一昨日の SONY CyberShot に続いて、Panasonic LUMIX コンパクトデジカメの新製品発表。CP+ を前にしたデジカメ新製品発表が続きます。
既に富士フィルムの高級ミラーレス機 X-Pro 1 が発表されていますが、NEX-7 の直接のライバルになりそうなオリンパス OM Digital (?)、ペンタックス K-01 (?) というミラーレス機も噂に上がっていますし、楽しみと言えば楽しみです(ペンタックスのはKマウントが使えるなら魅力的な小型レンズが揃ってますからねぇ)。
さて、NEX-7 も既に発売から5日、昨日はミラーレス機(というかコントラスト式 AF 採用機)の鬼門とも言える AF-C による動体撮影のチェックのために伊丹空港へ行って、千里川やスカイパークで撮影していました。
(E 55-210mm F4.5-6.3 OSS / 177mm (265mm 相当) / 1/1000s, F6.3, ISO160)
《以下の NEX-7 での撮影写真は手持ち・画像クリックでオリジナルファイルが開きます》
既に富士フィルムの高級ミラーレス機 X-Pro 1 が発表されていますが、NEX-7 の直接のライバルになりそうなオリンパス OM Digital (?)、ペンタックス K-01 (?) というミラーレス機も噂に上がっていますし、楽しみと言えば楽しみです(ペンタックスのはKマウントが使えるなら魅力的な小型レンズが揃ってますからねぇ)。
さて、NEX-7 も既に発売から5日、昨日はミラーレス機(というかコントラスト式 AF 採用機)の鬼門とも言える AF-C による動体撮影のチェックのために伊丹空港へ行って、千里川やスカイパークで撮影していました。
(E 55-210mm F4.5-6.3 OSS / 177mm (265mm 相当) / 1/1000s, F6.3, ISO160)
《以下の NEX-7 での撮影写真は手持ち・画像クリックでオリジナルファイルが開きます》
NEX-7 の AF-C については従来のコントラスト式 AF 採用のミラーレス機の枠を超えるものではありませんでしたが、やはり「ファインダーを覗きながら撮る」というのは動体撮影において重要であることを再認識させられましたし、それがこのサイズで可能なことに有難味を感じます。
また、現時点では日没前後以降にマトモに使えるコントラスト式 AF-C を持つカメラは存在しませんし、それが実用になるのに今後何年かかるやら…ですが、NEX-7 の場合はマニュアルフォーカスを行いやすい EVF ですので、AF-C がお手上げになった黄昏時でもしばらくは MF で撮影することができました。
いずれにせよ、NEX-7 の AF-C 周り、動体撮影能力については(良い点もそうでない点も)色々言いたいこともありますが、もう少し撮影を重ねてから記事を書くつもりです。
さて、NEX-7 を気に入ってる点は幾つもありますが(操作性の良さや質感、低感度での画質など)、持ちだしてみると実感するのが
です。出っ張りがないのはカバンへの収まりが良く、サイズ以上に持ち出し時に便利です。
NEX-7 はミラーレス機にしてはグリップ部が大きいのですが、どうせレンズがある程度出っ張ることを思えばグリップ部の大きさは気になりませんし、グリップ部は大きさ云々よりホールド性の方が遥かに重要だと思っています(OLYMPUS PEN の現行モデルに否定的なのは、あの信じられないツルペタボディゆえだったりします)。
ともあれ、一眼レフで軍艦部(上面中央の突起部)があるのは光学ファインダーのためのミラーやプリズムが必要なためであり、ミラーレス機ではその必要性はありません。無い方が良いに決まってます。
(NEX-7 は一回り大きくなったが、マウント部がはみ出さないし、むしろバランスが良くなった)
パナソニックのファインダー内蔵マイクロフォーサーズ機は旧来の一眼レフデザインをなぞったせいか、入りきらなかったせいか、軍艦部があります。DMC-G1 を愛用していたために判っていますが、ああいうデザインではカバンへの収まりは一眼と似ています。小さな一眼レフです。
また、外付けファインダーを付けても同じどころか、更に悪化します。ファインダーを外して収納すればいいんですが、いちいちそれをやるのは微妙すぎますし、そういうのがあって私は付けなくなってしまいました。
結局のところ、
というものだったのですが、それをようやく実現してくれたのが NEX-7 でした(Nikon 1 V1 もファインダー部の出っ張りは最小限ですけどね)。
(ファインダーだけではなく、従来は外付だったフラッシュも内蔵とは感服の一言)
α用ファイスレンズを付けても見劣らない質感の良さも含めて、
であり、半日ヒコーキ撮りしていると(中級機以上の一眼レフと比べてストレスを感じる部分は多少あるものの)すっかり自分のカメラになったような気分になります。昨日借りた望遠ズーム (E 55-210mm)も大活躍でした。
色んな人からアレもコレも借りて、
マジでそう思っています。困りました…
ただ、実際に買う算段を考えた時にネックになるのは金欠(^_^;) の他に、
という点。NEX を取り巻く状況において、ずっと何も変わってない心のハードルが立ち塞がります。
実際に愛機 GXR + A12 ユニットと比較してみると、同じ APS-C 撮影素子を使ったとはいえ、NEX と GXR は比較しちゃいかん別物だなぁ…と感じます(カメラの方向性も全然違いますが)。
(正面から見たサイズ感は大差ない。NEX-7 + E16mm vs GXR + A12 28mm)
(上面から見た NEX-7 + E16mm vs GXR + A12 28mm)
※ E16mm F2.8 には非純正小型フード装着済み状態
NEX 用レンズで唯一の小型レンズ「E 16mm F2.8」を装着した状態では、GXR + A12 28mm ユニットと大差ありません。この NEX-7 + E16mm F2.8 程度のサイズならコンパクトカメラと同等とは言わなくても、+αな感覚で持っていけることは GXR + A12 28mm で実感済みです。
これならまぁ GXR との変わらない感覚で持ち歩けます。ボディのコンパクトさにマッチしたレンズと言えます。が、ズームレンズを付けると一変してしまいます。
(上面から見た NEX-7 + E18-55mm vs GXR + A12 50mm)
(側面から見た NEX-7 + E18-55mm。アイカップ装着で背面の飛び出しも増える)
上記写真では標準ズームにフードを付けた状態で撮ってしまったので、その部分は割り引いてもらう必要がありますが、こうなると普通に立派なカメラ状態になります。コンパクトというよりは立派に従来の一眼レフ感覚。
こうなると、カメラバックではない普通のバックの端に入れて持っていけるカメラではなくなります。ボディがいくらコンパクトでも、レンズを含めた全体では立派にレンズ交換式カメラを主張するサイズです。
そして問題は、この標準ズームそのものではなく
ということにあります(先の E 16mm F2.8 を除く)。小ぶりな散歩レンズが1本しかない、ということ。
以下は、現在の NEX 用レンズのサイズ・重量比較表です。
これを見ても判るように、単焦点レンズも標準ズームレンズのサイズとほぼ変わらない(30mm マクロを除いてはデカい)わけです。
もう、なんでやねん!?とか言いようがありません。何のためのミラーレス機、Eマウント、NEX シリーズを作ったんだよ!と思ってしまいます。これは NEX-C3/5 登場時から思っていたことですが、1年半経っても何も変わってなくて、少し二の足を踏ませる原因の一つです。
これから出る3月発売のレンズを見ても
ですわ。色々と理由はあるにしても、NEX、ミラーレスという製品を思えば、もうちょっと考えて製品を作って欲しいと思います。
とはいえ、レンズが出るだけマシなんですよね、中望遠。
それも NEX-7 が欲しい理由の一つ。
もし NEX-7 を買ってしまうとすれば、私の場合は最終的に愛機 GXR との置き換えになるでしょう。NEX と GXR はカメラとしての方向性は大きく異なるものの、
という点では NEX-7 も GXR も同じです。
という点で NEX-7 が GXR の置き換え有力候補になっているのですが、やっぱりそこに立ちはだかるのは、NEX にはデカいレンズばかりで、コンパクトな単焦点レンズがないこと。
GXR は APS-C 撮影素子搭載カメラとしては断トツに小さいですし、レンズを含めた画質も良好。そこらへんの APS-C 一眼レフ or ミラーレス機+キットレンズよりはずっと気持ちの良い写りが得られます。
だからこそ、レンズやら望遠やらを理由にマイクロフォーサーズ機を買うものの、
わけで、いま NEX-7 に惚れ込んで買ってしまったとしても、いずれ GXR のサイズ対画質比の抜群さに思い出して NEX に不満を覚えてしまうかも…という危惧があったりします。
(NEX-7 + E16mm vs GXR + A12 50mm。せめて A12 50mm サイズ程度のレンズが数本欲しい…)
噂によれば、今年は6本の Eマウントレンズが出て、E 16mm F2.8 のようなパンケーキレンズも1〜2本出るらしいという話ですが、そういったレンズこそ NEX に必要と思います。
タイの洪水の影響が酷くてなかなか無理は言えないにしても、マイクロフォーサーズ機には LUMIX 20mm F1.7 という散歩向け良レンズがあり、ペンタックスのパンケーキレンズ群には昔から素晴らしいわけで、ああいうレンズこそ NEX に欲しいところです。
いくらボディがコンパクトだとしても
では、なかなかキツいものがあります。微妙と言われていた描写は、NEX-5N 以降に入った補正で周辺以外は見られるようになったと思いますが…
まぁ個人的にパンケーキレンズが 24mm ってのは、広角すぎて散歩レンズとしては微妙です(個人的には 35mm がベスト、次に 50mm、妥協して 28mm)。
とまぁ、そういうことを考えると NEX-7 への物欲も少し押し留まりそうになるわけですが、反面
と思えば、急にまた魅力的になります X-)
サッカーなどのスポーツ撮りや本気の飛行機撮影(特に夕暮れ以降)となると現状ミラーレス機の出る幕ではないのですが、それ以外なら十分こなしてくれるだけではなく、画質もかなりのものです。
それゆえ、「一眼レフと同じモノとしてみれば十分に小さい」わけです。サブ機と考えれば別ですが、メインとして使えるカメラと思えば十分に小さいですし、値段的もまぁ仕方ないかなと思えるところがあります。
(うちの一眼レフで最小の組み合わせ、縦グリなしの EOS 7D + EF18-55 IS とNEX-7 + E18-55mm)
(どこから見ても、大人と子供なサイズの違い。2年半の違いもあって、画質は NEX-7 が上)
個人的に一眼レフは EOS 7D(ニコンならD3桁)以上のカメラしか買わないので、基準としてはそれとの比較になりますが、できない・向かないことがあっても、NEX-7 のこの小ささ、画質はかなり魅力的です。
文句を言い倒しながらもずっと GXR を愛用しているのも、動きモノ相手以外という条件付きながら
であり、
望遠が必要 or 動きモノを撮る → 一眼レフ (EOS)
望遠不要&動きモノを撮らない(置きピンで対処可能) → GXR
と使い分けて不満がないために、自分に合わないカメラながらも使い続けてこられました。
結局、ファーストインプレ第1回目の記事でも述べたように、
「ミラーレス機は一眼レフの下ではない」
ということです。撮影方式の違い、カメラのサイズの違い、被写体への向き不向きはあれど、ミラーレスと一眼レフに上も下もない、と実感できるのが GXR や NEX-7 です。
まぁ、
ですけどね…(>_<)
GXR とのボディ比較を簡単に述べるつもりが、またダラダラと書き連ねてしまいました。
多くの人が指摘するようにそれに尽きます。
まぁマニュアルフォーカスが苦手で仕方なかった私でも MF でヒット率が高まってるので、マイクロフォーサーズ機や GXR では華麗にスルーしたマウントアダプターを付けてレンズ遊びをしても良いかなぁ、なんて思いますけどね。
それに、いま借りている純正 αマウントアダプターは旧型ですが
という気持ちでいっぱいです。
これに 70-300mm G SSM、いや 70-400mm G SSM とか付けて色々試したい!これなら動体相手でももっと融通が効くかも!? NEX-7 を毎日使っているうちに、そんな欲求が高まりすぎています。
おまけに、このタイミングで
■ メタボーンズ、ソニー「NEX」でキヤノン「EFレンズ」の絞りを設定できるマウントアダプター - デジカメWatch
電子接点付きでカメラの露出設定とレンズの絞りが連動でき、IS も Exif 情報も使える EF マウントアダプターが出るとは…鬼門の EF マウントでここまで使えるのはなかったので、これまた使ってみたいっ!
しかし、そういう「アレもコレも試したい、使いたい」衝動が起きるだけに、NEX-7 を買えば出費が出費を呼ぶことは確実。だいたい、レンズを1から揃えなきゃならないわけですから…
「1週間ほど使ったら飽きて、物欲も下がると良いんだけどなぁ」
「動きものを撮りに行って不満が爆発し、興味がなくなる展開を希望」
そう思いながら使いつつも、なかなかそんなことにはなりません。少なくともヒコーキ撮りで後者はなくなりました(´Д`)
そう思いながら、借りている NEX-7 との日々は、もう少しだけ続きます :-)
ソニー Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA ツァイスレンズ SEL24F18Z
(NEX-7 を買ったら欲しいのは、やっぱりこのレンズだよねぇ…9万円 /_;)
また、現時点では日没前後以降にマトモに使えるコントラスト式 AF-C を持つカメラは存在しませんし、それが実用になるのに今後何年かかるやら…ですが、NEX-7 の場合はマニュアルフォーカスを行いやすい EVF ですので、AF-C がお手上げになった黄昏時でもしばらくは MF で撮影することができました。
いずれにせよ、NEX-7 の AF-C 周り、動体撮影能力については(良い点もそうでない点も)色々言いたいこともありますが、もう少し撮影を重ねてから記事を書くつもりです。
さて、NEX-7 を気に入ってる点は幾つもありますが(操作性の良さや質感、低感度での画質など)、持ちだしてみると実感するのが
ファインダーもフラッシュも内蔵してるのにフラットなボディ上面
です。出っ張りがないのはカバンへの収まりが良く、サイズ以上に持ち出し時に便利です。
NEX-7 はミラーレス機にしてはグリップ部が大きいのですが、どうせレンズがある程度出っ張ることを思えばグリップ部の大きさは気になりませんし、グリップ部は大きさ云々よりホールド性の方が遥かに重要だと思っています(OLYMPUS PEN の現行モデルに否定的なのは、あの信じられないツルペタボディゆえだったりします)。
ともあれ、一眼レフで軍艦部(上面中央の突起部)があるのは光学ファインダーのためのミラーやプリズムが必要なためであり、ミラーレス機ではその必要性はありません。無い方が良いに決まってます。
(NEX-7 は一回り大きくなったが、マウント部がはみ出さないし、むしろバランスが良くなった)
パナソニックのファインダー内蔵マイクロフォーサーズ機は旧来の一眼レフデザインをなぞったせいか、入りきらなかったせいか、軍艦部があります。DMC-G1 を愛用していたために判っていますが、ああいうデザインではカバンへの収まりは一眼と似ています。小さな一眼レフです。
また、外付けファインダーを付けても同じどころか、更に悪化します。ファインダーを外して収納すればいいんですが、いちいちそれをやるのは微妙すぎますし、そういうのがあって私は付けなくなってしまいました。
結局のところ、
ファインダーは内蔵式が良い!でも上面はフラットなボディが良い!
というものだったのですが、それをようやく実現してくれたのが NEX-7 でした(Nikon 1 V1 もファインダー部の出っ張りは最小限ですけどね)。
(ファインダーだけではなく、従来は外付だったフラッシュも内蔵とは感服の一言)
α用ファイスレンズを付けても見劣らない質感の良さも含めて、
ボディ周りについては文句のつけようがない NEX-7
であり、半日ヒコーキ撮りしていると(中級機以上の一眼レフと比べてストレスを感じる部分は多少あるものの)すっかり自分のカメラになったような気分になります。昨日借りた望遠ズーム (E 55-210mm)も大活躍でした。
色んな人からアレもコレも借りて、
NEX-7 もレンズも全部借り物だけど、全部返したくないっ!!
マジでそう思っています。困りました…
ただ、実際に買う算段を考えた時にネックになるのは金欠(^_^;) の他に、
NEX 用の E マウントレンズは、デカいのばかりなんだよなぁ…
という点。NEX を取り巻く状況において、ずっと何も変わってない心のハードルが立ち塞がります。
☆
実際に愛機 GXR + A12 ユニットと比較してみると、同じ APS-C 撮影素子を使ったとはいえ、NEX と GXR は比較しちゃいかん別物だなぁ…と感じます(カメラの方向性も全然違いますが)。
(正面から見たサイズ感は大差ない。NEX-7 + E16mm vs GXR + A12 28mm)
(上面から見た NEX-7 + E16mm vs GXR + A12 28mm)
※ E16mm F2.8 には非純正小型フード装着済み状態
NEX 用レンズで唯一の小型レンズ「E 16mm F2.8」を装着した状態では、GXR + A12 28mm ユニットと大差ありません。この NEX-7 + E16mm F2.8 程度のサイズならコンパクトカメラと同等とは言わなくても、+αな感覚で持っていけることは GXR + A12 28mm で実感済みです。
これならまぁ GXR との変わらない感覚で持ち歩けます。ボディのコンパクトさにマッチしたレンズと言えます。が、ズームレンズを付けると一変してしまいます。
(上面から見た NEX-7 + E18-55mm vs GXR + A12 50mm)
(側面から見た NEX-7 + E18-55mm。アイカップ装着で背面の飛び出しも増える)
上記写真では標準ズームにフードを付けた状態で撮ってしまったので、その部分は割り引いてもらう必要がありますが、こうなると普通に立派なカメラ状態になります。コンパクトというよりは立派に従来の一眼レフ感覚。
こうなると、カメラバックではない普通のバックの端に入れて持っていけるカメラではなくなります。ボディがいくらコンパクトでも、レンズを含めた全体では立派にレンズ交換式カメラを主張するサイズです。
そして問題は、この標準ズームそのものではなく
NEX 用レンズは単焦点レンズも現状全てこの大きめサイズ
ということにあります(先の E 16mm F2.8 を除く)。小ぶりな散歩レンズが1本しかない、ということ。
以下は、現在の NEX 用レンズのサイズ・重量比較表です。
E 16mm F2.8 | φ62.0×22.5mm | 67g |
E 24mm F1.8 ZA | φ63.0×65.5mm | 225g |
E 30mm F3.5 Macro | φ62.0×55.5mm | 138g |
E 50mm F1.8 OSS | φ62.0×62.0mm | 202g |
E 18-55mm F3.5-5.6 OSS | φ62.0×60.0mm | 194g |
E 18-200mm F3.5-6.3 OSS | φ75.5×96.7mm | 524g |
E 55-210mm F4.5-6.3 OSS | φ63.8×108.0mm | 345g |
Tamron 18-200mm (Model B011) | φ62.0×102.0mm | 460g |
これを見ても判るように、単焦点レンズも標準ズームレンズのサイズとほぼ変わらない(30mm マクロを除いてはデカい)わけです。
もう、なんでやねん!?とか言いようがありません。何のためのミラーレス機、Eマウント、NEX シリーズを作ったんだよ!と思ってしまいます。これは NEX-C3/5 登場時から思っていたことですが、1年半経っても何も変わってなくて、少し二の足を踏ませる原因の一つです。
これから出る3月発売のレンズを見ても
APS-C ミラーレスの 50mm F1.8 が、フルサイズ一眼用よりデカい意味が判らん…
ですわ。色々と理由はあるにしても、NEX、ミラーレスという製品を思えば、もうちょっと考えて製品を作って欲しいと思います。
とはいえ、レンズが出るだけマシなんですよね、中望遠。
もう GXR の APS-C 中望遠ユニットは待ち疲れました…
それも NEX-7 が欲しい理由の一つ。
もし NEX-7 を買ってしまうとすれば、私の場合は最終的に愛機 GXR との置き換えになるでしょう。NEX と GXR はカメラとしての方向性は大きく異なるものの、
一部被写体を除いては十分メインカメラとして使える画質・機能
にも関わらず、コンパクトなカメラボディ
にも関わらず、コンパクトなカメラボディ
という点では NEX-7 も GXR も同じです。
- 内蔵ファインダーで撮れる(手ぶれしにくい、流し撮りしやすい)
- GXR の背面液晶ではマニュアルフォーカスする気になれないが、NEX-7 なら楽しい
- いつまで経っても GXR のユニットが揃わない(中望遠)
という点で NEX-7 が GXR の置き換え有力候補になっているのですが、やっぱりそこに立ちはだかるのは、NEX にはデカいレンズばかりで、コンパクトな単焦点レンズがないこと。
GXR は APS-C 撮影素子搭載カメラとしては断トツに小さいですし、レンズを含めた画質も良好。そこらへんの APS-C 一眼レフ or ミラーレス機+キットレンズよりはずっと気持ちの良い写りが得られます。
だからこそ、レンズやら望遠やらを理由にマイクロフォーサーズ機を買うものの、
GXR の存在がマイクロフォーサーズ機を買っては売るの原因になってきた
わけで、いま NEX-7 に惚れ込んで買ってしまったとしても、いずれ GXR のサイズ対画質比の抜群さに思い出して NEX に不満を覚えてしまうかも…という危惧があったりします。
(NEX-7 + E16mm vs GXR + A12 50mm。せめて A12 50mm サイズ程度のレンズが数本欲しい…)
噂によれば、今年は6本の Eマウントレンズが出て、E 16mm F2.8 のようなパンケーキレンズも1〜2本出るらしいという話ですが、そういったレンズこそ NEX に必要と思います。
タイの洪水の影響が酷くてなかなか無理は言えないにしても、マイクロフォーサーズ機には LUMIX 20mm F1.7 という散歩向け良レンズがあり、ペンタックスのパンケーキレンズ群には昔から素晴らしいわけで、ああいうレンズこそ NEX に欲しいところです。
いくらボディがコンパクトだとしても
現状、普通のカバンの隅に入れて持ち歩けるレンズは E 16mm F2.8 だけ
では、なかなかキツいものがあります。微妙と言われていた描写は、NEX-5N 以降に入った補正で周辺以外は見られるようになったと思いますが…
まぁ個人的にパンケーキレンズが 24mm ってのは、広角すぎて散歩レンズとしては微妙です(個人的には 35mm がベスト、次に 50mm、妥協して 28mm)。
とまぁ、そういうことを考えると NEX-7 への物欲も少し押し留まりそうになるわけですが、反面
中級機一眼レフと同等以上の画質が、このサイズ!
と思えば、急にまた魅力的になります X-)
サッカーなどのスポーツ撮りや本気の飛行機撮影(特に夕暮れ以降)となると現状ミラーレス機の出る幕ではないのですが、それ以外なら十分こなしてくれるだけではなく、画質もかなりのものです。
それゆえ、「一眼レフと同じモノとしてみれば十分に小さい」わけです。サブ機と考えれば別ですが、メインとして使えるカメラと思えば十分に小さいですし、値段的もまぁ仕方ないかなと思えるところがあります。
(うちの一眼レフで最小の組み合わせ、縦グリなしの EOS 7D + EF18-55 IS とNEX-7 + E18-55mm)
(どこから見ても、大人と子供なサイズの違い。2年半の違いもあって、画質は NEX-7 が上)
個人的に一眼レフは EOS 7D(ニコンならD3桁)以上のカメラしか買わないので、基準としてはそれとの比較になりますが、できない・向かないことがあっても、NEX-7 のこの小ささ、画質はかなり魅力的です。
文句を言い倒しながらもずっと GXR を愛用しているのも、動きモノ相手以外という条件付きながら
ボディは小さくても十分メインカメラとして納得できる画質・機能
であり、
望遠が必要 or 動きモノを撮る → 一眼レフ (EOS)
望遠不要&動きモノを撮らない(置きピンで対処可能) → GXR
と使い分けて不満がないために、自分に合わないカメラながらも使い続けてこられました。
結局、ファーストインプレ第1回目の記事でも述べたように、
「ミラーレス機は一眼レフの下ではない」
ということです。撮影方式の違い、カメラのサイズの違い、被写体への向き不向きはあれど、ミラーレスと一眼レフに上も下もない、と実感できるのが GXR や NEX-7 です。
まぁ、
GXR も NEX もレンズ(ユニット)不足
ですけどね…(>_<)
GXR とのボディ比較を簡単に述べるつもりが、またダラダラと書き連ねてしまいました。
NEX-7 は凄く魅力的だが、欠点はやっぱりレンズ
多くの人が指摘するようにそれに尽きます。
まぁマニュアルフォーカスが苦手で仕方なかった私でも MF でヒット率が高まってるので、マイクロフォーサーズ機や GXR では華麗にスルーしたマウントアダプターを付けてレンズ遊びをしても良いかなぁ、なんて思いますけどね。
それに、いま借りている純正 αマウントアダプターは旧型ですが
αボディ同等の位相差 AF が使える新型マウントアダプターを試してぇ〜
という気持ちでいっぱいです。
これに 70-300mm G SSM、いや 70-400mm G SSM とか付けて色々試したい!これなら動体相手でももっと融通が効くかも!? NEX-7 を毎日使っているうちに、そんな欲求が高まりすぎています。
おまけに、このタイミングで
■ メタボーンズ、ソニー「NEX」でキヤノン「EFレンズ」の絞りを設定できるマウントアダプター - デジカメWatch
電子接点付きでカメラの露出設定とレンズの絞りが連動でき、IS も Exif 情報も使える EF マウントアダプターが出るとは…鬼門の EF マウントでここまで使えるのはなかったので、これまた使ってみたいっ!
しかし、そういう「アレもコレも試したい、使いたい」衝動が起きるだけに、NEX-7 を買えば出費が出費を呼ぶことは確実。だいたい、レンズを1から揃えなきゃならないわけですから…
「1週間ほど使ったら飽きて、物欲も下がると良いんだけどなぁ」
「動きものを撮りに行って不満が爆発し、興味がなくなる展開を希望」
そう思いながら使いつつも、なかなかそんなことにはなりません。少なくともヒコーキ撮りで後者はなくなりました(´Д`)
今年は EOS 7D Mark2 も、キヤノンのミラーレス機も出そうなのに
ここで NEX-7 を買ったら終わる…でも欲しい…
ここで NEX-7 を買ったら終わる…でも欲しい…
そう思いながら、借りている NEX-7 との日々は、もう少しだけ続きます :-)
ソニー Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA ツァイスレンズ SEL24F18Z
(NEX-7 を買ったら欲しいのは、やっぱりこのレンズだよねぇ…9万円 /_;)