS ユニット連動が可能に

  11. 拡大再生時のスクロール速度が大幅向上


個人的には、

連続撮影枚数の大幅増加は泣けるほど嬉しい


ですね。他の機能は予想できても、連続撮影枚数のここまでの増加っぷりは全く想像外でしたし、ホント助かります。

従来の RAW 15枚では撃ち尽くすのに2秒もかからず、サッカー撮りには全く使えず、そこが 1D系から乗り換えた時の難点の一つでしたが、3秒以上撃てるなら試してみようと思います。貧乏人が持てるレンズでは Jリーグのナイター撮影だと ISO4000 以上を使うこともありますので RAW で撮りたかったですし。

そういう意味では ISO Auto の上限設定が 3200 から伸ばせるのも助かります。というか、待たせすぎ。RAW+JPEG のコマ数も3倍近い連続撮影枚数増加なので、飛行機を撮る時には随分楽になります。

拡大再生時のスクロール速度が大幅向上も結構嬉しい改善です。最近のカメラに比べると亀のような動きでしたからね。

7D で使えず予約をキャンセルした GPS ユニット GP-E2 もようやく 7D 対応になりましたが、今さらもう買うことはないと思います。時期を逸したというか、落ちた物欲テンションは再度上がりませんし、GPS ロガー M-241 で代用してますからね。



他には「今時、こんなのでナニ喜んでるの?入ってて当たり前じゃね?」というような機能もありますが、EOS 7D は、3年近く前のカメラですからねぇ。日進月歩の世界では“一昔前のカメラ”ですので、今当たり前の機能が追加されるわけです。

それに3年近く前の機種とは言え、ニコン D300/D300S もそうですが、3年経ってもバリバリ現役で、他の APS-C 機に大きく見劣りを感じることなく使い倒せるカメラです。正直なところ、他メーカーも含めて APS-C 機で羨ましい、買い替えたいと思えるモデルなんて出てきてませんしねぇ(元よりこの手のモデルを買う人はニコンかキヤノンの二択でしょうし)。

画質面ではさすがに最新のセンサー、最新の画像エンジンのモデルには見劣りしてきてますが、画質はカメラを使う上での一部ですし、RAW 撮りしてる分については最新の DPP でまた現像の質が上げられるようになりましたから、まだ EOS 7D MarkII が出るまでは待てる、という感じでした。

そこへの EOS 7D Ver.2.0。

もちろん、

発売直後から「何とかしてや」と言われ続けた・言い続けた
ISO Auto の上限設定を入れるのに3年近くもかかったのかよ…


という複雑な思いはあります。

7D 以降、3回もモデルチェンジした Kiss シリーズは Kiss X4 からずっと上限設定ができるのに、何度かのファームウェア・アップデートでスルーされまくって落胆した日々を思い返すに、なぜ今頃急に!?と。

それに

RAW や RAW + JPEG の連写枚数が大幅アップなんて
今までどんだけポテンシャルを活かせてなかったんや!?


とか、色々と言いたいことも出てきます。よく言えば「その時に引き出せる性能で提供した」、悪く言えば…やめときましょう(笑)

それにしても、このファームウェア・アップデートがなければ

EOS 7D のポテンシャルをフルに使い切ることなく
買い替えていた・買い換えさせられていたかもしれない


と思うと、ちょっとアレな気分にもなりますが、キヤノンも心変わりしたのだと思える、思いたいアップデートです。いやホント、出してくれて良かった!

できれば、こっそり画質面にも手が入ってると嬉しいんですけどねぇ…。これだけゴッソリ内容を入れ替えれば、画像エンジン部分にも改善を…と思いますが、そのあたりは期待せずに8月上旬を待っておきましょう。

ともあれ、これだけの大幅アップデートは普通ありませんし、キヤノンもファームウェア・アップデートではお目にかかることのない特設ページまで作っています。

EOS 7D IMAGE MONSTER 2.0

ホント、

EOS 7D 第二幕


な内容であることは間違いありません。アップデートできる日が楽しみです。

ファイナルファンタジー
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D

(古いとはいえ現役、10万切ってる現状なら目的によっては今でも十分買い)


…しかし、

こんな大幅アップデートが3年近く経った今になって来るとは
もしかして EOS 7D Mark II を出さない代わりとかでは…((((;゚Д゚)))))))


という疑念が沸き起こるのは私だけではないでしょう(>_<)

CanonRumours では APS-C は二桁機に統合だとか、廉価フルサイズが次の 7D だとか、なんかもうふざんなよ的な噂もありますが…頼みますよ、キヤノンさん。

二桁機ではダメなんですか?
ダメなんです。

初代 7D より高くなっても全然良いので、レリーズとファインダーと縦グリップを改善した、そしてレリーズ調整に対応した 7D Mark II をお願いします。そこがイマイチなのは辛いです。今や APS-C 機を十数万円以上を出して一眼レフを買うユーザーなんて、そこが重要なユーザーばかりでしょう。

中途半端な APS-C 機なんて要らないんです。高速連写に耐えるAF、レリーズ、ファインダー、超望遠レンズを付けても安心できるボディ剛性、なんちゃってじゃない防塵防滴性能。1D 系がフルサイズ化した今だからこそ、そこに重点を置く APS-C 機が欲しい。

今回のアップデートでまだ1年は戦えそうです。
丸3年でのモデルチェンジがなくて、来年になっても待ちます。

EOS 7D Ver.2 の感謝とともに EOS 7D Mark II への願いを込めながら、今回の大幅アップデート正式発表を喜びたいと思います。

追伸)ニコンさんへ。おたくが D300S 後継機を出してくれないとキヤノンも 7D後継機を出してくれないと思うので、何とぞ一つよろしくお願いします m(_ _)m マジで。

【2012/8/7 追記】Ver.2.0.0 ファームウェアが公開されました。アップデートした結果については下記のとおり別途記事にしています。

EOS 7D Ver.2.0 登場!ファームウェア・アップデート本日解禁、即更新してみた

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(連写コマ数が増えるということは、CF もまた準備が必要かな… ^^;)