6月に日本通信がイオンと協業したデーター通信サービスを発表し、なかでも 100Kbps 制限ながら月額 980円という衝撃のプランがありました。それについては本ブログでも何度か触れてきました。

イオン×日本通信 b-mobile AEON 月額980円コースを契約してみた(注意点&第一印象)
続・b-mobile イオン専売 980円 (U100) プラン 〜短評・平日での速度など
イオン専売 b-mobile AEON プランA を1ヶ月使っての感想まとめ

イオン専売 b-mobile AEON プランA(以下イオンプランA)を使ってきた感想は「1ヶ月使っての感想まとめ」に書いたとおりで、それからまた1ヶ月経っていますが、特に言及するような変化はありません。プラン開始当初よりは速度は少々低下しましたが、使い勝手に大きな差は感じません(元が遅いしね!)。

そんなイオンプランAを満足して使っているわけですが、実は1ヶ月前から b-mobile U300 (LightTab 用) も使い始めています。

日本通信 ZTE Light Tab V9用b-mobileSIM 8ヶ月使い放題パッケージ BM-U300-8MLTB
日本通信 ZTE Light Tab V9用b-mobileSIM 8ヶ月使い放題パッケージ BM-U300-8MLTB

(8ヶ月分で1万4千円台、月あたり 1,800円前後。制約はイオンプランと似ている)


これは大雑把に言って「強制 Proxy などの制限はイオンプランと同じで、料金は2倍弱、“公称”最大速度は3倍」というものです。日本通信が出している「ZTE Light Tab V9 」という安価な Android タブレット用の SIM ですが、他端末での利用は公認されています。


「b-mobile AEON プランAを使ってるのに、また U300 なんて無駄遣いじゃね?」と言われそうですが、U300 for Light Tab を購入したのには以下のような理由がありました。

  • イオンプランAだと1ヶ月使っての感想まとめにも書いたように、iOS機 (iPad 2) の Google Maps は遅すぎるにも程があって全く使える状況になかったので、U300 で少しでも通信速度が上がることで、我慢して使えるレベルになれば…と思った(淡い希望)。

  • Galaxy Tab と iPad 2 の両方で SIM を差し替えするのが面倒なので、もう1枚安価なデーター通信 SIM があっても良いと思った。

  • 心理的に(イオンプランAの倍である)1ヶ月あたり2千円を超える金額を出す気にはなれなかったので、U300 シリーズでも最も安い Light Tab 用を購入した(月額 1,800円前後)。

  • イオンプランAの延長戦(高速版)で購入したので、強制 Proxy に関しては許容できるため、その点は for Light Tab で問題なかった。
    (通常版 U300 と異なり Light Tab 用 U300 はイオン専売プランと同様に強制 Proxy 適用です)


2年縛りとか月額4〜5千円とかになると慎重になりますが、この程度だとまさに

「どれくらい使えるか、とりあえず買って試してみるか…」


という感覚になってしまいます。特に、契約が必要なイオンプランと違って U300 は売り切りですから気楽になります(え?やっぱり無駄遣いだって? ^^;)

何度かこのブログでも触れていますが、イオンプランAは Android 機で使っていると結構実用的なのですが(Google Maps も忍耐のギリギリ許容限度内だし…)、iPad 2 で使っていると「もう一声!」と言いたくなります。

iPad2_3G_15


それで契約してみたのですが、まぁぶっちゃけ結論を言うと

良くも悪くも値段どおり


です。値段が2倍弱で、速度も概ね2倍前後

時刻や場所によって「イオンプランAと変わらねーじゃねーか!」という時もあるけど、概ね(イオンプランA実測値の)2倍近く出てる時も多く、深夜だと3倍出てる時もあります。

なんていうか、イオンプランAと比べて値段どおりすぎて褒める点もダメ出しする点にも乏しいので、正直あまり書くこともありません。まぁ月額 980円のインパクトに比べると地味です…でも後述のように、地味だけど決して悪くはありません。

もちろん、b-mobile U300 は通常プランも IDEOS 用も Light Tab 用も既にネット上での使用レポートが既に散々あがっていましたから

公称最大速度は3倍なんて買う前から信じちゃいない


わけで、過度な期待は持っていませんでしたし、イオンプランAと比較して

料金2倍弱なら、速度も2倍くらい出れば良いかなぁ…という見込みどおり


という点では全く問題ないプランです。

ただですね…いざ使ってみると、

超低速の通信速度が倍になったところで
使い勝手は特に変わらない


という根本的な問題に気が付きまして…考えてみれば当たり前なんですが。

実際に差し替えて比べて使っていると、ウェブサイトを表示するのは U300 (for Light Tab)の方が体感として速いことが判るものの、当然ながら U300 (for Light Tab) でもそれなりに忍耐は必要とするわけです。

b-mobile_U300speedtests
Light Tab用 U300 の速度テスト結果。場所も時間も様々なので参考程度に。


1ヶ月使っての感想まとめにも書いたようにイオンプランAが平均して 70Kbps 前後ですから、それと比較すると平均して2倍くらいかな?とは思います。ただ、夕方から夜にかけてや人の多いところでは結構落ち込み、イオンプランA並みの速度になることがしばしばあります。

いずれにしても 70Kbps が 150Kbps になったところで大差ないというか、少なくとも

適した使い方や割り切りの必要性は
イオンプランAも U300 for LightTab も変わらない


ということです。

「サブ端末用、サブ回線として安くあげる用」
「Twitter やメールなどテキストデーターなら、まずまず実用的」
「ウェブサイトは軽量なところなら我慢の範囲内だが、重いサイトはストレス溜まる」
「Skype などの VoIP やストリーミングは規制、強制 Proxy だから画像は劣化」

こういったイオンプランAでの使い方、制約は、そっくり U300 for Light Tab でも同じでした。もちろん、ちょっとだけ速いんですけど、使い方や注意点は同じですね。

そして、もう一つ個人的に U300 for Light Tab で願っていた「iOS 機での Google Maps 利用が我慢の範囲内にならないかな?」という件はダメでした。もちろん、気が遠くなるほど表示に待たされるイオンプランAよりはマシですが、

iPad 2 での Google Maps はLight Tab 用 U300 でも厳しかった…orz


というのが結論。速度的な問題というよりは、連続ダウンロード規制に引っかかってるような雰囲気もあるのですが…いずれにせよ、実用的ではありません。

iPad2_3G_14


あと、イオンプランAと Light Tab 用 U300 の違いといえば、

Light Tab 用 U300 は、アクセスのたびに
レスポンスが大きく異なることが度々ある


ということでしょうか。Light Tab 用 U300 の強制 Proxy サーバーが幾つかあって、そのどれを通るかでレスポンスが極端に変わる、そんな雰囲気があります。

糞詰まりでウェブページの表示にかなり時間がかかってる最中に、リロードをしてみたらあっさりと表示されたり…そういった現象がイオンプランAの時よりは遥かに多いですね。ちょっと Proxy 周りが不安定なのか?そんな気がしています。

そういう意味では、強制 Proxy も何も通さない通常の U300 が2千円以下で提供されれば良いのに…と思いますが、まぁ無い物ねだりですね。



さて、ここまで書いてくると「イオンプランA と比べれば、Light Tab 用 U300 なんてイマイチじゃね?」と結論づけて記事を〆ても良いように思いますが、私自身の正直な思いとしては

イオン×b-mobile プランAと Light Tab 用U300
改めてどちらかを買うとすれば、自分では結構迷うなぁ…


というのが本音です。

月額あたりの費用ほどに(速度差はあっても)使い勝手に大差はありません。特に Android 機ならイオンプランAでも意外と実用的なのは過去記事で述べた通りです。

なので、普通なら「月額 980円のイオンプランAの方がお勧め!」と言いたいのですが、

  • b-mobile U300 は店頭での契約手続きが必要なく、パッケージ買えば良いだけ

  • b-mobile U300 は契約手数料 3,150円も不要


という b-mobile U300 系の方が有利・便利なこともあります。それに「最初に8ヶ月分買い切りというのは、気が楽」とも私は感じます。

特に手数料のことを考えると、イオンプランAは長期で使わないと契約手数料分が響いてきます

例えば、Light Tab 用 U300 に合わせて8ヶ月だけ使うと考えた場合、イオンプランAも月額料金は 1,374円相当になってしまいます。限定された条件ですが、イオンプランA と Light Tab 用 U300 との実質月額費用の差が 400円少々になるわけです。

私自身も

勢いで b-mobile AEON プランAに飛びついて試したけど
短期間で止めたら契約手数料分が割高になるよなぁ…


というのは常に意識にあり(当分は継続する予定ですが)、それを考えれば

半年〜8ヶ月くらいの期間で契約見直しすることを考えた場合
単純にイオンプランAが良いとも限らないかなぁ


と利用してきて感じています(考えれば最初から判る話ですけど、飛びつくのは大前提ですから >_<)。使い勝手に大差ないとはいえ、速度的には多少 U300 の方が速いのも事実ですしね。

まぁ、そんなわけで iPad 2 での利用を思えば、私自身だと

「イオンプランAと Light Tab 用U300、改めてどちらかを買うとすれば U300 かもなぁ…」

という気がする昨今です。

Light Tab 用の U300 は通常版に比べるとイオンプラン同様に制約は厳しいですが、その分だけリーズナブルですから、イオンプランAの契約形態に躊躇っている人は検討してみるのも良いかもしれません。

あ、でも、これ以上 Light Tab 用 Proxy が混むのは嫌なので遠慮してもらえる方が良いかも…(笑)