昨年末に「意外と便利かも? Mac を AirPlay 送信先にできる AirPlayer」という記事を書いたのですが、半年経っても毎日割とアクセスがあるようです。と思ったら、“AirPlay Mac”でググったら上位に来てるのね…恥ずかしい(/_;)

そんなことに先日気づいたので、同様のソフトウェアで、より簡単に使えて最近愛用の airmac を紹介しておきたいと思います。

こちらも、AirPlayer 同様

Mac を AirPlay 対応機器にして
iPhone / iPad から動画や写真を無線 LAN で飛ばして Mac で表示可能に


するソフトウェアです。ちょっと Apple TV もどきにすると言いましょうか。

一見、「iPhone や iPad の動画や写真を Mac に飛ばして表示して何が嬉しいんだ?」ということがあるかもしれませんが、小さなソフトですし、ちょっと入れておくと便利かもしれないのです。


一番便利そうな例としては、Mac mini をリビングその他のテレビに接続している場合。iPhone / iPad に入れてある動画や写真をみんなで見る場合には便利ですし、

iTunes のホームシェアリング設定云々が不要なので簡単


というメリットがあります。

Airmac01
(これはリビングじゃなく私のベッドサイドTVでの mini 接続例)


また、iPhone と MacBook ノートPC を持って出張や旅に出た際に、iPhone の動画や写真をノートPC の大きめ画面で表示したい、なんて時にも使えます。

いずれにしても、限定的な使い方ではありますが、ふだん使わない“あると便利(かも)”ソフトですから、そこは過大な期待は禁物ですが、なにせサッと入れられるフリーウェアですからね。



さて、使い方ですが、まずは Mac 側の準備が必要です。下記サイトの Download ページから zip ファイルをダウンロードします(本稿執筆時点では Airmac-0.3.zip)。

airmac - Airmac - Google Project Hosting

ダウンロードした Zip ファイルを解凍すると、Airmac ソフトウェア本体が現れるので、それをアプリケーションフォルダに移動してから起動します。

ファイアーウォールを有効にした環境では

Airmac02MacSS


というダイアログが表示されますが、これは「許可」します。

以前紹介した AirPlayer は起動すると広告付きのウィンドウが表示されましたが、airmac はメニューバーに常駐するだけです。シンプル!

Airmac03MacSS


上記のように起動が成功するとメニューバーに常駐し、プルダウンメニューも全くもって簡素。ややこしいことは一切なし。

プルダウンメニューの Preference をクリックすると設定メニューとなりますが、こちらも必要最小限。

Airmac04MacSS


「ビデオを再生する時には最初からフルスクリーンで再生する」
「写真のスライドショーはフルスクリーンで表示する」

この2種類の ON/OFF チェックのみ。私は両方ともチェックしています(当然ですね)。



Mac 側に Airmac をインストール・起動しておけば、あとは iPhone / iPad から動画や写真(スライドショー)を飛ばしてやるだけ。

同じ LAN 上に Airmac を起動した Mac があれば、iPhone / iPad の iPod / ビデオアプリを起動して動画を再生した場合、再生・早送りボタンの右に AirPlay のマークが表示されます(Apple TV で AirPlay を使っている人にはお馴染みですね)

Airmac06iPhoneSS


ここをタップしてやると

Airmac07iPhoneSS


こんな感じで、動画表示先を選択することができます。

ここで Airmac と書いてある方をタップしてやると、iPhone / iPad で再生している動画が Mac の画面上で表示されます(バッファリングに少し時間がかかって、再生までタイムラグが生じる場合もあります)。

Airmac09
(iPhone 4 から MacBook Air に動画を AirPlay で飛ばした例)


なお、Mac が無線 LAN を使用している場合は、無線 LAN のプライベートネットワーク機能をオフにする必要があります。初めて AirPlay を試して上記再生画面で AirPlay マークが出てこない場合には、お使いのルーターなどの無線 LAN 設定で、無線LAN 機器同士の通信を禁止する設定を解除してみて下さい。

また、写真の場合も同じで、iPhone の写真アプリでスライドショー表示させたいフォルダの写真を表示させると、右上に AirPlay マークが表示されます。そこをタップすれば、

Airmac08iPhoneSS


というように、先ほどの動画再生と同じような再生先選択メニューが出ますので、AirMac を選択すると写真のスライドショーが Mac の画面上で再生されます。

Airmac10
(iPhone 4 から MacBook Air に写真スライドショーを AirPlay で飛ばした例)


この例では事例写真を取るために iPhone + MacBook Air という、あまり有難味のない事例になっていますが、

大画面に動画や写真を表示して見るのは意外と良いもの


ですし、それは本来 Apple TV の役割なのですが、mini をテレビ繋いでテレビパソコンにするのは、自由度が高くて意外と便利でもあるので、この Airmac と合わせ技で使うのはオススメだったりします。

昨日まで行っていた仙台でも、やっぱり mini をリビングテレビに繋いでいる友人宅にお邪魔した際に、この Airmac をインストールして一緒にミュージックビデオを見ていて、やっぱり良いなぁ…と再実感した次第。

Apple Mac mini/2.4GHz Core 2 Duo/2GB/320GB/SuperDrive DL MC270J/A
Apple Mac mini/2.4GHz MC270J/A

(6万円で買える現行 mini はコンパクトなのに電源内蔵。買い替えたい…)


さて、そんな“ちょっと便利に使えそうな”Airmac ですが、世の中美味い話ばかりではなくて制約もあります。現バージョンでは音楽の AirPlay には非対応です(次バージョンでの ToDo には挙がっています)。

また、Airmac は MacOS X 10.6 (Snow Leopard) 専用なので、10.5 では利用できません。

そして何よりも

iTunes Store でレンタルした映画は Airmac で受信再生できない


という大きな制約があります(iTunes Store で購入した映画については試したことがないので判りません)。

これについては AirPlayer など同種ソフトでも同じで、AirPlay で Airmac を入れた Mac で再生させようとしても

Airmac05MacSS


というエラーダイアログが出て再生できません。

レンタル映画の類に関してはガチガチにコントロールされているので(iPad への転送も「移動」ですしね)、このあたりは仕方ないかな、と思います。

ただまぁ、個人的には最近

「出かける前に iTunes Store でレンタルした映画を出先で iPad で途中まで見て、帰ってきたら Apple TV を接続したリビングのテレビで続きを見る」

なんていうスタイルが結構気に入っているので、これができないとなると

やっぱり Apple TV の代わりにはならないか…


という感じですね。さすがに mini と Apple TV の両方を同じテレビに繋いで使い分けるほどのものでもないですしね…(ウチの場合はベッドサイドテレビには mini、リビングには Apple TV を繋いでいます)。

Apple Apple TV MC572J/A
Apple Apple TV MC572J/A

(日本向けになっていない部分が多すぎて勧めにくい Apple TV。
でも8千円だし、便利なこともあって買って良かったとは思ってる)


そんなわけで、「ちょっと便利な」「あると便利なこともあるかも知れない」というような、超限定的便利ソフトの Airmac。小さなフリーウェアですから、Mac に忍ばせておくのも良いかも知れません。

ただ、認証なしで飛ばせてしまうので、出先で使う Mac では使う時だけ起動というスタイルにしておきましょう。

また、この Airmac は簡単さ優先のソフトですが、以前に紹介した「AirPlayer」も半年前からかなり進化していて、色々と使いこなしたい向きにはそちらの方が良いかも知れません。Leopard ユーザー的には AirPlayer ですしね。

Index of /ftp/AirPlay

上記のサイトには AirPlayer 以外の色々な AirPlay 絡みのソフトがある(AirPlay の受信側じゃなく送信側になる AirFlick とかも!)ので、色々やりたい人は他のソフトウェアも試されるのが良いでしょう :-)