まず初めにお断りしておかねばなりませんが、NEX-7 を購入したわけではありません。借りて使わせていただいています。その点、いつもの“お買い物”レビューとは異なります。
なお、貸してくれたのはメーカーでも代理店でもショップでもなく、個人です。単なる素人がメーカーだのショップだのにツテがあるわけでもなく、
けれど、残念ながら今流行りのステルスマーケティングでもありません(^_^;)。ま、新製品を初めて使った高揚感の分だけは割り引いて読んで欲しいと思いますが…
でも、ステマするから NEX-7 を1台くれないかなぁ…と真剣に思うくらい、今日1日で NEX-7 がメチャクチャ気に入りました。ボディだけくれたら、ツァイス 24mm は自費で買うから、ホントくれないかなぁ…と本気で思います。ダメ?
今までソニーのデジカメはコンパクト以外は自費購入したことはありませんが、NEX-5 を発売直後にしばらく借りていたことがあったり、αも借りて使っていたことがあるので、それなりに使ってきました。
その中で、「これは良いカメラだなぁ」と思っても「これは欲しい!」と強く思うことはありませんでした。NEX-5 / NEX-C3 も高感度に強い良いカメラで、値頃感が出てきた頃に購入候補に上がったことはありますが、ぶっちゃけ、最終候補に残って悩むような魅力は感じませんでした。
が、しかし、NEX-7 は違いました。
昨日、店頭で触ってかなり欲しくなっていたのですが、今日半日使って、なお欲しくなりました。
なお、貸してくれたのはメーカーでも代理店でもショップでもなく、個人です。単なる素人がメーカーだのショップだのにツテがあるわけでもなく、
おそらくこの後、絶賛続きになるでしょう
けれど、残念ながら今流行りのステルスマーケティングでもありません(^_^;)。ま、新製品を初めて使った高揚感の分だけは割り引いて読んで欲しいと思いますが…
でも、ステマするから NEX-7 を1台くれないかなぁ…と真剣に思うくらい、今日1日で NEX-7 がメチャクチャ気に入りました。ボディだけくれたら、ツァイス 24mm は自費で買うから、ホントくれないかなぁ…と本気で思います。ダメ?
今までソニーのデジカメはコンパクト以外は自費購入したことはありませんが、NEX-5 を発売直後にしばらく借りていたことがあったり、αも借りて使っていたことがあるので、それなりに使ってきました。
その中で、「これは良いカメラだなぁ」と思っても「これは欲しい!」と強く思うことはありませんでした。NEX-5 / NEX-C3 も高感度に強い良いカメラで、値頃感が出てきた頃に購入候補に上がったことはありますが、ぶっちゃけ、最終候補に残って悩むような魅力は感じませんでした。
が、しかし、NEX-7 は違いました。
ソニーのデジカメで初めて、本気で欲しくなりました
昨日、店頭で触ってかなり欲しくなっていたのですが、今日半日使って、なお欲しくなりました。
私自身、マイクロフォーサーズ初号機 DMC-G1 から何台ものミラーレス機を購入し、その多くを手放していますが、その中で感じてきたこと、
というのが、NEX-7 を気に入った理由です。
もちろん、動体に対する AF の弱さ、シャッター消失時間に関しては、中級以上の一眼レフに及ぶべくもありませんが、価格に見合う質感と剛性感のあるボディに、気持ちよく握れるグリップ部。
だけに、使っていて欲しくなるばかりでした。
メニュー周りにまだ不満はあるものの、この操作性の良さは従来の NEX の認識を変えるものだと思います。
そして何よりも、このサイズに出っ張りもなく内蔵されている素晴らしい EVFは驚くばかりです。なにせ、MF 大嫌いの私が MF する気になる初めての EVF です。それも凄く欲しい理由です。
こんなことを思ったのは、一眼レフを含めて初めてです…
ま、全て良いわけではなく、EVF に採用されている有機EL の色は違和感ありまくりで、背面液晶とも実際の色とも全然異なりますが、そのギトギトこってり具合のおかげで、暗所でも結構ピントが掴みやすいので、ファインダーになら良いかな…と感じます。
正直、絶賛してばかりなのは気が引けますし、初めて使った高揚感はあるにせよ、また不満点が全くないわけじゃないものの、
ので、褒めるしかないんですよね。
という感じでしょうか。
もちろん、カメラというのは好みというのがありますから、「このボディデザインが嫌い」「小さいのが嫌」「ソニーは好きになれない」等々、人によっては主義主張もあるでしょう。カメヲタの世界は宗教みたいなところもありますし。
私自身も、最近富みに多い“レトロデザイン=高級”といった路線には辟易していますしね。そういったのとは真逆だからこそ NEX-7 を高く評価している、というのはあります。
また、ミラーレス機に多い
というのは、これもまた変わりません。特にシャッターを切った後に「ノイズリダクション実行中」という画面でブラックアウトされるのは最悪の一言に尽きます。
AF-C もまだちゃんとチェックしていないものの、ちょっと使っただけでは期待薄な感じ。でもまぁ、このあたりは今のミラーレスには期待しちゃイカンかな…と思ってるので、あまり減点材料にはなってません(レリーズタイムラグやレリーズの感触は良好)。
不満点も多くは細かいところなのですが、それは次記事以降に詳しく述べていくとして、大きなマイナス点を挙げるとすれば、やっぱり価格。
NEX-7 ソニー デジタル一眼カメラ ボディ
(Amaozn でも 12万円弱。手を出すのは勇気がいる…)
ボディだけでも 10万円を軽く超える値段。高いです。一眼レフでも中級機クラスの値段です。EOS 7D が買えてしまいます。でもまぁ、正直言って、それくらいの値段でも納得できるカメラではあります。
確かに小さいのですが、小さくても出てくる画質は素晴らしいものです。撮影素子や画像エンジンはαの中級機α77 と同じです。それがこのサイズ。そう思えば、まぁ仕方ないのかな、と。
でもまぁ、こうやって自分で欲しくなると、最低でも実売で 10万は切って欲しいですが…私の場合、レンズも揃えないといけないですしね。
ただ、NEX-7 を使って確信しましたが、
ということ。ややもすると、未だに「一眼レフ > ミラーレス > コンパクト」的な図式を書く人が絶えませんが、もうそんなことはありません。
一眼レフもミラーレス機も同じ「レンズ交換式カメラ」の方式の違いに過ぎなくなっています。画質や操作性も、一眼だから、ミラーレスだから、で区別はできません。
もちろん、一眼が得意な分野、ミラーレス機が追いついけない部分というのは、自分の撮影対象が飛行機やスポーツなので身を以て感じていますが、それはもう「カメラ毎の得意不得意」と言ってもいいくらいです。
価格以外での大きな不満点といえば、
この2点でしょうか。
バッテリーの問題は相変わらずですが NEX-C3/5 と共通ですので、それらのユーザーの人は助かるかもしれません。
Eマウントのレンズが少ないのは NEX-7 だけの問題ではないものの、昨今のマイクロフォーサーズのレンズ充実ぶりを見ると、「ソニーはこの1年半、なにやってたんかねぇ…」と言いたくなります。
とはいえ、ソニーは東日本大震災とタイの洪水の影響を真っ向から食らっていて、NEX も他は入荷未定、次回入荷6月、なんて有様ですから、あまり強くは言えません…
いずれにせよ、レンズの少なさは厳しいですね。個人的には現在唯一 NEX-7 のフル性能を引き出せそうな
これと3月に出る 50mm F1.8 があれば、当分はやっていけそうな気もしますし、その2本に加えて
これがあれば十分かな、と。おっと、買う気になっていましたが、金欠の身寄りでは無理です、無理です、無理…欲しい…
というわけで、NEX-7 ファーストインプレッション1回目、もうちょっとまとめて書くつもりだったんですが、急いで言いたいことだけ書いていたら、支離滅裂になってしまいました。
かなり惚れ込んだことだけは判ってもらえると思いますが、何の参考にもならないとは思います。一応、明日以降また記事を改めて、ISO 感度比較その他も含めた、もうちょっとちゃんとしたものを載せようと思います。
一応、昨日 NEX-5 その他も借りてきたので、
などはやってみようかと思っていましたが、NEX-5 や GXR との比較はやらないかもしれません。
ので、面倒くさいのは良いかな、と(笑)
ともあれ、今夜のところは NEX-7 を使って凄く気に入ったという感情を迸らせておきました X-)
【追伸?】
いやホント、DMC-G1 は長く使ったけれど、それ以外のミラーレス機は GXR を除けば、すぐ売っぱらた理由がようやく判りました。
なタイプでございました。
かといって、後付のファインダーは出っ張るし、持ち運びその他で面倒になって使わなくなるのは判っているので、内蔵に限ります。それでいて、鞄に入れる時に出っ張らない、ボディが大きくない。
そんなことを思っていたら、NEX-7 が気に入らないわけがないですね(^_^;)
(E18-55mm F3.5-5.6 OSS / 55mm (82mm 相当) / F5.6, 1/25, -4/3EV, ISO 3200)
(E18-55mm F3.5-5.6 OSS / 55mm (82mm 相当) / F5.6, 1/13, -4/3EV, ISO 800)
夜になって、ふと適当に流し撮りなんてのも、やっぱりファインダーがあると撮ってる気になれます。うまく撮れるかどうかは別にして、やっぱり撮っていて心地よい。
そんな単純なことに、この2年間気づかなかったんだなぁ…と感じさせてくれた今日の NEX-7 でした。ホント、欲しいなぁ…
ミラーレス機を使って感じた不満点の多くが解消され
一眼レフを使っている時と比べたストレスを殆ど感じない
一眼レフを使っている時と比べたストレスを殆ど感じない
というのが、NEX-7 を気に入った理由です。
もちろん、動体に対する AF の弱さ、シャッター消失時間に関しては、中級以上の一眼レフに及ぶべくもありませんが、価格に見合う質感と剛性感のあるボディに、気持ちよく握れるグリップ部。
このサイズなのに操作性もすこぶる良く
軍艦部の出っ張りがないのに素晴らしい EVF
軍艦部の出っ張りがないのに素晴らしい EVF
だけに、使っていて欲しくなるばかりでした。
メニュー周りにまだ不満はあるものの、この操作性の良さは従来の NEX の認識を変えるものだと思います。
そして何よりも、このサイズに出っ張りもなく内蔵されている素晴らしい EVFは驚くばかりです。なにせ、MF 大嫌いの私が MF する気になる初めての EVF です。それも凄く欲しい理由です。
これならマウントアダプター付けて MF もやる気になるよ!
こんなことを思ったのは、一眼レフを含めて初めてです…
ま、全て良いわけではなく、EVF に採用されている有機EL の色は違和感ありまくりで、背面液晶とも実際の色とも全然異なりますが、そのギトギトこってり具合のおかげで、暗所でも結構ピントが掴みやすいので、ファインダーになら良いかな…と感じます。
正直、絶賛してばかりなのは気が引けますし、初めて使った高揚感はあるにせよ、また不満点が全くないわけじゃないものの、
パッと使って「うーん、これは…」と感じる不満が殆どない
ので、褒めるしかないんですよね。
- NEX-5 より大きくなったが、今なおコンパクトなサイズ
- NEX-5 ではマウント部がボディからはみ出ていてバランスが悪かったが、NEX-7 では標準ズームレンズとのバランスが良い
- 高級感と剛性感は明らかに NEX-5 以下と一線を画したボディ
- 握っていて心地よいグリップ部(背面の親指がかかるところも素晴らしい)
- レリーズの感覚もよく、レリーズタイムラグの少なさも実感する
- 見やすく綺麗なだけでなく、他の追随を許さない薄さの可動式背面液晶
- ピントが見やすい現在最高レベルの内蔵 EVF
- 最高レベルの EVF を内蔵してもフラットなボディ。鞄に入れる時に軍艦部が邪魔にならない
- ビヨーンと飛び出すタイプのフラッシュもフラットなボディに内蔵
- 2連ダイアルだけでなく、全体を通して操作・調整しやすく、ボタン類のカスタマイズ項目も多め。EVF を覗いたまま調整することも可能であり、操作性はミラーレス機の中では最上の部類
- AE/AF ロックボタンも小さいながらある
(本来の親指 AF はできないが、それっぽいことは可能) - 画質もα77 と同等レベルでミラーレス機に限らず APS-C では上位の部類。2400万画素と高画素だが等倍で見てもそこそこイケる…かな。
(NEX の場合はレンズの問題はあるし、高感度は並) - これだけ全部入りで、コンパクトかつ軽量なボディ
という感じでしょうか。
もちろん、カメラというのは好みというのがありますから、「このボディデザインが嫌い」「小さいのが嫌」「ソニーは好きになれない」等々、人によっては主義主張もあるでしょう。カメヲタの世界は宗教みたいなところもありますし。
私自身も、最近富みに多い“レトロデザイン=高級”といった路線には辟易していますしね。そういったのとは真逆だからこそ NEX-7 を高く評価している、というのはあります。
また、ミラーレス機に多い
動きもの相手に撮るのは向かないカメラ
というのは、これもまた変わりません。特にシャッターを切った後に「ノイズリダクション実行中」という画面でブラックアウトされるのは最悪の一言に尽きます。
AF-C もまだちゃんとチェックしていないものの、ちょっと使っただけでは期待薄な感じ。でもまぁ、このあたりは今のミラーレスには期待しちゃイカンかな…と思ってるので、あまり減点材料にはなってません(レリーズタイムラグやレリーズの感触は良好)。
不満点も多くは細かいところなのですが、それは次記事以降に詳しく述べていくとして、大きなマイナス点を挙げるとすれば、やっぱり価格。
NEX-7 ソニー デジタル一眼カメラ ボディ
(Amaozn でも 12万円弱。手を出すのは勇気がいる…)
ボディだけでも 10万円を軽く超える値段。高いです。一眼レフでも中級機クラスの値段です。EOS 7D が買えてしまいます。でもまぁ、正直言って、それくらいの値段でも納得できるカメラではあります。
確かに小さいのですが、小さくても出てくる画質は素晴らしいものです。撮影素子や画像エンジンはαの中級機α77 と同じです。それがこのサイズ。そう思えば、まぁ仕方ないのかな、と。
でもまぁ、こうやって自分で欲しくなると、最低でも実売で 10万は切って欲しいですが…私の場合、レンズも揃えないといけないですしね。
ただ、NEX-7 を使って確信しましたが、
もはやミラーレス機は一眼レフの下ではない
ということ。ややもすると、未だに「一眼レフ > ミラーレス > コンパクト」的な図式を書く人が絶えませんが、もうそんなことはありません。
一眼レフもミラーレス機も同じ「レンズ交換式カメラ」の方式の違いに過ぎなくなっています。画質や操作性も、一眼だから、ミラーレスだから、で区別はできません。
もちろん、一眼が得意な分野、ミラーレス機が追いついけない部分というのは、自分の撮影対象が飛行機やスポーツなので身を以て感じていますが、それはもう「カメラ毎の得意不得意」と言ってもいいくらいです。
価格以外での大きな不満点といえば、
- NEX シリーズ(Eマウント)にはレンズが少ない。特に NEX-7 の画質能力を活かせるレンズが数本しかない
- バッテリーは NEX-5 同様に、あっという間に消費されていく
この2点でしょうか。
バッテリーの問題は相変わらずですが NEX-C3/5 と共通ですので、それらのユーザーの人は助かるかもしれません。
Eマウントのレンズが少ないのは NEX-7 だけの問題ではないものの、昨今のマイクロフォーサーズのレンズ充実ぶりを見ると、「ソニーはこの1年半、なにやってたんかねぇ…」と言いたくなります。
とはいえ、ソニーは東日本大震災とタイの洪水の影響を真っ向から食らっていて、NEX も他は入荷未定、次回入荷6月、なんて有様ですから、あまり強くは言えません…
いずれにせよ、レンズの少なさは厳しいですね。個人的には現在唯一 NEX-7 のフル性能を引き出せそうな
これと3月に出る 50mm F1.8 があれば、当分はやっていけそうな気もしますし、その2本に加えて
これがあれば十分かな、と。おっと、買う気になっていましたが、金欠の身寄りでは無理です、無理です、無理…欲しい…
というわけで、NEX-7 ファーストインプレッション1回目、もうちょっとまとめて書くつもりだったんですが、急いで言いたいことだけ書いていたら、支離滅裂になってしまいました。
かなり惚れ込んだことだけは判ってもらえると思いますが、何の参考にもならないとは思います。一応、明日以降また記事を改めて、ISO 感度比較その他も含めた、もうちょっとちゃんとしたものを載せようと思います。
一応、昨日 NEX-5 その他も借りてきたので、
- NEX-5 や GXR + A12 ユニットとの比較
- ソニー純正αマウントアダプター(AF のできない旧型)を使って、α用 Sonnar T* 135mm F1.8 ZA (ツァイス 135mm)での撮影
- 動体相手の AF テスト
などはやってみようかと思っていましたが、NEX-5 や GXR との比較はやらないかもしれません。
なんかもう他機種との比較がどうでもいいくらい気に入った
ので、面倒くさいのは良いかな、と(笑)
ともあれ、今夜のところは NEX-7 を使って凄く気に入ったという感情を迸らせておきました X-)
☆
【追伸?】
いやホント、DMC-G1 は長く使ったけれど、それ以外のミラーレス機は GXR を除けば、すぐ売っぱらた理由がようやく判りました。
わたくし、やっぱりカメラにはファインダーが無いとダメ
なタイプでございました。
かといって、後付のファインダーは出っ張るし、持ち運びその他で面倒になって使わなくなるのは判っているので、内蔵に限ります。それでいて、鞄に入れる時に出っ張らない、ボディが大きくない。
そんなことを思っていたら、NEX-7 が気に入らないわけがないですね(^_^;)
(E18-55mm F3.5-5.6 OSS / 55mm (82mm 相当) / F5.6, 1/25, -4/3EV, ISO 3200)
(E18-55mm F3.5-5.6 OSS / 55mm (82mm 相当) / F5.6, 1/13, -4/3EV, ISO 800)
夜になって、ふと適当に流し撮りなんてのも、やっぱりファインダーがあると撮ってる気になれます。うまく撮れるかどうかは別にして、やっぱり撮っていて心地よい。
そんな単純なことに、この2年間気づかなかったんだなぁ…と感じさせてくれた今日の NEX-7 でした。ホント、欲しいなぁ…