各分野の定番ソフトを抱えつつ、しかし強気なお値段をいつまでも崩さない&日本語版は英語版に比べて驚きの付加価値設定で有名な Adobe 様が、

Elements を含む Photoshop ユーザーや他社現像ソフトユーザーには
Lightroom 3 を通常価格の3分の1で販売


という、なんとも Adobe らしくない太っ腹企画を打ち出してきました。

アドビストア - Photoshop Lightroom 3 乗換え/特別提供版

基幹製品ではないとはいえ Photoshop の名を冠した製品に対してのセールなんて Adobe としては珍しいので、Lightroom3  の売上が想定以下なのか?と思ったり、長い Adobe ユーザーならば

甘い餌で釣った後すぐに Lighroom 4 を出して
Adobe税 アップグレード料狙いなの?


と思わず穿ってしまいます(笑)。なにせ Adobe はバージョンアップすると、速攻で前バージョンの RAW サポートを打ち切りますから、結局バージョンアップする羽目になることもありますからね…

個人的に Lighroom はファーストリリース前の長いβ期間の時から試していたり、その後もバージョンアップするたびに試しているのですが、自分のワークフロー的には Photoshop CS + Bridge の方が向いていたので、購入に至っていませんでした。

そんなこともあって少し逡巡したのですが、お買い得すぎる価格に釣られてしまいました(笑)



CS ユーザーや他社現像ソフトユーザーのみならず、Photoshop Elements ユーザーも1万円強で Lightroom 3 が買えるのはお買い得でしょう。Elements は「Photoshop サブセット」として廉価グラフィックソフトの定番ですが、写真を撮ってる人が Elements からステップアップするにはちょうど良い条件かと。

Mac だと最初は iPhoto だけで十分満足し(一応は写真管理もこなしますからね)、そこから iPhoto では物足りないレタッチソフトとして Photoshop Elements を選ぶ人は多いですし、Elements を持っていれば+1万円強で Lightroom というのは、Adobe も考えているのでしょう。

AdobeLightroom3Special3
(自分の既存ワークフローにどう組み込むか、置き換えるかは手探り中)


ところで、この「特別提供版」ですが、単に店頭の乗換え/特別提供パッケージを購入するだけではなく

申請書を必要事項を記入して送付しろ


という、なんか良くわからんことが書いてあり、それについて何人かの友人から質問を受けたので、どういったことをするのか、私の場合で記しておきます。


Adobe は Photoshop Lightroom 3.0 乗換え/特別提供版について、専用パッケージの購入だけでなく Photoshop や他社現像ソフトのシリアルを書いた申請書を提出せよとあります。その手順は

  1. このページの下の方にある「申請書をダウンロードする」ボタンから PDF を表示・保存する

  2. 申請書に、Photoshop や他社現像ソフトのシリアル番号や個人情報、完了通知先を記入する

  3. 記入済みの申請書を電子メール添付か FAX か郵送で送付する

  4. しばらくすると、指定した完了通知先(電子メールまたは FAX)に申請完了の案内が届く


という形でした。

一番手っ取り早いのは、申請書に内容記入して電子メール添付で送るか FAX だと思いますが、FAX の電話代を取られるのもアホらしいので、電子メール添付で行いました。

ダウンロードした PDF ファイルに情報を挿入修正して保存してメールで送っても良いのだろうとは思いましたが、なんとなく一度プリントして、手書きで記入して、それをスキャンするというアナログな方法で申請書を作って電子メール添付して送付しました。

AdobeLightroom3Special1
(メール添付で送った申請書…モザイクばかりで載せる意味はありませんが ^^;)


そして、電子メールで申請書を送付後3〜4日してから申請完了のメールが届きました。内容は単なる事務手続き完了のメール。

AdobeLightroom3Special2
(申請完了メールの内容)


ん?それだけ?なんか登録する意味はあったのか?と思いましたが、よくよく考えるとバージョンアップ版などと違って、Lightroom 3 乗換え/特別提供版ではインストール後のシリアル入力が Lightroom 3 のものだけで、利用条件チェックはなかったので、それを申請書による手動チェックするということですかね…

Lightroom 3 のユーザー登録自体はいつも通りの Adobe 方式(Lightroom インストール時ないしソフトウェアから行う)であって、上記の申請書とは別途やることになります。ですので、申請完了に関係なく普通に使えますから、後から暇な時にやれば良いような気がします。期限も書かれていませんしね。

というか、インストール時のチェックがアレなので、使おうと思えば誰でも安く使(以下略 わけですが…まぁ将来のアップデートに関してはユーザー登録と申請をちゃんとチェックをしようということかもしれません。なにせ、Adobe ですからね。

AdobeLightroom3Special4
(凝ったことは Photoshop 任せだが、写真の主な調整・現像するだけなら手早く処理できる)


というわけで、なかなかお買い得セールの Lightroom 3 乗換え/特別提供版。自分のワークフロー的に、特に必要としてなかったにも関わらず、つい購入。完全に Adobe の思う壺です…

本当なら未だ CS4 の Photoshop をバージョンアップする方が先ですし、現像ソフトを買うなら Capture One Pro 6 を買いたかったのですが、CS のバージョンアップはプラグインもバージョンアップする必要があるので結構お金がかかるし、Capture One も高いし…と思っていたら、Adobe の餌に引っかかってしまいました。

毎度よくある、上位 Creative Suite への優待アップグレードの誘惑に対しては、後々の Adobe 税のことを考えて抑えこんできたのですが、Lightroom 3 はついつい…(^^;



この Lightroom は RAW 現像や簡単な写真レタッチだけでなく写真管理ソフトな部分も持っているので、写真の統合ソフトとしては(初期バージョンから)良くできていると思っています。iPhoto ほど取っ付きやすくもないし、見せ方はあくまでオールドタイプですけど。

個人的には、画像管理はフォルダ単位で手動管理しているので、ソフト独自でデーターベースを作られるのは好みでなく、それが Lightroom も含めて“画像管理もやりますよ”的な現像ソフトを導入してこず、むしろ Adobe Bridge の方を好んでいた理由でした。

私の場合、写真のセレクト作業を Digital Photo Professional」でやり、そこから先は Adobe Bridge + CameraRAW + Photoshop の組み合わせで処理して満足していたため、Lightroom 3 が自分のワークフローに今後マッチするかどうかは判らないのですが、せっかく買ったので何とか使い道を見出したいとは思っています。

今のところ、撮影した写真の取捨選択→現像・レタッチの流れに組み込むかどうかは微妙ですが、Lightroom が独自につくるカタログ機能のプレビューキャッシュ画像のサイズが大きいので、それを生かして外部 HDD にバックアップ保存した画像のライブラリ管理にでも使おうかな、と。それだけではちょっと勿体無い気もしますが…

Adobe Photoshop Elements 9 日本語版 Windows/Macintosh版
Adobe Photoshop Elements 9 日本語版 Win/Mac版

(文字を入れたり、レイヤー組んだり…となると Photoshop の出番
Elements は LE版みたいにシンプルなソフトに戻って欲しいけどね)


アドビストア - Photoshop Lightroom 3 乗換え/特別提供版