前編で紹介したように、今更ながら GPS ロガーを入手して使い始めました。ゴールデンウイークに入手した直後、所用で広島へ行った時(ついでに宮島にちょい寄り)と先週北海道へ4日間行っていた時に使ってきました。
飛行機、新幹線、在来線、船、高速バス、路線バス、車、徒歩と様々なシチュエーションで利用しましたが、後述するトラブル以外では概ね正確に記録されていました。

(先週の帯広にて。著名な場所は立ち寄らず、変なとこ?ばかりだったかも…)
主に窓席に座りたがる“大きな子供”なこともあって、公共交通機関では GPS ロガーを腰に付けたままで窓席に座っている状態で、飛行機でも新幹線でも十分位置記録が可能でした。何度かバスの通路側座席ということもありましたが、その時も問題なく録れています。
もちろん、電車やバス、車でのトンネルの中などでは記録が途切れますし、建物内の奥まったところでもダメですが、概ね録りたい範囲では録れたように思います。
iPhone の GPS (+3G) はともかく PowerShot S100 は初期 GPS 捕捉がとっても遅く、また精度もそれなりで、完全に開けた場所ならともかく、電車内でも窓辺に S100 を置いていないと位置記録はできない状態でしたから、それから思えばずっと良いです(S100 の GPS がイマイチなのは判ってましたが…)。
いずれにせよ、“専用機”ですので、基本的には朝出かける時にスイッチを入れて放ったらかしで、夜帰ってくるなりホテルへ入るまで何も気にせず行動記録が録れるのは楽です。
前記事でコメントいただいたようにスマートフォンや PowerShot S100 でも同じことはできましたが、それぞれの機械では主目的は別にありますから、“ちょい使い”ならともかく、丸一日使うとなるとバッテリー消費や使い勝手で GPS 記録を専用機で分けておく方が安心、気楽です。
スマートフォンは複数持っていますから1台を GPS 記録専用にすることも考えたのですが、スマートフォンアプリだと安定性という点で丸一日安心して動かしておけるかというと現状微妙なことも多いですからね…
ただ、本機でも4日間北海道へ行った際には、トンネルその他 GPS が捕捉できない場所でもないのに
確実な原因はまだ不明ですが(今後対策して再発しなくなれば確定できます)、M-241 自体がおかしくなるというよりは、勝手に停止ボタンが押されるような状態になったのでは?と推測しています。
その点については色々と試してみた結果、今後の注意点も判りました。
飛行機、新幹線、在来線、船、高速バス、路線バス、車、徒歩と様々なシチュエーションで利用しましたが、後述するトラブル以外では概ね正確に記録されていました。

(先週の帯広にて。著名な場所は立ち寄らず、変なとこ?ばかりだったかも…)
主に窓席に座りたがる“大きな子供”なこともあって、公共交通機関では GPS ロガーを腰に付けたままで窓席に座っている状態で、飛行機でも新幹線でも十分位置記録が可能でした。何度かバスの通路側座席ということもありましたが、その時も問題なく録れています。
もちろん、電車やバス、車でのトンネルの中などでは記録が途切れますし、建物内の奥まったところでもダメですが、概ね録りたい範囲では録れたように思います。
iPhone の GPS (+3G) はともかく PowerShot S100 は初期 GPS 捕捉がとっても遅く、また精度もそれなりで、完全に開けた場所ならともかく、電車内でも窓辺に S100 を置いていないと位置記録はできない状態でしたから、それから思えばずっと良いです(S100 の GPS がイマイチなのは判ってましたが…)。
いずれにせよ、“専用機”ですので、基本的には朝出かける時にスイッチを入れて放ったらかしで、夜帰ってくるなりホテルへ入るまで何も気にせず行動記録が録れるのは楽です。
前記事でコメントいただいたようにスマートフォンや PowerShot S100 でも同じことはできましたが、それぞれの機械では主目的は別にありますから、“ちょい使い”ならともかく、丸一日使うとなるとバッテリー消費や使い勝手で GPS 記録を専用機で分けておく方が安心、気楽です。
スマートフォンは複数持っていますから1台を GPS 記録専用にすることも考えたのですが、スマートフォンアプリだと安定性という点で丸一日安心して動かしておけるかというと現状微妙なことも多いですからね…
ただ、本機でも4日間北海道へ行った際には、トンネルその他 GPS が捕捉できない場所でもないのに
突如ログ記録が途切れたり、記録されなくなることが何度かありました
確実な原因はまだ不明ですが(今後対策して再発しなくなれば確定できます)、M-241 自体がおかしくなるというよりは、勝手に停止ボタンが押されるような状態になったのでは?と推測しています。
その点については色々と試してみた結果、今後の注意点も判りました。
広島行きの際には全く問題なく、トンネルなど以外では途切れるようなことはなかったので、すっかり安心して使っていたのですが、先週の北海道行きでは4日間のあいだに3回 GPS 記録が途切れてしまいました。
・初日夕方、ハルニレの木(豊頃町)で散策途中から帯広に戻る途中に寄った百均までの間
・3日目朝、JRA 育成牧場見学ツアーの途中からホテルに戻るまでの間
・最終日昼、旭山動物園入場直後から以後帰宅するまでの全部
後者2つはかなりショックで、JRA 育成牧場見学のちょうど一般立入禁止エリアの部分が記録されておらず、今回の旅では最も写真を撮ったところでしたので、写真への位置情報記録ができない点でも残念でした。
また、旭山動物園のあとには東神楽の奥の方でロケハンしていたので、その部分の記録がないのもかなり凹みました(スポット自体は iPhone で撮影しているので位置情報はしっかり残していますが…)。

(右の帯広付近で不自然に直線になっているのが初日の記録途切れ)

(旭山動物園に1時間ほど立ち寄ってから半日の記録がないのは痛恨…)
GPS 記録が途切れた原因を推測していくと
この2点が浮かび上がってきました。
何も問題のなかった広島行きでは M-241 にまだカラビナを付けておらず、単体裸で持ち歩いていたので、カバンのポケットに入れていましたので、GPS 本体がブラブラとしていませんでしたが、北海道では腰からぶら下げていました。そして、いずれも歩いている時に GPS 記録が途切れています。
よって、腰からぶら下げて歩いている時に、
「記録ストップボタンが勝手に押された」
「電池蓋が緩んで電源がオフになった」
のどちらかだと思われます。
後者は Twitter で嘆いていた時にフォロワーさんから教えていただいたのですが、M-241 の電池蓋は確かに造りが若干甘く、実際に M-241 を何かにガンガンと強く当ててると

このように電池蓋が緩んで電源がオフになってしまいます。もっとも私の個体では、結構強い衝撃がないと電源が落ちるほど緩まないのですが、使っていて有り得る程度ですので、電池蓋の緩みに気をつける必要はあるかもしれません。
ただ、今回の記録途切れでは
ということがあったので、原因は電池蓋の緩みではないはずです(電池蓋が緩んで電源がオフになり、再度蓋が閉まっても電源はオンにならないため)。
というわけで、
可能性が高いと思っています。
あれこれ試してみる限りは簡単に記録ストップボタンは押されない仕様になっているのですけれども、記録が再開されることもあったことを思うと記録ストップボタンのあとに、また記録スタートボタン(同じボタン)が押されたのかな、と思うしかありません。
で、よくよく調べてみると
ということを知らないままでしたので、今後は「出かける時に電源をオンにするとともにボタンロックをかける」ことを忘れずにやることにしたいと思います。
今月来月またお出かけする機会もあるでしょうから、記録途切れが再発しないか検証してみたいと思います。

(Mac での Bluetooth 経由ログデーター取り込みソフトの定番 Houdah GPS)
そんなトラブルはありましたが、まだ使い始めて1週間も経っていない時でしたから、迂闊なこともありました。記録途切れのトラブルさえ回避できれば、心置きなく楽しく愛用していけると思いますし、そうなってくれることを願っています。
ちなみに、記録したログデーターの後処理は
を利用しています。「HoudahGPS」「GPSPhotoLinker」は大定番ソフトですね。
前編でも書きましたが、実際に使ってみると事前に思っていたよりは手間でもなんでもなく、面倒くさがりの食わず嫌いに過ぎませんでした。
とはいえ、
であり、毎日のちょっとしたスナップにはやっぱり GPS 内蔵デジカメの方が断然便利で、それが正当な姿だと感じます。
しかし、毎日ではなく、たまの旅における写真となれば話は別だと感じました。
と感じます。
日々の写真を毎日処理するなら面倒この上ないですが、旅先写真の処理ならたまにしかやりませんし、大量にあっても一気に自動処理できますから問題ありません。
スナップ写真を撮るようなコンパクトデジカメには GPS は欲しい、必要だというのは今でも変わりませんし、できればミラーレス機や一眼レフでも GPS 内蔵なら云うことはありませんが、
と思い始めています。
ベストではなくても十分ベターな形で写真に位置情報を付けられますし、ミラーレス機や一眼に高いオプションで追加機器を付けるよりはスマートかもしれないとさえ感じました。
少なくとも私の場合は、旅の最中には「旅ログ」として GPS ロガーでの記録が欲しかったのですから、それを思えば一石二鳥です。

(微小なズレはあるかもしれないが、自動処理で位置情報が付加されるのは便利)
というわけで、タイトルにも書きましたが、実際に使ってみて、心の底から
と思っています。GPS ロガーが安く手に入るようになってから随分経ち、M-241 ですら発売されてから3年。ホント、やることが遅すぎますね。
そういうわけで、今さらのデバイス、話題ではありますが、私みたいに食わず嫌いな人はもちろん、
「スマートフォンを使ってみて、デジカメ写真にも位置情報が付いて欲しい」
「欲しいデジカメ、持っているデジカメに GPS が付いていない」
という人に、こういう方法もあることをもっと知ってもらいたくて当記事を書いてみました。ホント、面倒くさがりとはいえ、食わず嫌いはいけませんね…
・初日夕方、ハルニレの木(豊頃町)で散策途中から帯広に戻る途中に寄った百均までの間
・3日目朝、JRA 育成牧場見学ツアーの途中からホテルに戻るまでの間
・最終日昼、旭山動物園入場直後から以後帰宅するまでの全部
後者2つはかなりショックで、JRA 育成牧場見学のちょうど一般立入禁止エリアの部分が記録されておらず、今回の旅では最も写真を撮ったところでしたので、写真への位置情報記録ができない点でも残念でした。
また、旭山動物園のあとには東神楽の奥の方でロケハンしていたので、その部分の記録がないのもかなり凹みました(スポット自体は iPhone で撮影しているので位置情報はしっかり残していますが…)。

(右の帯広付近で不自然に直線になっているのが初日の記録途切れ)

(旭山動物園に1時間ほど立ち寄ってから半日の記録がないのは痛恨…)
GPS 記録が途切れた原因を推測していくと
- いずれも、徒歩の時に記録が途切れ、徒歩の時に記録が再開されている
- 広島行きの時にはずっと鞄のポケットに入れていたが、北海道行きではカラビナでズボンの腰にぶら下げていた
この2点が浮かび上がってきました。
何も問題のなかった広島行きでは M-241 にまだカラビナを付けておらず、単体裸で持ち歩いていたので、カバンのポケットに入れていましたので、GPS 本体がブラブラとしていませんでしたが、北海道では腰からぶら下げていました。そして、いずれも歩いている時に GPS 記録が途切れています。
よって、腰からぶら下げて歩いている時に、
「記録ストップボタンが勝手に押された」
「電池蓋が緩んで電源がオフになった」
のどちらかだと思われます。
後者は Twitter で嘆いていた時にフォロワーさんから教えていただいたのですが、M-241 の電池蓋は確かに造りが若干甘く、実際に M-241 を何かにガンガンと強く当ててると

このように電池蓋が緩んで電源がオフになってしまいます。もっとも私の個体では、結構強い衝撃がないと電源が落ちるほど緩まないのですが、使っていて有り得る程度ですので、電池蓋の緩みに気をつける必要はあるかもしれません。
ただ、今回の記録途切れでは
- 初日、3日目の場合には、記録が途切れた後にまた記録が再開されている
- 最終日の場合は、記録が途切れている後も電源が入っていることは確認していた
(機内で M-241 の推定移動速度を見たりしていた)
ということがあったので、原因は電池蓋の緩みではないはずです(電池蓋が緩んで電源がオフになり、再度蓋が閉まっても電源はオンにならないため)。
というわけで、
腰からぶら下げて歩いているうちに記録ストップボタンが押されてしまった
可能性が高いと思っています。
あれこれ試してみる限りは簡単に記録ストップボタンは押されない仕様になっているのですけれども、記録が再開されることもあったことを思うと記録ストップボタンのあとに、また記録スタートボタン(同じボタン)が押されたのかな、と思うしかありません。
で、よくよく調べてみると
2つのボタンの同時押しで、ボタンロックが可能
ということを知らないままでしたので、今後は「出かける時に電源をオンにするとともにボタンロックをかける」ことを忘れずにやることにしたいと思います。
今月来月またお出かけする機会もあるでしょうから、記録途切れが再発しないか検証してみたいと思います。

(Mac での Bluetooth 経由ログデーター取り込みソフトの定番 Houdah GPS)
そんなトラブルはありましたが、まだ使い始めて1週間も経っていない時でしたから、迂闊なこともありました。記録途切れのトラブルさえ回避できれば、心置きなく楽しく愛用していけると思いますし、そうなってくれることを願っています。
ちなみに、記録したログデーターの後処理は
- M-241 から Mac へ Bluetooth 経由で GPS ログデーター取り込むソフトは「HoudahGPS」
- GPS ログデーターから写真に位置情報を付加するソフトは「GPSPhotoLinker」
- GPSPhotoLinker で変更されてしまったタイムスタンプを戻すためのソフトとして「ExifDateChange」
を利用しています。「HoudahGPS」「GPSPhotoLinker」は大定番ソフトですね。
前編でも書きましたが、実際に使ってみると事前に思っていたよりは手間でもなんでもなく、面倒くさがりの食わず嫌いに過ぎませんでした。
とはいえ、
日々のスナップ写真に位置情報をいちいち付加処理するのは面倒
であり、毎日のちょっとしたスナップにはやっぱり GPS 内蔵デジカメの方が断然便利で、それが正当な姿だと感じます。
しかし、毎日ではなく、たまの旅における写真となれば話は別だと感じました。
旅先で撮った大量の写真を一気に処理させるならば
GPS ログから写真に位置情報を付加するのも、さほど手間じゃない
GPS ログから写真に位置情報を付加するのも、さほど手間じゃない
と感じます。
日々の写真を毎日処理するなら面倒この上ないですが、旅先写真の処理ならたまにしかやりませんし、大量にあっても一気に自動処理できますから問題ありません。
スナップ写真を撮るようなコンパクトデジカメには GPS は欲しい、必要だというのは今でも変わりませんし、できればミラーレス機や一眼レフでも GPS 内蔵なら云うことはありませんが、
目的を持って一定以上の枚数を撮ることが多いミラーレス機や一眼は
GPS がなくても GPS ロガーからのマッチングで十分代用できるなぁ
GPS がなくても GPS ロガーからのマッチングで十分代用できるなぁ
と思い始めています。
ベストではなくても十分ベターな形で写真に位置情報を付けられますし、ミラーレス機や一眼に高いオプションで追加機器を付けるよりはスマートかもしれないとさえ感じました。
少なくとも私の場合は、旅の最中には「旅ログ」として GPS ロガーでの記録が欲しかったのですから、それを思えば一石二鳥です。

(微小なズレはあるかもしれないが、自動処理で位置情報が付加されるのは便利)
というわけで、タイトルにも書きましたが、実際に使ってみて、心の底から
もっと早く買っとけば良かった…
と思っています。GPS ロガーが安く手に入るようになってから随分経ち、M-241 ですら発売されてから3年。ホント、やることが遅すぎますね。
そういうわけで、今さらのデバイス、話題ではありますが、私みたいに食わず嫌いな人はもちろん、
「スマートフォンを使ってみて、デジカメ写真にも位置情報が付いて欲しい」
「欲しいデジカメ、持っているデジカメに GPS が付いていない」
という人に、こういう方法もあることをもっと知ってもらいたくて当記事を書いてみました。ホント、面倒くさがりとはいえ、食わず嫌いはいけませんね…
コメント
コメント一覧 (2)
Lightroomの解説を某所で書いているのですが、ちょうど、このGPSロガーを取り上げていまして、ちょっとうれしくなってコメントをしたくなりました。
http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/lightroom/8073.html
僕の方はアプリケーションからの切り口で書いているので、GPSロガーの詳細を書けませんでした。そういう意味で、こちらのサイトは非常に参考になります。特にMacユーザーだと標準添付のドライバが使えないので、少なからずハードルがありますから。
これからもチェックさせて頂きますので、よろしくお願いいたします
Lightroom 4 でGeotag関係がかなり充実したのは知っていたのですが、記事を拝見させていただき、Lightroom 一本で十分対応可能になってるなぁと感心したところです。
もっとも当方は Lightroom を持ってる&使い良いのは判っているのですが、管理はオレに全部任せろ系の写真管理ソフトはどうも苦手で Bridge+Photoshopから移行できてませんが、RAW も geotag 対応できるのは魅力なので LR4 のアップデートも検討したいと思います。