au版 iPhone 4S を購入・契約して 10日経ってのセカンドインプレッション。前回の au 編では長々と書いたものの、要は

  • 建前:私は満足してるけど、色々問題もあるから安易に勧めないし、不安なら来夏まで様子見推奨

  • 本音:私は満足してるけど、この満足した環境をできるだけ維持したいから、au へ来ないでくれ


という2点に集約されます。世間でどうこう言われてようと、自分が満足すると他人の評価なんてどうでも良くなります :-)

なお、昨日書き忘れて本日追記しましたが、au へ移行した利点の1つとして、パケット利用量に対して余裕があることを付け加えておきたいと思います。

ソフトバンクの1ヶ月 1.2GB(日平均 40MB)という規制値は、少なすぎるとは言わないもののストリーミングメディアを 3G で視聴するのは厳しく、一度規制値を超えるとペナルティ期間は1ヶ月ですから、使い方には慎重にならざるを得ません。

反面、au はドコモと同様に直近3日間 366MB で規制は1日単位ですから、1日平均の規制上限がソフトバンクの3倍あるだけでなく、使いすぎて規制に引っかかっても、使わなければ解除も早いというのは安心感があります(ソフトバンクも1ヶ月単位の規制は見直してもらいたいところです)。

大きく意識するほどのものではないですが、ソフトバンクで使っていた頃よりもう少し 3G で色々なサービスが利用できるかな?とは思っています(インターネットラジオを 3G で聴ける余裕があるのは嬉しい)。

満足。でも他人に薦めない建前と本音 〜 au 版 iPhone 4S セカンドインプレ【au編】

さて、前回の補足をしたところで、今回は iPhone 4S そのものについての雑感を述べてみたいと思います。

今回、私自身が iPhone 4 → 4S と買い換えましたので、基本的にはその買い替えの結果について感想を述べていきます。iPhone 4S そのものの評価と言うよりは、買い換えるに値するか?という点が中心になります。

さて、前回 au 編でも触れましたが、今回 iPhone 4 → au版 iPhone 4S へ買い換えるにあたっての大きな変化は

 ・ iOS 4 → 5
 ・ iPhone 4 → 4S
 ・ ソフトバンク → au

の3つがありました。

前回、「iOS 4 → 5」の変化に比べれば「ソフトバンク → au」や「iPhone 4 → 4S」は些細なこと、と書きましたが、「ソフトバンク → au」に比べたら「iPhone 4 → 4S」は更に大した変化じゃないと感じています。

それゆえ、iPhone 4S を実際に使って思うのは

iPhone 3G/3GS ユーザーは買い替え推奨だとしても
iPhone 4 ユーザーは特に理由がない限り買い換える必要はないんじゃね?


ということ。

私が iPhone 4S を敢えて買った理由については、発売日の朝の記事として掲載していますが、

iPhone 4S を買う理由、糞仕様の au 版に敢えて乗り換える理由

ここに書いたような理由のうち、

「なんでもええから早く au 使いたいんや!」
「もう 32GB は狭くて息苦しくて耐えられんのや!」

という理由があるなら iPhone 4 → 4S は止めませんが、それ以外は、う〜ん…どうかなぁ…という感じ。というか、64GB モデルにする、という動機だけでも高いといえば高い。

もちろん、iPhone 3G/3GS ユーザーは別です。iOS 4.3 で切られた iPhone 3G ユーザーはもちろん、3GS ユーザーも動作がモッサリ気味、月月割が終わる頃・終わっているでしょうから、買い替え時でしょう。

ソフトバンクなら iPhone 3G/3GS ユーザーに魅力的な乗り換え施策も打ち出してきていますし、2年縛りが解けるタイミングならキャッシュバックのある MNP も悪くありません。

しかし、わざわざ iPhone 4 ユーザーが安くない金を払って買い換えるほどかと言うと、はっきり言って微妙。だいたい、月月割だの毎月割だのを加味して「実質価格ゼロ円」とか1万とか2万とか言ってるけど、

実際は本体価格5〜7万円前後払うんだぜ?


と思えば、この程度の変化で iPhone 4 → 4S の背中を押せるかと言えば、全くそんなことはない。

買い替えを考えている友達を止めもしないけれど、au 移行や 64GB がどうしても必要という理由以外では、よく考えろ、と言う。

もちろん「とにかく新しい iPhone は買うんや!」という人(私含む)は論外ですけど、そういう人たちはもう購入済みでしょう。だから、これから様子見しつつ買おうかどうしようか迷っている人には

迷うくらいなら iPhone 5 まで待てばいい


そう思っています。

brand new iPhone 4S


もちろん、このことは私個人の印象でしかありませんけど、上記のように思う理由は

iPhone 4 → 4S は使い勝手に大きな変化がない


ということに尽きます。

そりゃ動作は速くなっているし、カメラは良くなってます。でも、使い勝手に変化は殆どないし、iPhone 4S ならではの機能も限られている(特に iPhone 4S 最大のウリである Siri が日本語で使えない)。

同じ“S付き”のマイナーチェンジであっても、3G → 3GS の時は

 ・厳しかったメモリ不足の解消
 ・AF すらなかった糞カメラが使えるカメラになった

など、使い勝手として大きく変わった、改善された印象がありました。

少なくとも iPhone 3G が iOS 4 の時点で半分置いていかれたようになり、iOS 4.3 で切られたことに比べて、iPhone 3GS は iOS 5 になっても十分なサポートを受けていることを考えれば、3G → 3GS の差はそれなりにあったように思います。

そして勿論、iPhone 3GS → 4 の時は

 ・筐体デザインの一新という見た目の変化
 ・Retina Display という大きな進歩

がありました。フルモデルチェンジという言葉が当てはまる変化でした。

それに比べれば iPhone 4 → 4S の変化は小さなものです。

 確かに速くなりました。
 確かにカメラは良くなりました。

でも、それだけです。

 iPhone 4 は遅くて困るようなことはなかった。
 iPhone 4 のカメラは十分使えていた。

そう思うと、iPhone 4S への本体の進化は、過去の iPhone アップデートの中では一番地味なのは否めず、iPhone 4 → 4S を促す動機としてはかなり弱い、と私は感じています。

以前、iPhone 4S 発表直後に書いた記事

興奮も目新しいことも何もないマイナーチェンジ iPhone 4S 発表(5はなし)

この時に感じた思い、iPhone 4S は所詮マイナーチェンジという思いは、使い始めて逆に強まったと言えます。

実際、Apple 公式サイトの iPhone 4S 特長紹介ページを見ても

iPhone4S_15


iPhone 4S の特長として挙げられている8つの項目のうち、iPhone 4S でなければならないものは「パフォーマンス」「カメラ」「1080p のビデオ」「Air Play」の4つしかありません。

「Air Play」に関しては Mirroring だけが iPhone 4S(と iPad 2)の固有機能になり、映画や写真などの Air Play は iPhone 4 でも従来通り可能です。

アップル - iPhone 4S - iPhoneに加わった画期的な新機能をすべて紹介します。

iPhone 4S ならではのエポック・メイキングな機能「Siri」は日本語では使えませんし、そう考えると Apple 公式サイトで見ても iPhone 4 → 4S における大きな進化は

 ・処理速度 (パフォーマンス)
 ・カメラ(フル HD 動画含む)

だけということを示しています。

これだけの改良しかないことが悪いわけではありませんが、実際に使っていて

本体自体は別に iPhone 4 でも問題なかったなー


と思うことが少なくありません。

先日の記事「iPhone4S に買い換えた後の iPhone 4 の使い道は…心置きなくアレで」で書いたように、10日前まで使っていた iPhone 4 は今でも現役で、b-mobile SIM でテザリングできることもあって、ほぼ毎日何らかの形で使っています。

それだけに

前の iPhone 4 を時々使っていてもストレスを感じない


ことが、余計に「迷うくらいなら iPhone 5 まで待てばいい」と言ってしまう心境にさせてくれます。

iPhone 3GS → 4 の時は最初4の良さが判っていなかったものの、一週間もしないうちに Retina Display に慣れてしまって「もう 3GS なんか使ってられねぇ!」という感じで売っちゃいましたが、iPhone 4 は「まだまだしばらくは余裕で現役だなー」という感じです。

ぶっちゃけて言えば

au にしないんだったら iPhone 4S は要らなかったなぁ


とすら思っています。

64GB モデルは欲しくて、いま 64GB モデルにして良かったとは思っているけれど、7万円の本体価格に見合ったかと言われれば、au にしたから何とか見合ったかな…、というのが本音ですね。

世の中のメディア関連の方々、信者の皆々様方におかれましては「外観はそのままだけど、中身は別物。マイナーチェンジなんてとんでもない」という感じで、マイナーチェンジ説を払拭すべく奮闘努力されておられる方も多数おられますが、私自身にとっては

iPhone 4 で完成をみていたものが一定範囲で改善されただけ


という印象ばかりが残る 4S であり、これをマイナーチェンジと言わずして、何と言うのかと。

もちろん iPhone 4S 自体に不満はないけれど、

「au を使ってみる& 64GB という動機がなければ、高い金を払って買い換えるほどでもなかった」

という感じであり、

「来年の iPhone 5 に期待だよね」

という感じです。

というか、前回記事でも触れたように、au のサービス・機能の完全対応や周波数帯整備も来年、ソフトバンクの900MHz 取得可否が判るのも来年。そう思えば、

iPhone 4 ユーザーは来年を待つのが一番賢いんじゃね?


と、我ながら思ってます。これホント、購入後ずっと思ってます(^_^;) でも判ってても、新しいものには突入したくなるんだよねぇ〜困ったモンです(´・ω・`)


さて、このあと iPhone 4S での変更点それぞれについての印象について述べようと思いましたが、またまた長ったらしくなってしまいましたので、ひとまずはこの辺で。