2ヶ月前(5月18日)にスタートした朝日新聞の有料デジタル版サービス「朝日新聞 DIGITAL」。サービスイン初日に登録した際に初期インプレを記事にしましたが、それから2ヶ月少々使ってきました。

ぶっちゃけ、登録しただけですぐ使わなくなると思っていましたが、

不満点はあるものの、思いの外、気に入って利用してきた


という2ヶ月と少々でした。「少し試して放置プレイだろうな」と思っていましたから、ここまで使うとは思っていませんでした。

もっとも気に入って使ってきたとは言え、イライラさせられたことも多く、また色々と改善されるべき点はあります。そんな良い点、悪い点を忌憚なく以下に記しておきたいと思います。

また、本来なら継続して利用したいとは思いつつも、残念ではありますが今月で解約サヨウナラという決断をしました。その理由についても触れたいと思います。


さて、「朝日新聞 DIGITAL」を予想外に利用してきた理由はと言えば、

朝刊その他を iPad にダウンロードして、ゆったり読める魅力


に尽きます。今や「モバイル回線でどこでも IP Reachable」な時代ですが、ダウンロードして読める利点は未だ失われていないと「朝日新聞 Digital」を使って認識しました。

予め家を出る前に Wi-Fi 回線で朝刊その他をダウンロードしておけば、携帯の電波が入りづらい場所(ソフトバンク回線ならよくあること)でも、病院の待合室や飛行機の中など携帯の電波を受けられないところでも新聞が読めるのは、やはり便利。携帯が使えなくても、紙の新聞を買って広げなくて済みます(飛行機の新聞サービスも今やスーパーシートだけですし…)。

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(通院の多い私にとっては待合室でのお供だった)


携帯の電波が入る場合も、ニュースサイトを回って「ニュース一覧を見て→タイトルをクリックして記事表示→戻ってまたクリックして記事表示…」というより、まとめてダウンロードしてタイムラグなしに記事をサクサク見ていける方が心地よいのは当然です。

WiMAX のような速い回線ならともかく 3G 回線では、どうしてもニュース記事を1つ1つ見る時の待ち時間が発生します。たとえ少しずつでもトータルとしては意外と時間を食っていますし、電波状況が不安定だとイラッとしてしまいます。

(ただし後述するように、朝日新聞 DIGITAL ではダウンロードした紙面を読む場合でも、遅い 3G回線が繋がっていると逆に時間がかかることがあり、機内モードにしておく方が迅速に使えることが大半です ←大きな欠点の一つ)

そして何よりも、先にダウンロードして持ち歩いて読めるというのは

Wi-Fi 版 iPad との相性が抜群


ということでもあります。

私も 3G版 iPad 2 に買い替える前はその恩恵を十分に感じていましたし、家族の iPad も Wi-Fi 版ですから持ち出す際には便利に使っていました。操作性も年老いた親が使うのに問題ないレベルだった、と言っていいでしょう(ただし、導入するハードルは限りなく高い)。

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(ネット回線が遅いと、DL済みの紙面を読もうとしてもこの画面で暫く待たされる羽目に)


また、紙の新聞とは紙面構成は違うものの「朝日新聞 DIGITAL」として新聞的な構成・整理された見せ方は、単なるニュース記事の羅列とは違って、

新聞に慣れている人ほど
一般的なネットニュース的スタイルより見やすい


と感じるものです。この“ニュースの見せ方”が「朝日新聞 DIGITAL」の主たる魅力の一つであることは間違いありません。

そう言う意味で「朝日新聞 DIGITAL」は“ニュースサイト”というネット・ネイティブな存在ではなく、もっと新聞に寄った“電子新聞紙面サイト”であり、その配信サービスという位置づけだと考えられます。

誤解を恐れずに言えば、その魅力はいささか時計の針を戻す部分があるようにも感じます。しかし、だからこそ、既存の紙新聞に慣れた人・世代には一般的なネットニュースサイトよりも心地よく感じる部分があると思います。

ただ、逆に言えば、最初から新聞ではなくネットニュースに慣れている人には特に訴求力のないポイントであり、そういった人たちに“新聞的な情報の整理と構成”は大きなメリットになり得ませんから、それは「朝日新聞 DIGITAL」が今後考慮していくべき点でしょう。

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(なでしこ優勝時は3面分使って特集組んでいた朝日新聞 DIGITAL)


そしてまた、

電子“新聞”であるゆえ、「朝日新聞 DIGITAL」各クライアントのうち
マッチするのは iPad版(タブレットスタイル)だけだった


と感じます。

個人的にウェブ版、iPad版、Android版、そして最近リリースされた iPhone版とひと通り利用した中で、使う気になったのは結局 iPad 版だけでした。

Android版、iPhone版のデキが悪いとは思いません。ウェブ版や iPad版の縮小版として悪くない出来だと思います。最初のバージョンは問題があった Android 版もバージョンアップで改善されてきました。

しかし、「朝日新聞 Digital」各クライアントを使ってみて感じたのは

紙新聞デザインに似た「朝日新聞 DIGITAL」のレイアウトが
スマートフォンでの利用スタイルにマッチしているのか?という根本的な疑問


は拭えませんでした。もちろん、スマートフォンの画面サイズでも「朝日新聞 DIGITAL」のスタイルを崩さずに閲覧できるように工夫されています。だから使いにくいとまでは感じません。

しかし、問題は

「朝日新聞 DIGITAL」の紙面スタイルがスマートフォンでも魅力的かどうか?

というところにあります。

「朝日新聞 DIGITAL」のレイアウトデザインは、電子新聞スタイルとしては悪くないと思っています。しかし、結局それが読みやすく魅力的に感じるのはタブレットデバイスの時だけ、と2ヶ月使ってきて強く感じました。

スマートフォンでの「朝日新聞 DIGITAL」アプリは読みにくくないものの、例えば asahi.com のスマートフォン版のようなニュース記事列挙のスタイルと比べて読みやすい、使いやすいかと言われると、それは微妙です。

もっと言えば、スマートフォンでは有料コンテンツとしての魅力を押し出せるほどの「見せ方」「読ませ方」を持っているか?という点で疑問を感じます。そこがタブレットデバイス(iPad)で使っている時と、大きな差を感じる部分でした。

その理由としては画面サイズの違いもあるでしょうが、

タブレットとスマートフォンでは利用環境も利用目的も少し異なる


ことが大きいと私は考えます。

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(最近リリースされた iPhone版。ほぼ Android版と同じ。なぜこんなに遅れたのか…)


タブレットデバイスの利用シーンは自宅にしろ、外出先で使うにしろ、ある程度落ち着いた環境で使われることが多いと思います。車内で使う時も立っている時ではなく座っている時、下車まで少し余裕のある時ではないでしょうか。

反面、スマートフォンはどんな条件でも、どんな短時間でもサッと取り出して閲覧することがごく自然にあり、使われ方としてタブレットとは“じっくり度”も異なりますし、情報を得る際のスタイルも違います。

ひいては、タブレットとスマートフォンでは情報を得る目的、得たい内容も少し異なるのではないか?と感じています。

タブレットなら「朝日新聞 DIGITAL」のような電子新聞的な紙面構成を読むのも合うでしょうが、スマートフォンでは(たとえ簡素に情報が列挙されていても)迅速に情報を求める人が多いように思います。

下のような記事内容画面を見れば判るように、スマートフォン版では普通のニュースサイトの記事画面と何ら変わりません。にも関わらず、電子新聞的紙面づくりゆえに、記事見出しの一覧性は一般ニュースサイトと比べて優れているとは言えません。

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(iPhone版の記事内容画面。これなら一般ニュースサイトの記事画面と変わらない…)


そして後述するように「朝日新聞 DIGITAL」は記事内容画面を表示するのがモッサリですから、いくらダウンロードできる機能があっても、電波が通じていれば 3G 回線で一般ニュースサイトを見るより快適さに秀でてるとは言い難いのが現状です。

そういう状況を考えると、タブレットデバイスで少し落ち着いて電子新聞を読むのには非常に適した「朝日新聞 DIGITAL」であっても、スマートフォンで読ませるには現状が適していると言えるだろうか?と思います。

少なくとも、有料サービスとして無料のニュースサイトより優れている面を示すには(いくらダウンロード可能とは言え)スマートフォンでの閲覧においては厳しいと言わざるを得ません。

私自身、予想以上に使って有料での継続を少しでも迷ったのは、やはり iPad での閲覧スタイルがフィットしているからであり、iPhone, Android 版だけなら、いくらダウンロード可能と言っても、あまり使っていなかったと思います。



というわけで、「朝日新聞 DIGITAL」をそれなりに気に入って2ヶ月少々利用してきましたが、結局のところ私が感じた「朝日新聞 DIGITAL」の魅力というのは

  • 記事をダウンロードしてオフラインでも閲覧できる

  • iPad(タブレットデバイス)に向いた紙面づくり


この2つに集約されるように思います。

また、逆に

  • スマートフォン版は iPad版、ウェブ版を小さくしただけでは訴求力に欠ける

  • スマートフォンでは「朝日新聞 DIGITAL」より一般的なニュースサイト、スマートフォンに最適化したニュースサイトの方がずっと使い良い


とも感じられました。

機能面では過去記事検索や MY 朝日新聞のような機能があり、それらは確かに便利ではあっても、後述するように簡易的なものであり、有料コンテンツの機能としてはオマケと言っても差し支えないでしょう。

もっと端的に言うならば、

いまの「朝日新聞 DIGITAL」の魅力・秀逸さは
タブレットデバイスにおけるニュースの見せ方、読ませ方に尽きる


と言うのが私の本音です。

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(キーワード登録も5つまで登録した語句で単純にニュース抽出というだけでは…)


もちろん、新聞社として肝心要の“ニュースの中身”が悪いわけではありません。でも、

「朝日新聞 DIGITAL」の内容が他のニュースサイトと比べて抜きん出ていたり
特に素晴らしくてお金を払って読みたくなるほどの内容だったか?


という点について、残念ながら私にとっては否。

「いやいや、朝日新聞の内容は素晴らしいし、紙面が全部読めるのは最高だ」という人もいるでしょう。それは別に否定しません。人それぞれですしね。当の朝日新聞の人たちはそういう気概で紙面づくりに挑まれていることでしょうし、それに対する愛読者もいるでしょう。

でも、

「朝日新聞 DIGITAL」が他のニュースサイトで得られない情報を
(月間購読料である)3,800円分ほど提供しているか?


という問いに対して、私は頷くことはできない。

もっと具体的に言うならば、「日経電子版に4千円払えても、朝日新聞 DIGITAL に 3,800円は無理」ということでもある。日経は有料版でしか読めない記事で読みたいものは、それなりにある(その日経電子版4千円も高いと思っているから、月額各経費を削減する時には真っ先に対象になるけれど)。でも朝日新聞 DIGITAL には、特になかった。

そしてまた、asahi.com が無料で閲覧できるのに、ヤフーニュースやグーグルニュースその他で多くのニュースが閲覧できるのに(もっと広く捉えればテレビのニュースも)、「朝日新聞 DIGITAL」に4千円近いニュースの付加価値があるか?と言われれば、それもやはり疑問。

もっとも、日経みたいなのは(専門的なニュースであり)特殊な例だと思っている。一般的なニュースを考えた場合、現在のインターネットではニュースが氾濫に近い状態になっているし、それだけに「朝日新聞 DIGITAL」が“ニュース内容の差別化”で有料分の価値を示すというのは難しいと私は思っています。

たとえ、今の「朝日新聞 DIGITAL」を細かく見ていけば有料分の価値があるニュース内容の差別化があったとしても、それを私みたいな隅から隅まで新聞をチェックしない一般ユーザーに対して広く示すことは難しいと思う。

だからこそ、

ニュースの見せ方、読ませ方の差別化が重要


になると思うし、先に“朝刊その他をダウンロードして読める魅力”が「朝日新聞 DIGITAL」最大にして大半の魅力と述べたわけです。

そして、その“見せ方”の部分に毎月 3,800円出せるかといえば、私には無理。思ったよりずっと利用してきて、できればこの先も契約したいと思ったものの、そこまでの余裕はありません。

それに、ぶっちゃけ

宅配の価格ありきで決められた値段ではねぇ…


ということにも帰結します。

朝日新聞側も、そういう意見が大半なのは判ってて価格を決めてるのだろうと思いますから、こちらもそれを持ち出すことに躊躇いはないし、それが前提の値段である限り有料購読をしないのは当然だろうとすら思います。

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(MY セレクト画面も悪くないが、各紙面のニュース更新頻度がどうしても低くなりがち)


ただ、逆に言えば、

月額千円で利用可能な朝日新聞宅配購読者で
タブレット所有者なら意外とオススメかも


と言えます。価格的なバランスという点で、宅配+千円はギリギリ許せるラインかも知れない。2ヶ月少々使ってきた実感として、そう思います。

残念ながら私の場合は、今はもう朝日新聞を取ってないし、このためだけに新聞を変える予定もないから(家族会議になる)、残念ながら無料利用期間が終わる今月で、今日でオサラバです。

もう少し価格的なことを言わせてもらえれば、

2千円以内なら購読継続していたかなぁ


と思う。“ダウンロードして読める”という利便性を高く評価していても、“見せ方・読ませ方”だけで払えるのは、そのあたりが上限。

日経とは別の例を挙げてみると、紙面をスキャンしただけの「産経新聞 HD」が月額 1,500円である。この、とても見やすいとは言えない「産経新聞 HD」だが、周りで購読者が3人います。理由はやはり手頃な価格、そして AppStore 課金というハードルの低さ

また、今日のニュースであるが、夕刊フジが Android で1部 105円、30日間 945円という低価格な配信を始めている。

「夕刊フジAndroid版」サービス開始、1部105円、30日間945円
夕刊フジ Android版プレスリリース (PDF)

こちらは iPhone / iPad の産経新聞と同じく紙面を丸ごとスキャンして載せただけなので、電子新聞として紙面レイアウトを再構成して読みやすくした「朝日新聞 DIGITAL」とは比較できないとは言え、やはり

電子配信の新聞としての値ごろ感


というものを十分に判っていると思う。一部売りをしているところも夕刊紙らしいとも言える。

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(Android版夕刊フジ。今日リリースなのでアプリは正直微妙な点もあるが…)


何でもかんでも安くしろとは思わないし、私自身それなりにソフトウェアやサービスにお金を払っている方だと思うけれど、周りの内容と比較して手の出る価格、手の出せる価格というのはあると思う。

そしてまた独自の決済システムにカード登録して云々となると、なかなかハードルは高い。私も周囲に「最大2ヶ月無料だから試してみれば?」と言っても、わざわざ登録して試す物好きは極めて限られている。

だから、本気で「朝日新聞 DIGITAL」を売りたいなら、もう少し価格や支払いのハードルは考えてもらいたいと思う。

でも、先にも書いたように

宅配システムを破壊するにはいかないから!


という印籠を振りかざされれば、それまで。

日経もそうだけど、今は宅配購読者のオプションみたいなものとしか思えないし、それなら大きな変化は何もないだろう。こっちもまた、見合うものなら払う気があっても、その前提ありきな値段なら無料ニュースサイトで間に合わせるわ〜という話になる。

今までも、これからも、そこが変わらない限り、何も変わらないだろうと改めて思う。「朝日新聞 DIGITAL」そのものはそれなりに良かった面もあるけれど、

所詮「宅配新聞のオマケ」なら仕方ない、さようなら


ということになる。

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とまぁ、ちょっと嫌な話になってしまいましたが、最後に「朝日新聞 DIGITAL」を発刊時から2ヶ月半近く使ってきて「改善すべき点」「こうなったらもっと良くなるだろうと思う点」は幾つもありますので、以下にまとめて列挙したいと思います。

  • 主に使っている iPad 版は、よく落ちる。最近のアップデート後は頻度が減ったが、以前は頻繁に落ちていたし、今でも時々落ちる。書籍を読んでいて落ちるほど、なんだかなーなものはないので改善されることを望む。

  • ウェブ版以外のどのクライアントも、とにかく動作がモッサリ。起動時もタブ切り替えも、記事の表示もあらゆるモッサリ。せっかくダウンロードしてサクサク読める利点が、今ひとつ生かしきれていないし、印象として悪い。読み込み時間は必要だとしても、体感としての改善できる余地はあるはず。

  • 特に記事見出しの紙面から記事内容表示画面へ移る時、見出し紙面へ戻る時の画面遷移エフェクトのモッサリ加減は毎回イライラさせられる。わざと遅くしている理由が判らない。有料で継続しない主たる理由は前述の通りだが、対価を払うかどうか検討する上で機能部分の大きなマイナスポイントと言えば、これに尽きる。

  • アプリを一度閉じてしまうと、次に開いた時に紙面の一面に戻ってしまって、続きをすぐに読むことができない。そんな新聞おかしいでしょう?

  • アプリ起動時にネットワークアクセスがそれなりにあったり、ダウンロードした紙面を開く時に広告などの更新処理が入ることがあって、せっかく朝刊その他をダウンロードをしておいても、3G 回線下ではアプリが開くまでに十数秒〜1分以上の時間がかかる
    特に 3G 回線が低速 or 不安定な時には、かなり待たされて使う気がなくなることもある。もう少しモバイル時の使い勝手を考えて、処理を最適化して欲しい(朝日新聞 DIGITAL を開く時には機内モードにしておくのが一番速い、なんてのは冗談にしてもらいたい)

  • MY キーワードや MY セレクト機能は便利な機能だが、いずれも5つまでというのは全く足りない。特にキーワードが単に5つ指定できる程度では情報収集ツールとしては殆ど役に立たない。もっと多数かつ AND/OR 条件を組み合わせることができて、初めて対価を払うに値するものだろう(Google News の検索機能を考えれば尚更)。

  • MY キーワードや MY セレクトを使って「MY 朝日新聞」と標榜するのは悪くないアイデアだが、それならいっそ、MY キーワードや MY セレクトのある「24時刊」は紙面順序を自分なりに変えさせて欲しい。それでこそ、「MY 朝日新聞」だろう。

  • もしくは、タブを1つ増やして「MY 朝日新聞」というタブを作って、そこで自由に紙面や MY セレクト、MY キーワードによる情報を構成できるようにしてはどうだろうか?と思った。

  • 内容については、前述の内容ともかぶるが、主に朝刊(ダウンロード)で読むことが9割で、あとは同時に「24時刊」のダウンロード購読くらい。「夕刊」ならぬ「YOU刊」は何度か読んだが、正直なところ自分に合う内容ではなかった。ただ、方向性が悪いと感じた訳ではなく、単に自分の好みの問題。

  • 「24時刊」はリアルタイム更新のニュースサイトとしては致命的にモッサリですし、リアルタイムのニュースを迅速に知る時に紙面的なレイアウトは必要と感じていないので、ダウンロードしてオフラインで読む以外には全く使っていません。Mobile Safari や Android ブラウザでニュースサイトにアクセスする方が迅速に情報を入手できます。

  • ウェブ版も同様です。綺麗に整理・レイアウト情報が必要かどうか、欲しいかどうかは、情報取得の目的に依ると思います。


こういったところでしょうか。

機能面では「MY 朝日新聞」絡みの“とりあえずこのくらいで良いか”的な制約が気になりました。有料サービスとするなら、それなりに使える機能を用意してほしいと思います。

それとやはり動作速度。せっかくダウンロードして読めるにも関わらず、記事内容を表示する動作速度の遅さは嫌がらせかと思うくらい。アプリの再起動時に“全開読んでいた面・記事”を覚えておかないのと合わせて、読み手のことを考えていないと思われても仕方ないように思います。

例えば、紙の新聞を読む際、見出しで目についた記事の内容を読むのに5秒も10秒もかかるような新聞だったらどう思うでしょうか?

そのあたりを朝日新聞の人間が判らない訳ではないと思うのですが…アップデートで直るかと思ったらサッパリですしね。これは使っていた中での一番のガッカリでした。



というわけで、それなりに評価する部分もあった「朝日新聞 DIGITAL」でしたが、前述のとおり毎月 3,800円を出そうと思わせるものではありませんでしたので、これにて購読を終了します。

朝日新聞の中の人、朝日新聞 DIGITAL の中の人には申し訳ないけれど、「朝日新聞 DIGITAL」を2ヶ月少々購読させていただき、ありがとうございました。

いつか、見合う価格となって再契約できる日がくればいいと思いますが…(期待はしていませんけど X-)