Phone 4S 発表から1ヶ月、すっかり iPhone 4S 狂騒曲みたいな感じになって、このブログもすっかり iPhone 関係ばかりになってしまってましたが、もう1つの愛機となっている XPERIA mini pro もこの半月くらいで色々と動きがありました。
香港版 mini pro (SK17i) には、なかなか来なかった Android 2.3.4 へのアップデートも先月終わりにようやく来まして、アップデートしました。
ま、XPERIA mini / mini pro は今夏のリリース時から既に Android 2.3.3 (Gingerbread) でしたから、別段 2.3.4 へのアップデートの渇望はなかったのですが、
この一点だけでもアップデートの価値は(私には)ありました。
iPhone ユーザーにとっては「はぁ?今さら??」な話ですし、Android でも Galaxy シリーズは初期から独自に画面キャプチャ機能を取り入れていましたが、XPERIA でもようやく可能になって喜ばしい限り。
また、画面キャプチャ方法が電源ボタン長押しでのメニューとして出てくるので、撮りやすいのも良いですね。Galaxy Tab での画面キャプチャは戻るボタンも同時押しだったため、戻るボタンが反応してしまい、上手く撮れないことが多かったのでストレスが溜まっていましたが、こちらはそんなことはありません。
香港版 mini pro (SK17i) には、なかなか来なかった Android 2.3.4 へのアップデートも先月終わりにようやく来まして、アップデートしました。
ま、XPERIA mini / mini pro は今夏のリリース時から既に Android 2.3.3 (Gingerbread) でしたから、別段 2.3.4 へのアップデートの渇望はなかったのですが、
2.3.4 から画面キャプチャができるようになった
この一点だけでもアップデートの価値は(私には)ありました。
iPhone ユーザーにとっては「はぁ?今さら??」な話ですし、Android でも Galaxy シリーズは初期から独自に画面キャプチャ機能を取り入れていましたが、XPERIA でもようやく可能になって喜ばしい限り。
また、画面キャプチャ方法が電源ボタン長押しでのメニューとして出てくるので、撮りやすいのも良いですね。Galaxy Tab での画面キャプチャは戻るボタンも同時押しだったため、戻るボタンが反応してしまい、上手く撮れないことが多かったのでストレスが溜まっていましたが、こちらはそんなことはありません。
mini pro の Android 2.3.4 アップデートは、本体アップデートはまだ出て来なかったので、XPERIA ユーザーお馴染みの SEUS こと「Sony Ericsson Update Service」ソフトウェアで行いました。
■ スマートフォン関連 | サポート | ソニー・エリクソン
特に難しいことはないソフトウェアですし、いつも通りのアップデートという感じでスンナリでした。
久しぶりの SEUS だったので、下ボリュームキーを押しながら PC に USB 接続するところを、上ボリュームキーを押しながら接続して「あれー、S1boot になって全然 SEUS が反応してくれない…」とアホな悩み方をしていたのは内緒です X-)
それにしても、ソニエリがソニーになったら SEUS も SUS と名前が変わるんですかねぇ…とか思いながらのアップデートでした(^_^;)
SonyEricsson Xperia mini Pro White
(すっかり愛機の mini pro です :-)
でもって、ここ最近の XPERIA 界隈の大きなトピックといえば、
したことでしょう。今までもブートローダー・アンロックしてカーネル入れ替えで root は取れましたが、面倒といえば面倒。
mini pro を買う前は「遊び用端末として、速攻ブートローダー・アンロックして弄り倒すぞ」と思っていたのですが、予想外に使える端末で実用機、サブ端末として毎日持ち歩く愛機になってしまったため、結局普通に使っていました。
■ どう考えても日本で売るべき… XPERIA Mini Pro 到着
■ XPERIA mini pro (SK17i) と1ヶ月 − オモチャのつもりがすっかり愛機に…
XPERIA mini pro 自体が海外端末なのに最初から日本語化されていて、root を取らなくても十分使える端末であり、不満は海外端末ゆえの中華フォントだけでした。ちゃんとした日本語フォントではなく、一部漢字が中国語フォントになってしまう問題です。
ただ、読めないわけではないどころか、実用として大した問題にはならなかったので、「フォント入れ替えくらいで、ブートローダー・アンロックしてゴチャゴチャやるほどでもないか〜」と放置してしました。が、
ということで、簡単 root 化&フォント入れ替えをしました。
(お約束ですが、root 奪取を行うと保証対象外になる可能性が小さくありませんので、行う場合には十分その覚悟の上でどうぞ。個人輸入の mini pro には保証も糞もありませんけどね :-)
今回の措置にあたって、必要なものは
の2つのみ。
あ、もちろん、root 奪取云々を行いますので、Android SDK のインストールと C:\android-sdk-windows\tools に PATH を通しておくのは大前提です。
■ 【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(windows版) | smartgoods.me
その他ググッて SDK のインストールは敷居が高い…と感じるなら、root 奪取&フォント入れ替えは止めておいた方が無難です(いや本当に)。
なお、フォント入れ替えは Linux でも Mac でも Android SDK 環境があれば問題ないですが(というか Android 本体だけでもできなくはない)、root 奪取ツールは Windows のみで動きますので Windows 機が必要です。
さて、前者の root 奪取ツールは下記ページの Download Links から。
■ [30/OCT][ROOTING/UNROOTING] Xperia 2011 Easy Rooting Toolkit [v1.0](zergRush Exploit) - xda-developers
「DooMLoRD_v1_ROOT-zergRush-busybox-su.zip」というファイルがダウンロードできるはずです。これを解凍して使用します。
このツールは、2011年発売 XPERIA 共通用らしく、mini pro 以外でも今年発売の XPERIA 各機種に適用できるようです(その他 Galaxy シリーズの一部でも使えたという話ですが詳細は知りません)。
後者の日本語フォントは、それぞれ好きなフォントで OK なのですが、今回は Android 4.0 から標準フォントとして採用されたフォント「モトヤLマルベリ3 等幅」を使うことにしました。
こちらは以下の Android OS ソースコードのある GitHub から取ってきます。
■ android/platform_frameworks_base - GitHub
上記ページから data → font と辿っていくと
という形で Android OS に標準でインストールされるフォント類が並んでいます。このうち、モトヤフォントは
MTLc3m.ttf (モトヤLシーダ3 等幅)
MTLmr3m.ttf (モトヤLマルベリ3 等幅)
の2つ。今回は「モトヤLマルベリ3 等幅」を使いますので、MTLmr3m.ttf を選択します。
MTLmr3m.ttf をタップすると
という画面になるので、「View Raw」をタップするとフォントファイル MTLmr3m.ttf がダウンロードされます。
のちほど、フォントのファイル名を「DroidSansJapanese.ttf」と変更するので、先にやっておいても構いません。
準備ができたら、まずは root 取得。
Android SDK さえインストール済みならば、従来のブートローダー・アンロックしてから root ダッシュする方法に比べれば呆気ないほどの簡単さで、これなら面倒くさがりの私でも、「フォント入れ替えるだけでいいや」程度の時でもやれるくらいです。
ただ、繰り返しますが、root 奪取は保証外なので、2年縛り国産端末で行う人は慎重な判断でどうぞ。
次にフォントの入れ替えですが、root さえ取れていれば色々な方法があります。ただし、既に日本語フォントがある場合は「Type Fresh」アプリが使えて超簡単ですが、mini pro では日本語フォントがない状態ですので、最初は手動でインストールすることになります。
端末の再起動が終わると、表示フォントはインストールした日本語フォント(ここでは モトヤLマルベリ3)に入れ替わっていて、それまでの中華フォントとは若干雰囲気が変わり、「直」などの文字も正常に表示されます。
XPERIA mini pro だと元々画面解像度が低くてフォントが汚くなりがちですから、あまりフォントを変えた雰囲気は感じにくいのですが、変な漢字の違和感が消えて、スッキリしました。日本人なら日本語フォントだよねー、と実感しますね。
というわけで、
ので、ハードウェア的に FOMA プラスエリアが非対応のを除いては文句なしになりました。
何度も書いていますが、小さくてサブ端末にはピッタリです。スマートフォン+ガラケーならともかく、幾つもスマートフォンを持ち歩くのは抵抗がありますが、これならポケットの片隅にでも入れられるので、+1台が苦になりません。
国内販売の XPERIA arc / acro もテザリング対応になりましたが、この mini pro も「小さなモバイルルーター」としても活躍してくれていますので、これからも愛用していくことでしょう。
そして、ソニーエリクソンは 2011年モデルの XPERIA に Android 4.0 を来年提供する予定があるという報道もありましたから、それもまた楽しみです :-D
【追記】アップデート後のテザリング設定メニューが、こんなことに…
イー・モバイルが XPERIA mini (Sony Ericsson mini) を Pocket WiFi シリーズとして売りだした影響でしょうが、なんだかなぁ…なメニューになってしまいました(´Д`)
Xperia Mini [EM S51SE] /Mini Pro [SK17] 対応 予備バッテリー 新Mini Pro EP500
(使う機会は意外と少ないけど、バッテリー容量は小さいので1個持っておいて安心)
■ スマートフォン関連 | サポート | ソニー・エリクソン
特に難しいことはないソフトウェアですし、いつも通りのアップデートという感じでスンナリでした。
久しぶりの SEUS だったので、下ボリュームキーを押しながら PC に USB 接続するところを、上ボリュームキーを押しながら接続して「あれー、S1boot になって全然 SEUS が反応してくれない…」とアホな悩み方をしていたのは内緒です X-)
それにしても、ソニエリがソニーになったら SEUS も SUS と名前が変わるんですかねぇ…とか思いながらのアップデートでした(^_^;)
SonyEricsson Xperia mini Pro White
(すっかり愛機の mini pro です :-)
でもって、ここ最近の XPERIA 界隈の大きなトピックといえば、
待望の一発 root 化ツールが登場
したことでしょう。今までもブートローダー・アンロックしてカーネル入れ替えで root は取れましたが、面倒といえば面倒。
mini pro を買う前は「遊び用端末として、速攻ブートローダー・アンロックして弄り倒すぞ」と思っていたのですが、予想外に使える端末で実用機、サブ端末として毎日持ち歩く愛機になってしまったため、結局普通に使っていました。
■ どう考えても日本で売るべき… XPERIA Mini Pro 到着
■ XPERIA mini pro (SK17i) と1ヶ月 − オモチャのつもりがすっかり愛機に…
XPERIA mini pro 自体が海外端末なのに最初から日本語化されていて、root を取らなくても十分使える端末であり、不満は海外端末ゆえの中華フォントだけでした。ちゃんとした日本語フォントではなく、一部漢字が中国語フォントになってしまう問題です。
ただ、読めないわけではないどころか、実用として大した問題にはならなかったので、「フォント入れ替えくらいで、ブートローダー・アンロックしてゴチャゴチャやるほどでもないか〜」と放置してしました。が、
一発でサクっと root 取れるなら、中華フォントを日本語フォントに入れ替えよう!
ということで、簡単 root 化&フォント入れ替えをしました。
(お約束ですが、root 奪取を行うと保証対象外になる可能性が小さくありませんので、行う場合には十分その覚悟の上でどうぞ。個人輸入の mini pro には保証も糞もありませんけどね :-)
☆
今回の措置にあたって、必要なものは
- root を取るためのツール
- インストールする日本語フォント
の2つのみ。
あ、もちろん、root 奪取云々を行いますので、Android SDK のインストールと C:\android-sdk-windows\tools に PATH を通しておくのは大前提です。
■ 【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(windows版) | smartgoods.me
その他ググッて SDK のインストールは敷居が高い…と感じるなら、root 奪取&フォント入れ替えは止めておいた方が無難です(いや本当に)。
なお、フォント入れ替えは Linux でも Mac でも Android SDK 環境があれば問題ないですが(というか Android 本体だけでもできなくはない)、root 奪取ツールは Windows のみで動きますので Windows 機が必要です。
☆
さて、前者の root 奪取ツールは下記ページの Download Links から。
■ [30/OCT][ROOTING/UNROOTING] Xperia 2011 Easy Rooting Toolkit [v1.0](zergRush Exploit) - xda-developers
「DooMLoRD_v1_ROOT-zergRush-busybox-su.zip」というファイルがダウンロードできるはずです。これを解凍して使用します。
このツールは、2011年発売 XPERIA 共通用らしく、mini pro 以外でも今年発売の XPERIA 各機種に適用できるようです(その他 Galaxy シリーズの一部でも使えたという話ですが詳細は知りません)。
後者の日本語フォントは、それぞれ好きなフォントで OK なのですが、今回は Android 4.0 から標準フォントとして採用されたフォント「モトヤLマルベリ3 等幅」を使うことにしました。
こちらは以下の Android OS ソースコードのある GitHub から取ってきます。
■ android/platform_frameworks_base - GitHub
上記ページから data → font と辿っていくと
という形で Android OS に標準でインストールされるフォント類が並んでいます。このうち、モトヤフォントは
MTLc3m.ttf (モトヤLシーダ3 等幅)
MTLmr3m.ttf (モトヤLマルベリ3 等幅)
の2つ。今回は「モトヤLマルベリ3 等幅」を使いますので、MTLmr3m.ttf を選択します。
MTLmr3m.ttf をタップすると
という画面になるので、「View Raw」をタップするとフォントファイル MTLmr3m.ttf がダウンロードされます。
のちほど、フォントのファイル名を「DroidSansJapanese.ttf」と変更するので、先にやっておいても構いません。
☆
準備ができたら、まずは root 取得。
- まずは Android 端末 (mini pro) で、設定→アプリケーション→開発にある「USB デバッグ」を有効にします。
これ以外に、設定→アプリケーションにある「提供元不明のアプリ」にチェックする必要があります。 - 前項で USB デバッグなどを有効にした Android 端末 (mini pro) を Windows PC に接続します。以下のようなダイアログが出ることもありますが、キャンセル。
- 準備でダウンロードした DooMLoRD_v1_ROOT-zergRush-busybox-su.zip を解凍します。
- 前項で解凍したフォルダにある「runme.bat」をダブルクリックして実行します。すると、以下のような画面になります。
このスクリプトの動作内容と実行前準備内容が示されています。
(1) zergRush というセキュリティホールを突いて root 権限になる
(2) コマンドラインツール Busybox をインストールする
(3) root 権限になるために必要なファイルをインストールする
この状態で何かキーを押すと処理が開始されます。 - 実行中…
- 処理が終わると以下のような画面になって、キー入力待ちとなって終わりです。
Android SDK さえインストール済みならば、従来のブートローダー・アンロックしてから root ダッシュする方法に比べれば呆気ないほどの簡単さで、これなら面倒くさがりの私でも、「フォント入れ替えるだけでいいや」程度の時でもやれるくらいです。
ただ、繰り返しますが、root 奪取は保証外なので、2年縛り国産端末で行う人は慎重な判断でどうぞ。
☆
次にフォントの入れ替えですが、root さえ取れていれば色々な方法があります。ただし、既に日本語フォントがある場合は「Type Fresh」アプリが使えて超簡単ですが、mini pro では日本語フォントがない状態ですので、最初は手動でインストールすることになります。
- インストールする日本語フォント(今回の例では先ほどダウンロードした MTLmr3m.ttf)のファイル名を「DroidSansJapanese.ttf」と変更します。
- フォントファイル DroidSansJapanese.ttf を Android 端末 (mini pro) の microSD カード( /sdcard )にコピーしておきます。
- 前節での root 取得する方法と同様に、USB デバッグを有効にした状態で Android 端末 (mini pro) をパソコンに繋ぎます。
- パソコンのコマンドプロンプトで、adb shell と入力。Enter して端末と正常に接続できれば、
$
という状態になる。 - ここから
$ su
# mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock0 /system
# cd /system/fonts
# cat /sdcard/DroidSansJapanese.ttf > ./DroidSansJapanese.ttf
# reboot
と順に入力して終わり($ や # は入力しない)。最後の reboot で端末は再起動するので、$ が返ってきたら端末はパソコンから切り離しても問題ない。
(これは Mac で行なっているが Windows でも Linux でも同じようなもの)
参考サイト: Xperia X10 mini pro Root化&フォント入れ替え手順メモ - 気まま散財日記
端末の再起動が終わると、表示フォントはインストールした日本語フォント(ここでは モトヤLマルベリ3)に入れ替わっていて、それまでの中華フォントとは若干雰囲気が変わり、「直」などの文字も正常に表示されます。
XPERIA mini pro だと元々画面解像度が低くてフォントが汚くなりがちですから、あまりフォントを変えた雰囲気は感じにくいのですが、変な漢字の違和感が消えて、スッキリしました。日本人なら日本語フォントだよねー、と実感しますね。
☆
というわけで、
- Android 2.3.4 にアップデートして画面キャプチャが撮れるようになった
- mini pro で唯一不満だった中華フォントとも、きちんとした日本語フォントになった
ので、ハードウェア的に FOMA プラスエリアが非対応のを除いては文句なしになりました。
何度も書いていますが、小さくてサブ端末にはピッタリです。スマートフォン+ガラケーならともかく、幾つもスマートフォンを持ち歩くのは抵抗がありますが、これならポケットの片隅にでも入れられるので、+1台が苦になりません。
国内販売の XPERIA arc / acro もテザリング対応になりましたが、この mini pro も「小さなモバイルルーター」としても活躍してくれていますので、これからも愛用していくことでしょう。
そして、ソニーエリクソンは 2011年モデルの XPERIA に Android 4.0 を来年提供する予定があるという報道もありましたから、それもまた楽しみです :-D
【追記】アップデート後のテザリング設定メニューが、こんなことに…
イー・モバイルが XPERIA mini (Sony Ericsson mini) を Pocket WiFi シリーズとして売りだした影響でしょうが、なんだかなぁ…なメニューになってしまいました(´Д`)
Xperia Mini [EM S51SE] /Mini Pro [SK17] 対応 予備バッテリー 新Mini Pro EP500
(使う機会は意外と少ないけど、バッテリー容量は小さいので1個持っておいて安心)