いやー、驚きましたね。驚いて、思わずブログ記事を書いてしまうくらいに。【追記あり】
今日は毎月1日「映画の日」だったので、午後に近所でちょっと映画を見ていたのですが、上映が終わって出てきて iPhone の電源を入れて Twitter の timeline を見たら「リコーが PENTAX のデジタルカメラ事業を買収」の報が流れていて、驚いている間に記者発表の報道が。
■ リコー、HOYAからペンタックスのデジタルカメラ事業を買収
■ HOYA、リコーにペンタックス売却 正式発表
■ リコーによるHOYAのPENTAXイメージング・システム事業の買収合意について(リコー公式リリース)
HOYA がペンタックスを買収した時からデジタルカメラ事業は HOYA にとって要らない子と言われ、常に売却の噂がありましたから、とうとう来たかという感じですが、その相手がリコーだったのは個人的には意外でした。
もちろん、過去にリコーは Kマウントのカメラを作っていた歴史もありますし(その頃の私はカメラや写真に興味のキの字もありませんでしたが)、傍から見てカメラに対する姿勢も似たような部分があるように思うので、個人的には良い買収、
と感じています。
勝手な印象ですが、リコーなら PENTAX のカメラ事業を大切に育てていくでしょうから、ドライな HOYA にいるよりずっと良いように思います。そして HOYA も貴重な日本の技術を国外に流出させずに国内企業に引き継いでくれたことで、日本人としてはホッとします。
ただ、今後リコーのカメラ事業は一気に大きくなり、ペンタックスの 645D やKマウント・デジタル一眼だけでなく、先ほど発表されたばかりの PENTAX Q も引き継ぐわけですから、今後は急速な伸びが鈍化して飽和を迎えていくデジタルカメラ市場において大丈夫かなぁ…という、若干の心配もあったりします。
GR Digital と GXR と CX だけで細々ながらも、利益率の高いヲタ相手商売中心で身の丈商売していた印象から、今後は一変しますからね。まぁ余計なお世話でしょうが(^_^;)

PENTAX デジタル一眼カメラ Q ダブルレンズキット ホワイト PENTAXQWLKWH
(手にしたら物欲が湧くこと間違いなしの PENTAX Q。でも手が回りません…)
さて、こうなれば、リコーに早速ひとつお願いしたいことができてしまいます。
個性的なKマウントのレンズが GXR で使えたらどれだけ素晴らしいことでしょう。特に FA / DA 両方の Limited レンズは GXR にも相応しいレンズでしょう。
というか、私自身、FA / DA Limited レンズが使いたくて何度も PENTAX のデジタル一眼を買おうと思っていたので、GXR と融合なんかしたら、もう「一生、リコーとお付き合いさせていただきます!」という感じです。たまには悪口をまた言うかもしれないけど(^_^;)
あ、でも俺っちみたいな底辺ユーザーのためにも AF は使えるようにしてくださいね(笑) PENTAX とリコーの合体ですから、動体相手の AF は今後も期待してませんけど、同じ会社のマウントユニットですから。遅い AF でもいいし、モーターの関係でボディは買い替えでもいいですから…
とりあえず AF オッケーな GXR 用のKマウントユニットを作ってくれたら、Limited レンズを何本か買うことは宣言しておきましょう。それにKマウントユニット と DA 70mm F2.4 Limited か FA 77mm F1.8 Limited があれば、もう GXR に中望遠がない!と騒がなくても済みます。
それに GXR のKマウントユニットが出れば、Kマウントユーザーもサブカメラとして GXR 買ってくれるでしょうし…。まぁ既に両方のユーザーというのも少なくないと思いますが。
そうそう、シルバーの Limited レンズに合うように、GXR のシルバーボディにマウントユニットもシルバーを用意するとかどうでしょう?限定で。意外と買う人は多いんじゃないですかね。

PENTAX 望遠 レンズ FA77mm F1.8 Limited シルバー FA77F1.8S
(コンパクトだけどアルミ削り出しの、そそられるレンズ…欲しい…使いたい)
とまぁ、GXR ユーザーの底辺に属する者としても
な買収です。でも来年、再来年…いつか GXR のKマウントユニットを本当にお願いしたいものです(あまり遅くなってカメラが持てなくなっていたりすると困るので、早めによろしく ;-)。
まぁ「KマウントユニットよりもQマウントユニットが出たりして…」という気がしたりしなくもないですが、GXR ユーザーが求めるとすればやっぱりKマウントユニットだと思うので、この買収から目に見える融合という意味でも、心からお願いしたいですね。
いずれにせよ、驚きの買収でしたが、リコーとペンタックスが良い融合を成し遂げて、キヤノンでもニコンでもなく、またソニーとも違う、マイクロフォーサーズ陣営とも異なる、第5の極として素晴らしいカメラを作り続けてくれることを期待したいものです。
リコーの GR Digital、GXR、ペンタックスの 645D、Kシリーズ、PENTAX Q。どれも独特のコンセプトをもつカメラですから、今後もそういったカメラを作り続けていってくれることだと思います。
記者会見の実況ツイートを見ても、
という意気込みのようですから期待したいものです(あまり拡大方向に行かずに地に足をつけて頑張ってほしい気もしますけど)。
ただまぁ GXR に関しては
なんて話もあるので、どうなるんだろう?どうするんだろう?とも思いますが、個人的には是非にもKマウントとのコラボをよろしく!ということで(笑)
いずれにせよ、久々に夢が広がる、妄想したくなる、そんなデジカメの話題でした。
【追記】
あとから追加された記事を読んでみると、交渉は2年前からあったようです。
■ HOYAとリコー、ペンタックスブランドの譲渡について会見
■ 「ペンタックスのマウントは強い資産だ」──リコー、買収でカメラ事業に注力
■ リコー、PENTAX買収に「お嫁に来てもらったようだ」
そんな2年間を経ての買収となったわけですが、どうもリコー社長の会見記事を読んでいると
という勢い良い声は聞かれるものの、その反面、
ということだけ。
2年間交渉してきての買収の中で GXR をどう位置づけるかは考えてないわけでないはずなのに…と思うと、GXR ユーザーとしてはちょっと心配な気も…いや、かなり心配になってきた(-_-;)
ぶっちゃけ「ペンタックスのレンズ交換式システムが手に入ったのだから、わざわざ効率の悪い、コスト高でニッチな GXR システムは要らない」と考えてもおかしくないし、「GXR まで手が回らない」というのも十分ありえる。今までのリコーとは違うのだから。
リコーだからそんな無下には…とも思うけれど、それでも企業だけに冷静な、冷徹な判断をくだすべき時もあろう。開発リソースは有限であり、優先度が高い製品は明らかなのだから。
とはいえ、GXR のコンパクトながらも一眼クオリティな画質で撮れるところに惚れた身としては
というのが本音。元々動体撮り中心の私にとって、GXR よりもデカいサイズになるならリコーを選択する理由がない(まともな AF-C がない両社の合併では大幅な改善も見込めないだろうし)。
そんなわけで、帰ってきて記者会見記事を読むと、さっきまでのテンション高めよりちょっと考えさせられてしまうことになった。まぁ、どうなるかはリコーのみぞ知る、ではあるが。
いずれにせよ、
とは思う。そうすれば納得もできるし、将来の移行措置としても悪くないと思う。
Kマウントユニット開発にもリソースが必要だから、それも無理、終了。ということになるかもしれないし、それはそれで仕方ないだろうが、その時はリコーとのお付き合いも終わりそうだ。
そうならないように期待したいけど…
■ リコー、HOYAからペンタックスのデジタルカメラ事業を買収
■ HOYA、リコーにペンタックス売却 正式発表
■ リコーによるHOYAのPENTAXイメージング・システム事業の買収合意について(リコー公式リリース)
HOYA がペンタックスを買収した時からデジタルカメラ事業は HOYA にとって要らない子と言われ、常に売却の噂がありましたから、とうとう来たかという感じですが、その相手がリコーだったのは個人的には意外でした。
もちろん、過去にリコーは Kマウントのカメラを作っていた歴史もありますし(その頃の私はカメラや写真に興味のキの字もありませんでしたが)、傍から見てカメラに対する姿勢も似たような部分があるように思うので、個人的には良い買収、
RICOH / PENTAX 双方のユーザーが前向きになれる買収なのでは?
と感じています。
勝手な印象ですが、リコーなら PENTAX のカメラ事業を大切に育てていくでしょうから、ドライな HOYA にいるよりずっと良いように思います。そして HOYA も貴重な日本の技術を国外に流出させずに国内企業に引き継いでくれたことで、日本人としてはホッとします。
ただ、今後リコーのカメラ事業は一気に大きくなり、ペンタックスの 645D やKマウント・デジタル一眼だけでなく、先ほど発表されたばかりの PENTAX Q も引き継ぐわけですから、今後は急速な伸びが鈍化して飽和を迎えていくデジタルカメラ市場において大丈夫かなぁ…という、若干の心配もあったりします。
GR Digital と GXR と CX だけで細々ながらも、利益率の高いヲタ相手商売中心で身の丈商売していた印象から、今後は一変しますからね。まぁ余計なお世話でしょうが(^_^;)

PENTAX デジタル一眼カメラ Q ダブルレンズキット ホワイト PENTAXQWLKWH
(手にしたら物欲が湧くこと間違いなしの PENTAX Q。でも手が回りません…)
さて、こうなれば、リコーに早速ひとつお願いしたいことができてしまいます。
お願い!GXR 用のKマウントユニットを作って!!
個性的なKマウントのレンズが GXR で使えたらどれだけ素晴らしいことでしょう。特に FA / DA 両方の Limited レンズは GXR にも相応しいレンズでしょう。
というか、私自身、FA / DA Limited レンズが使いたくて何度も PENTAX のデジタル一眼を買おうと思っていたので、GXR と融合なんかしたら、もう「一生、リコーとお付き合いさせていただきます!」という感じです。たまには悪口をまた言うかもしれないけど(^_^;)
あ、でも俺っちみたいな底辺ユーザーのためにも AF は使えるようにしてくださいね(笑) PENTAX とリコーの合体ですから、動体相手の AF は今後も期待してませんけど、同じ会社のマウントユニットですから。遅い AF でもいいし、モーターの関係でボディは買い替えでもいいですから…
とりあえず AF オッケーな GXR 用のKマウントユニットを作ってくれたら、Limited レンズを何本か買うことは宣言しておきましょう。それにKマウントユニット と DA 70mm F2.4 Limited か FA 77mm F1.8 Limited があれば、もう GXR に中望遠がない!と騒がなくても済みます。
それに GXR のKマウントユニットが出れば、Kマウントユーザーもサブカメラとして GXR 買ってくれるでしょうし…。まぁ既に両方のユーザーというのも少なくないと思いますが。
そうそう、シルバーの Limited レンズに合うように、GXR のシルバーボディにマウントユニットもシルバーを用意するとかどうでしょう?限定で。意外と買う人は多いんじゃないですかね。

PENTAX 望遠 レンズ FA77mm F1.8 Limited シルバー FA77F1.8S
(コンパクトだけどアルミ削り出しの、そそられるレンズ…欲しい…使いたい)
とまぁ、GXR ユーザーの底辺に属する者としても
勝手に妄想先走りしたくなるくらい、夢が広がりんぐ!
な買収です。でも来年、再来年…いつか GXR のKマウントユニットを本当にお願いしたいものです(あまり遅くなってカメラが持てなくなっていたりすると困るので、早めによろしく ;-)。
まぁ「KマウントユニットよりもQマウントユニットが出たりして…」という気がしたりしなくもないですが、GXR ユーザーが求めるとすればやっぱりKマウントユニットだと思うので、この買収から目に見える融合という意味でも、心からお願いしたいですね。
いずれにせよ、驚きの買収でしたが、リコーとペンタックスが良い融合を成し遂げて、キヤノンでもニコンでもなく、またソニーとも違う、マイクロフォーサーズ陣営とも異なる、第5の極として素晴らしいカメラを作り続けてくれることを期待したいものです。
リコーの GR Digital、GXR、ペンタックスの 645D、Kシリーズ、PENTAX Q。どれも独特のコンセプトをもつカメラですから、今後もそういったカメラを作り続けていってくれることだと思います。
記者会見の実況ツイートを見ても、
キヤノン、ニコンに競合していけるくらいにはチャレンジャーとして投資していきたい、とリコーの近藤社長。
という意気込みのようですから期待したいものです(あまり拡大方向に行かずに地に足をつけて頑張ってほしい気もしますけど)。
ただまぁ GXR に関しては
645用、K用、Q用の3つのマウントはものすごく強い資産だと思っているので伸ばしていく。GXRをどうするかは、今は答えを持っていない、とリコーの近藤社長
なんて話もあるので、どうなるんだろう?どうするんだろう?とも思いますが、個人的には是非にもKマウントとのコラボをよろしく!ということで(笑)
いずれにせよ、久々に夢が広がる、妄想したくなる、そんなデジカメの話題でした。
【追記】
あとから追加された記事を読んでみると、交渉は2年前からあったようです。
■ HOYAとリコー、ペンタックスブランドの譲渡について会見
■ 「ペンタックスのマウントは強い資産だ」──リコー、買収でカメラ事業に注力
■ リコー、PENTAX買収に「お嫁に来てもらったようだ」
そんな2年間を経ての買収となったわけですが、どうもリコー社長の会見記事を読んでいると
レンズ交換式カメラを強化する、世界と伍していく
という勢い良い声は聞かれるものの、その反面、
GXRについては、今日は答えを持っていないので、勘弁して欲しい
ということだけ。
2年間交渉してきての買収の中で GXR をどう位置づけるかは考えてないわけでないはずなのに…と思うと、GXR ユーザーとしてはちょっと心配な気も…いや、かなり心配になってきた(-_-;)
ぶっちゃけ「ペンタックスのレンズ交換式システムが手に入ったのだから、わざわざ効率の悪い、コスト高でニッチな GXR システムは要らない」と考えてもおかしくないし、「GXR まで手が回らない」というのも十分ありえる。今までのリコーとは違うのだから。
リコーだからそんな無下には…とも思うけれど、それでも企業だけに冷静な、冷徹な判断をくだすべき時もあろう。開発リソースは有限であり、優先度が高い製品は明らかなのだから。
とはいえ、GXR のコンパクトながらも一眼クオリティな画質で撮れるところに惚れた身としては
レンズ交換式(だけ)ならKマウントを選ぶ必要性ないし…
というのが本音。元々動体撮り中心の私にとって、GXR よりもデカいサイズになるならリコーを選択する理由がない(まともな AF-C がない両社の合併では大幅な改善も見込めないだろうし)。
そんなわけで、帰ってきて記者会見記事を読むと、さっきまでのテンション高めよりちょっと考えさせられてしまうことになった。まぁ、どうなるかはリコーのみぞ知る、ではあるが。
いずれにせよ、
もし仮に GXR を打ち切るとしても
その前にKマウントユニットだけは出してね
その前にKマウントユニットだけは出してね
とは思う。そうすれば納得もできるし、将来の移行措置としても悪くないと思う。
Kマウントユニット開発にもリソースが必要だから、それも無理、終了。ということになるかもしれないし、それはそれで仕方ないだろうが、その時はリコーとのお付き合いも終わりそうだ。
そうならないように期待したいけど…
コメント
コメント一覧 (6)
素晴らしい話ですね。
実はだぶるえっちさんにも背中を押された結果、GXRの補完としてE-PL1とK200Dに手を出したのですが、マイクロとは少し合わずあえなく売却、ペンタのKマウントにはすっかりハマっていたのですが、まさに朗報でしたw
変態同士、なんだかとてつもない変な方向にいきそうで面白くもあり不安でもありますが、きっと遊び要素も加わって魅力的になるに違いないと思います。
一眼レフはペンタ、コンデジはリコー、間のミラーレスはQとGXRを巧くまとめないといけないですが、仰るとおり何らかの連携に期待してしまいますね。逆にペンタのボディでリコーのレンズを使えるとなれば、単焦点最強メーカーにもなりますしw
Kマウントも買われたということで、まさにピッタリの買収になりましたね。
追記でも書いたように、GXR の先行きには不安が募りますが(元々先行き不安なシステムですけど)、どうなるでしょうねぇ。
どちらも良いレンズを出すメーカーですから、レンズに関しては更なる期待がもてますね。
現状はユーザ層がリコーとペンタに分かれている今、位置づけについてはどういう方向の話であっても、ネガティヴに捉えられかねない恐れから黙っているんじゃないでしょうか。
GXR に関しては、元々どこまで注力するのか不透明な部分もあったようには思いますが、通常なら既存製品に対しては嘘でも「GXR も今まで通りやっていきますよ」みたいなリップサービスはあってもおかしくないとは思うんですが…
統合後は、どうなっていくんでしょうねえ。
楽しみです。