今朝は au の発表会。ustream 中継もあったようですが、所用やら大学病院への通院やらがあったため、移動中に twitter で確認したり、あとからプレスリリースを追って確認。

今日の発表会が「au 新製品発表会」ではなく普通に「au 発表会」と題されていただけあって、新製品も出ましたが、どちらかというと新サービス、新料金施策が中心。そして、また“攻める au”が帰ってきたのかなぁ、という気はします。

公式プレスリリースを見ても、今日は盛りだくさん。

定額料金でアプリを取り放題、クーポンやストレージ、セキュリティーサービスも使える「auスマートパス」新登場
固定通信サービスと組み合わせて毎月のauスマートフォンのご利用料金が1,480円割引になる「auスマートバリュー」登場 〈別紙1〉
学生の基本使用料も、au同士の通話料も無料となる「ともコミ学割」登場
25歳以下のお客さま向け割引キャンペーンの実施
「INFOBAR」がBARタイプでスマートフォンに進化 〈別紙〉
待望のグローバルモデルが続々登場 〈別紙〉
「Wi-Fi WALKER DATA08W」専用クレードルが登場 〈別紙〉
auブランドのアクセサリー「au + 1 collection (エーユープラスワンコレクション)」登場 〈別紙〉
無線LANの快適さが、ご自宅でも、海外でも、マルチデバイスで
「auひかり ホーム」の提供エリアを大幅に拡大
「auポイントプログラム」のリニューアルについて 〈別紙〉
au携帯電話向け新アフターサービス「安心ケータイサポートプラス」の提供開始について 〈別紙〉
国内初、モバイルNFCサービスの商用化について

XPERIA に Galaxy、Optimus、RAZR と節操がないくらい取り揃えた新製品。
導入予告がなされていた(NTT は法律上導入できない)固定通信サービスとの連携割引。
そして au らしい若年層対象の割引の拡大。

さらに、固定網へのパケット誘導のための宅内向け無線LANサービス「Wi-Fi HOME SPOT」が始まり、5月末申し込みまでなら無線LAN ルーターのレンタル料が永久無料。

また、「au Wi-Fi SPOT」は海外対応かつ au 以外のタブレットや PC でも利用可能になるなど、かなり積極的な施策も目に付きます。

その他、ドコモの「ケータイ補償 お届けサービス」と同じタイプの「安心ケータイサポートプラス」、モバイル NFC をとりあえず始めようということも打ち出しています。あ、au のロゴ変更もありましたね。

なかなか興味深い発表が多いものの、

おっさん iPhone 4S ユーザーが受ける恩恵は少ないなぁ…


というわけで、「そんなことより、はよ iOS 5.1 で iMessage と FaceTime が使えるようになってくれんかな」という感じではありますが、主な発表について個人的な雑感を簡単に。


待望のグローバルモデルが続々登場
「INFOBAR」がBARタイプでスマートフォンに進化

au 新機種は5種類。全てスマートフォンで、従来の Android, Windows Phone, iPhone といった 3OS 勢ぞろいだけでなく、Galaxy, XPERIA, Optimus, RAZR に INFOBAR と、あらゆるスマートフォンブランド総揃え。

ただ、WiMAX 対応は Galaxy SII の WiMAX 版のみ。昨秋 WiMAX スマートフォンの流れを打ち出した割には…ですが、あらゆるブランドを揃えるのを優先した感じですかね。まぁサムソンの開発力の高さが伺える話でもありますが。

個人的には、これで昨秋モデルがまた安くなりますかね?という方が興味あったり。au の MNP 割引施策は激しいので、これでキャッシュバックが拡大するなら昨秋モデルの WiMAX スマートフォンを半年くらい使う程度で買うのも良いかも…とか思ったり思わなかったり。

WiMAX搭載、NFC対応の「GALAXY S II WiMAX」
1.2GHzデュアルコアCPU、GeForce搭載「Optimus X」
ワンセグ・赤外線通信・防水対応、「Xperia acro HD」
薄さ7.1mm、KEVLARファイバー採用の「MOTOROLA RAZR」
スリムなバータイプになった「INFOBAR C01」
au 2012春モデル業界最速動画&業界最速ベンチマーク!



定額料金でアプリを取り放題、クーポンやストレージ、セキュリティーサービスも使える「auスマートパス」新登場
月額390円でアプリやオンラインストレージ提供「auスマートパス」

固定回線との割引サービスと並ぶ衝撃の「auスマートパス」。

いやー、アプリも定額制の時代になるのかねぇ


という感じ。月額 380円のアプリ使いたい放題サービス。一番衝撃を受けているのは、Android アプリ開発会社かもしれませんが(>_<)

プレスリリースで予告されているタイトルを見るかぎり、

パワフルプロ野球2012
モンスターハンターDynamic Hunting
RIDGE RACER ACCELERATED
大辞林
ジーニアス英和辞典第4版・和英辞典第3版
ATOK for Android


といったタイトルが並んでおり、これ以外にも LISMO WAVE のような音楽サービスやらコンビニ、SNS とのクーポンも連動されるというサービス。

しっかり見定めてアプリを買う人はこんなパックのラインナップでは到底我慢できないでしょうが、アプリは無料しか使わないという人も多いですし、特に Android ユーザーは有料アプリを買わないという調査結果が出ていますから、こういう施策で釣るのは効果的でしょう。

しかし、この月額 380円に含まれるアプリタイトルがある程度充実してしまえば、そこに入らないタイトルは一層見向きされないことにも成りかねず、作り手にとってはよりシビアな状況になるかもしれません。

また、アプリ使い放題に隠れていますが、「au Cloud」というサービスも注目なところ。

スマートフォンで撮った写真を 10GB まで保存可能なクラウドサービスも
セキュリティサービス「ウイルスバスター・モバイル」も 380円のうち


ですから、どんだけまとめて 380円なんだよ、と。

「au Cloud」は Eye-Fi との提携によるもので、顔認識機能も備え、アップロードした写真は PC その他でも閲覧可能、SNS その他で共有可能という“閉じられていない”点も常識的です。また容量は 10GB 毎に月額105円で増やせるのもいい(ってか、安いよ…)。

対応機種は Android 2.2 以降というわけで、iPhone ユーザーには無関係ではありますが、

au Android ユーザーにはかなり魅力的なオプション


なのは間違いなく、正直羨ましいですな。

とにかく今回の発表で一番驚いた内容でした。au は凄い爆弾を持ってきたなぁという感じです。他も併せて、以前の「攻撃的な au」が帰ってきたのかな?と思わせます。



固定通信サービスと組み合わせて毎月のauスマートフォンのご利用料金が1,480円割引になる「auスマートバリュー」登場
au、固定通信契約でスマホ通信料を割引「auスマートバリュー」 - ケータイ Watch

社長が以前から言明していた固定回線利用との一括割引サービスが「auスマートバリュー」として正式発表。

固定回線が「au ひかり」だったり、傘下または提携関係にある CATV のインターネットサービスを使っていれば、

携帯料金が2年間は月額 1,480円、その後も月額 980円割引


になる上に、これは固定回線1回線あたり10回線まで適用される(同一姓、同一住所に限る)。

つまり、

家族4人が全員 au なら月額最大6千円弱も割引!


というわけで、家族持ちにはかなり魅力的!

もちろん、一人で複数回線持っている人にも効果的ですし、iPhone 4S ならパケット定額料金が月額 3,500円程度になる!計算ですからね。

NTT グループの場合は法律の制限上、こういった固定網と携帯電話の連携割引は難しいですから、まさに au ならでは。ソフトバンクも追随してくるでしょうけれど、「au ひかり」と「ヤフー!BB」では携帯電話以上に差がありますからねぇ。

最強の囲い込み施策、流出止め&MNP 対策


という感じです。

個人的には「固定回線は信頼性で NTT に限る」と思ってるので(仕事にも使うし)、残念ながら当面これはないと思います。au に縛られたくもないし…

と思ってるんですが、あまりにも魅力過ぎて、ちょっと検討なんかしたりして…(^_^;)



学生の基本使用料も、au同士の通話料も無料となる「ともコミ学割」登場
25歳以下のお客さま向け割引キャンペーンの実施

「ともコミ学割」は、学生がプランZシンプルで契約した場合、基本使用料が最大3年間無料、家族割を申し込んだ場合は家族も最大15ヶ月無料。

また、25歳以下なら「ISフラット」の定額料が 1,050円割引も開始(iPhone の「ISフラットiPhoneスタートキャンペーン」利用時は 570円割引)。

どちらも学割を最初に初めて、若年層への割引施策が伝統的に多い au らしい施策です。最近は「学生なら au」的な割引イメージが薄れていましたが、これで復活ですかね。安い。

さらに、先ほどの固定回線との連携割引「auスマートバリュー」と組み合わせることができます。つまり「プランZシンプル」+「IS フラット」を利用している学生ならば、

学割で基本料 980円が無料 + 25歳以下で 1,050円割引 + 固定回線との併用割引で、さらに 1480円割引

25歳以下の学生なら月額 3,510円も割引!


になるわけで、通常料金のほぼ半額になります。

大人でも放送大学に入っていれば学割適用は可能ですし、学生でなくても 25歳以下なら 1,050円の割引は適用可能。いやはや、凄まじい値引で、「au そこまでやるか…」ですな。

しかし、若年層への割引が拡大するということは、反対に言えばそれ以外の層がその分を負担するような形にもなるわけで、

オッサンには厳しい au だのぉ…


と思ったり。

つまり、この発表も指を加えて「若いもんはええのぉ〜」というだけで関係ありませんな (´・ω・`)



無線LANの快適さが、ご自宅でも、海外でも、マルチデバイスで
宅内向け「Wi-Fi HOME SPOT」提供、「au Wi-Fi SPOT」は海外対応 - ケータイ Watch

今回の発表で唯一、私が恩恵を受けられそうなのがコレ。

プレスリリースでは1つにまとめられているものの、内容としては3点あり、

  • 自宅のブロードバンド回線用の無線 LAN ルーターをレンタル提供する「Wi-Fi HOME SPOT」サービス
    (月額 525円だが、5月末までに申し込んで ISフラットないしプランF を使っていればレンタル料は永久無料)

  • 「au Wi-Fi SPOT」は au ID(旧 au one ID)を使うことで、所有する別のスマートフォンだけでなくタブレットやパソコンでも利用可能に

  • 「au Wi-Fi SPOT」が海外約 100ヶ国でもサービス提供


というもの。

今はどこのキャリアも 3G 回線に流れるパケット量をいかに減らすかが課題になっていますし、そのための一つの施策として「Wi-Fi HOME SPOT」は、遅ればせながらでもやろう、ということでしょう。アプリによる設定で、どれだけ簡便かつ安全にできるのかは注目したいところです。

私は不要ですが、自宅で 3G 回線を使う人を減らしたい(想像以上に多いらしい)のがキャリアの願いでしょうから、期間限定と言わず、どんどん無料で無線 LAN ルーターくらい提供すれば良いと思います。

そして、なんと言っても

au ユーザーなら au Wi-Fi SPOT を au スマートフォン以外でも利用可能という太っ腹!


は予想外でした。今イチ落ち着いて利用できるところが少ない au Wi-Fi SPOT ですが、これは海外サービス開始とともに大歓迎ですね。

まぁ専用ツールを使って接続するということなので、

「専用ツールは Windows のみで Mac 用は用意されなかった orz」
「専用接続アプリは Android のみで、iOS はなかった orz」

ということだけは避けて欲しいものです。後者はないと思いたいですが(Windows Phone にも提供されるくらいですし)、前者は非常に有り得そうで怖い…

まぁ、そんなことより au Wi-Fi SPOT は、もうちょっと使えるところによろしく、って感じです。スポット数が増えていて、確かに繋がることも多くなってきましたが、歩いている途中に微弱な電波で繋がられても困るだけです。

マクドナルドなんかはどうでもいいですが、カフェ系はきちんと網羅して欲しいですね。カフェ、レストランなど落ち着いて使いたい場所では、ソフトバンク Wi-Fi に比べて全然使えませんから。数だけで勝負するのはソフトバンクだけでいいでしょうに(-_-;)

「auひかり ホーム」の提供エリアを大幅に拡大
auのスマートパスポート構想、「au one ID」は「au ID」に - ケータイ Watch



au携帯電話向け新アフターサービス「安心ケータイサポートプラス」の提供開始について 〈別紙〉
最短2日で対応:電話1本で端末交換に応じる「安心ケータイサポートプラス」―KDDI - ITmedia +D モバイル

従来の「安心ケータイサポート」が「安心ケータイサポートプラス」となりましたが、要は従来は預かり修理という形だったけれど、今度からはコールセンターに連絡すれば速攻で代替機を送るぜ、となりました(細かな比較表は上記参照)。

ドコモユーザーならご存知、「ケータイ補償 お届けサービス」そのまんまです。が、サービス向上なら歓迎です。といっても、対象は Android スマートフォン。

鉄板の iPhone は対象外


でありますので、これまた余裕のスルーです。

ソフトバンクは iPhone でも(いささか中途半端なものの)一応の保証サービス「あんしん保証パック(i)」を始めたのですから、au も何らかの保証サービスがあってもいいようには思いますけどね。

もっとも iPhone の保証サービスはソフトバンクでも若干腰が引けたような対応ですから、au にはまだハードルが高いのかもしれませんが…(^_^;)



国内初、モバイルNFCサービスの商用化について
KDDI、国内初のNFCサービス開始へ - ITmedia ニュース

国内初のモバイル NFC サービス開始が発表されました。対象機種は当初 GALAXY SII WiMAX のみで、対応サービスも使いそうなのは JAL IC、nanaco、T-point、ビックカメラくらい。

日本では既に完成した IC サービスとシステムがあるため、NFC は当面どこまで使われるかな…という気はしますが、

そのうち iPhone も NFC は対応するだろうから
近いうちに Suica 以外は NFC 対応されて欲しいなぁ


と思います。

Suica については当面期待していません。NFC が東京の超絶ラッシュアワーにおける自動改札で遅滞なく処理できるようには、しばらく時間がかかるでしょう。まぁ私も Suica が使えないのと従来の IC サービスは捨てられませんが。



そんなこんなで興味深い発表が多かった今朝の au 発表会でしたが、

おっさん au iPhone 4S ユーザー的に、すぐ恩恵があるのは
au Wi-Fi SPOT を au iPhone 以外でも使えることくらい


なわけで、ちょっと複雑です(^_^;)

ただ、固定回線との併用割引はかなり魅力的です。この割引額の大きさなら、うちの家族(全員ドコモユーザー)丸ごと au というのも十分ありですからね。固定回線でも VPN が使えるのは絶対条件だけど、ちょっと真剣に検討しよう…

と私が思うくらいですから、固定回線も含めて結構な au/KDDI 移動が起きるかもしれませんね。魅力的すぎます。

制約のある NTT はともかく、ソフトバンクも「ヤフー!BB」との併用プランを打ち出してくるのでしょうけれど、今さら ADSL でもないしヤフー!BB の光回線は結局フレッツ (NTT) ですしねぇ。

とりあえず、明日ソフトバンクがどういう対抗策に出てくるかは楽しみです。ソフトバンクはサービス開始時に「24時間以内に他社の新料金プランに対抗する」という公約をしたはずですからねぇ。楽しみ、楽しみ(高みの見物)。

ま、いずれにせよ、

Android は良いね!若いってイイね!


と感じる発表会でございました(>_<)


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