今日は BCN ランキングから先週の携帯電話販売ランキングが発表され、1位から6位まで iPhone 4S が独占したことが話題になりました。とはいえ、発売週かつ飛びつく人間が多いデバイスですから当然ではあります。



それよりも、あれだけ「au 版は全然売れてないんじゃね?」「au 版はは予約なしでも余裕で買える」と発売当日に言われていたわりには、2位に au 32GB、3位に au 64GB モデルが入り、全体としてはソフトバンクの方が売れているらしいものの、個人的には

これだけの機能差、月額料金の差があるのに、意外と au 版が売れたじゃん


という印象です。てっきり上位3機種もしくは1,2フィニッシュがソフトバンクだと思っていたので意外です。

もっとも、今週になると au は 64GB 以外は即納可能なところが多い程度の余裕ぶりなのに、ソフトバンクはそれなりに待ちが必要な人気らしいので、来週以降のランキングでは au版とソフトバンク版の売れ行きの差が広がるのは間違いないでしょうね。


また、このランキングを見ると、ソフトバンクは断トツに 64GB が人気ということで、買い替え需要、機種変(買い増し)ユーザーが多いだろうことが判ります。私もそうですが、長く使えば使うほど「32GB じゃ足りねーんだよ!」というのはありますから。

逆に au は真ん中の 32GB が一番の売れ筋で、iPhone 初めてのユーザーがそれなりにいるのかな、と推測できたりします。特に理由がないと、32GB が一番無難といえば無難ですし…

驚いたのは、iPhone 4S 発売週でもまだ前モデル iPhone 4 16GB が9位にいるということ。iPhone 4 が発売されてから 15ヶ月以上が経ち、次モデルが発売される時でもこれですから、ホントに携帯電話としては驚異的なロングセラー商品だったんだな…と思いますね。



さて、今回の記事は大した話ではないのですが、今日の夕方、同じく 4S 発売日に au へ MNP した友人と話していて、iPhone 4S へ機種変したあとの iPhone 4 の使い道が同じだったので、それを取り上げたいと思います。

といっても、簡単なことで ↓ を使っただけの話です。



その筋では著名な iPhone 4 を脱獄なしで SIMフリー化できる「GEVEY Turbo SIM Unlock」です。Jail Break のようなこともせず、SIM をトレイごと入れ替えるだけで、ドコモやドコモ MVNO の日本通信(b-mobile)の SIM が使えたりするわけです。

ただし、

iOS 5 では動かない


ので、iPhone 4 を iOS 4.x で我慢している人のみが使えます。私もそのために iOS 5 がリリースされてからも iPhone 4 をアップデートするのは我慢しました(^_^;)

正直言うと

iPhone 4S を買った理由の1つが、コレを心置きなく使うため


でもあります。もちろん、これを使うのは正規の使い方ではありませんから、これを使って iPhone が壊れたら保証は効きませんし、修理してもらえるかも判りません。

また

このアダプタを使ったからといっても、必ずしも非正規の SIM が使えるとは限らない


ですし、

iPhone 4 の SIM コネクタ部分を破壊した例もある


など、リスクは大有りですので、人には全く薦めませんし、もちろんこの記事を読んで行った結果については私は何も保証はしません

少なくとも、この GEVEY の下駄を使ってみようと思う人は、

gevey iphone 4 - Google 検索

とググッて、有難い先人たちの努力の跡を見て納得・理解して、自己責任で何が起こっても納得できる心づもりになってから行った方が良いでしょう。

方法自体は殆ど難しいことはないのですが、必ずしも成功しない不安定さがありますので、ダメ元覚悟、失敗しても自分で何とかする、頑張る必要はあります。私も何度か試行錯誤しました

また、iPhone 4 を完全終了してから起動や再起動をすると、また SIM ロック解除の手続きはやり直しになり、これが必ず成功するとは限らないので、何度もやり直す手間がかかったりします。非正規ゆえ、一筋縄ではいきません。

先に書いたように iPhone を壊すリスクもありますし、また何よりも

これで利用可能な Micro SIM が必要


でもあります。多くの人は b-mobile (日本通信)系列の SIM、特に超低速だが安価なイオン協業の SIM を利用しているようです。あくまで遊びですからね。

イオン専売 b-mobile AEON プランA を1ヶ月使っての感想まとめ

iPhone4対応 SIMロック解除アダプタ Gevey Ultra
iPhone4対応 SIMロック解除アダプタ Gevey Ultra

(こちらは改良品で、SIM ロック解除認証が一手順省ける)


ただ、それでも

iPhone4_with_AEON_SIM1


このように、ついこの前までソフトバンクの糞電波心許ない電波で動いてた iPhone 4 がドコモ網で存分に利用できるようになるのは有難いことだし、嬉しいことです。

「au に変えたらエリアの問題も概ね解決じゃないの?」という意見もありますが、b-mobile などのテザリング制限のない SIM を挿したならば、設定 → ネットワーク → モバイルデータ通信ネットワークと進んだ先の下の方にある

iPhone4_with_AEON_SIM2


この「インターネット共有」の設定を行えば、

iPhone4_with_AEON_SIM3


設定メニューに「インターネット共有」の文字が。いやー、これが本来の iPhone なんだよなー、と思ったりもします。

ま、ここでは b-mobile イオン・プランAの超低速 SIM を入れていますから、テザリングしたところで激遅いんですけどね。でも、Twitter とか2ちゃんねるのようなテキストコミュニケーションなら b-mobile イオン・プランAもそれなりに…

日本通信 有効期間30日間「bモバイル 1GB定額」パッケージ マイクロSIMサイズ版 BM-FRM-1GBM
「bモバイル 1GB定額」パッケージ マイクロSIMサイズ版 BM-FRM-1GBM

(テザリングが便利すぎて最近は b-mobile Fair / 1GB定額の SIM を挿してることも多い昨今)


というわけで、下駄自体は(安い方なら)千円以下で買えるので、別途 b-mobile その他の micro SIM を持っているなら手軽に挑戦は出来ますが、前述のようにリスクがあるものです。自己責任の世界です。

それゆえ、最近歳食ってすっかり慎重になってしまった私としては、

iPhone 4S を買ったから iPhone は気軽に色々できる


という感じです。それにソフトバンクとパケット定額で契約してる状態だとソフトバンク SIM を外すのも勿体ない気がしてたので、それもなくなった今、気兼ねなく使えます。

今はひとまず、余りそうになっていた b-mobile × AEON プランA(月額 980円 最大速度 100Kbps)を使っていますが、テザリングが安定してできているようなので、別の端末に挿している b-mobile Fair を使ってみてもいいかなー、と思っています。

ま、iPhone を2台も持ち歩くのは、さすがの私も少々違和感と言うか、これはない感がするわけですが…(iPhone と Android なら判らなくもないんですが ^^;)

そんなわけで、人に薦められないような話をしても仕方ないのですが、そういう iPhone 4 の余生の過ごし方もあるということで。

最初に書いたように、iOS 5 にアップデートした人は無理ですので…

日本通信 bモバイル・フェア 1GB マイクロSIMパッケージ(最大利用期間120日) BM-FR-1GBM
bモバイル・フェア 1GB マイクロSIMパッケージ BM-FR-1GBM

(サブで使うなら広くて安定のドコモエリアが使える b-mobile SIM はホント良い!)