前回の「購入から3ヶ月・改めて Galaxy Tab 雑感 / その1:ネット端末として」を書いてからすっかり時間が空いて、はや1ヶ月が経ってしまい、“購入から3ヶ月”ではなく“4ヶ月”になってしまいました(^_^;)
記事内容は殆ど書き上げていたのに放置していたこの1ヶ月の間には、
「光ポータブル(SIMフリー版 ポータブルWi-Fi)導入」
「WiMAX ルーター 買い替え→WMX-GWMR 販売停止に絡んで、購入がなかったことに」
「Galaxy Tab の Android 2.3 アップデート」
「イオン専売 b-mobile AEON U100 を契約」
ということがあって、自分の Galaxy Tab を取り巻く環境も色々と変化しました。
が、今回それらのことについては横に置いといて、ネットとは関係ない、Galaxy Tab を購入する際の主用途のもう1つである「自炊電子書籍端末」としての利用について、以前 Kindle 3 で自炊書籍を読んだ場合の事例記事とも比較しつつ、使ってきた感想を述べてみたいと思います。
とりあえず、幾つかのデバイスで自炊電子書籍を読んでみて、ひとつ言えることは
ということ。自炊電子書籍は文字サイズが変えられず、リフローもできないですから、違和感なく読むためには自炊元の書籍が本来持っていたサイズに近いデバイスが読みやすい。
だから、Galaxy Tab のような7インチクラスのタブレットでは大判の雑誌や専門書籍を自炊したものを読むのには向かないけれど(それらはやっぱり iPad のような 10インチ前後の液晶サイズをもつデバイスに譲る)、
と思います。唯一の欠点を除いては。
「自炊元の書籍に近いサイズのデバイスで読むのがベスト」という点からすれば、Kindle 3 の画面サイズも6インチと Galaxy Tab と大差ありません。昨年 Kindle 3 を購入してから自炊書籍リーダーとしても使ってきました。
Kindle は、液晶画面の Galaxy Tab と違って電子インクゆえに非常に目に優しく(疲れ具合は液晶と明らかに違う)、バッテリーも比喩ではなく桁違いに保ちますし、非常に軽量&薄いために持って出るのに全く苦になりません。
ただ、とにかく Kindle 3 で自炊書籍を読むには解像度も階調も若干不足気味ので、自炊書籍を読むには最適化処理をしたとしても微妙に文字が掠れるところがあったり、ルビやコミックの吹き出し中の文字が潰れたりすることが多いのが実情。
電子インクの優しさ、バッテリーの保ち、軽量・薄型という大きなメリットはあるものの、自炊書籍リーダーとしては決して読みやすいとは言えませんでした。
(反面、青空文庫など一部の書籍やテキストデーターベースのファイルを読むには最高に良いデバイスですが、さすがにそれだけでは…というのもあります)
また、iPad でも自炊書籍を読むことはしていましたが、雑誌や大判書籍を読むのには最適ですが、文庫本クラスの自炊書籍を iPad で読むと拡大されたような形になり、どうにも違和感が否めません。読みやすさには問題はないのですが…
このあたり、真の電子書籍ならデバイスサイズに合わせてリフローしてくれるのでしょうが、ページ毎に JPEG ファイルにしているだけの自炊電子書籍ですから融通は利きません。

(サイズ的に文庫本の電子書籍を読むにはピッタリ)
そんなところへやってきた Galaxy Tab は、Kindle と似たような7インチという画面サイズでありつつ Kindle 3 より少しだけ解像度が高く(実際には 1024x768pixels じゃなく 1024x600pixels なのであまり意味がないんですが)、液晶画面だけどそれゆえに階調が豊富、というデバイスでした。
そんな Galaxy Tab で自炊書籍ファイルを読んでみると
というもので、文庫本〜コミック単行本自炊書籍リーダーとしては結構良いのでは?という印象でした。
実際に比較しても Kindle 3 と比較しても随分と読みやすいです。
画面キャプチャだけでは伝わりにくいですが、ごく一部の参考例として、以前 Kindle 3 の自炊書籍ファイルを読んでみた記事で掲載したものと同じ書籍を題材に比較してみます。
まずは、コミック単行本の例。
Galaxy Tab の画面解像度が 1024x768 pixels ではなく 1024x600 pixels とケチってるせいで、縦横比的に自炊書籍を表示する際は 800x600 pixels の Kindle 3 と一見大差ないのですが(上下に黒枠ができてしまう)、液晶画面で階調が豊富な分だけ、見やすく読み易くはなっています。
実はこのファイルは Galaxy Tab に最適化していないのですが、それでも Kindle 3 ではほぼ消えているトーンもきちんと表示されていますし、文字のかすれが少ない分だけずっと読みやすく、これなら普通に読めるかな、という感じです。
Kindle 3 でも読めなくはないんですけど、吹き出し中の文字のかすれが酷いので、読み続けているとちょっと疲れるんですよね…
また、上下の黒枠を消すように拡大表示してみると、
というようになって、かなり読みやすくなります。
と何度も思っていることの一つです。1024x768 pixels なら自炊書籍リーダーとしては、もう一段使い良いものだったでしょう。
次に文庫本の例ですが、Kindle 3 ではライトノベルのような文字が大きめ文庫本くらいが限界だと感じていましたが、そんなライトノベルでの比較です。
これは Kindle 3 用に最適化した自炊書籍ファイルを両方に表示した例ですので、Galaxy Tab での表示例としては微妙ですが(Tab ではボールド処理が不要)、それでも Kindle 3 では文字がかすれ気味で読みにくい反面、Galaxy Tab ではそこそこ読めるようになっています。
さらに文庫本を Galaxy Tab 用に最適化した場合だと、別の文庫本になりますが
という感じで、これはもう不足なく読める状態になります。
また、自炊ではなく出版社からリリースされていたサンプル PDF の事例ですが、新書ベースの PDF でも Galaxy Tab なら
と十分読めます。自炊ならば最適化の過程で余白を落とすことが可能ですから、新書サイズの書籍でも快適に読むことは可能でしょう。
逆に A4 クラスの大型書籍の PDF になると、そのままページ表示は厳しくなります。
もっとも、このような横書き書籍であるならば、Galaxy Tab を横持ちしてスクロールしながら読んでいけば、それなりに読むことはできます(快適かどうかは人それぞれですが)。
ただ、縦書きの本を横持ちで読もうとするのは無理ですね(当然)。
オンラインソフトの中には、自炊した書籍ファイル(画像ファイル)を解析して画像ファイルを分割し、擬似リフローを行うようなソフトもありますので、それらを使えば読めるものも少なくないと思いますが、一定以上のサイズの縦書き書籍は難しいかな、と思います。
とはいえ、これまでの例で判るように
と言えます。電子インクではなく液晶であるだけに目が疲れやすい欠点はありますが、かすれ気味の Kindle 3 で読むより読みやすいのは事実。自炊書籍リーダーとしては、ずっと向いていると思います。

Leather Case for GALAXY Tab スタンドタイプ 縦
(縦置きスタンド付ケースは貴重)
さて、そんな自炊書籍リーダーとしては現状かなり良いデバイスとして感じる Galaxy Tab ですが、自炊書籍リーダーとして見た場合に欠点といえば(あくまで自炊書籍リーダーという限定的な利用で見た場合)、
ことに尽きるかと。
バッテリー持続時間については Galaxy Tab でもネット接続を切っていれば余裕で7時間くらい保ちますから、私としてはさほど問題と考えてません。Kindle のような保ちがあれば良いのは言うまでもないですが、色々と構造が違いますからね。
先にも書いた画面解像度が縦ワイドなのは自炊書籍ファイルには微妙というのはありますし、解像度的にも“もう一声”というのはあります。そういう点では、初の Android 3.2 搭載で話題になっている7インチタブレット「Huawei MediaPad」なんかは期待できそうです。
が、Galaxy Tab の画面解像度でも不足があるわけでもなく、先に示したように自炊書籍ファイルを最適化してやれば十分快適に読むことができますので、これも欠点というほどではないと思っています。
けれど、重さと厚みは如何ともし難い。馬鹿みたいに薄くて軽量な Kindle と比較する以前に、やはり本を読むデバイスとしては重すぎるし、いささか厚みがありすぎると感じます。
最初に書いた“自炊元の書籍に近いサイズのデバイスで読むのがベスト”という感覚からも、実際に自炊書籍ファイルを読んでみた感覚からも、Galaxy Tab で読む書籍は文庫本や新書本クラスになりますから、紙書籍と同じ重さとまではいかなくても、
とは思います。382g では、ちょっと重い。本を読むデバイスとしては半分くらいになって欲しい…現状は無理でも理想としてはそうなる。
また、厚みに関しては前回の記事でも書いたように iPad 2 を手にしてしまうと Galaxy Tab がやけに厚く感じるし、iPad 2 の薄さによる重量感の軽減を実感していると、Galaxy Tab の厚みは重さを感覚としてキチンと伝わえてしまうなぁ、とも思います。
あと、液晶画面ゆえに仕方ないですが、昼間屋外では見辛いですね…

とまぁ、少し欠点・不満点を書いてみましたが、これはもう現状やむを得ないことばかりですね。それに電子書籍リーダーではなく汎用タブレットデバイスですし。
近く発売される7インチ・タブレット Huawei MediaPad も、厚みは多少抑えてきても重さは Galaxy Tab と変わらないようです。バッテリー持続時間のことを考えると現状は仕方ないのでしょう。
それでも、近い将来には重さ半分とは言わずとも 300g を切るくらいで 1280x720 piexels 解像度の6〜7インチ・タブレットが出てくるでしょうし、それを期待したいところです。そうなれば自炊書籍リーダー、電子書籍リーダーとしてもより使いやすくなるでしょうからね。
そんな軽量な6〜7インチ・タブレットデバイスが登場するのが先か、
階調表現が増した新しい電子インク搭載リーダーが登場するのが先か、
それとも電子書籍ストアに揃う本が満足できるものになって自炊しなくてもよくなるのが先か。
ま、最後はなかなかないと思いますが、前者2つはどうなっていくのか楽しみです。Galaxy Tab はまだ最初の1歩的なデバイスですから、今後には期待したいと思っています。それに
ですからね。
Galaxy Tab 購入の主目的の一つに“自炊書籍リーダー”があった私もまずは満足です。ホント、もうちょっと薄くて軽ければ、最高なんですけどねぇ…

記事内容は殆ど書き上げていたのに放置していたこの1ヶ月の間には、
「光ポータブル(SIMフリー版 ポータブルWi-Fi)導入」
「WiMAX ルーター 買い替え→WMX-GWMR 販売停止に絡んで、購入がなかったことに」
「Galaxy Tab の Android 2.3 アップデート」
「イオン専売 b-mobile AEON U100 を契約」
ということがあって、自分の Galaxy Tab を取り巻く環境も色々と変化しました。
が、今回それらのことについては横に置いといて、ネットとは関係ない、Galaxy Tab を購入する際の主用途のもう1つである「自炊電子書籍端末」としての利用について、以前 Kindle 3 で自炊書籍を読んだ場合の事例記事とも比較しつつ、使ってきた感想を述べてみたいと思います。
とりあえず、幾つかのデバイスで自炊電子書籍を読んでみて、ひとつ言えることは
自炊元の紙書籍に近いサイズのデバイスで読むのが・読めるのがベストだね
ということ。自炊電子書籍は文字サイズが変えられず、リフローもできないですから、違和感なく読むためには自炊元の書籍が本来持っていたサイズに近いデバイスが読みやすい。
だから、Galaxy Tab のような7インチクラスのタブレットでは大判の雑誌や専門書籍を自炊したものを読むのには向かないけれど(それらはやっぱり iPad のような 10インチ前後の液晶サイズをもつデバイスに譲る)、
Galaxy Tab のサイズは、文庫本や新書・コミック単行本を読むにはピッタリ
と思います。唯一の欠点を除いては。
「自炊元の書籍に近いサイズのデバイスで読むのがベスト」という点からすれば、Kindle 3 の画面サイズも6インチと Galaxy Tab と大差ありません。昨年 Kindle 3 を購入してから自炊書籍リーダーとしても使ってきました。
Kindle は、液晶画面の Galaxy Tab と違って電子インクゆえに非常に目に優しく(疲れ具合は液晶と明らかに違う)、バッテリーも比喩ではなく桁違いに保ちますし、非常に軽量&薄いために持って出るのに全く苦になりません。
ただ、とにかく Kindle 3 で自炊書籍を読むには解像度も階調も若干不足気味ので、自炊書籍を読むには最適化処理をしたとしても微妙に文字が掠れるところがあったり、ルビやコミックの吹き出し中の文字が潰れたりすることが多いのが実情。
電子インクの優しさ、バッテリーの保ち、軽量・薄型という大きなメリットはあるものの、自炊書籍リーダーとしては決して読みやすいとは言えませんでした。
(反面、青空文庫など一部の書籍やテキストデーターベースのファイルを読むには最高に良いデバイスですが、さすがにそれだけでは…というのもあります)
また、iPad でも自炊書籍を読むことはしていましたが、雑誌や大判書籍を読むのには最適ですが、文庫本クラスの自炊書籍を iPad で読むと拡大されたような形になり、どうにも違和感が否めません。読みやすさには問題はないのですが…
このあたり、真の電子書籍ならデバイスサイズに合わせてリフローしてくれるのでしょうが、ページ毎に JPEG ファイルにしているだけの自炊電子書籍ですから融通は利きません。

(サイズ的に文庫本の電子書籍を読むにはピッタリ)
そんなところへやってきた Galaxy Tab は、Kindle と似たような7インチという画面サイズでありつつ Kindle 3 より少しだけ解像度が高く(実際には 1024x768pixels じゃなく 1024x600pixels なのであまり意味がないんですが)、液晶画面だけどそれゆえに階調が豊富、というデバイスでした。
そんな Galaxy Tab で自炊書籍ファイルを読んでみると
Kindle 3 では読みづらかったものが、Tab ではまずまず読める
文庫〜コミック単行本は iPad では大きすぎたけど、Tab はちょうど良い感じ
文庫〜コミック単行本は iPad では大きすぎたけど、Tab はちょうど良い感じ
というもので、文庫本〜コミック単行本自炊書籍リーダーとしては結構良いのでは?という印象でした。
実際に比較しても Kindle 3 と比較しても随分と読みやすいです。
画面キャプチャだけでは伝わりにくいですが、ごく一部の参考例として、以前 Kindle 3 の自炊書籍ファイルを読んでみた記事で掲載したものと同じ書籍を題材に比較してみます。
まずは、コミック単行本の例。
Galaxy Tab の画面解像度が 1024x768 pixels ではなく 1024x600 pixels とケチってるせいで、縦横比的に自炊書籍を表示する際は 800x600 pixels の Kindle 3 と一見大差ないのですが(上下に黒枠ができてしまう)、液晶画面で階調が豊富な分だけ、見やすく読み易くはなっています。
実はこのファイルは Galaxy Tab に最適化していないのですが、それでも Kindle 3 ではほぼ消えているトーンもきちんと表示されていますし、文字のかすれが少ない分だけずっと読みやすく、これなら普通に読めるかな、という感じです。
Kindle 3 でも読めなくはないんですけど、吹き出し中の文字のかすれが酷いので、読み続けているとちょっと疲れるんですよね…
また、上下の黒枠を消すように拡大表示してみると、
というようになって、かなり読みやすくなります。
Galaxy Tab の画面解像度が 1024x768 pixels だったらなぁ〜
と何度も思っていることの一つです。1024x768 pixels なら自炊書籍リーダーとしては、もう一段使い良いものだったでしょう。
☆
次に文庫本の例ですが、Kindle 3 ではライトノベルのような文字が大きめ文庫本くらいが限界だと感じていましたが、そんなライトノベルでの比較です。
これは Kindle 3 用に最適化した自炊書籍ファイルを両方に表示した例ですので、Galaxy Tab での表示例としては微妙ですが(Tab ではボールド処理が不要)、それでも Kindle 3 では文字がかすれ気味で読みにくい反面、Galaxy Tab ではそこそこ読めるようになっています。
さらに文庫本を Galaxy Tab 用に最適化した場合だと、別の文庫本になりますが
という感じで、これはもう不足なく読める状態になります。
☆
また、自炊ではなく出版社からリリースされていたサンプル PDF の事例ですが、新書ベースの PDF でも Galaxy Tab なら
と十分読めます。自炊ならば最適化の過程で余白を落とすことが可能ですから、新書サイズの書籍でも快適に読むことは可能でしょう。
逆に A4 クラスの大型書籍の PDF になると、そのままページ表示は厳しくなります。
もっとも、このような横書き書籍であるならば、Galaxy Tab を横持ちしてスクロールしながら読んでいけば、それなりに読むことはできます(快適かどうかは人それぞれですが)。
ただ、縦書きの本を横持ちで読もうとするのは無理ですね(当然)。
オンラインソフトの中には、自炊した書籍ファイル(画像ファイル)を解析して画像ファイルを分割し、擬似リフローを行うようなソフトもありますので、それらを使えば読めるものも少なくないと思いますが、一定以上のサイズの縦書き書籍は難しいかな、と思います。
とはいえ、これまでの例で判るように
文庫本、新書本、コミック単行本あたりを読むに Galaxy Tab は最適
と言えます。電子インクではなく液晶であるだけに目が疲れやすい欠点はありますが、かすれ気味の Kindle 3 で読むより読みやすいのは事実。自炊書籍リーダーとしては、ずっと向いていると思います。

Leather Case for GALAXY Tab スタンドタイプ 縦
(縦置きスタンド付ケースは貴重)
さて、そんな自炊書籍リーダーとしては現状かなり良いデバイスとして感じる Galaxy Tab ですが、自炊書籍リーダーとして見た場合に欠点といえば(あくまで自炊書籍リーダーという限定的な利用で見た場合)、
重くて厚い
ことに尽きるかと。
バッテリー持続時間については Galaxy Tab でもネット接続を切っていれば余裕で7時間くらい保ちますから、私としてはさほど問題と考えてません。Kindle のような保ちがあれば良いのは言うまでもないですが、色々と構造が違いますからね。
先にも書いた画面解像度が縦ワイドなのは自炊書籍ファイルには微妙というのはありますし、解像度的にも“もう一声”というのはあります。そういう点では、初の Android 3.2 搭載で話題になっている7インチタブレット「Huawei MediaPad」なんかは期待できそうです。
が、Galaxy Tab の画面解像度でも不足があるわけでもなく、先に示したように自炊書籍ファイルを最適化してやれば十分快適に読むことができますので、これも欠点というほどではないと思っています。
けれど、重さと厚みは如何ともし難い。馬鹿みたいに薄くて軽量な Kindle と比較する以前に、やはり本を読むデバイスとしては重すぎるし、いささか厚みがありすぎると感じます。
最初に書いた“自炊元の書籍に近いサイズのデバイスで読むのがベスト”という感覚からも、実際に自炊書籍ファイルを読んでみた感覚からも、Galaxy Tab で読む書籍は文庫本や新書本クラスになりますから、紙書籍と同じ重さとまではいかなくても、
文庫、新書感覚なら、気軽に片手で持って読める重さじゃないとなぁ
とは思います。382g では、ちょっと重い。本を読むデバイスとしては半分くらいになって欲しい…現状は無理でも理想としてはそうなる。
また、厚みに関しては前回の記事でも書いたように iPad 2 を手にしてしまうと Galaxy Tab がやけに厚く感じるし、iPad 2 の薄さによる重量感の軽減を実感していると、Galaxy Tab の厚みは重さを感覚としてキチンと伝わえてしまうなぁ、とも思います。
あと、液晶画面ゆえに仕方ないですが、昼間屋外では見辛いですね…

とまぁ、少し欠点・不満点を書いてみましたが、これはもう現状やむを得ないことばかりですね。それに電子書籍リーダーではなく汎用タブレットデバイスですし。
近く発売される7インチ・タブレット Huawei MediaPad も、厚みは多少抑えてきても重さは Galaxy Tab と変わらないようです。バッテリー持続時間のことを考えると現状は仕方ないのでしょう。
それでも、近い将来には重さ半分とは言わずとも 300g を切るくらいで 1280x720 piexels 解像度の6〜7インチ・タブレットが出てくるでしょうし、それを期待したいところです。そうなれば自炊書籍リーダー、電子書籍リーダーとしてもより使いやすくなるでしょうからね。
そんな軽量な6〜7インチ・タブレットデバイスが登場するのが先か、
階調表現が増した新しい電子インク搭載リーダーが登場するのが先か、
それとも電子書籍ストアに揃う本が満足できるものになって自炊しなくてもよくなるのが先か。
ま、最後はなかなかないと思いますが、前者2つはどうなっていくのか楽しみです。Galaxy Tab はまだ最初の1歩的なデバイスですから、今後には期待したいと思っています。それに
重さを除けば、自炊書籍リーダーとしての Galaxy Tab は優秀
ですからね。
Galaxy Tab 購入の主目的の一つに“自炊書籍リーダー”があった私もまずは満足です。ホント、もうちょっと薄くて軽ければ、最高なんですけどねぇ…
