昨晩、$199 の7インチタブレット Kindle Fire や $79 からの電子書籍リーダー を発表した Amazon の衝撃に対して、他社がどう対抗していくか?というのは大いに興味あるところですが、今朝はまずソニー Reader が新モデル発表。

ソニー、3Gに対応した電子書籍端末 〜書籍の購入だけなら2年間3G接続無料。ネットを見ても月額580円

新型は6インチモデルのみで基本的なスペックは変わらないマイナーチェンジ・モデルだが、

  • 30〜50g 程度の軽量化

  • ピンチイン・アウトによる拡大縮小可能に

  • 語句の長押しから Google 検索/Wikipedia 検索

  • ePub 3.0 も当然対応予定(従来機種向けも無償バージョンアップ)

  • KDDI と協業した 3G モデルの追加&料金もリーズナブル


といったところが注目点。

特に 3G モデルに関しては

書籍購入に関する通信は2年までは無料
3G 経由のウェブアクセスも月額 580円


と、悪くない値段(書籍購入の通信無料は1年間が無条件、2年目は1冊以上の書籍購入が条件)。ここは頑張ったなーと思うし、KDDI と連携したというのは、この料金実現のためだろうな、と思う。

もっとも、Kindle 3 を使っている経験では

電子インク端末でのウェブブラウズは、ある意味修行


だから、月額 580円とはいえ過度な期待はしない方がいい。だからこその月額 580円であるわけで。


Kindle 3G は最初に 3G モデルを購入したら、あとは 3G 料金は無料ですが、その分は書籍代に加算されているし、ウェブアクセスは本来の機能ではない扱いなので、Sony Reader の方は正式な機能としてリリースしているので安心がある。

もっとも、3年目以降の 3G 通信は書籍購入も含めて年間 1,050円必要だったり、本体価格は Wi-Fi 版が2万円、3G版は2万6千円と、それなりの価格なのは相変わらずかなーという感じである。

頑張ったなー、とは思うけど、昨晩の Amazon 発表会を見た後では

現状が何か変わるかというと、別に何も変わらないなぁ

という感じではある。今まで SONY Reader を買おうとしてなかった人が、これで買おう!と思ってくれるかというと、それはないだろうし。

Amazon みたいにハードは利益最小でもコンテンツで儲ければいい、という考え方ができない状況では SONY Reader も苦しいかもしれないし、日本で代表的な電子書籍リーダーがこれだと、まだまだ厳しいかな、と思う。

興味持って何度も検討にはのぼっている私ですら、これが購入のキッカケになるかといえば、う〜ん…というところだしね。

ソニーも PlayStation では Amazon と同じやり方をしているだけに、きっと心中穏やかではないだろうけど…



さて、今さきほど終わったソフトバンク秋冬モデル発表会。こちらの方は孫社長のいつにない覇気のなさと相変わらずのウルトラマン推しが目立ったな感じですが、ざっと注目すべき点は、

  • 新周波数帯 1.5GHz 利用の下り最大 21Mbps の高速通信サービス「ULTRA SPEED」に対応したスマートフォン「ULTRA PHONE」4機種が目玉
    (AQUOS PHONE 2機種、LUMIX PHONE、HONEY BEE)

  • そのうちの104SH が次期プラットフォームってことは Ice cream Sandwitch っぽいね
    (質疑応答では、まだ未発表の来春発売時にあるプラットフォームという言い方)

  • HONEY BEE もスマートフォンに

  • ディズニーモバイル端末もスマートフォン

  • テンキー付きスマートフォンも新モデル登場(AQUOS PHONE THE HYBRID)

  • タブレットは STEAK も新モデル(PRO) 登場

  • ガラケーは PANTONE 4 のみ

  • 月額 480円の「みまもりホームセキュリティ」が目新しい

  • ウィルコムが進めようとしていた XGP の進化系 AXGP による下り最大110Mbpsを称する次世代高速通信「SOFTBANK 4G」を11月開始(でもモバイルルーター発売は来年2月なので実質来年スタートって…)

  • 「SOFTBANK 4G」の現在料金は未定だが他社と競合できる料金(質疑応答にて)


といったところでしょうか。今回は Android 端末もかなり推してきている感じでしたね。

しかしまぁ

au 同様にスマートフォンシフトが鮮明


というのと同時に

相変わらず海外端末は DELL STEAK タブレットのみ


だなぁ、ということ。このあたりは孫社長の考えもあるのかな、と思ったり。

それにしても毎度のことですが、

相変わらず都合のいい説明が多いっすなぁ…


というのはありますな。

「SOFTBANK 4G」も11月開始とぶちあげたものの、端末が来年2月発売と言われて、みんな「???」となっていたら質疑応答で11月開始というのはテスト運用スタートと判ったり、速度比較のグラフが平等とは思えなかったり、エリアカバーが 2012年度末で“政令指定都市の99%”って訳判らん言い方してみたり…

また、SIM ロックフリー端末を1機種しか出してないのに需要なしと断定したり、もちろん、毎度のごとくな基地局数増加自慢もあって「基地局16万!」とぶちあげてくれてましたが、そうは言われてましてもねぇ…だったりします。

涙ぐましい努力で基地局増やしてるウチが一番偉い、はもう要らない


んだけどね。

決して悪くない端末が多いし、新サービスも状況によっては期待したいところですが、こういう説明をされると過去から考えても、なーんか引いてしまうんですよね。

だいたい、「SOFTBANK 4G」も来年度末(要は再来年の春)で政令指定都市の99%って、全然じゃん X-) 速度自慢もしていたが、その頃には「WiMAX 2」がサービスインしていて、速度だけを見ればそちらは3倍の速度だしねぇ。

個人的に「みまもりホームセキュリティ」は自分が契約するのも含めて興味深いけれど、単にユーザーに通報してくれるだけでは片手落ちですから、ホームセキュリティとしては少々弱いような気はします。

それでも

以前よりは Android も頑張る方向のソフトバンク


って感じですね。

個人的には iPhone 以外のソフトバンクなんて全く魅力ゼロなのでスルーですし、どう見ても死亡確定っぽい「SOFTBANK 4G」もスルーですが、先にも書いたように「みまもりホームセキュリティ」だけは詳しく調べて、納得できれば契約するかもしれません。端末と窓につけるセキュリティ子機が安ければ…

製品情報:SoftBank スマートフォン | ソフトバンクモバイル
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