【追記 10/13】au から iPhone 4S 利用に関しての FAQ が公開されました(よくあるお問い合わせ | iPhone | au by KDDI)ので、それに沿って追記修正を行いました。

ソフトバンクだけではなく au でも販売されるようになった iPhone 4S。料金面の比較は昨晩の記事「iPhone 4S、ソフトバンクと au の価格比較表」に掲載しました。

今回は iPhone の機能・サービス面における簡単適当な比較を表にしてみます。

現状 au における iPhone 4S 提供内容詳細が不明


なので、いま細かく比較しても仕方ない面はありますが、自分の情報整理も含めてまとめてみました。


 auSoftbank
キャリアメール△ (※1)
(ezweb.ne.jp)

(softbank.ne.jp)
SMS△ (国際SMS不可)
MMS×
800MHz帯対応◯ (※2)×
HSDPA 対応×
理論値最大速度下り 3.1Mbps
上り 1.8Mbps
下り 14.4Mbps
上り 5.76Mbps
通話と通信の同時利用× (※3)
テザリング××
公衆無線LAN△ (※4)
無料
◯ (公称10万箇所以上)
2年間無料
通信速度抑制基準
    抑制期間
直近3日間で366MB
翌日 (1日単位)
〆日基準・月間1.2GB
翌々月 (1ヶ月単位)
ガラケーからの電話帳移行
留守番電話
割込通話
ボイスメール
無料498円
Visual Voice Mail×
国際ローミング△ (※5)◯ (※5)
緊急地震速報
FaceTime
iMessage
× (近日対応予定)
他キャリア・携帯
との絵文字互換
×
VPN (PPTP)× (※6)

(※1) 最短15分おきに受信→普通のメールと扱いが同じようですね。

(※2) iPhone 4S の au 800MHz 帯対応は現在移行中の“新 800MHz”と呼ばれるエリアのみで、移行前のエリアでは iPhone 4S は利用できません。ただ、以下のとおり非対応エリアは現在かなり少なくなってきています。来年7月までには全エリアがカバーされる予定です。

ISW12HT、ISW11HT、ISW11M、DATA08 にてご利用できないエリア | サービスエリア | au by KDDI

(※3) CDMAの規格上、通話と3Gデータ通信の同時利用はできないが、通話とWi-Fiデータ通信の同時利用は可能。

(※4) au には現在1万スポット以上、来年3月末には10万スポットを公称目標としている「au Wi-Fi SPOT」というサービスがありますが、iPhone 4S が当初対応するのは年内予定となっています。

その代わりとして「au Wi-Fi SPOT」対応までは「Wi-Fi スクエア (Wi2 300)」(1万3千スポット以上)を利用できるようにするとのこと。

(※5) どちらも国際ローミングに対応し、海外でのデーター定額も対応(どちらも上限1日 2,980円)しているが、通信方式の違いによる高速データー通信できる国の多さや設定の手間の違いを考慮すると W-CDMA のソフトバンクの方が使いやすいという意見が多数かと思います。

【10/19 追記】また、発売後に海外へ行った方からの話で Twitter などでも話題になっていますが、海外での接続業者が手動で選べないので、海外でのデーター定額を利用できずにパケ死する可能性も指摘されています(海外で使わない人なら関係ありませんが)

(※6) PPTP 対応を検討という報道はありました。

auのスマートフォンでVPNが利用できない問題、PPTP対応を検討 - ケータイ Watch

【10/13 追記】au 公式サイトの「よくあるお問い合わせ」ページ公開に合わせ、追記修正を行いました。



とまぁ、ざっと比較してみると

機能・サービス面ではソフトバンクの方が断然良い


のが明らかです。少なくとも現時点では圧倒的に au よりソフトバンクの方が便利に、普通に使える仕様になっています。

私自身は au の方を予約しましたし、ソフトバンクというキャリアについては印象が良くありませんが、しかし「iPhone を使う」という一点については、ソフトバンクが努力してきた結果がここにあると思います。

もちろん、

何年も iPhone を売ってきたソフトバンクと初めての au の差


ではありますが、後発として au がその差を言い訳にすることはできませんし、それどころか

au 側の細かい仕様が発表されてない
au の iPhone 4S 発表記者会見も行なっていない

こともあり、「au はどこまでちゃんと iPhone をフォローするかねぇ」という危惧が全くないわけではありません。なにせ発売されたばかりの Windows Phone の扱いを見れば…不安ですな(^^;)

スマートフォン重視と言いつつ、イマイチな au


というのが判る気がする姿勢ではあります。

また、再三取り上げられる「理論値上限速度」「通信と通話が同時にできない問題」についても、理論値上限速度を比較してソフトバンクの方が良いなんて本気で言ってる人はロクに使ってないんじゃないかと思いますが、「通信と通話が同時にできない問題」は使い方によって問題になるかもしれません。

私のように“電話とおサイフはガラケー”の2台持ちならどうでもいいことですが、1台で賄う人にとっては

「長電話してたら、プッシュ通知も止まってたよ〜」

というのは有りますから、難点の1つになるでしょう。

なお、通話していたらメールが受信されないから云々という意見がありますが、まともなプッシュありのメールサービスを使っていれば、通信が復帰して間もなくメールは送られてくるので問題ないのは、従来の機内モードを使っていれば判るはずです。



いずれにせよ、そういった「通信と通話が同時にできない問題」のように根本的に解決困難な部分以外については、今後 au版 iPhone 4S ユーザーが増えることで、色々な使いこなしのノウハウや状況改善が進めばまた違ってくるかもしれません(こないかもしれません ^^;)。

少なくともソフトバンク iPhone だって、昔はこんなに状況はよくありませんでしたからね。キャリアの努力の積み重ねになるのだと思います。そのあたり au が今後どう取り組んでいくかによるでしょう。

それによって半年くらい後に

「あー、やっぱ au はダメだわ。電波は糞だけどソフトバンクに戻るわ」

と言ってるかもしれないし、

「サービスも良くなってきたし、やっぱりエリアが広いのが大事だよ」

と言ってるかもしれない。

どちらにしろ、

使ってみなきゃ判らない


ので、私自身は au 人柱上等でございます。デジカメでも脳内で語りまくりな人がいますが、使ってもみないでダメ出しする馬鹿にはなりたくないですからね…

ちなみに、先にも書いたように自分自身にとって使えなかったら使えないで(渋々ながらでも)ソフトバンクに戻る気はありますし、au を褒めたところで1円にもならないので、また使い始めたら遠慮なく書くとは思います。

そんなわけで、ソフトバンクに関しては色々と文句を言い倒す私ですし、自分自身が au にしたからと言って

現時点で iPhone 4S は au にした方が良いなんて絶対に言えない


ですし、言ってもいません。少なくとも上記のようにサービス・機能に差があるかぎりは、簡単に au は薦められません

決して (なるべく au にユーザーが来ない方が通信が混まなくて済むから) なんて思っていな…いや、ちょっと思ってるけど(笑)



そんなわけで、敢えてソフトバンクじゃなく au を勧めるとすればエリアカバーが主たる要素なのですが、実はもう1つ、

通信速度抑制基準・抑制期間


がポイントになるかも?と思っています。

というのも、iCloud 開始、PC レス運用可能とともに 3G 通信量が増える可能性があります。この時、ソフトバンクの厳しい通信速度抑制基準と1ヶ月にも渡るペナルティが不利になるかもしれません。

とはいえ、iCloud 開始でどれだけ通信量が増えるかは始まってみないと判らないわけで、実はそのあたりも iOS 5 で興味深いテーマです。どうなりますやら…