昨日の iPad 2 修理記事で触れましたが、
というわけで、事前に iCloud バックアップを行い、修理交換後に出先で iCloud 復元を試してみました。復元なんて、なかなか試す機会もないし、できれば試す機会はないほうが良いものですからね。
iCloud からの復元を試してみると色々と判ることも多くありましたが、結論としては
ですね。よく考えられていて、思ったよりも印象は良かったのが本音です。
iTunes からの復元に比べて復元終了までの時間は遥かにかかるなどのデメリットもありますが、すぐに iTunes で同期できない場合、例えば自宅に帰ってからでないと iTunes 同期・復元できないような場合には iCloud 復元の方がメリットが多い気もします。
そのあたり、実際に試しての「iCloud からの復元の良い点・悪い点」を述べていきます。
修理交換するなら iCloud バックアップ&復元を試す良い機会!
というわけで、事前に iCloud バックアップを行い、修理交換後に出先で iCloud 復元を試してみました。復元なんて、なかなか試す機会もないし、できれば試す機会はないほうが良いものですからね。
iCloud からの復元を試してみると色々と判ることも多くありましたが、結論としては
iCloud からの復元は非常に時間がかかるけれど
復元途中の早い段階から使えるので、思ってたよりずっと (・∀・)イイ!!
復元途中の早い段階から使えるので、思ってたよりずっと (・∀・)イイ!!
ですね。よく考えられていて、思ったよりも印象は良かったのが本音です。
iTunes からの復元に比べて復元終了までの時間は遥かにかかるなどのデメリットもありますが、すぐに iTunes で同期できない場合、例えば自宅に帰ってからでないと iTunes 同期・復元できないような場合には iCloud 復元の方がメリットが多い気もします。
そのあたり、実際に試しての「iCloud からの復元の良い点・悪い点」を述べていきます。
まず、今回の試した条件を記しておきます。iCloud バックアップ&復元対象となったのは 17.26GB 使用している iPad 2 (3G + Wi-Fi)。
以下のように使用内訳は、アプリが(アプリ内データーを含めて)11.8GB、写真が 2.4GB(カメラロールには数枚のみ)、ビデオ 2.1GB、ブックが 0.01GB、その他 0.95GB となっています。
また、iCloud へのバックアップサイズは 2.9GB。そのうち「i文庫 HD」に入れてある大量の PDF、自炊の書籍データーが大半で 2GB を占めています。もっと減らしておけば良かったかも…(^_^;)
こういった環境で、事前に自宅の光回線経由で iCloud バックアップを行っておき、アップルストアで修理交換の後、iCloud から復元を試みました。復元は途中まで出先の WiMAX 回線で、後半は自宅に戻って復元しています。
という条件で、「iCloud から復元」を試してみて気づいた点を、まずは簡潔に列挙しておきたいと思います。
ということで、実際に iCloud 復元を試してみて判ったのは
ということ。これ、強調しておきたいですね。
クラウドからの復元というと、どうしても「時間がかかりそうだなぁ」と思われがちですし、実際に相当な時間がかかるわけですけど(十数GB の復元を WiMAX や ADSL でやっていたら一晩寝かしておくレベル)、
この2点があることとで、
という印象を持ちました。何度でも強調しますが、早い段階でデバイスが使える状態になるのが良いです。
ま、早い段階といっても、早くて5分、回線状態や条件が悪ければ30分くらいかかるわけで、条件・環境でかなり変わりますが、印象としては悪くありません。
アプリの再インストールは、AppStore アプリでのインストールを見ても判るように、意外と時間がかかることが多く、そのこともあって全部の復元には相当時間がかかりますから、とっとと使える環境にするのが先決、というやり方は実用的です。
このように再インストール待機中のアプリをタップすると…
↓
タップしたアプリが優先されてダウンロード・再インストールされる
もちろん、音楽や動画、カメラロールやフォトストリーム以外の写真は iCloud にバックアップされないので復元もされません。それらの復元には iTunes に接続して再同期してやる必要があります。
音楽に関しては、アメリカではできるのに日本ではレコード会社が云々…というお決まりのパターンですが、曲数が多いと復元に時間がかかることになるので、個人的にはなくても今は気になってません(勿論、あった方がいいですけどね)。
(iCloud から復元した直後。ビデオや写真などが殆ど入っていない)
↓
(iTunes で再同期直後。ビデオや写真が元通りに。iPad なので音楽は入れていない)
このことだけを取ると、
「どうせ iTunes で同期する必要があるなら、最初から iTunes で復元すればいいじゃん」
そういう意見を持つのも当然ですし、私も実はそう思っていました。しかし、出先での iCloud 復元には大きなメリットがあります。
この差は iPhone / iPad を常用している人には大きな差になるのではないでしょうか。迅速に使い始められて、使いはじめからのデーターは消えない。これは結構重要です。今回もっとも安心・便利に感じた点と言ってもいいでしょう。
新しい iPhone / iPad を購入した時もそうですし、今回の私のように修理交換した場合もそう。また、旅行・出張中に iPhone / iPad がおかしくなった時にも心強いと思います。
迅速に、出先でも(Wi-Fi 環境があれば)元の環境に戻せて使えるようになるし、iTunes で再同期してもデーターは消えない。そういったことは滅多にありませんが、
ですからね :-)
(アクティベーションが終わり「iCloud から復元」を選ぶと iCloud の ID を入力)
(iCloud 復元時は iCloud の ID・パスワードだけでなく、誕生日の確認もあった)
(復元開始前に、いつの時点のバックアップデーターに戻すか聞かれる)
(以上で復元開始。表示時間はデバイスが使えるようになる第一段階の復元時間)
(復元第一段階完了!この後のアプリ再インストールが長い…けど、もう使える!)
というわけで、意外と使えるじゃん!という印象の iCloud からの復元。
iCloud からの全復元に時間がかかるように、iCloud へのバックアップもまた時間がかかりますが、非常に時間がかかるのは基本的に初回だけですから、
を行なっておけば良いかと思います(「設定アプリ→ iCloud → ストレージとバックアップ」にあります)。
iCloud バックアップに関しては、バックアップのサイズを減らす方法などの各種 Tips がネット上に多数書かれているので、ここでは省略します。
あまりバックアップを最小限にしてしまうと「なんのためのバックアップ?」と云う気がするので、各人あまり Tips サイトの凝った設定にせず、やり過ぎないようにするのが良いかな…と私は思います。
(例えば、写真はフォトストリームのバックアップがあるのでカメラロールのバックアップは要らない、というのは通常ならそうなのですが、動画はフォトストリームへ行かないので、こまめにパソコンで吸い上げない人は注意が必要です。
もっとも、動画をバンバン撮る人がカメラロールを iCloud バックアップすると、無料の 5GB では全く足りなくなると思いますが…)
ともあれ、iCloud バックアップしている人は多くとも、またテストで復元した人はいても、実利用で iCloud から復元した人はまだ少ないと思いますので、一個人の環境・条件ではありますが、iCloud 復元をやってみた印象を述べていました。
それに尽きます。
まぁでも、アプリの入れ過ぎ・太り過ぎは色々良くないね、アプリ・ダイエットしよっ!と思った iCloud 復元でもありました(^_^;)
以下のように使用内訳は、アプリが(アプリ内データーを含めて)11.8GB、写真が 2.4GB(カメラロールには数枚のみ)、ビデオ 2.1GB、ブックが 0.01GB、その他 0.95GB となっています。
また、iCloud へのバックアップサイズは 2.9GB。そのうち「i文庫 HD」に入れてある大量の PDF、自炊の書籍データーが大半で 2GB を占めています。もっと減らしておけば良かったかも…(^_^;)
こういった環境で、事前に自宅の光回線経由で iCloud バックアップを行っておき、アップルストアで修理交換の後、iCloud から復元を試みました。復元は途中まで出先の WiMAX 回線で、後半は自宅に戻って復元しています。
という条件で、「iCloud から復元」を試してみて気づいた点を、まずは簡潔に列挙しておきたいと思います。
- iCloud から復元するには Wi-Fi 環境が必要。
- 公衆無線 LAN の中にはポート制限の絡みか、アクティベーションができない場合もある(試した FREESPOT では不可だった)。
- WiMAX 回線(au WiMAX スマートフォン)経由では問題なく可能だった。何GB もバックアップがある復元では、全部の復元には一晩くらいかかりそうな勢いだったが、15分くらいでデバイス使用可能になったので、特に困るようなことはなかった。
- さほど速くない&極端に長時間いるわけでもない公衆無線 LAN で、全部の復元を終わらせるのは無理な場合もある。ひとまず使えるようにする、というあたりをメドに考えるべき。
- iCloud からの復元は、システム設定やプリインストールアプリのデーター復元→アプリの再インストール・アプリ内データーの復元、という2段階構成で、前者が終わればデバイスは利用可能になる。
- 決して速くない WiMAX 回線でも、最初のシステム設定やプリインストールアプリのデーター復元は15分くらいで終わった。つまり、全復元までは時間がかかっても、デバイスの利用は早い段階から可能である。
- 第一段階であるシステム環境・設定の復元が終わるとデバイスが利用可能になるが、その時に iTunes Store や iMessage、FaceTime、メールなどのパスワードを連続で求められる。
- 第一段階のシステム環境・設定の復元時点で、各種設定、アプリの配置、壁紙その他システム周りの設定はパスワード以外全部戻る(パスワードは iTunes から復元しても戻らない)
- iOS のアップデートで消える APN の設定も iCloud から復元で問題なく戻って使える。APN 設定のパスワードは復元された。
- iCloud 復元の第一段階では、システム関連の環境データーが戻っただけで、アプリ内のバックアップデーターは戻っていない。だから割りと速い。出先でも十分に復元する気になる。
(アプリ内のバックアップデーターはアプリの再インストール時に復元される。アプリのデーターで1GB のデーターがバックアップされていれば、そのアプリが再インストールされる時点で 1GB 復元される) - ただし、その後のアプリの再インストール・アプリ内バックアップーデーターの復元は時間がかかる。もちろん、アプリの数・サイズ、アプリ内バックアップデーターの容量にもよる。
- 11.8GB のアプリと 3GB 近いバックアップデーターがあった私は、ウンザリするほど長かった…さすがに WiMAX 回線での全復帰は諦めた。
- アプリの再インストール・アプリ内バックアップーデーターの復元は途中でやめて、後から別途再開することが可能だった(復元のどの段階でもそうかもしれない)
- アプリの再インストール順番は、最初に一番下の共通部分に乗ってるアプリ、次に1面目の左上から再インストールされるっぽいが、確証はない。
- アプリの再インストールは、先に使いたいアプリをタップすると、そのアプリからダウンロード・再インストールしてくれる。これが便利!
- AppStore からのアプリのインストールが意外に時間がかかることが多いように、自宅の光回線環境でもアプリの再インストール・アプリ内データー復元は時間がかかる。当たり前だが、iTunes から復元する方が遥かに速い。
- しかし、出先で復元して、そのまま使い続けることができるのは便利!
ということで、実際に iCloud 復元を試してみて判ったのは
全部の復元には相当の時間がかかるけど
使える状態になるまでは意外と速い
使える状態になるまでは意外と速い
ということ。これ、強調しておきたいですね。
クラウドからの復元というと、どうしても「時間がかかりそうだなぁ」と思われがちですし、実際に相当な時間がかかるわけですけど(十数GB の復元を WiMAX や ADSL でやっていたら一晩寝かしておくレベル)、
- システム設定やプリインストールアプリのデーターの復元を優先して、先に使えるようにしてしまう2段階構成の復元
- 自分が必要なアプリを指定して、優先して再インストール・アプリ内データーを復元する方法がある
この2点があることとで、
iCloud からの復元、かなり使える!
という印象を持ちました。何度でも強調しますが、早い段階でデバイスが使える状態になるのが良いです。
ま、早い段階といっても、早くて5分、回線状態や条件が悪ければ30分くらいかかるわけで、条件・環境でかなり変わりますが、印象としては悪くありません。
アプリの再インストールは、AppStore アプリでのインストールを見ても判るように、意外と時間がかかることが多く、そのこともあって全部の復元には相当時間がかかりますから、とっとと使える環境にするのが先決、というやり方は実用的です。
このように再インストール待機中のアプリをタップすると…
↓
タップしたアプリが優先されてダウンロード・再インストールされる
もちろん、音楽や動画、カメラロールやフォトストリーム以外の写真は iCloud にバックアップされないので復元もされません。それらの復元には iTunes に接続して再同期してやる必要があります。
音楽に関しては、アメリカではできるのに日本ではレコード会社が云々…というお決まりのパターンですが、曲数が多いと復元に時間がかかることになるので、個人的にはなくても今は気になってません(勿論、あった方がいいですけどね)。
(iCloud から復元した直後。ビデオや写真などが殆ど入っていない)
↓
(iTunes で再同期直後。ビデオや写真が元通りに。iPad なので音楽は入れていない)
このことだけを取ると、
「どうせ iTunes で同期する必要があるなら、最初から iTunes で復元すればいいじゃん」
そういう意見を持つのも当然ですし、私も実はそう思っていました。しかし、出先での iCloud 復元には大きなメリットがあります。
出先で自分で再設定して使い始めた場合
自宅や会社で iTunes から復元すると、出先で使い始めてからのデーターは消える
↓
出先で iCloud で復元した場合は
そのあと自宅や会社で iTunes から同期(復元)してもデーターはそのまま
自宅や会社で iTunes から復元すると、出先で使い始めてからのデーターは消える
↓
出先で iCloud で復元した場合は
そのあと自宅や会社で iTunes から同期(復元)してもデーターはそのまま
この差は iPhone / iPad を常用している人には大きな差になるのではないでしょうか。迅速に使い始められて、使いはじめからのデーターは消えない。これは結構重要です。今回もっとも安心・便利に感じた点と言ってもいいでしょう。
新しい iPhone / iPad を購入した時もそうですし、今回の私のように修理交換した場合もそう。また、旅行・出張中に iPhone / iPad がおかしくなった時にも心強いと思います。
迅速に、出先でも(Wi-Fi 環境があれば)元の環境に戻せて使えるようになるし、iTunes で再同期してもデーターは消えない。そういったことは滅多にありませんが、
滅多にないことに備えるのがバックアップ
ですからね :-)
(アクティベーションが終わり「iCloud から復元」を選ぶと iCloud の ID を入力)
(iCloud 復元時は iCloud の ID・パスワードだけでなく、誕生日の確認もあった)
(復元開始前に、いつの時点のバックアップデーターに戻すか聞かれる)
(以上で復元開始。表示時間はデバイスが使えるようになる第一段階の復元時間)
(復元第一段階完了!この後のアプリ再インストールが長い…けど、もう使える!)
というわけで、意外と使えるじゃん!という印象の iCloud からの復元。
iCloud からの全復元に時間がかかるように、iCloud へのバックアップもまた時間がかかりますが、非常に時間がかかるのは基本的に初回だけですから、
初回の iCloud バックアップは、寝る前に「今すぐバックアップ作成」
を行なっておけば良いかと思います(「設定アプリ→ iCloud → ストレージとバックアップ」にあります)。
iCloud バックアップに関しては、バックアップのサイズを減らす方法などの各種 Tips がネット上に多数書かれているので、ここでは省略します。
あまりバックアップを最小限にしてしまうと「なんのためのバックアップ?」と云う気がするので、各人あまり Tips サイトの凝った設定にせず、やり過ぎないようにするのが良いかな…と私は思います。
(例えば、写真はフォトストリームのバックアップがあるのでカメラロールのバックアップは要らない、というのは通常ならそうなのですが、動画はフォトストリームへ行かないので、こまめにパソコンで吸い上げない人は注意が必要です。
もっとも、動画をバンバン撮る人がカメラロールを iCloud バックアップすると、無料の 5GB では全く足りなくなると思いますが…)
☆
ともあれ、iCloud バックアップしている人は多くとも、またテストで復元した人はいても、実利用で iCloud から復元した人はまだ少ないと思いますので、一個人の環境・条件ではありますが、iCloud 復元をやってみた印象を述べていました。
iCloud バックアップ&復元、意外と使える奴だぜ!
それに尽きます。
まぁでも、アプリの入れ過ぎ・太り過ぎは色々良くないね、アプリ・ダイエットしよっ!と思った iCloud 復元でもありました(^_^;)