b-mobile Fair が 4月15日に始まってから4ヶ月が経ちました。b-mobile Fair は「1GB まで使い切るか、120日経つか」がチャージ期限ですので、サービスイン初日にパッケージを購入して使い始めた私は、4日前に 120日の使用期限を迎えました。
途中、数時間で 150MB ほど使ってしまったことがあったため(VPN+VNC で僻地からリモートメンテナンスをしていた)、その後節約気味に使っていたら 120日の使用期限の間に結局使いきらずに数十MB ほど余らせてしまいましたが、それくらいは当初の予想の範囲内だったので良しとしています。
ただ、b-mobile は、たとえ再チャージしても未使用分のチャージ分は 120日経ったら消えてしまいます(b-mobile は通話無料分の繰越もありませんからポリシーのようです)。そのため、使用期限が来ても今は再チャージせず、他回線も含めた今後の使い方を考えて b-mobile Fair を再チャージするかどうか検討中です。
b-mobile Fair は使用期限が切れた後 60日間は再チャージ可能ですので、あと2ヶ月弱の間に micro SIM パッケージを買い直すなり、talking Fair も検討することも考えたいと思っています。
日本通信 bモバイル・フェア 1GB SIMパッケージ 120日間
(b-mobile Fair はショップに出向いて契約せずに済むのも便利!)
ともあれ、4ヶ月使ってきて一番感じたことは、
でした。
そのあたり、b-mobile Fair を使って良かった点、使いづらかった点、速度的なことの3点について、4ヶ月使ってきた感想を述べていきたいと思います。
途中、数時間で 150MB ほど使ってしまったことがあったため(VPN+VNC で僻地からリモートメンテナンスをしていた)、その後節約気味に使っていたら 120日の使用期限の間に結局使いきらずに数十MB ほど余らせてしまいましたが、それくらいは当初の予想の範囲内だったので良しとしています。
ただ、b-mobile は、たとえ再チャージしても未使用分のチャージ分は 120日経ったら消えてしまいます(b-mobile は通話無料分の繰越もありませんからポリシーのようです)。そのため、使用期限が来ても今は再チャージせず、他回線も含めた今後の使い方を考えて b-mobile Fair を再チャージするかどうか検討中です。
b-mobile Fair は使用期限が切れた後 60日間は再チャージ可能ですので、あと2ヶ月弱の間に micro SIM パッケージを買い直すなり、talking Fair も検討することも考えたいと思っています。
日本通信 bモバイル・フェア 1GB SIMパッケージ 120日間
(b-mobile Fair はショップに出向いて契約せずに済むのも便利!)
ともあれ、4ヶ月使ってきて一番感じたことは、
b-mobile Fair は便利だと思う反面、使い方に気を使う SIM
でした。
そのあたり、b-mobile Fair を使って良かった点、使いづらかった点、速度的なことの3点について、4ヶ月使ってきた感想を述べていきたいと思います。
まず、私の b-mobile Fair SIM の使い方は、当初1ヶ月ほどは Galaxy Tab に入れて使っていて、その後は主にモバイルルーターの光ポータブルに入れて利用してきました。
そのような使い方で、b-mobile Fair を使ってきて良かった点というのは
ということ。
ポートを塞いで VoIP などを使えなくするような措置もなく、グローバル IP アドレスだから使えるサービスに制限は殆どありません。
各社が導入している、大量データー転送に対する速度抑制措置もない。ソフトバンクの1ヶ月 1200MB という厳しい制限もなければ、ドコモや au のような直近3日間で 366MB、イー・モバイルの1日 366MB での速度抑制措置もない。
まさに、自由。3G 網を使うデーター通信サービスで、一般的に使うサービスでは最も制約のない自由なデーター通信サービスプランの一つでしょう。
b-mobile、日本通信と言えば U300 やイオンプランに多くある様々なサービス規制だが、Fair にはそういったサービス規制はないですし、動画サイトなどストリーミング再生も VoIP も何もかも素通しです。
また、Fair 以外の b-mobile データー通信ではファイルダウンロードなどで速度抑制措置が取られているのですが、b-mobile Fair にはその制限もないし、テザリング時にもフルスピードでのテザリングとなる(プラチナサービスでのテザリングは 300Kbps 以下となる)。
そういった制約のなさというのは
でもあります。
ぶっちゃけ、動画ストリーミングやファイルダウンロードに制限がないといっても、それらを使っていれば 1GB なんてあっという間に費やしてしまう。だから、制約の少なさは値段設定ゆえです。
それでも、4ヶ月使ってきて思うのは
ということ。
様々な制約がないのは、VPN 必須だったり色々なポートを使う自分には本当に有り難いし、安心して使える。それがドコモの広いエリアなら尚更。WiMAX も制約はないし、遥かに高速だが、やはりエリアの問題はあるから、いつも WiMAX というわけにはいかない。
1GB 8,350円の従量制料金という経済的な制約はあるものの、b-mobile Fair の制約の少なさは本当に良いと感じましたね。
次に、b-mobile Fair を4ヶ月使ってきて“使いづらかった”点を挙げるとすれば、それはもう 1GB 8,350円の従量制料金ということであり、それゆえに
という点。こればっかりは従量制料金だから仕方ない。
金に糸目をつけないならバンバン使えるけれど、b-mobile Fair を使う主な理由は月額データー通信料金の削減であるし、多分 b-mobile Fair を使っている人の多くも、Fair を検討している人の多くもそうであろう。
1GB 8,350円で、最大 120日間。約4ヶ月として、1ヶ月平均 250MB 以内なら 2,088円。制約の少なさ、プラン的な縛りのなさ、一応はフルスピードであることを思えば、十分安い。
3ヶ月で使い切ったとしても1ヶ月平均 2,783円。たとえ2ヶ月で終わらせてしまったとしても 4,175円なら、ドコモより安いし、2年縛りを考えれば十分リーズナブルと言えるだろう。
が、そういった安さの算段は、全て1ヶ月○○◯MB 以内という“使い方の制約”に委ねられる。
わけで、b-mobile Fair の本質ここにありと言ってもいい。
基本的に従量制である b-mobile Fair を有効に(見かけ上割安に)使おうと思えば
「動画などのストリーミングサービスを使わない」
「Windows Update や大容量ファイルのダウンロードをしない」
という使い方になる。
これらは結局、他の b-mobile プランで制約がかかる部分であり、他のキャリアでも使いすぎれば利用制限の対象になるサービスです。詰まるところ、
「キャリア側で利用制限するか、利用者が金銭的な部分で制限するかの差」
それだけの話と言えます。
Youtube などの動画ストリーミングを何本か見ていれば、あっという間に 100MB、200MB を消費する。動画でなくても、128Kbps の音楽ストリーミングを2時間聴いたら、大雑把な計算ではあるが 115.2MB となる。
ドコモや au では直近3日合計の、イー・モバイルでは1日の転送量 366MB を超えると速度抑制ペナルティが課せられるが、b-mobile Fair で 366MB というと 2,984円相当になる。利用制限、速度抑制措置を受け入れるか、金を払うか、の世界であるが、リソースに限界のある世界だからやむを得ないでしょう。
そんな従量制ゆえの制約がある反面、“従量制ゆえに VoIP その他のサービス利用に制約がない”メリットがあるのは前述のとおり。私はそちらを評価したいと思っているけれど、ただ、
その点は本当に使いづらい。具体的に言えば
「今日は結構ネットサーフィンしてたのに 50MB くらいしか行ってない」
「ちょっとローカルな作業をしただけなのに、気づかないうちに転送量が 30MB 食われてた」
そんなことが、しょっちゅうありました。
VPN + VNC で1時間半ほどメンテ作業+αをしていたら 150MB くらい飛んでいて、やっぱり VPN + VNC は転送量的に辛いのかな…と思っていたら、別の時には 30分で 30MBも食わずに済んでいたとか、なかなか転送量の予測はつきにくい。
モバイル利用のノートパソコン (MacBook Air) では基本的に Flash その他のプラグインを停止させているので(ClickToPlugin 機能拡張を使っている)、転送量抑制はできているせいか、Dropbox での大容量ファイルやり取りをしなければ、思っていたほど転送量がどんどん食われるようなこともなかったし、Galaxy Tab での利用も同じだった。
それでも「どれくらい転送量を食われるか?」が判らない分だけ
のは否めない。どうしても転送量節約ということが毎回頭を掠めてしまうし、使い終わった後は転送量残量を確認する癖がついた(^_^;)
使い方によって転送量がキッチリ読めないことも合わせて、やはりそのあたりが b-mobile Fair を4ヶ月使ってきて一番の使いづらかった点と言える。
(毎日パソコンで使うモバイル回線には向かないが、たまの利用にはちょうど良いかも)
さて、b-mobile の使い良い点、使いづらい点を述べたところで、b-mobile Fair の転送速度の近況ですが、はっきり言って
と感じます。
b-mobile Fair 自体は何の速度抑制もないようですが、Fair のユーザーも少しずつ増えているだろうし、イオンプランでユーザー数が随分増えたでしょう。b-mobile 全体での利用者増に絡んで速度が低下しているのかもしれません。
「糞遅すぎて、従量制の b-mobile Fair を使って意味がねぇよ!」と思うようなことはないけれど、最近は深夜や地方でもなければ 1Mbps を越えることが少なくなりました。4月頃はコンスタントに 1Mbps 以上出ていたことを思えば、どうしても遅くなったと感じます(レスポンスが確実に違う)。
とりあえず、毎度の適当測定(場所も時間も測定したデバイスも様々)ですが、ここ1〜2ヶ月の速度測定結果を参考値として以下に示しておきます。
speedtest.net のサーバーが不安定なことも多いので、毎回沖縄、ソウル、名古屋の3サーバー全部ないし2箇所で測って、ダウンストリームが一番速い結果をピックして掲載しています(なので ping 値は常に大きめです)。
遅くてイライラするというほどのことはないですが(最近は別デバイスで糞遅い U300 とかイオン・プランAを使っていますしね)、1Mbps を大きく割り込むことが多くてサクサクという感じには程遠いですね。
そんなわけで b-mobile Fair の現状として
とは言えるでしょう。元々 b-mobile に速度なんて期待してないわ!という人のほうが多いと思いますが…(^_^;)
まぁ“人が増えれば速度は落ちる”というのは、どこのキャリアでもあって、過去に何度も体験してきたことですから(WiMAX ですら最近は速度低下が顕著だし…)、
「まぁこれくらいなら、まだ我慢の範囲かなぁ…」
とは思います。これ以上低下したら「なんのための従量制なんだよ!」と思いますけど。
というわけで、b-mobile Fair を4ヶ月使ってきての感想を連々と述べてきました。概ね満足した使い勝手だったと思いますが、
この2点、特にチャージ分の利用期限の延長はして欲しいですね。そうでなければチャージ分の繰り越しをしてくれるか。
4ヶ月使ってきて私自身が考える b-mobile Fair が適した用途というのは
「ガンガン 3G 利用しないスマートフォン・タブレットユーザー」
「WiMAX やイー・モバイルユーザーの圏外エリア対策」
になると思っています。毎日ガンガンと 3G 通信を使う場合には 1GB 8,350円は割高ですから。
だとすれば、やはり 120日で 1GB が使い切れない場合も出てくる。日本通信としてはそれが狙いでウマーなのかもしれないが、ユーザー的にはちょっとなぁ…と思う。
私が再チャージを躊躇っているのも結局それが理由。
「メインでガンガン使うには、割高な従量制」
「サブ回線としては、チャージ分の利用期間が短い」
帯に短し襷に長し、である。
せっかくサービス利用制限の少なさが大きなメリットになっているのに、イー・モバイルのプリペイド(EMチャージ)よりかなり使いづらいと感じる。
既存サービスの改善をするようなことはなく、やるとすればまた新しいサービスを出すだけの日本通信だから全く期待はしていないが、できればこの部分は改善して欲しいと思います。
そして、今後利用を考えている人は
と思います。
使い方次第、利用形態次第で、すごーーくお得にもなるし、割高にもなる。それが b-mobile Fair ですから。
日本通信 bモバイル・フェア 1GB マイクロSIMパッケージ BM-FR-1GBM
(Fair 発売から半月後に出た Micro SIM タイプ。最初から出してくれよ…)
■ Tedious Days More×3 : 本日スタートの新データー通信プラン「b-mobile Fair」を試してみた
■ Tedious Days More×3 : b-mobile Fair を使い始めたので Galaxy Tab をモバイルルーター化した
■ Tedious Days More×3 : 月額315円・高機能でSIM フリーなモバイルルーター「光ポータブル」今さら借りてみた
■ Tedious Days More×3 : 光ポータブルを b-mobile Fair 等で使う設定と留意点
■ talking Fair(トーキング フェア) | ついに音声通話をプラス、SIMロックフリーが加速する。
【追記】8月末になって、予想通り?b-mobile Fair の新チャージプランが発表されました。下記の記事で紹介しています。
■ b-mobile Fair に魅力的な新プラン!有効期間30日だけど 1GBで3,100円!
そのような使い方で、b-mobile Fair を使ってきて良かった点というのは
ほぼ制約なし、制限なしの自由なデーター通信回線
ということ。
ポートを塞いで VoIP などを使えなくするような措置もなく、グローバル IP アドレスだから使えるサービスに制限は殆どありません。
各社が導入している、大量データー転送に対する速度抑制措置もない。ソフトバンクの1ヶ月 1200MB という厳しい制限もなければ、ドコモや au のような直近3日間で 366MB、イー・モバイルの1日 366MB での速度抑制措置もない。
まさに、自由。3G 網を使うデーター通信サービスで、一般的に使うサービスでは最も制約のない自由なデーター通信サービスプランの一つでしょう。
b-mobile、日本通信と言えば U300 やイオンプランに多くある様々なサービス規制だが、Fair にはそういったサービス規制はないですし、動画サイトなどストリーミング再生も VoIP も何もかも素通しです。
また、Fair 以外の b-mobile データー通信ではファイルダウンロードなどで速度抑制措置が取られているのですが、b-mobile Fair にはその制限もないし、テザリング時にもフルスピードでのテザリングとなる(プラチナサービスでのテザリングは 300Kbps 以下となる)。
そういった制約のなさというのは
1GB 8,350円という従量制料金だから可能な自由さ・制約の少なさ
でもあります。
ぶっちゃけ、動画ストリーミングやファイルダウンロードに制限がないといっても、それらを使っていれば 1GB なんてあっという間に費やしてしまう。だから、制約の少なさは値段設定ゆえです。
それでも、4ヶ月使ってきて思うのは
ドコモの広いエリアで、制約なく使えるのは良いね!
ということ。
様々な制約がないのは、VPN 必須だったり色々なポートを使う自分には本当に有り難いし、安心して使える。それがドコモの広いエリアなら尚更。WiMAX も制約はないし、遥かに高速だが、やはりエリアの問題はあるから、いつも WiMAX というわけにはいかない。
1GB 8,350円の従量制料金という経済的な制約はあるものの、b-mobile Fair の制約の少なさは本当に良いと感じましたね。
次に、b-mobile Fair を4ヶ月使ってきて“使いづらかった”点を挙げるとすれば、それはもう 1GB 8,350円の従量制料金ということであり、それゆえに
データー転送量を気にしながら使わなきゃならない
という点。こればっかりは従量制料金だから仕方ない。
金に糸目をつけないならバンバン使えるけれど、b-mobile Fair を使う主な理由は月額データー通信料金の削減であるし、多分 b-mobile Fair を使っている人の多くも、Fair を検討している人の多くもそうであろう。
1GB 8,350円で、最大 120日間。約4ヶ月として、1ヶ月平均 250MB 以内なら 2,088円。制約の少なさ、プラン的な縛りのなさ、一応はフルスピードであることを思えば、十分安い。
3ヶ月で使い切ったとしても1ヶ月平均 2,783円。たとえ2ヶ月で終わらせてしまったとしても 4,175円なら、ドコモより安いし、2年縛りを考えれば十分リーズナブルと言えるだろう。
が、そういった安さの算段は、全て1ヶ月○○◯MB 以内という“使い方の制約”に委ねられる。
いくら b-mobile Fair のサービス制約が少なくても
割安にあげようとするならば運用面で制約せざるを得なくなる
割安にあげようとするならば運用面で制約せざるを得なくなる
わけで、b-mobile Fair の本質ここにありと言ってもいい。
基本的に従量制である b-mobile Fair を有効に(見かけ上割安に)使おうと思えば
「動画などのストリーミングサービスを使わない」
「Windows Update や大容量ファイルのダウンロードをしない」
という使い方になる。
これらは結局、他の b-mobile プランで制約がかかる部分であり、他のキャリアでも使いすぎれば利用制限の対象になるサービスです。詰まるところ、
「キャリア側で利用制限するか、利用者が金銭的な部分で制限するかの差」
それだけの話と言えます。
Youtube などの動画ストリーミングを何本か見ていれば、あっという間に 100MB、200MB を消費する。動画でなくても、128Kbps の音楽ストリーミングを2時間聴いたら、大雑把な計算ではあるが 115.2MB となる。
ドコモや au では直近3日合計の、イー・モバイルでは1日の転送量 366MB を超えると速度抑制ペナルティが課せられるが、b-mobile Fair で 366MB というと 2,984円相当になる。利用制限、速度抑制措置を受け入れるか、金を払うか、の世界であるが、リソースに限界のある世界だからやむを得ないでしょう。
そんな従量制ゆえの制約がある反面、“従量制ゆえに VoIP その他のサービス利用に制約がない”メリットがあるのは前述のとおり。私はそちらを評価したいと思っているけれど、ただ、
どういう使い方で、どれくらい転送量が消費されるかは本当に判りづらい
その点は本当に使いづらい。具体的に言えば
「今日は結構ネットサーフィンしてたのに 50MB くらいしか行ってない」
「ちょっとローカルな作業をしただけなのに、気づかないうちに転送量が 30MB 食われてた」
そんなことが、しょっちゅうありました。
VPN + VNC で1時間半ほどメンテ作業+αをしていたら 150MB くらい飛んでいて、やっぱり VPN + VNC は転送量的に辛いのかな…と思っていたら、別の時には 30分で 30MBも食わずに済んでいたとか、なかなか転送量の予測はつきにくい。
モバイル利用のノートパソコン (MacBook Air) では基本的に Flash その他のプラグインを停止させているので(ClickToPlugin 機能拡張を使っている)、転送量抑制はできているせいか、Dropbox での大容量ファイルやり取りをしなければ、思っていたほど転送量がどんどん食われるようなこともなかったし、Galaxy Tab での利用も同じだった。
それでも「どれくらい転送量を食われるか?」が判らない分だけ
従量制だと使い方が少々せせこましくなる…
のは否めない。どうしても転送量節約ということが毎回頭を掠めてしまうし、使い終わった後は転送量残量を確認する癖がついた(^_^;)
使い方によって転送量がキッチリ読めないことも合わせて、やはりそのあたりが b-mobile Fair を4ヶ月使ってきて一番の使いづらかった点と言える。
(毎日パソコンで使うモバイル回線には向かないが、たまの利用にはちょうど良いかも)
さて、b-mobile の使い良い点、使いづらい点を述べたところで、b-mobile Fair の転送速度の近況ですが、はっきり言って
4ヶ月経って b-mobile Fair も随分遅くなった
と感じます。
b-mobile Fair 自体は何の速度抑制もないようですが、Fair のユーザーも少しずつ増えているだろうし、イオンプランでユーザー数が随分増えたでしょう。b-mobile 全体での利用者増に絡んで速度が低下しているのかもしれません。
「糞遅すぎて、従量制の b-mobile Fair を使って意味がねぇよ!」と思うようなことはないけれど、最近は深夜や地方でもなければ 1Mbps を越えることが少なくなりました。4月頃はコンスタントに 1Mbps 以上出ていたことを思えば、どうしても遅くなったと感じます(レスポンスが確実に違う)。
とりあえず、毎度の適当測定(場所も時間も測定したデバイスも様々)ですが、ここ1〜2ヶ月の速度測定結果を参考値として以下に示しておきます。
speedtest.net のサーバーが不安定なことも多いので、毎回沖縄、ソウル、名古屋の3サーバー全部ないし2箇所で測って、ダウンストリームが一番速い結果をピックして掲載しています(なので ping 値は常に大きめです)。
遅くてイライラするというほどのことはないですが(最近は別デバイスで糞遅い U300 とかイオン・プランAを使っていますしね)、1Mbps を大きく割り込むことが多くてサクサクという感じには程遠いですね。
そんなわけで b-mobile Fair の現状として
制約の少なさは快適だけど、速度面では期待できなくなった
とは言えるでしょう。元々 b-mobile に速度なんて期待してないわ!という人のほうが多いと思いますが…(^_^;)
まぁ“人が増えれば速度は落ちる”というのは、どこのキャリアでもあって、過去に何度も体験してきたことですから(WiMAX ですら最近は速度低下が顕著だし…)、
「まぁこれくらいなら、まだ我慢の範囲かなぁ…」
とは思います。これ以上低下したら「なんのための従量制なんだよ!」と思いますけど。
というわけで、b-mobile Fair を4ヶ月使ってきての感想を連々と述べてきました。概ね満足した使い勝手だったと思いますが、
- チャージ分の繰越が不可ならば、チャージ分の利用期限を120日から大きく延長して欲しい
(EMチャージもチャージ有効期間が1年間になったんだし…) - 低下した転送速度を改善して欲しい
この2点、特にチャージ分の利用期限の延長はして欲しいですね。そうでなければチャージ分の繰り越しをしてくれるか。
4ヶ月使ってきて私自身が考える b-mobile Fair が適した用途というのは
「ガンガン 3G 利用しないスマートフォン・タブレットユーザー」
「WiMAX やイー・モバイルユーザーの圏外エリア対策」
になると思っています。毎日ガンガンと 3G 通信を使う場合には 1GB 8,350円は割高ですから。
だとすれば、やはり 120日で 1GB が使い切れない場合も出てくる。日本通信としてはそれが狙いでウマーなのかもしれないが、ユーザー的にはちょっとなぁ…と思う。
サブで使うには利用期限の短さが、ちょっと使いにくい
私が再チャージを躊躇っているのも結局それが理由。
「メインでガンガン使うには、割高な従量制」
「サブ回線としては、チャージ分の利用期間が短い」
帯に短し襷に長し、である。
せっかくサービス利用制限の少なさが大きなメリットになっているのに、イー・モバイルのプリペイド(EMチャージ)よりかなり使いづらいと感じる。
既存サービスの改善をするようなことはなく、やるとすればまた新しいサービスを出すだけの日本通信だから全く期待はしていないが、できればこの部分は改善して欲しいと思います。
そして、今後利用を考えている人は
自分が使っているデーター転送量や利用形態を十分鑑みてから購入を
と思います。
使い方次第、利用形態次第で、すごーーくお得にもなるし、割高にもなる。それが b-mobile Fair ですから。
日本通信 bモバイル・フェア 1GB マイクロSIMパッケージ BM-FR-1GBM
(Fair 発売から半月後に出た Micro SIM タイプ。最初から出してくれよ…)
■ Tedious Days More×3 : 本日スタートの新データー通信プラン「b-mobile Fair」を試してみた
■ Tedious Days More×3 : b-mobile Fair を使い始めたので Galaxy Tab をモバイルルーター化した
■ Tedious Days More×3 : 月額315円・高機能でSIM フリーなモバイルルーター「光ポータブル」今さら借りてみた
■ Tedious Days More×3 : 光ポータブルを b-mobile Fair 等で使う設定と留意点
■ talking Fair(トーキング フェア) | ついに音声通話をプラス、SIMロックフリーが加速する。
【追記】8月末になって、予想通り?b-mobile Fair の新チャージプランが発表されました。下記の記事で紹介しています。
■ b-mobile Fair に魅力的な新プラン!有効期間30日だけど 1GBで3,100円!