今日夕方に開かれたソフトバンクの決算発表会では、最終益で KDDI を逆転したこともあってか例によって絶口調会見だったようですが、その利益を携帯事業外に注ぎ込まず、できるだけインフラに充てていただき、今後も au へユーザーが流れてこないよう尽力して頂きたいと心から願っております。

私は “ソフトバンクの iPhone 4S と外見はそっくりでも中身が全く別物”らしいですが、喜んで au の iPhone 4S を使い続けたいと思います :-)

さて、数日前、手持ちの iPad 2 で「Google 検索」アプリの音声検索が使えなくなり、サーバーの調子が悪いか何かだと思ったら全然直らず、ちゃんと調べてみたら iPad 2 のマイクが壊れていました

電話をかけることのない iPad だから別にマイクくらい壊れても…とも思いましたが、私は音声検索を重宝しています。最近は Siri ばかり目立っていますが、

タイプしにくいスマートフォン・タブレットでは、音声検索が超便利


ですし、Google の音声認識も初期の頃よりずっと認識率は上がっているので、Google が認知できる単語の羅列なら文字入力するよりずっと楽です。

そんな Google 音声検索を便利に使っている身としては、たとえタブレットでもマイクが壊れると困るわけで、早速アップルストアへ修理交換してもらいに行きました。

昔と違ってユーザーが増えたせいか、年々ジーニアスバーの予約が非常に取りにくくなっていますが、一昨日晩に故障が発覚してすぐ予約状況をウェブで調べると、翌日(昨日)の午後に1箇所だけ空きがあったのでラッキーでした。その後の予約の空きは、3日先でしたから。

アップル - Apple Store - Genius Bar

現地では予約なし来店者が長い列を作っていましたが、予約なしだとどれだけ待たされるか判りませんので、アップルストアへは予約してから行くのが基本です。が、最近は予約して行ってもそれなりに待たされることが多いです(今回も20分押し)。

それでも行ける範囲にアップルストアがあると、行ってすぐに対処してもらえるのは有り難いことです。そういうサービスをしているメーカー、東京以外にそういう拠点があるメーカーは、コンピューターに限らず少ないですからね…

iPad2Repair_iCloudRestore01


今回は故障箇所が誰がどう見てもすぐ判る箇所でしたので、ジーニアスバーの担当者が純正カメラアプリで動画を録画してマイク故障を確認すると、すぐ交換の手続きとなりました。

私の iPad 2 は SIM ロックフリー(香港版)ですが、巷で数々の報告があるようにアップルストアには SIM ロックフリー版の交換品も用意されているようで、今回もすぐに交換してもらうことができました(念のため、予約申込時に SIM ロックフリー版のマイク故障であることはコメントとして書いておきました)。

アップルストア心斎橋にあった SIM ロックフリー版 iPad 2 の交換品はまだ iOS 4 でしたが、代品の外装・動作確認のあと、アクティベーションしてからストアの方で iOS 5 アップグレードを行なっていただきました(こちらで断らない限り、アップグレードするのがデフォルトのようです)。

なお、

修理交換するなら iCloud バックアップ&復元を試す良い機会!


と思って、事前に iCloud バックアップを行なっておき、修理交換した足で iCloud から復元をかけてみましたが、この件については稿を改めて書きます。

iCloud からの復元を試してみると色々と判ることも多く、想像していたよりもずっと良い感触でした。時間がかかるデメリットもありますが、メリットもあると実感しました。

iPad2Repair_iCloudRestore02
修理(交換)費用は保証内なので無料だが、明細を見ると本来 35,048


ちなみに、他国から個人輸入したデバイスだと購入日がいつなのか正確に判らないこともあるのですが、正式な購入日は修理票に明記されていました。

ストアの担当者によれば、保証の開始日は購入日(販売日)であるものの、実際の購入日と使い始める日が異なる場合はどちらになるかは販売店にも依るということでした。販売情報が上がってくる限りは、基本的に店頭で販売された日だそうです。

ともあれ、今回のようなこともあるので、1年を超えて iPad 2 を使い続ける限りは(おそらく自分が買い換えても家族が使うはず)3年保証の Apple Care に入っておいた方が安心です。Apple Care は購入と同時に入らなくても

購入から1年後の前日まで Apple Care に入ることが可能


なのは便利です。使い続けるかどうか判ってから加入できますからね。こういう柔軟な延長保証制度はなかなか広まりませんが…

そして、後から加入できるということのメリットとして、SIM ロックフリー版を個人輸入していても加入できる、という点があります。アップルストアでのワールドワイド保証の対応も含め、安心して海外版を買えるのが Apple 製品と感じてます(Lenovo もだけど)。



ともあれ、修理から帰ってきて再び Google 音声検索を使えるようになりました。正直なところ iPad でのマイクの使い道は普段それくらいしかないのですが、慣れてしまうとコレがないと微妙に困ってしまうくらいです。

リラックスした状態でタブレットを使っていると、仮想キーボードを出して入力・漢字変換というのは意外と面倒なもので、音声検索は面倒くさがりにピッタリの機能です。外はともかく自宅内なら気兼ねなく声で検索できますしね。

ただ、Google が認知しない単語は何度も音声認識を試みてもダメなことが多いので、1〜2度試してダメなら何度も試さずに文字入力に切り替える方が速いでしょう。

またパケットはそれなりに飛ぶので、回線が低速な状況では動作がかなり遅くなりますので、適宜使い分けが大事です。また b-mobile Fair / 1GB 定額のような従量制プランもパケ代を消費しますので注意が必要かと。

iPad2Repair_iCloudRestore12


もちろん、Google の音声検索は Android なら最初から使えるのは言うまでもありません。OS に統合されていますし、ブラウザの検索欄からも使用できますから、

日本語でも音声検索はもっと使われて良いはず


と思います。

Siri 登場以降、iPhone 4S では Siri を有効にしていると、Siri を使った文章入力に対応するアプリも増えてきています。それらを見ていると、本格的な音声入力の時代到来かな?という感じがして、来年の Siri 日本語版が待ち遠しいのですが、その前に使える音声入力が Google の音声検索です。

記事の趣旨とは違いますが何気に推しておきたいと思います :-)