日本にとって厄年とも言えた 2011年も残すところ、あと僅か。昨日の「だぶる☆えっち的 お買い物ベスト 2011 【前編】6位〜10位」に続いての後編、今年のお買い物ベスト5位から1位までを記しておきます。
製品の評価というより自分の買い物としての評価ですので、誤解なきよう…
お買い物評価:90点 (製品評価:90点)
【良い点】
【悪い点】
スマートフォンユーザーやタブレットユーザーなら1つは持っているであろう USB 給電器。AC 電源と USB 出力を変換する充電用のアダプターです。
初期の頃から色々と USB 給電器は使ってきて、2ポート出力モノが出れば即買いし、iPhone のために 1A 出力モノが出れば買い、iPad のために 2A 出力モノが出れば買い…としてきましたが、
という感じです。この先、「iPad 2台同時充電可能!」なんていう給電器が出てくるかもしれませんが、それはもうかなりニッチ向けですよね…(出たら買いますけど ^o^;)
とにかく、今年初めの方に購入して旅先でも自宅でも活躍してくれました。もう、コレなしでは困るくらいです。
そして、自宅用では上記バッファロー製品よりは少し性能が劣るものの、Amazon でお値段 800円台!で得られている PLANEX 製品の方を使っています。

PLANEX 急速充電(2000mA)4ポートUSB ACアダプタ
(800円台の超安値のせいか、バッファロー製品より遥かに反応の多い製品でした)
同じ4ポート 2A 出力の製品ですが、両製品を比較した以前の記事で判る通り、バッファロー製品の方が若干出力が大きいようです。よって、私は
という使い分けをしています。自宅ではプラネックス製のを2個使ってます。安いので、つい追加注文を…(^_^;)
旅先用のバッファロー製品は旅用ポーチに入れっぱなしになっていますので、自宅では使いません。着替えと“いつものポーチ1つ”で、すぐ出張や旅の支度ができるようにしているので、兼用にはしていません。なにせ、旅先のホテルでは、この USB 給電器が命綱?ですからね…ホント便利です :-)
■ 出張・旅行に便利!2A 出力4ポート AC用 USB 給電器を比較する
お買い物評価:91点 (製品評価:73点)

【iPad2】Fu-shine キーボードケースBlack×Black 日本語説明書付 Stylish aluminum material
(購入した中華製パクリ製品は様々な名前、価格で売ってるが、探せば3千円強で買える)
【良い点】
【悪い点】
今年大きく変わったことの一つ、
でした。とにかく、私自身にはドンピシャ!ジャストフィットなアイテムでありました。
上記の良い点にも書いたように、
という点が素晴らしく、また面倒くさがりの私にとっては「キーボードを別途持ち運ばなくても済む」という点が本当に気に入りました。
Asus から発売されている Android タブレットに「Eee Pad Transformer」という、キーボードドック付きのタブレットがありますが、あれと似たような両スタイル兼用に iPad を変化させるのがこのデバイス。
iPad を実用的に使いたいという人、ノートパソコンの役割を一部を移譲させたいという人には(背面に保護するものがないと嫌!という人を除いて)本当にお勧めです。
ただ、コレを進めると時々
「ノートパソコンと同じじゃん」
「それだったら MacBook Air を持って行くわ」
と突っ込まれることもあるのですが、分離してタブレットスタイルでも使えるのが大きく違うし、それが便利に感じられるかどうかなので、
というところはあると思います。
出先でこの2つが1台でできる、この良さが判る人には気にいってもらえるはずです。
※ iPad 2 を持って出た先でタイピング作業が全くない、ノートパソコンと両方持って行く、という時は純正カバー(風呂の蓋)を付けていきます。このキーボードカバーとは使い分けています。
ただ、過去記事「ロジクール キーボードケース For iPad2 TK700 国内販売開始(+中華製パクリとの比較)」でも強く書いたように
と強調しておきます。
この中華製パクリはキーボードが右にズレているので、慣れないと(慣れても)タイプしにくいです。本家 TK700 はそういったことはありません。金額差は少しあっても、タイピング作業が多い人なら絶対 TK700 です。
また、この中華製パクリ製品の方は様々な輸入業者・ショップで色々な名前で売られています。と同時に同じ製品なのに価格差も激しく、先に Amazon リンクのように3千円台で買えるところもあれば、5〜6千円で売っているところもあります。
5〜6千円出すなら本家製品と変わりませんので、パクリ製品の方を買う場合は値段次第でしょうか。3千円くらいなら、使いづらさも許容できるかもしれませんが…オススメはしませんけど(私は香港の業者から送料込み $30 で購入)。
ともあれ、iPad 2 用のキーボードケースは「自分自身に何らかの変化をもたらせた」という点で、単なる新製品を買ったのとは違うので高い評価になりました。
最初から TK700 を買っていたら、たぶん今年のお買い物1位か2位でした。コレを買った直後に TK700 が国内発売されたことと、キーボードが使いづらい点を割り引いての4位でした。
■ ネタで買ったのに実用的!? $40のカバー兼用 iPad 2用キーボード「Mobile Bluetooth Keyboard for iPad 2」
■ 「ロジクール キーボードケース For iPad2」TK700 国内販売開始(+中華製パクリとの比較)
■ 俺と iPad と MacBook Air の割り切れた関係
お買い物評価:92点 (製品評価:94点)
【良い点】
【悪い点】
正直なところ、買ってすぐのモノは嬉しがりテンションが高く、それだけにお買い物ベストでは購入直後のモノはできるだけ上位にしたくありません。そういうことも含めて“控えめの3位”です。
デジタル水準器が内蔵されていて価格が前モデルと同じくらいなら、きっと1位、最低でも2位にしていたと思います。実際、2位3位は最後の最後まで順位を入れ替えて悩んでました。
まだ手にして半月ですが、それくらい気に入っていますし、使うたびに「良いねぇ〜」と思うことが多いです。
後継機への買い替えなので、使い方としての新鮮味はさほどないのですが、
というのは、やはり嬉しいものです。
コンパクトデジカメではモデルチェンジでスペックだけアップし、画質や使い勝手が落ちる機種も少なくないですが、S100 には殆どそれがなかった。それが嬉しいところでもあります。
文句を付けるところを細かく探せばありますし、画質もよくよく見れば「コンパクトデジカメだなぁ〜」と思える解像だったりするのですが、ノイズ消しと解像感のバランスが絶妙で(コンパクトデジカメと思えば)満足な画質です。そして高感度画質には本当に驚きました。
相変わらず「とりあえずコレ1台で何でも OK!」的な万能性や、これだけの機能を詰め込み、バッテリーを大きくして、さらには GPS まで追加したのに、ボディを薄くしたのは驚きでした。
だったと言えます。やればできる子のキヤノンが全力投入したカメラと実感できます。
「使っていて楽しい」
「良いモノを買ったと思える」
そういったお買い物は高く評価したいですし、S90→S95→S100 と着実に良い進化を遂げてきた、そういったキヤノンの真摯な姿勢も評価したいと思います。
■ 【速報】キヤノン USA、新 DIGIC 5 搭載 PowerShot S100(S95後継)SX40(SX30後継)発表!
■ キヤノン PowerShot S100 ようやく国内発表。価格は5万円…
■ 期待通りにデキる奴! PowerShot S100 ファーストインプレ《1》
■ 万能多機能だけど、まだまだ改良の余地あり PowerShot S100 ファーストインプレ《2》
■ グリップは改善、撮影機能強化も◎ PowerShot S100 ファーストインプレ《3》
■ PowerShot S100 定点撮影写真 (with S90 & GF2 + PZ 12-42)
お買い物評価:93点 (製品評価:90点)

Apple MacBook Air 1.6GHz Core i5/11.6/2G/64G MC968J/A
(写真、リンク先は本年の 11インチ 64GB モデル)
【良い点】
【悪い点】
前回、お買い物ベスト 2011 前編の6位として最新の MacBook Air (Mid 2011) を取り上げ、「全く不満なし!完璧」と述べましたが、こちらはまだ未完成な部分がある前モデル。
それでも、お買い物の順位的にこちらを上位に挙げたのは
ということ。発売当時、話題になった MacBook Air の SSD 最適化による爆速ディスクレスポンスに、私も感心せざるを得ませんでした。
もちろん、前編で述べたとおり、前モデルは SSD の速度が CPU 処理の遅さを補っている面があり、その欠点を見事に塞いだ現行モデルの方が完成度は高くなっています。
ただ、前モデルを使ってしまっていると、現行モデルは完成度を高めるためのマイナーチェンジだったな、と感じます。
そういう意味では
ということです。これが現行モデルのお買い物評価を6位、前モデルを3位とした理由です。
そして、11インチモデル、64GB SSD など今までと違う部分が多く、色々と工夫して使うことも含めて、久しぶりに“楽しく使っていた”感があったのですよね…
ちょうど1年前の 12月30日に、前々モデルの 13インチ MacBook Air (Mid 2009) が突如お亡くなりになり、Apple Care に入るのを忘れていたので
「ロジックボード交換修理に5〜6万出すくらいなら、評判抜群の新型買ってやる!」
と正月早々に購入したのが、コレでした。とにかく金欠でしたので、一番安いモデル。と同時に、
これらの疑問・不安を吹き飛ばしてくれました。おかげで現行モデルを買う時には 13インチに戻るつもりがまた 11インチモデルを買っちゃいましたしね…
とにかく
だったのが本当に印象的で、故障による緊急のお買い物でしたが、
「本当に良い買い物をした」
「予想以上の使い勝手の良さだった」
そんな満足感いっぱいの買い物でした。
もちろん、今となっては現行モデルを買うべきですし、それも 64GB モデルよりは絶対に 128GB モデルを買うべきです。前モデルと異なり、64GB / 128GB モデルの差は SSD 容量だけでなくメモリも 2GB と 4GB という差があります。
MacBook Air はメモリー増設が不可能ですし、価格差1万円で SSD も2倍、メモリーも2倍ですので、現行 Air の11インチモデルを買う場合はとにかく上位モデルですね。それでも9万円強ですから…
いずれにせよ、この MacBook Air を買ったことは色々と驚きもあったし、13インチを買うつもりだった現行機でも 11インチモデルにしてしまったなど、色々と自分の考えを変化させた、という意味で影響を与えてくれたお買い物でした。
そういった点も評価して、今年のお買い物第2位としました。
■ 旧MacBook Airユーザーが、新Air最廉価モデルを半月使ってみた率直な感想
■ 購入3ヶ月。8万円台の最廉価 MacBook Air は実用に足るものだったか?の話
お買い物評価:95点 (製品評価:99点)
【良い点】
【悪い点】
過去の iPhone がその年のお買い物ベスト1位2位だったのに、iPhone 4S は今年9位。
初代 iPad が昨年のお買い物ベスト9位だったのに、iPad 2 は今年の1位。
傍から見ると不思議に見えるかもしれませんが、私にとっては実にしっくり来る順位です。半月ほど前に「今年もお買い物ベストを書かなアカンなぁ…」と思いながら今年の買った製品をリストアップして
そう考えた時に iPad 2 だったかな、と。
より便利になったり、より快適になった製品は多いけれど、自分の考えを変えてくれたり、自分の生活スタイルを(ほんの些細なことでも)変えてくれるものは、そう多くありません。
特に歳を取ってくると、どうしてもコンサバってきて、今までのスタイルを変えるのが億劫になったり面倒になったりします。それがダメだと判っていても、そうなってきます。
それが事実でした。何が要因なのかは、色々あると思います。一番大きいのは「薄さ」だったと思います。それによって、あらゆる状況で持ちやすくなりました。
去年の初代 iPad は素晴らしい製品でした。けれど、昨年のお買い物記事で初代 iPad に対して書いてあるように、私には使いどころが限られていて使用頻度があまり高くなかった。
その原因は、一つには重さであり、持っていて負担を感じたことにありました。それが iPad 2 にはない。実際の重量以上に軽く感じられる。そして、薄いことで鞄の隙間に入る。動作もキビキビ。
そのため iPad 2 購入後は初代では殆どなかった持ち出すことが増え、さらに
が出てきました。今後ますます持ち出すこと、持ち出したいことは増えるだろう、と。
それゆえに悩んだ挙句に 3G版、それも SIM ロックフリー版を買いましたが、それもまた満足でした。

誤解を恐れずに言えば、
ということを痛感しました。人それぞれ事情も考え方もあるけれど、
そんな思いで使ってきた半年でした。
正直 SIM ロックフリー版は高いし、たとえ b-mobile 使ったところでトータルの維持費は高い。でも、
と言い切れます。他の人は知りませんが、私はそうでした。
iPad 2 Wi-Fi版も良かったですけれど、ここまで満足することはなかったでしょう。そして未だに「3G版が欲しいなぁ〜」と思っていたに違いありません。
Pocket Wi-Fi その他のポータブル 3G ルーターがあったとしても、デバイス内蔵 3G 通信とは色々と違います(トンネルが頻繁にある電車や高速道路など)。それは既に身を以て知っているがために、デバイス内蔵 3G やエリアの広いドコモ系 SIM の便利さを実感します。
そして、頻繁に持ち出すようになったところで悩みだったキータイピングの問題。
折り畳み Bluetooth キーボードは昔から持っているけれど、なかなか持ち出さないことも判っています。だから仕方なく MacBook Air を持っていくことも多かったのですが、そこで購入したのが、本記事で紹介した iPad 2 用キーボードカバー。

作業をする時のノートパソコン・スタイル
ウェブブラウズや電子書籍を読む時にはタブレット・スタイル
先にも書きましたが、この両方を iPad 2 一つで完結できる便利さは何にも代え難いものになりました。MacBook Air よりコンパクトで若干軽いこともありますが、それよりこの両スタイル
これもまた iPad 2 で自分の使用スタイルを変える要因となりました。初代 iPad 用のキーボードケースも iPad 2 発売前に出ていたのですが、初代 iPad は持ち出す気になれませんでしたからね…
そういった様々な要因が組み合わされ、
と言ってもいいでしょう。私を変えたのは初代 iPad ではなく iPad 2 でした。だから、今年のお買い物1位。減点分は、高くついたから。
ちなみに「iPad 3 はどうするの?」というのはよく聞かれるのですが(もちろん買うんでしょ?という意味を込めての問い)、
という気分です。
まぁ発表されたら欲しくなるのかもしれませんが、
と、正直迷いますね。
という感じです。au 版が出ても、金額的に高く付きそうだからスルーかな。
どちらにしても iPad 2 の満足度、SIMロックフリー 3G版の満足度が大きいので、iPad 3 は発表されても慌てず考えたいと思いますね。
■ 結局買ってしまった SIM ロックフリー(香港版)iPad2 3G + Wi-Fi 64GB
■ iPad2 3G モデルを SIMロックフリー輸入版にした理由とか
■ Pad 2 を 3G モデルに買い換えて良かった唯一絶対の理由
■ SIMロックフリーの iPad 2 を買って良かった3つの理由と2つの微妙な点
■ iPad 2 (SIM ロックフリー版) マイク故障で修理交換の巻
以上、2011年の私の「お買い物ベスト」でした。
1〜9位までの製品は割と簡単に決まりました。S100 は買ったばかりな反面、iPad 2 は春からずっと使ってきて満足度が大きかったので、1位は早い段階で決まってました。あとは順位付けだけでしたね。上位4製品は、お買い物満足度という点で最初から高評価でしたけれども。
ともあれ、言いたい放題書いたことに対して、
「いや、それはおかしいだろ」
「なんか違うんだよなぁ」
などと思われる点も多々あるかもしれませんが、そこはそれ、私自身のお買い物評価ということですので、ご容赦下さい。
さて、最後に「あれ?あの製品が入ってないのでは?」と思われるだろう、いくつかの選外お買い物を簡単に紹介しておきます。
3G版買った今では、Wi-Fi版は論評する必要もないかな、と。外へ持ち出すようになれば、たとえモバイルルーターを持っていても、やっぱり 3G版に限ります。
購入後ちょくちょく使ってますけど、便利レンズ以上でも以下でもなく、不満でもないけど満足もしてないというか…はっきり言って何の面白みもない、便利なだけのレンズなので、実用品を買った気分ですね。悪くはないけど、最初から選外でした。
今年のお買い物を調べていて「え?ギャラタブって、今年買ったものだったっけ?」というくらい、既に過去の遺物と化しています。ベッドサイドでいつでも使えるようにしてありますが、それだけですね。遅いし、分厚いし、あと1年以上の縛りが大変ですわ。
他の製品に対しては(使ってる使ってないに関わらず)いちいち書くほどの思いもないので略させていただき、これで本年の「だぶる☆えっち的 お買い物ベスト」とさせていただきます。
振り返ってみれば、今年も色々と買い込んできましたが、地味だったかな、と。世の中の新製品的にも地味だった気がしますが。
毎年こんなことをやっていますが、来年は無駄遣いを控え、本当に必要なものだけ買いたいな、と思います。個人的に、細々としたところで無駄遣いが多かった 2011年だった気がします。
先日の「だぶる☆えっち的 お買いもの失敗編 2011」にて、失敗お買い物として積みゲーを挙げましたが、来年はちょっと興味を持ったからといって、小説やコミックを安易に買わないようにしたいところです。
1巻2巻を買うと、イマイチだなぁ…と思っても続きが読みたくなる。とりあえず既刊全巻読んでから判断したくなる。
といって、既刊全巻を買ってしまうと、新刊も買ってしまう。面白くなくなってきて「もう切るかな」と思っても、新刊を買ってしまう。悪循環、無駄遣い。
これは何も小説やコミックだけでなく、テレビ番組でもそう。とにかくダラダラと続きを見てしまっては、時間もお金も無駄遣い。来年はそのあたりを少しは整理できるようになりたいと思います…まぁ長年染み付いた性格は簡単に変わらないと思いますが(>_<)
■ だぶる☆えっち的 アプリ・ピックアップ 2011
■ だぶる☆えっち的 お買いもの失敗編 2011
■ だぶる☆えっち的 お買い物ベスト 2011 【前編】6位〜10位
製品の評価というより自分の買い物としての評価ですので、誤解なきよう…
第5位 バッファローコクヨサプライ / USB充電器2A対応 iPad/iPhone急速充電対応
お買い物評価:90点 (製品評価:90点)
【良い点】
- 2A 出力があると(同時充電機器が少ない場合は)充電速度が速い
- 旅先でスマートフォンにタブレット、携帯電話、eneloop mobile booster その他を複数のデバイスを充電するのに、1台で4ポートは超便利
- 複数のデバイスを充電するのにも USB 給電器が1台で済むので、結果的に旅に持って出る荷物が少し減る(こともある)
- USB 4ポート給電器の中ではコンパクトで厚みがまだマシ&コンセントが収納式なので持ち出しやすい
- 最近は何かと USB 充電のデバイスが多いので、旅先だけでなく自宅でも便利(充電が速いしね!)
- 価格も手頃(Amazon で概ね 1,500円以下。後述する製品なら性能は少し落ちるが 800円台)
【悪い点】
- デバイスを多く持ちすぎていると4ポートで足りなかったり、iPad + iPhone + Android スマートフォンの組み合わせのように 2A 出力では同時充電ができない場合もある。
(給電器が悪いと言うより、ヲタクな私が悪い点、ですね… ^^;)
スマートフォンユーザーやタブレットユーザーなら1つは持っているであろう USB 給電器。AC 電源と USB 出力を変換する充電用のアダプターです。
初期の頃から色々と USB 給電器は使ってきて、2ポート出力モノが出れば即買いし、iPhone のために 1A 出力モノが出れば買い、iPad のために 2A 出力モノが出れば買い…としてきましたが、
4ポート 2A 出力は USB 給電器の決定版かなぁ
という感じです。この先、「iPad 2台同時充電可能!」なんていう給電器が出てくるかもしれませんが、それはもうかなりニッチ向けですよね…(出たら買いますけど ^o^;)
とにかく、今年初めの方に購入して旅先でも自宅でも活躍してくれました。もう、コレなしでは困るくらいです。
そして、自宅用では上記バッファロー製品よりは少し性能が劣るものの、Amazon でお値段 800円台!で得られている PLANEX 製品の方を使っています。

PLANEX 急速充電(2000mA)4ポートUSB ACアダプタ
(800円台の超安値のせいか、バッファロー製品より遥かに反応の多い製品でした)
同じ4ポート 2A 出力の製品ですが、両製品を比較した以前の記事で判る通り、バッファロー製品の方が若干出力が大きいようです。よって、私は
少しでも速く、少しでも多くのデバイスを充電したい旅先はバッファロー製品
他に充電手段が色々ある自宅用には安いプラネックス製品
他に充電手段が色々ある自宅用には安いプラネックス製品
という使い分けをしています。自宅ではプラネックス製のを2個使ってます。安いので、つい追加注文を…(^_^;)
旅先用のバッファロー製品は旅用ポーチに入れっぱなしになっていますので、自宅では使いません。着替えと“いつものポーチ1つ”で、すぐ出張や旅の支度ができるようにしているので、兼用にはしていません。なにせ、旅先のホテルでは、この USB 給電器が命綱?ですからね…ホント便利です :-)
■ 出張・旅行に便利!2A 出力4ポート AC用 USB 給電器を比較する
第4位 iPad 2 用キーボードケース「Mobile Bluetooth Keyboard for iPad 2」
お買い物評価:91点 (製品評価:73点)

【iPad2】Fu-shine キーボードケースBlack×Black 日本語説明書付 Stylish aluminum material
(購入した中華製パクリ製品は様々な名前、価格で売ってるが、探せば3千円強で買える)
【良い点】
- キーボード「ケース」なので単体のキーボードと違って iPad 2 と一体化して持ち運ぶものであり、iPad 2 本体とは別にキーボードを持ち歩く必要がない&キーボードが邪魔にならない
- レザーなどのキーボード内蔵ケースと違って iPad 2 本体をいつでも即座に分離できるので、縦画面も含めた単体の iPad としての利用が普通に可能である
- iPad 2 を載せて使う上、折り畳みもなく大きなサイズのキーボードゆえにタイピング時に安定感がある
- 仮想キーボードを使うよりずっとタイプしやすく、仮想キーボードがない分だけ画面も広く見ることができ、カーソルキーやショートカットキーで効率よくタイプできる
- iPad 2 より長くバッテリーが長持ちする
- 軽いので重量負担は気にならない
【悪い点】
- 左側の TAB, CapsLock, Shift キーが異常に大きく、その結果キーボード全体が右寄りになっていて、ホームポジションでタイプできず、慣れないとタイプミスしやすい
(パクリ元の Logicool TK700 はそんなこともなく、キーボード配置は真っ当で使いやすい) - Bluetooth との接続は簡単かつスムースだが、使用途中にキーボードが一瞬 iPad から認識されなくなることが、ちょくちょくある
(タイプ途中に急に反応しなくなって仮想キーボードが突如表示される。その後、何かの物理キーを押せばキーボードとの接続は回復される) - ケースとして装着すると、それなりに分厚くなる。iPad 2 の薄さ台無し。
- iPad 2 の背面側には事実上、なにもケースを装着できなくなる
(少しでも傷がつくのが許せない人には無理) - 時々 iPad 2 を縦置きでスタンドに立てられるような記述があるが、重量バランス上難しい。無理やり置くのは iPad 2 の安全のためにも推奨しない
- キーボードのタイプ感は良くないが、仕方ない
- 本家ロジクールの TK700 がいつまで経っても国内で発売されないので、香港から個人輸入したら、それから間なしに TK700 国内発売が決定された…orz
- 本家ロジクール TK700 が6千円くらいなのに、使いがったが落ちるパクリ製品が5千円で売ってたり、国内代理店によって量販店では本家より高い値段で売られていたりする。ひどい話だ…
今年大きく変わったことの一つ、
iPad を積極的に持ちだして、暇つぶしじゃなく実用に使う
その変化に最も寄与したアイテム
その変化に最も寄与したアイテム
でした。とにかく、私自身にはドンピシャ!ジャストフィットなアイテムでありました。
上記の良い点にも書いたように、
iPad を簡単にタブレットスタイルにもノートパソコンスタイルにもできる
という点が素晴らしく、また面倒くさがりの私にとっては「キーボードを別途持ち運ばなくても済む」という点が本当に気に入りました。
Asus から発売されている Android タブレットに「Eee Pad Transformer」という、キーボードドック付きのタブレットがありますが、あれと似たような両スタイル兼用に iPad を変化させるのがこのデバイス。
iPad を実用的に使いたいという人、ノートパソコンの役割を一部を移譲させたいという人には(背面に保護するものがないと嫌!という人を除いて)本当にお勧めです。
ただ、コレを進めると時々
「ノートパソコンと同じじゃん」
「それだったら MacBook Air を持って行くわ」
と突っ込まれることもあるのですが、分離してタブレットスタイルでも使えるのが大きく違うし、それが便利に感じられるかどうかなので、
分離して2つのスタイルで使える良さが判る人だけ向き
というところはあると思います。
仕事や何か作業をする時はノートパソコン・スタイルで
まったりウェブや電子書籍を読む時にはタブレットスタイルで
出先でこの2つが1台でできる、この良さが判る人には気にいってもらえるはずです。
※ iPad 2 を持って出た先でタイピング作業が全くない、ノートパソコンと両方持って行く、という時は純正カバー(風呂の蓋)を付けていきます。このキーボードカバーとは使い分けています。
ただ、過去記事「ロジクール キーボードケース For iPad2 TK700 国内販売開始(+中華製パクリとの比較)」でも強く書いたように
使いやすさで買うならパクリじゃなく本家ロジクール TK700 を!
と強調しておきます。
この中華製パクリはキーボードが右にズレているので、慣れないと(慣れても)タイプしにくいです。本家 TK700 はそういったことはありません。金額差は少しあっても、タイピング作業が多い人なら絶対 TK700 です。
また、この中華製パクリ製品の方は様々な輸入業者・ショップで色々な名前で売られています。と同時に同じ製品なのに価格差も激しく、先に Amazon リンクのように3千円台で買えるところもあれば、5〜6千円で売っているところもあります。
5〜6千円出すなら本家製品と変わりませんので、パクリ製品の方を買う場合は値段次第でしょうか。3千円くらいなら、使いづらさも許容できるかもしれませんが…オススメはしませんけど(私は香港の業者から送料込み $30 で購入)。
ともあれ、iPad 2 用のキーボードケースは「自分自身に何らかの変化をもたらせた」という点で、単なる新製品を買ったのとは違うので高い評価になりました。
最初から TK700 を買っていたら、たぶん今年のお買い物1位か2位でした。コレを買った直後に TK700 が国内発売されたことと、キーボードが使いづらい点を割り引いての4位でした。
■ ネタで買ったのに実用的!? $40のカバー兼用 iPad 2用キーボード「Mobile Bluetooth Keyboard for iPad 2」
■ 「ロジクール キーボードケース For iPad2」TK700 国内販売開始(+中華製パクリとの比較)
■ 俺と iPad と MacBook Air の割り切れた関係
第3位 Canon / PowerShot S100
お買い物評価:92点 (製品評価:94点)
【良い点】
- 名機 S90/S95 の後継機として内部を一新、スペック上の機能向上だけでなく画質も同等以上、ボディも薄くなるという素晴らしい進化で、期待に違わなかった
- あくまでコンパクトデジカメの範疇だが、何を撮らせてもやらせてもトップレベルでこなす万能性
- GPS も内蔵し、フルHD 対応、スーパースロー、増加したエフェクト機能、元からある RAW 撮影など、全方位対応な多機能さ
- ND フィルター内蔵、露出補正3段、連射機能向上など、地味な撮影機能も改善されている
- 高感度画質はコンパクトとしては素晴らしいの一言。手ぶれ補正も強力で、夜撮にはピッタリ
- コンパクトデジカメとしては操作性も良く、P/S/A/M を始めとする一眼的な撮影もできれば、全自動オートも実に優秀
- 本体そのままのグリップ感はかなり改善した(犠牲になったものもあるけど…)
- 久しぶりにキヤノン渾身の一台を手にした気がして、満足の一台
- 発売直後に品薄になって量販店では1ヶ月待ちなどの状況になってるが、そこそこ安い値段で早めに入手できた :-)
【悪い点】
- 高くなった。趣味モデルじゃない一般向けコンパクトデジカメで量販店価格5万円超えは、さすがにちょっと…
- グリップ改善のためとはいえ、デザインと質感は誰がどう見ても改悪。ダサい
- デジタル水準器が未だに入らないキヤノン・コンパクト。多機能を詰め込んだ中では画竜点睛を欠いた。もっとも残念な点
- GPS の捕捉が遅く、少し屋根がかぶるだけで測位ができなくなってしまうほど捕捉精度も弱く、せっかく付いた GPS はちょっと残念風味
- バッテリーが大容量化したけれど、バッテリーの保ちはあまり良くない
(購入当初に感じたように全然ダメダメというほどではない) - FUNC MENU に項目入れすぎて S90 時代より使いづらくなっている
- 動画を殆ど撮らない人には動画ボタンは誤作動の元、別機能を割り当てさせて!
- 再生モードにしてから電源オフすると、ズーム位置記憶が働かない
正直なところ、買ってすぐのモノは嬉しがりテンションが高く、それだけにお買い物ベストでは購入直後のモノはできるだけ上位にしたくありません。そういうことも含めて“控えめの3位”です。
デジタル水準器が内蔵されていて価格が前モデルと同じくらいなら、きっと1位、最低でも2位にしていたと思います。実際、2位3位は最後の最後まで順位を入れ替えて悩んでました。
まだ手にして半月ですが、それくらい気に入っていますし、使うたびに「良いねぇ〜」と思うことが多いです。
後継機への買い替えなので、使い方としての新鮮味はさほどないのですが、
期待通りすぎる、期待以上のモデルチェンジ
というのは、やはり嬉しいものです。
コンパクトデジカメではモデルチェンジでスペックだけアップし、画質や使い勝手が落ちる機種も少なくないですが、S100 には殆どそれがなかった。それが嬉しいところでもあります。
文句を付けるところを細かく探せばありますし、画質もよくよく見れば「コンパクトデジカメだなぁ〜」と思える解像だったりするのですが、ノイズ消しと解像感のバランスが絶妙で(コンパクトデジカメと思えば)満足な画質です。そして高感度画質には本当に驚きました。
相変わらず「とりあえずコレ1台で何でも OK!」的な万能性や、これだけの機能を詰め込み、バッテリーを大きくして、さらには GPS まで追加したのに、ボディを薄くしたのは驚きでした。
二兎も三兎も追って成功したモデルチェンジ・後継機
だったと言えます。やればできる子のキヤノンが全力投入したカメラと実感できます。
「使っていて楽しい」
「良いモノを買ったと思える」
そういったお買い物は高く評価したいですし、S90→S95→S100 と着実に良い進化を遂げてきた、そういったキヤノンの真摯な姿勢も評価したいと思います。
■ 【速報】キヤノン USA、新 DIGIC 5 搭載 PowerShot S100(S95後継)SX40(SX30後継)発表!
■ キヤノン PowerShot S100 ようやく国内発表。価格は5万円…
■ 期待通りにデキる奴! PowerShot S100 ファーストインプレ《1》
■ 万能多機能だけど、まだまだ改良の余地あり PowerShot S100 ファーストインプレ《2》
■ グリップは改善、撮影機能強化も◎ PowerShot S100 ファーストインプレ《3》
■ PowerShot S100 定点撮影写真 (with S90 & GF2 + PZ 12-42)
第2位 Apple / MacBook Air 11インチ 64GB (Late 2010)
お買い物評価:93点 (製品評価:90点)

Apple MacBook Air 1.6GHz Core i5/11.6/2G/64G MC968J/A
(写真、リンク先は本年の 11インチ 64GB モデル)
【良い点】
- システム全体の SSD 最適化チューニングによる爆速 SSD のレスポンスは一度使うと、二度と戻れない。起動やハイバネからの復帰は(当時は)異常なほどの速度と感じた。
- メモリは最小限の 2GB で 遅い CPU を使っているはずなのに、爆速 SSD のおかげでそれらを感じさせない体感速度
- とても8万円台で買えるノートパソコンとは思えない質感、デザイン、性能
- それまでのモデル(Mid 2009 以前)では、USBコネクタが奥まったところに1つあっただけだったのが両サイドに2つとなり、かなり使いやすくなった。
- スピーカーがそれまでのモデルのモノラル出力からステレオ化され、音質はこのサイズにしては上々の部類
- MacBook Air 初の 11インチモデルだが、慣れると13インチが重く大きく感じられる差がある。ノートパソコン対応のバックでなくても入るのが 11インチという感じ。
- やむを得ず、64GB モデルを購入したが、ストレージが 64GB でも(Windows と併用するのでなければ)無駄を省いて十分活用できる、実用になることが判った
【悪い点】
- 使い勝手が良くなった反面、それまでのモデル(Mid 2009 以前)の美しいデザインは劣化した。使い勝手を最大限犠牲にしたデザインだったが、初期 Air のデザインは最高に美しかった。
- 通常 CPU の遅さをあまり感じる場面はないが、高速タイピングでの日本語入力・変換時にもたつく場合があった(圧縮・解凍時も遅さは感じた)
- 13インチモデルと比較すると、11インチではキーボードが若干使いづらい点もあるし、タッチパッドの狭さに慣れるのには時間がかかった
- Mag Safe コネクタも側面になって挿しやすくなったが、反面、少し当たっただけで抜けるようになった(良い面もあるけど…)
- ストレージが 64GB では、BootCamp にしろ、仮想環境にしろ、Windows などの別 OS を入れる余裕はない
前回、お買い物ベスト 2011 前編の6位として最新の MacBook Air (Mid 2011) を取り上げ、「全く不満なし!完璧」と述べましたが、こちらはまだ未完成な部分がある前モデル。
それでも、お買い物の順位的にこちらを上位に挙げたのは
緊急避難的に一番安いモデルを買ったのに
新世代 Air のパフォーマンスに驚いた
新世代 Air のパフォーマンスに驚いた
ということ。発売当時、話題になった MacBook Air の SSD 最適化による爆速ディスクレスポンスに、私も感心せざるを得ませんでした。
もちろん、前編で述べたとおり、前モデルは SSD の速度が CPU 処理の遅さを補っている面があり、その欠点を見事に塞いだ現行モデルの方が完成度は高くなっています。
ただ、前モデルを使ってしまっていると、現行モデルは完成度を高めるためのマイナーチェンジだったな、と感じます。
そういう意味では
やむを得ず買った前モデルの方が驚き、新鮮さが上だった
ということです。これが現行モデルのお買い物評価を6位、前モデルを3位とした理由です。
そして、11インチモデル、64GB SSD など今までと違う部分が多く、色々と工夫して使うことも含めて、久しぶりに“楽しく使っていた”感があったのですよね…
ちょうど1年前の 12月30日に、前々モデルの 13インチ MacBook Air (Mid 2009) が突如お亡くなりになり、Apple Care に入るのを忘れていたので
「ロジックボード交換修理に5〜6万出すくらいなら、評判抜群の新型買ってやる!」
と正月早々に購入したのが、コレでした。とにかく金欠でしたので、一番安いモデル。と同時に、
- 11インチモデルって、どうなんだろ?
- SSD が 64GB しかないけど、実用になるだろうか?
- CPU が結構ランクダウンになるけど、使っていてストレスが溜まらないだろうか?
これらの疑問・不安を吹き飛ばしてくれました。おかげで現行モデルを買う時には 13インチに戻るつもりがまた 11インチモデルを買っちゃいましたしね…
とにかく
Mac のノートパソコンが8万円台で買えて
それが十分実用になるどころか、驚くくらいのデキ
それが十分実用になるどころか、驚くくらいのデキ
だったのが本当に印象的で、故障による緊急のお買い物でしたが、
「本当に良い買い物をした」
「予想以上の使い勝手の良さだった」
そんな満足感いっぱいの買い物でした。
もちろん、今となっては現行モデルを買うべきですし、それも 64GB モデルよりは絶対に 128GB モデルを買うべきです。前モデルと異なり、64GB / 128GB モデルの差は SSD 容量だけでなくメモリも 2GB と 4GB という差があります。
MacBook Air はメモリー増設が不可能ですし、価格差1万円で SSD も2倍、メモリーも2倍ですので、現行 Air の11インチモデルを買う場合はとにかく上位モデルですね。それでも9万円強ですから…
いずれにせよ、この MacBook Air を買ったことは色々と驚きもあったし、13インチを買うつもりだった現行機でも 11インチモデルにしてしまったなど、色々と自分の考えを変化させた、という意味で影響を与えてくれたお買い物でした。
そういった点も評価して、今年のお買い物第2位としました。
■ 旧MacBook Airユーザーが、新Air最廉価モデルを半月使ってみた率直な感想
■ 購入3ヶ月。8万円台の最廉価 MacBook Air は実用に足るものだったか?の話
第1位 Apple / iPad 2 3G SIM ロックフリー版
お買い物評価:95点 (製品評価:99点)
【良い点】
- 薄さは正義。持った感じが実際の重量より遥かに軽く感じられる設計の良さ。とにかく持ちやすくなった!
- キビキビ動くレスポンスの良さ、ストレスを一切感じない俊敏さ
- どんなに通信速度が遅くても、タブレットも 3G、それでも広いドコモエリアで使うのがベストと実感
- ドコモエリアのどこでも使える便利さ、ストレスのなさを実感でき、ソフトバンクが入らないところで何度も iPhone 代わりとして活躍してくれた
- 本体は高いが、2年縛りも何もなしに選べる SIM 選択の自由さ
- 電子書籍端末としてもウェブ端末としても、結局このサイズの方が見やすい、使いやすい。
- 薄さ、レスポンスの良さ、3G といった要因から初代 iPad とは一転して、持ちだす比率が高くなった
- 4位で紹介したキーボードケースのおかげで、MacBook Air を持って行こうかどうしようか迷う場面で iPad 2 + キーボードケースを選択できることが多くなった
(結果的に MacBook Air と完全に使い分けができ、MacBook Air + iPad の両方を持ち出すことは激減した) - 自宅でもネットブックを使っていた場面が iPad 2 で完全になくなった
- iPhone はホワイトが綺麗で満足しているが、iPad のホワイトは安っぽさを感じさせ、ブラックの方が良い。ホワイト Wi-Fi版からブラックに変えて正解
- 我慢しないことの満足度が、価格以上に大きいことがよく判った
【悪い点】
- 満足度は高いが、SIM ロックフリー版の価格も高い
過去の iPhone がその年のお買い物ベスト1位2位だったのに、iPhone 4S は今年9位。
初代 iPad が昨年のお買い物ベスト9位だったのに、iPad 2 は今年の1位。
傍から見ると不思議に見えるかもしれませんが、私にとっては実にしっくり来る順位です。半月ほど前に「今年もお買い物ベストを書かなアカンなぁ…」と思いながら今年の買った製品をリストアップして
今年買った、どの製品が一番大きく自分に影響しただろうか?
そう考えた時に iPad 2 だったかな、と。
より便利になったり、より快適になった製品は多いけれど、自分の考えを変えてくれたり、自分の生活スタイルを(ほんの些細なことでも)変えてくれるものは、そう多くありません。
特に歳を取ってくると、どうしてもコンサバってきて、今までのスタイルを変えるのが億劫になったり面倒になったりします。それがダメだと判っていても、そうなってきます。
初代 iPad も良かったけれど、私を変えたのは iPad 2
それが事実でした。何が要因なのかは、色々あると思います。一番大きいのは「薄さ」だったと思います。それによって、あらゆる状況で持ちやすくなりました。
去年の初代 iPad は素晴らしい製品でした。けれど、昨年のお買い物記事で初代 iPad に対して書いてあるように、私には使いどころが限られていて使用頻度があまり高くなかった。
その原因は、一つには重さであり、持っていて負担を感じたことにありました。それが iPad 2 にはない。実際の重量以上に軽く感じられる。そして、薄いことで鞄の隙間に入る。動作もキビキビ。
そのため iPad 2 購入後は初代では殆どなかった持ち出すことが増え、さらに
初代 iPad では感じなかった「持ちだして使いたい」という思い
が出てきました。今後ますます持ち出すこと、持ち出したいことは増えるだろう、と。
それゆえに悩んだ挙句に 3G版、それも SIM ロックフリー版を買いましたが、それもまた満足でした。

誤解を恐れずに言えば、
- iPad も iOS デバイスなんだから、結局 3G 版に限るよね
(iPhone の代わりに iPod touch で我慢できるか?という話と同じ) - iPhone でソフトバンクの電波が糞だと思ってたけど、ドコモ系 SIM を使って実感しまくり
(それが一刻も早くソフトバンクの電波から逃げたくて au iPhone 4S へ行った大きな理由) - 7インチの Galaxy Tab を便利と一瞬思ったこともあったけど、幻想だったわ
ということを痛感しました。人それぞれ事情も考え方もあるけれど、
いやー、ストレスないわ、楽だわ、ようやく iPad の本領発揮だわ
そんな思いで使ってきた半年でした。
正直 SIM ロックフリー版は高いし、たとえ b-mobile 使ったところでトータルの維持費は高い。でも、
お金を出した分以上の満足感はあった
と言い切れます。他の人は知りませんが、私はそうでした。
iPad 2 Wi-Fi版も良かったですけれど、ここまで満足することはなかったでしょう。そして未だに「3G版が欲しいなぁ〜」と思っていたに違いありません。
Pocket Wi-Fi その他のポータブル 3G ルーターがあったとしても、デバイス内蔵 3G 通信とは色々と違います(トンネルが頻繁にある電車や高速道路など)。それは既に身を以て知っているがために、デバイス内蔵 3G やエリアの広いドコモ系 SIM の便利さを実感します。
そして、頻繁に持ち出すようになったところで悩みだったキータイピングの問題。
折り畳み Bluetooth キーボードは昔から持っているけれど、なかなか持ち出さないことも判っています。だから仕方なく MacBook Air を持っていくことも多かったのですが、そこで購入したのが、本記事で紹介した iPad 2 用キーボードカバー。

作業をする時のノートパソコン・スタイル
ウェブブラウズや電子書籍を読む時にはタブレット・スタイル
先にも書きましたが、この両方を iPad 2 一つで完結できる便利さは何にも代え難いものになりました。MacBook Air よりコンパクトで若干軽いこともありますが、それよりこの両スタイル
ノートパソコン・スタイルとタブレット・スタイルを
臨機応変に使い分けられる便利さ
臨機応変に使い分けられる便利さ
これもまた iPad 2 で自分の使用スタイルを変える要因となりました。初代 iPad 用のキーボードケースも iPad 2 発売前に出ていたのですが、初代 iPad は持ち出す気になれませんでしたからね…
そういった様々な要因が組み合わされ、
私の場合は iPad 2 で初めてタブレット生活が始まった
と言ってもいいでしょう。私を変えたのは初代 iPad ではなく iPad 2 でした。だから、今年のお買い物1位。減点分は、高くついたから。
ちなみに「iPad 3 はどうするの?」というのはよく聞かれるのですが(もちろん買うんでしょ?という意味を込めての問い)、
iPad 2 の満足度があまりにも大きいから iPad 3 は急がなくてもいい
という気分です。
まぁ発表されたら欲しくなるのかもしれませんが、
Wi-Fi 版は要らないし、au版は通信費が高そうだし、SB版は…
と、正直迷いますね。
iPad 3 は SIM ロックフリー版が手頃になるまで待つか
iPhone を au にしてるから安いソフトバンク 3G版でもいいかな?
iPhone を au にしてるから安いソフトバンク 3G版でもいいかな?
という感じです。au 版が出ても、金額的に高く付きそうだからスルーかな。
どちらにしても iPad 2 の満足度、SIMロックフリー 3G版の満足度が大きいので、iPad 3 は発表されても慌てず考えたいと思いますね。
■ 結局買ってしまった SIM ロックフリー(香港版)iPad2 3G + Wi-Fi 64GB
■ iPad2 3G モデルを SIMロックフリー輸入版にした理由とか
■ Pad 2 を 3G モデルに買い換えて良かった唯一絶対の理由
■ SIMロックフリーの iPad 2 を買って良かった3つの理由と2つの微妙な点
■ iPad 2 (SIM ロックフリー版) マイク故障で修理交換の巻
以上、2011年の私の「お買い物ベスト」でした。
1〜9位までの製品は割と簡単に決まりました。S100 は買ったばかりな反面、iPad 2 は春からずっと使ってきて満足度が大きかったので、1位は早い段階で決まってました。あとは順位付けだけでしたね。上位4製品は、お買い物満足度という点で最初から高評価でしたけれども。
ともあれ、言いたい放題書いたことに対して、
「いや、それはおかしいだろ」
「なんか違うんだよなぁ」
などと思われる点も多々あるかもしれませんが、そこはそれ、私自身のお買い物評価ということですので、ご容赦下さい。
さて、最後に「あれ?あの製品が入ってないのでは?」と思われるだろう、いくつかの選外お買い物を簡単に紹介しておきます。
◯ Apple / iPad 2 Wi-Fi
3G版買った今では、Wi-Fi版は論評する必要もないかな、と。外へ持ち出すようになれば、たとえモバイルルーターを持っていても、やっぱり 3G版に限ります。
◯ TAMRON 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (Model B008)
購入後ちょくちょく使ってますけど、便利レンズ以上でも以下でもなく、不満でもないけど満足もしてないというか…はっきり言って何の面白みもない、便利なだけのレンズなので、実用品を買った気分ですね。悪くはないけど、最初から選外でした。
◯ Samsung / GALAXY Tab
今年のお買い物を調べていて「え?ギャラタブって、今年買ったものだったっけ?」というくらい、既に過去の遺物と化しています。ベッドサイドでいつでも使えるようにしてありますが、それだけですね。遅いし、分厚いし、あと1年以上の縛りが大変ですわ。
☆
他の製品に対しては(使ってる使ってないに関わらず)いちいち書くほどの思いもないので略させていただき、これで本年の「だぶる☆えっち的 お買い物ベスト」とさせていただきます。
振り返ってみれば、今年も色々と買い込んできましたが、地味だったかな、と。世の中の新製品的にも地味だった気がしますが。
毎年こんなことをやっていますが、来年は無駄遣いを控え、本当に必要なものだけ買いたいな、と思います。個人的に、細々としたところで無駄遣いが多かった 2011年だった気がします。
先日の「だぶる☆えっち的 お買いもの失敗編 2011」にて、失敗お買い物として積みゲーを挙げましたが、来年はちょっと興味を持ったからといって、小説やコミックを安易に買わないようにしたいところです。
1巻2巻を買うと、イマイチだなぁ…と思っても続きが読みたくなる。とりあえず既刊全巻読んでから判断したくなる。
といって、既刊全巻を買ってしまうと、新刊も買ってしまう。面白くなくなってきて「もう切るかな」と思っても、新刊を買ってしまう。悪循環、無駄遣い。
これは何も小説やコミックだけでなく、テレビ番組でもそう。とにかくダラダラと続きを見てしまっては、時間もお金も無駄遣い。来年はそのあたりを少しは整理できるようになりたいと思います…まぁ長年染み付いた性格は簡単に変わらないと思いますが(>_<)
■ だぶる☆えっち的 アプリ・ピックアップ 2011
■ だぶる☆えっち的 お買いもの失敗編 2011
■ だぶる☆えっち的 お買い物ベスト 2011 【前編】6位〜10位